保育原理一覧

H28前:保育原理⑧【児童の権利に関する条約】第12条

平成28年度前期試験 保育原理 問8
 次の文は、「児童の権利に関する条約」第 12 条の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
締約国は、自己の意見を形成する能力のある児童がその児童に影響を及ぼすすべての事項について(A 自由 )に自己の意見を表明する権利を確保する。この場合において、児童の意見は、その児童の(B 年齢 )及び(C 成熟度 )に従って相応に考慮されるものとする。
(組み合わせ)
   A   B    C
1 周囲  年齢   環境
2 自由  年齢  成熟度
3 周囲  能力  成熟度
4 自由  能力   発達
5 周囲  年齢   発達
正答:2


H28前:保育原理⑨【保育所保育指針】保育の内容

平成28年度前期試験 保育原理 問9
 次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

保育士等が、「(A ねらい)」及び「内容」を具体的に把握するための(B 視点)として、「(C 養護)に関わる(A ねらい)及び内容」と「(D 教育)に関わる(A ねらい)及び内容」との両面から示しているが、実際の保育においては、(E 養護と教育)が一体となって展開されることに留意することが必要である。

(組み合わせ)
   A    B   C   D     E
1 ねらい  視点  養護  教育  養護と教育
2  目標   活動  保育  福祉  保育と福祉
3 ねらい  活動  福祉  健康  福祉と健康
4  目標   視点  養護  教育  養護と教育
5 ねらい  視点  福祉  教育  福祉と教育
正答:1


H28前:保育原理⑩【事例】3歳児クラス、遊びとけんか

平成28年度前期試験 保育原理 問 10
 次の保育所での3歳児クラスの【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
昼食後、思い思いに遊んでいるときに、S君は一人で図鑑を見ている。T君とU君は段ボールや椅子を使い、いつも遊んでいる家を作り始める。つぶれた段ボールを見つけた二人が「これ屋根にするか!」と言いながら、その段ボールを持って家に戻ると、いつの間にか家の中にいたS君が「それはそこじゃない!」と強い口調で言う。T君とU君は少し不満そうであったが何も言わずにいる。
S君が「そうだ!これを屋根にすればいい」と床に敷いていたマットを持ち上げる。T君は「そうだ。それを屋根にするか」と一緒に作り始める。そのそばで、ままごと遊びを始めたU君がままごとの机を動かしていると、S君が「机を動かさないで!」と言う。

【設問】
「保育所保育指針」第1章「総則」の(2)「保育の方法」、第2章「子どもの発達」、第3章「保育の内容」の2「保育の実施上の配慮事項」に基づいた保育士の対応として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「お昼寝の前だから、おうちなんかを作ったりしないで、絵本を読んで静かに待っていようね」と3人に声をかける。→×
  2. S君はわがままだと思うので、「S君、いつも自分の思うようにばかりしないで、仲よく遊ぼうよ」と声をかける。→×
  3. T君にはもっと強く自分の意思を持ってほしいので、S君の提案を受け入れて一緒に遊んでいるT君に「自分たちが作っていたのに、それでいいの?」と声をかける。→×
  4. U君にはもっと強く自分の意思を持ってほしいので、「U君、どうして、おうち作りをやめてしまうの?」と声をかける。→×
  5. 最近、3人は一緒になったり離れたりしながら遊んでいるので、もう少し様子を見ることにする。→

正答:5 × × × × ○


H28前:保育原理⑪【保育所保育指針】子どもの発達

平成28年度前期試験 保育原理 問 11
次の表は、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の2「発達過程」及び第3章「保育の内容」の2「保育の実施上の配慮事項」の一部から作成したものである。表中のA~Eにあてはまるア~オの記述の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

年齢 発達過程 配慮事項
おおむね
6か月から
1歳3か月
未満
身近な大人との関係の中で、自分の意思や欲求を身振りなどで伝えようとし、大人から自分に向けられた気持ちや簡単な言葉が分かるようになる。 乳児 A
おおむね
2歳
盛んに模倣し、物事の間の共通性を見いだすことができるようになる。 3歳
未満児
B
おおむね
3歳
C 3歳
以上児
・けんかなど葛藤を経験しながら次第に相手の気持ちを理解し、相互に必要な存在であることを実感できるよう配慮すること。

・様々な遊びの中で、全身を動かして意欲的に活動することにより、体の諸機能の発達が促されることに留意し、子どもの興味や関心が戸外にも向くようにすること。

おおむね
5歳
D
おおむね
6歳
E

ア 仲間とともに活発に遊ぶ。言葉により共通のイメージを持って遊んだり、目的に向かって集団で行動することが増える。さらに、遊びを発展させ、楽しむために、自分たちで決まりを作ったりする。
E
イ 一人一人の子どもの生育歴の違いに留意しつつ、欲求を適切に満たし、特定の保育士が応答的に関わるように努めること。
A
ウ 友達との関わりが多くなるが、実際には、同じ場所で同じような遊びをそれぞれが楽しんでいる平行遊びであることが多い。
C
エ 情緒の安定を図りながら、子どもの自発的な活動を促していくこと。
B
オ 身近な大人に甘え、気持ちを休めることもあるが、様々な経験を通して自立心が一層高まっていく。
E
正答:1 イ エ ウ ア オ


H28前:保育原理⑫【保育所保育指針】保育の内容等の自己評価

平成28年度前期試験 保育原理 問 12
 次の文は、「保育所保育指針」第4章「保育の計画及び評価」の2「保育の内容等の自己評価」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育士等の自己評価は、保育が計画通りに実践されていること、および活動の結果を重視するものである。→×
  2. 保育士等の自己評価は、自らの保育実践の振り返りとともに、職員相互の話し合い等を通じて、保育の質の向上及び保育実践の改善に努めることにつながるものである。正答:→
  3. 保育所の自己評価は、保育所保育指針に記載の項目によるものとする。→×
  4. 保育所の自己評価は、保育の質の向上を図るために保育士等の自己評価を踏まえて、保育所の保育の内容等について自ら評価を行い、その結果を公表しなければならない。→×
  5. 保育所は、保育内容等の評価に関して、保護者や地域住民等の意見を聴くことが望ましい。→


正答:4 × ○ × × ○


H28前:保育原理⑬【保育所保育指針】保育の内容

平成28年度前期試験 保育原理 問 13
 次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」のウ「環境」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 好きな玩具や遊具に(A 興味)を持って関わり、様々な遊びを楽しむ。
  • 自然に触れて生活し、その大きさ、美しさ、(B 不思議さ)などに気付く。
  • (C 生活)の中で、様々な物に触れ、その( D 性質)や仕組みに興味や関心を持つ。
  • 季節により自然や(E 人間の生活)に変化のあることに気付く。

(組み合わせ)
   A    B    C   D     E
 興味  不思議さ  生活  性質  人間の生活
2 興味  不思議さ  生活  形状  社会の事象
3 意欲   偉大さ   遊び  性質  人間の生活
4 意欲  不思議さ  遊び  形状  社会の事象
5 意欲   偉大さ   生活  性質  社会の事象
正答:1


H28前:保育原理⑭【事例】保育所でのトイレトレーニング

平成28年度前期試験 保育原理 問 14
 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Gちゃん(1歳 11 か月)の担当保育士は、排泄への対応について日々悩んでいる。今日も食事前のおむつ交換の時、大好きな自動車に乗っているGちゃんに、保育士が「Gちゃんおしっこ出たかな?見せてくれる?」とトイレに誘うと、Gちゃんはいつものように、「いやーだ!」とその自動車に乗ったまま保育士から離れていく。
【設問】
「保育所保育指針」第1章「総則」の(2)「保育の方法」、第2章「子どもの発達」、第3章「保育の内容」の2「保育の実施上の配慮事項」に基づいた保育士の対応として最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 集中して食事をすることができるように「この前みたいに、おしっこ出ちゃうよ。今しておこうよ」と言い、おむつを替える。→×
  2. 「今は行きたくないの?」と言いながら、「この自動車でトイレの入り口まで行ってみようよ」と誘う。→
  3. 忙しい家庭の事情や保護者が何とか楽になるようにと考え、「いつもいやだって言ったら、ママが悲しいって言うよ。早く替えようよ」と声をかける。→×
  4. Gちゃんの排泄のリズムを表に付けて、トイレに誘う時間を決め、その時間通りにトイレに連れていく。→×
  5. みんなそろって食事ができるように「お友だちはみーんな、おむつ替えてるよ。Gちゃんも早く替えようよ」と声をかける。→×

正答:2


H28前:保育原理⑮【保育所保育指針】保育の計画

平成28年度前期試験 保育原理 問 15
 次の文のうち、「保育所保育指針」第4章「保育の計画及び評価」の1「保育の計画」の一部として、不適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 施設長、保育士などすべての職員による適切な役割分担と協力体制を整えること。→
  2. 子どもが行う具体的な活動は、生活の中で様々に変化することに留意して、ルールや規範にのっとった活動を展開できるよう必要な援助を行うこと。→×
  3. 子どもの主体的な活動を促すためには、保育士等が多様な関わりを持つことが重要であることを踏まえ、子どもの情緒の安定や発達に必要な豊かな体験が得られるよう援助すること。→
  4. 保育士等は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化などに即して保育の過程を記録するとともに、これらを踏まえ、指導計画に基づく保育の内容の見直しを行い、改善を図ること。→
  5. 一人一人の子どもの生育歴、心身の発達、活動の実態等に即して、すべての子どもについて個別的な計画を作成しなければならない。→×

正答:3 B E


H28前:保育原理⑯保育所における苦情解決

平成28年度前期試験 保育原理 問 16
 次の文は、保育所における苦情解決に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育所での苦情解決は、苦情解決担当者である市町村長の下に行う。→×
  2. 保護者等の意向を受け止めながら、保育所の考えや保育の意図などを十分に説明するとともに、改善や努力の意思を表明する。→
  3. 苦情に関しての検討内容や解決までの経過を記録し、職員会議などで共通理解を図る。→
  4. 苦情解決とは、保育所の説明責任や評価とともに、保育の内容を継続的に見直し、改善し、保育の質の向上を図っていくための仕組みである。→
  5. 苦情に関しては、中立性と公正性を保つために第三者のみによる苦情処理委員会で解決を図る。→×

正答:3 × ○ ○ ○ ×


H28前:保育原理⑯保育所における苦情解決

平成28年度前期試験 保育原理 問 16
 次の文は、保育所における苦情解決に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育所での苦情解決は、苦情解決担当者である市町村長の下に行う。→×
  2. 保護者等の意向を受け止めながら、保育所の考えや保育の意図などを十分に説明するとともに、改善や努力の意思を表明する。→
  3. 苦情に関しての検討内容や解決までの経過を記録し、職員会議などで共通理解を図る。→
  4. 苦情解決とは、保育所の説明責任や評価とともに、保育の内容を継続的に見直し、改善し、保育の質の向上を図っていくための仕組みである。→
  5. 苦情に関しては、中立性と公正性を保つために第三者のみによる苦情処理委員会で解決を図る。→×

正答:3 × ○ ○ ○ ×


H28前:保育原理⑰【保育所保育指針】保育の内容、乳児保育に関わる配慮事項

平成28年度前期試験 保育原理 問 17
 次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の(2)「乳児保育に関わる配慮事項」の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 乳児は疾病への抵抗力が弱く、心身の機能の未熟さに伴う疾病の発生が多いことから、一人一人の発育及び(A 発達状態)や健康状態についての適切な判断に基づく保健的な対応を行うこと。
  • 乳児保育に関わる職員間の連携や嘱託医との連携を図り、第5章(健康及び安全)に示された事項を踏まえ、適切に対応すること。(B 栄養士及び看護師)等が配置されている場合は、その専門性を生かした対応を図ること。
  • 保護者との信頼関係を築きながら保育を進めるとともに、保護者からの(C 相談)に応じ、保護者への支援に努めていくこと。
  • 担当の保育士が替わる場合には、子どものそれまでの(D ※経験)や発達過程に留意し、職員間で協力して対応すること。

(組み合わせ)
    A        B       C    D 
1 発達状態  保健師及び臨床心理士  相談  生育歴
2 発達状態   栄養士及び看護師   相談   経験
3 発達過程  看護師及び臨床心理士  要望   経験
4 発達過程   栄養士及び保健師   要望  生育歴
5 発達過程  栄養士及び社会福祉士  相談  生育歴
正答:2

※新保育所保育指針では「成育歴」に変更


H28前:保育原理⑱【保育所保育指針】保護者に対する支援

平成28年度前期試験 保育原理 問 18
 次の文は、「保育所保育指針」第6章「保護者に対する支援」の3「地域における子育て支援」の一部である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育に支障がない限りにおいて、地域の実情や当該保育所の体制等を踏まえ、(中略)地域の保護者等に対する子育て支援を積極的に行うよう努める。→
  2. 施設長の判断により、地域の関係機関、団体等との積極的な連携及び協力を図る。→×
  3. 子育て支援に関わる地域の人材の積極的な活用を図るよう努める。→
  4. 地域の要保護児童への対応など、地域の子どもをめぐる諸課題に対し、要保護児童対策地域協議会など関係機関等と連携、協力して取り組むよう努める。→

正答:2 ○ × ○ ○ 


H28前:保育原理⑲⑳【事例】

平成28年度前期試験 保育原理 問 19 ~問 20
 次の保育所での【事例】を読んで、問 19 ~問 20 に答えなさい。
【事例】
J君(5歳)がKちゃん(5歳)の乗っている一輪車を使いたいと何度も話したが、貸してくれないため、一輪車を無理矢理取ろうとしてもみあいになった。そばにいたLちゃん(6歳)が、中に入って 2 人を引き離そうとしたところ、3人とも転んでLちゃんは足を怪我してしまった。保育所ではすぐにLちゃんの保護者に連絡をし、了承を得て病院で処置をしてもらい、その日は病院に迎えに来た保護者とともに直接帰宅した。
 
問 19 「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」、第3章「保育の内容」の(4)「3歳以上児の保育に関わる配慮事項」に基づいた保育士が行う子どもへの対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. Kちゃんに対して、一輪車を貸さなかったことを注意する。→×
  2. J君に対して、無理矢理取ろうとしたことが、Lちゃんの怪我につながったと話す。→×
  3. どうすれば良かったのかを子ども達と一緒に考える。→
  4. Lちゃんが2人のもみあいを止めようとした気持ちを受け止める。→
  5. 子ども達を集めて、一輪車を使う順番は保育士が決めることを伝え、守るように指導する。→×

正答:5 × × ○ ○ ×

問 20 「保育所保育指針」第5章「健康及び安全」、第6章「保護者に対する支援」に基づいた保育士が行うLちゃんの保護者への対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. Lちゃんに怪我をさせたことを謝罪する。→
  2. このようなことが再発しないように、LちゃんがJ君やKちゃんと一緒にならないよう気を付けると伝える。→×
  3. 翌日、元気に登園してきたので、保護者をこれ以上心配させないように、昨日の出来事について保育士からの説明はしない。→×
  4. 保護者が安心するように、Lちゃんの保育所でのその後の様子を詳細に伝える。→
  5. 保護者からLちゃんの怪我の回復経過や家庭での様子について丁寧に聴く。→

正答:3 ○ × × ○ ○


H27地:保育原理①【保育所保育指針】第1章「総則」保育の方法

平成27年度地域限定試験 保育原理 問1 
次の文のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」の(2)「保育の方法」の一部として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子ども相互の関係作りや互いに尊重する心を大切にし、集団における活動を効果あるものにするよう援助すること。→
  2. 一人一人の子どもの状況や家庭及び地域社会での生活の実態を把握するとともに、子どもが安心感と信頼感を持って活動できるよう、子どもの主体としての思いや願いを受け止めること。→
  3. 子どもの発達について理解し、一人一人の発達過程に応じて保育すること。その際、教育的側面に関しては、子どもが平等に経験できるように一斉保育を通して援助すること。→×
  4. 子どもの情緒の安定には生活リズムの確立が重要であることから、その乱れを修正するためには家庭の協力を得ながら、保育所の日課に沿った生活ができるように援助すること。→×
  5. 一人一人の保護者の状況やその意向を理解、受容し、それぞれの親子関係や家庭生活等に配慮しながら、様々な機会をとらえ、適切に援助すること。→

3 ○ ○ × × ○


H27地:保育原理②【保育所保育指針】改定の背景

平成27年度地域限定試験 保育原理 問2 
次の文は、2008(平成 20)年に告示された「保育所保育指針」の改定の背景についての記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 家庭や地域において人や自然と関わる経験が少なくなったり、子どもにふさわしい生活時間や生活リズムがつくれないことなど子どもの生活が変化したこと。 →
  2. 不安や悩みを抱える保護者が増加し、養育力の低下や児童虐待の増加などが指摘されていること。 →
  3. 保育所における質の高い養護と教育の機能が強く求められていること。 →
  4. 保育所の役割・機能を再確認し、家庭の協力を得ずに保育する必要性が求められていること。 →×
  5. 少子化が進み、家庭や地域の子育て力の低下が指摘されていること。 →

正答:4

4は、明らかに✕ってわかりますね( ・∀・)

☆新保育所保育指針

ウ 保育所は、入所する子どもを保育するとともに、家庭や地域の様々な社会資源との連携を図りながら、入所する子どもの保護者に対する支援及び地域の子育て家庭に対する支援等を行う役割を担うものである。

☆新保育所保育指針 第1章総則 1保育所保育に関する基本原則 (1)保育所の役割


H27地:保育原理③【保育所保育指針】第3章「保育のねらい及び内容」

平成27年度地域限定試験 保育原理 問3
 次の表は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の1「保育のねらい及び内容」の一部から作成したものである。表中のA~Eにあてはまるア~カの記述の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

領域 ねらい 内容
健康  ・自分の体を十分に動かし、進んで運動しようとする。
・健康、安全な生活に必要な習慣や態度を身に付ける。
・A
・いろいろな遊びの中で十分に体を動かす。
・進んで戸外で遊ぶ。
人間関係 ・B
・身近な人と親しみ、関わりを深め、愛情や信頼感を持つ。
・安心できる保育士等との関係の下で、身近な大人や友達に関心を持ち、模倣して遊んだり、親しみを持って自ら関わろうとする。
・C
言葉 ・自分の気持ちを言葉で表現する楽しさを味わう。 ・D
・保育士等や友達の言葉や話に興味や関心を持ち、親しみを持って聞いたり、話したりする。
表現 ・E
・生活の中でイメージを豊かにし、様々な表現を楽しむ。
・生活の中で様々な出来事に触れ、イメージを豊かにする。
・様々な出来事の中で、感動したことを伝え合う楽しさを味わう。

ア 保育士等や友達との安定した関係の中で、共に過ごすことの喜びを味わう。 →C
イ 保育士等や友達と触れ合い、安定感を持って生活する。 →A
ウ 近隣の生活に興味や関心を持ち、保育所内外の行事などに喜んで参加する。
エ 保育所生活を楽しみ、自分の力で行動することの充実感を味わう。 →B
オ 保育士等と一緒にごっこ遊びなどをする中で、言葉のやり取りを楽しむ。 →D
カ 感じたことや考えたことを自分なりに表現して楽しむ。 →E

正答:3イエアオカ


H27地:保育原理④倉橋惣三

平成27年度地域限定試験 保育原理 問4 
次の文は、倉橋惣三が提唱した保育案に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 『系統的保育案の実際』は、幼児教育における本格的な系統的カリキュラムとしてまとめられた書である。 →
  2. 「誘導保育案」は、幼児の興味に合致した主題を保育に取り入れ、その主題のもつ誘導力を利用して幼児の活動を系統づけ、発展させることを企図した保育案である。 →
  3. 日本の子どもたちの生活文化に根差した保育案の作成には、諸外国における保育のあり方は参考にならないとして考慮しなかった。 →×
  4. 恩物の操作の指導方法を中心とする、小学校の時間割を模した保育案であった。 →×

1 ○ ○ × ×


H27地:保育原理⑤エレン・ケイ、松野クララ、ハウ

平成27年度地域限定試験 保育原理 問5 
 次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の人名を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 『児童の世紀』を著し、子どもの自己決定力の育成や体罰の拒否等を主張した。
    エレン・ケイ
  2. ドイツの幼稚園教員養成学校を卒業後、東京女子師範学校附属幼稚園の首席保姆に任じられ、日本人保姆などにフレーベルの保育理論と実際を伝えた。その保育は子ども本位の自然に親しむことが重視された。
    松野クララ
  3. アメリカでの幼稚園長の経験を経て、頌栄幼稚園および頌栄保姆伝習所を開設した。
    ハウ

【Ⅱ群】
ア 松野クララ
イ マクミラン(McMillan, M.)
ウ エレン・ケイ(Key, E.)
エ ハウ(Howe, A.L.)

正答:4 ウ ア エ


H27地:保育原理⑥オーベルランとオーエン

平成27年度地域限定試験 保育原理 問6 
 次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の人名を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 経営する工場の労働者家族のために教育施設を開設し、そこに「幼児学校」を置いた。
    オーエン
  2. 1769 年フランスに幼児保護施設を開設し、幼児に良い生活習慣、道徳、標準フランス語、歌などを指導した。
    オーベルラン
  3. 強い使命感をもつ牧師であり、赴任地の村に道路を敷設したり農法を改良するなど、村民の生活向上を目指した。
    オーベルラン
  4. 自著の『新社会観』(1813)では、人間の性格は環境に根差すものであり、環境を改善すれば人間はより良く形成されるとする人間観を描いた。
    オーエン

【Ⅱ群】
ア オーベルラン(Oberlin, J.F.)
イ オーエン(Owen, R.)

正答:3 イ ア ア イ


H27地:保育原理⑦重要人物、フレーベル、モンテッソーリ、ブルーナー

平成27年度地域限定試験 保育原理 問7 
 次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の人名を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 人間の本性は善であり、人間の教育は自己の活動を通して内部から発展させることにあるとした。子どもの自己活動は遊びの中でもっともよく実現されるとし、保育における遊びの重要性を説いた。
    フレーベル
  2. 主に感覚器官を訓練することで、知的、精神的発達を導くとし、自ら教具を考案して実際に用いた。
    モンテッソーリ
  3. どのような知的教科であっても、方法次第で発達のどの段階のどの子どもにも教えられるという仮説を提示した。
    ブルーナー

【Ⅱ群】
ア ブルーナー(Bruner, J.S.)
イ フレーベル(Fröbel, F.W.)
ウ ヘファナン(Heffernan, H.)
エ モンテッソーリ(Montessori, M.)
オ ヴィゴツキー(Vygotsky, L.S.)

正答:2 イ エ ア


H27地:保育原理⑧【児童の権利に関する条約】第7条穴埋め

平成27年度地域限定試験 保育原理 問8
 次の文は、「児童の権利に関する条約」第7条の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

児童は、出生の後直ちに登録される。児童は、出生の時から氏名を有する権利及び(A 国籍)を取得する権利を有するものとし、また、できる限りその(B 父母)を知りかつその(B 父母)によって(C 養育)される権利を有する。

(組み合わせ)
   A    B   C
1 市民権  父母  養育
2  国籍   家族   愛
3  住所   父母  養育
4 市民権  家族   愛
5  国籍   父母  養育

正答:5


H27地:保育原理⑨【保育所保育指針】第3章「保育の内容」

平成27年度地域限定試験 保育原理 問9 
 次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

「養護」とは、子どもの生命の保持及び情緒の安定を図るために(A 保育士等)が行う援助や関わりである。また、(B  「教育」)とは、子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助であり、「健康」、「人間関係」、「環境」、「言葉」及び「表現」の(C 五領域)から構成される。この(C 五領域)並びに「生命の保持」及び「情緒の安定」に関わる保育の内容は、子どもの(D 生活や遊び)を通して相互に関連を持ちながら、(E 総合的に)展開されるものである。

(組み合わせ)
     A      B   C    D      E

  1. 保育士と保護者 「教育」 五分野  24時間   発展的に
  2.  保育士等   「教育」 五領域 生活や遊び  総合的に
  3. 保育士と保護者 「保育」 五領域   遊び   未来に向けて
  4. 保育士等   「保育」 五要素 生活や遊び 未来に向けて
  5.  保育教諭等  「教育」 五要素  24時間   総合的に

正答:2


H27地:保育原理⑩【事例】5歳児クラスの遊びとねらい

平成27年度地域限定試験 保育原理 問 10 
 次の保育所での5歳児クラスの【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
運動会や収穫祭も終わって、保育士は子どもたちが夢中になって遊べる遊びを考えた。(A)遊びがどう展開するかわからないが、ペットボトルにビーズをたくさん入れてキラキラしたシールをたくさん貼っていると「わーっ何?見せて」と2人の子どもたちが寄って来た。(B)「先生の大事なもの!」と言って走り出すと「いいじゃん、みせて」と追いかけてくる。(C)最初はわざととられ、今度はそれをとり返しに追いかける。子どもからとり返して近くのタイヤに入れて「やったー」と喜ぶ保育士に、子どもは「えっ!!」と言いながら、タイヤの中から(D)ペットボトルを奪い逃げていく。保育士は再び追いかけてとり返し、またもとのタイヤのところに入れて「どーだ!」と自慢する。子どももそのペットボトルを奪い、走り回って同じようにタイヤに入れ「イェーイ!」と言う。取ったり取り返したりを繰り返していると、そこへ「先生、何やってるの?」と他の子どもが寄ってくる。(E)「よくわからないけど、おもしろいよ!だからそれ(ペットボトル)とって!」というと、寄ってきた子どもが「よーし」とペットボトルを持って走りだし、これまでの遊ぶところを見ていたのだろう、タイヤにペットボトルを入れる。

【設問】 「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の2「発達過程」のおおむね5歳及び6歳の姿、第3章「保育の内容」の2「保育の実施上の配慮事項」に基づいたとき、下線部(A)~(E)のそれぞれに対する保育士の振り返りとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 下線部(A)については、どう展開するかわからないというのではなく、ねらいを定めた遊びを展開することが大切である。 →×
  2. 下線部(B)については、子どもが戸惑うことがないように、保育士が遊びの説明をしてから行動することが大切である。 →×
  3. 下線部(C)については、どう展開するかわからなかったが、わざととられたり、今度はとり返したりということが、子どもの興味を引いたので、動きながら遊びを作っていくことも大切である。 →
  4. 下線部(D)については、子どもたちが夢中になって遊ぶためには、子どもと一緒に遊びながら遊びのルールを作っていくことも大切である。 →
  5. 下線部(E)については、子どもたちがすぐに夢中になって遊べるように、最初にルールを決めてから遊びを展開することが大切である。 →×

 

4 × × ○ ○ ×


H27地:保育原理⑪【保育所保育指針】第2章(新保育所保育指針×)

平成27年度地域限定試験 保育原理 問 11 
次の文は、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の2「発達過程」の一部である。これらを発達過程の順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 自我がよりはっきりしてくるとともに、友達との関わりが多くなるが、実際には、同じ場所で同じような遊びをそれぞれが楽しんでいる平行遊びであることが多い。
  2. 仲間の意思を大切にしようとし、役割の分担が生まれるような協同遊びやごっこ遊びを行い、満足するまで取り組もうとする。
  3. 自分の意思や欲求を身振りなどで伝えようとし、大人から自分に向けられた気持ちや簡単な言葉が分かるようになる。
  4. 仲間とともに活発に遊ぶ。言葉により共通のイメージを持って遊んだり、目的に向かって集団で行動することが増える。
  5. 仲間とのつながりが強くなる中で、けんかも増えてくる。その一方で、決まりの大切さに気付き、守ろうとするようになる。

正答:5 C→A→E→D→B


H27地:保育原理⑫【保育所保育指針】第4章「保育の計画及び評価」

平成27年度地域限定試験 保育原理 問 12 
 次の文は、「保育所保育指針」第4章「保育の計画及び評価」の(3)「指導計画の作成上、特に留意すべき事項」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 3歳未満児については、一人一人の子どもの(A 生育歴)、心身の発達、活動の実態等に即して、個別的な計画を作成すること。
  • 3歳以上児については、(B )の成長と、子ども相互の関係や(C 協同的な)活動が促されるよう配慮すること。
  • 異年齢で構成される組やグループでの保育においては、一人一人の子どもの生活や(D 経験)、(E 発達過程)などを把握し、適切な援助や環境構成ができるよう配慮すること。

(組み合わせ)
    A  B   C   D   E
1 家庭状況 個  集団  遊び 興味関心
2 生育歴 心身 協同的な 遊び 興味関心
3 家庭状況 個  集団  経験 発達過程
4 生育歴 個 協同的な 経験 発達過程
5 生育歴 心身 協同的な 経験 興味関心
正答:4


H27地:保育原理⑬【事例】3歳児クラス、子どものけんか

平成27年度地域限定試験 保育原理 問 13 
 次の保育所での3歳児クラスの【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
4月の初め、進級児のYちゃんが使っていたらしい玩具を、新入児のU君がだまって持っていこうとして、2人で玩具を引っ張りあっている。しばらく「Yちゃんが使っていたの」「U君の」と、どちらも玩具の所有を主張して譲らない。そのうち進級児のYちゃんが玩具を持って逃げ回る。すると、新入児のU君が大声で泣きながらYちゃんを追いかけて叩きそうになったので、保育士はU君の手を押さえた。

【設問】
「保育所保育指針」第1章「総則」の(2)「保育の方法」、第2章「子どもの発達」、第3章「保育の内容」の2「保育の実施上の配慮事項」に基づいた保育士の言葉がけとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「Yちゃん、そのおもちゃはYちゃんが使っていたの?」「U君、U君も使いたかったの?」 →
  2. 「U君もYちゃんもケンカしたらいけないよ。このおもちゃはみんなのだから、先生があずかっておくね。」 →×
  3. 「Yちゃん、U君は新しく保育所に入ったばかりでよくわからないのだから、かしてあげなさい。」 →×
  4. 「U君、Yちゃん、どうして、取り合いになったのかな?どうすればよかったか先生に教えて。」 →×

正答:3 ○ × × ×


H27地:保育原理⑭【保育所保育指針】第4章「保育の計画及び評価」

平成27年度地域限定試験 保育原理 問 14 
次の文は、「保育所保育指針」第4章「保育の計画及び評価」の1「保育の計画」の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 保育課程は、各保育所の保育の方針や目標に基づき、第2章(子どもの発達)に示された子どもの発達過程を踏まえ、前章(保育の内容)に示されたねらい及び内容が保育所生活の(A 全体)を通して、(B 総合的に)展開されるよう、編成されなければならない。
  • 保育課程は、地域の実態、子どもや家庭の状況、(C 保育時間)などを考慮し、子どもの育ちに関する(D 長期的)見通しを持って適切に編成されなければならない。

(組み合わせ)
   A  B     C     D
1 全体 総合的に 保育時間  長期的
2 遊び 柔軟に 保護者のニーズ 一貫した
3 全体 計画的に 生活のリズム 一貫した
4 体験 柔軟に   保育時間  教育的
5 遊び 総合的に 生活のリズム  長期的
正答:1


H27地:保育原理⑮【保育所保育指針】第3章「保育の内容」

平成27年度地域限定試験 保育原理 問 15 
次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の一部である。【Ⅰ群】の「ねらい」と【Ⅱ群】の「内容」を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 身近な事物を見たり、考えたり、扱ったりする中で、物の性質や数量、文字などに対する感覚を豊かにする。
     →イ 日常生活の中で簡単な標識や文字などに関心を持つ。(環境)
  2. いろいろな物の美しさなどに対する豊かな感性を持つ。
     →エ 生活の中で様々な音、色、形、手触り、動き、味、香りなどに気付いたり、感じたりして楽しむ。(表現)

【Ⅱ群】
ア したこと、見たこと、聞いたこと、味わったこと、感じたこと、考えたことを自分なりに言葉で表現する。
イ 日常生活の中で簡単な標識や文字などに関心を持つ。
ウ 友達と積極的に関わりながら喜びや悲しみを共感し合う。
エ 生活の中で様々な音、色、形、手触り、動き、味、香りなどに気付いたり、感じたりして楽しむ。
オ 様々な活動に親しみ、楽しんで取り組む。

正答:3 イ エ


H27地:保育原理⑯【保育所保育指針】第1章「総則」2保育所の役割

平成27年度地域限定試験 保育原理 問 16 
次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」の2「保育所の役割」の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 保育所は、その目的を達成するために、保育に関する専門性を有する職員が、家庭との緊密な(A 連携)の下に、子どもの状況や発達過程を踏まえ、保育所における環境を通して、養護及び教育を一体的に行うことを特性としている。
  • 保育所は、入所する子どもを保育するとともに、家庭や地域の様々な(B 社会資源)との(A 連携)を図りながら、入所する子どもの(C 保護者)に対する支援及び地域の(D 子育て)家庭に対する支援等を行う役割を担うものである。

(組み合わせ)
    A    B    C   D
1  連携  社会資源 保護者 子育て
2 情報交換 専門機関  育ち  子育て
3  連携  専門機関 保護者 多様な
4 情報交換 社会資源  育ち  多様な
5  連携  専門機関 保護者 子育て
正答:1

改定にあたり文章に変更はありません。
☆新保育所保育指針 第1章総則 1保育所保育に関する基本原則 (1)保育所の役割
穴埋め箇所もとても重要な部分なので、しっかり覚えましょう☆


H27地:保育原理⑰【事例】発達の遅れを抱える子の保護者への支援

平成27年度地域限定試験 保育原理 問 17 
 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
1歳児クラスのH君(1歳8か月)は、まだ歩いておらず、ハイハイをしている。H君は、生後 11 か月からの入所であり、入所時の面談において、首が座るのが生後半年を過ぎてからといったように、運動面の発達はゆっくりであったとの話が母親からあった。これまでの健診でも要観察となり、近くの小児科で定期的に様子をみてもらっていたとのことである。1歳8か月になり、小児科の医師より大学病院での受診を勧められたと、母親より報告があった。

【設問】
「保育所保育指針」第1章「総則」の(2)「保育の方法」、第2章「子どもの発達」、第3章「保育の内容」の2「保育の実施上の配慮事項」、第6章「保護者に対する支援」の2「保育所に入所している子どもの保護者に対する支援」に基づいた保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 母親はこれまでも医療機関と緊密に連携をとっており、特に対応はしない。 →×
  2. 受診への不安を軽減するために、看護師との面談の場を設けることを保育士から提案する。 →
  3. 保護者と相談しながら関係機関と連携を図り、個別の指導内容を検討する。 →
  4. 保育士として、これまでの経過を心配していたことを伝える。 →×
  5. 受診の結果、保育所として取り組むほうがよいことがあれば応じていくことを母親に伝える。 →

正答:3 × ○ ○ × ○