H30後保育実習理論一覧

H30後:保育実習理論①

平成30年度後期試験 保育実習理論 問1 次の曲の伴奏部分として、A〜Cにあてはまるものの正しい組み合わせを一つ選びなさい。
(組み合わせ)
A B C

  1. ア エ イ
  2. イ ア ウ
  3. イ ウ ア
  4. ウ エ ア
  5. エ イ エ

正答:2


H30後:保育実習理論②

平成30年度後期試験 保育実習理論 問2 次のA〜Dを意味する音楽用語を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. だんだん速く → accelerando
  2. 指ではじく → pizzicato
  3. とても弱く → pp
  4. もとの速さで → a tempo

【語群】
ア sempre イ pizzicato  ウ moderato  エ mp
オ a tempo  カ pp キ brillante ク accelerando
正答:4 ク イ カ オ


H30後:保育実習理論③

平成30年度後期試験 保育実習理論 問3 次のコードネームにあてはまる鍵盤の位置として、正しい組み合わせを一つ選びなさい。
ア イ ウ
Dm : ③⑧⑪ ⑪⑭⑳ ⑫⑮⑳
F : ②⑧⑪ ⑧⑪⑮ ⑪⑮⑱
G7 : ⑪⑬⑰ ⑫⑰⑳ ①⑤⑩
Am7 : ⑬⑮⑱ ⑥⑭⑮ ⑦⑬⑮
正答:1 ア ウ ア ア


H30後:保育実習理論④

平成30年度後期試験 保育実習理論 問4 次の曲を4歳児クラスで歌ってみたところ、最高音が歌いにくそうであった。そこでハ長調に移調することにした。その場合、下記のコードはどのように変えたらよいか、正しい組み合わせを一つ選びなさい。
(組み合わせ)
D A G E7

  1. C G F D7
  2. B♭ F E♭ C7
  3. E B A F7
  4. C G E D7
  5. E B♭ A E♭7

正答:1


H30後:保育実習理論⑤

平成30年度後期試験 保育実習理論 問5 次のリズムは、ある曲の歌いはじめの部分である。それは次のうちのどれか、一つ選びなさい。
著作権の関係により公表できません。

  1. 大きなたいこ(作詞:小林純一 作曲:中田喜直)
  2. たき火(作詞:巽聖歌 作曲:渡辺茂)
  3. とんぼのめがね(作詞:額賀誠志 作曲:平井康三郎)
  4. たなばたさま(作詞:権藤はなよ 補詞:林柳波 作曲:下総皖一)
  5. ちいさい秋みつけた(作詞:サトウハチロー 作曲:中田喜直)

正答:1


H30後:保育実習理論⑥

平成30年度後期試験 保育実習理論 問6 次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. リトミックは、アメリカの作曲家ジャック=ダルクローズが考案した音楽教育法である。 →×
  2. マリンバは、木琴の仲間で音板の下に共鳴管がついている。 →
  3. 三味線には細棹、中棹、太棹のものがある。 →
  4. 変ホ長調の階名「ソ」は、音名「変イ」である。 →×

正答:3 × ○ ○ ×


H30後:保育実習理論⑦保育所保育指針第2章「保育の内容」2

平成30年度後期試験 保育実習理論 問7
 次の文は、「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)第2章「保育の内容」2「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」(2)「ねらい及び内容」のオ「表現」の(ウ)「内容の取扱い」の一部である。(A)〜(C)にあてはまる語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

身近な自然や身の回りの事物に関わる中で、発見や(A 心が動く経験)が得られるよう、(B 諸感覚)を働かせることを楽しむ遊びや素材を用意するなど保育の( C 環境)を整えること。

(組み合わせ)
A B C

  1. 色々な知識 指先 やり方
  2. 心が動く経験 諸感覚 環境
  3. 思いやりの感情 気持ち やり方
  4. 心が動く経験 指先 環境
  5. 色々な知識 諸感覚 場所

正答:2


H30後:保育実習理論⑧積み木遊び

平成30年度後期試験 保育実習理論 問8
 次のA〜Dの文は、「積み木遊び」における発達の特徴的行動を示している。これらの発達の変化として早く現れる順に並べた場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 積み木を組み合わせて、家などを作るようになる。 →
  2. 見通しや構想を持って友達と共同しながら、町などを作るようになる。 →
  3. 一つの積み木を見立てて車として遊んだり、象徴的に意味付けしたりする。 →
  4. 積み木をもてあそんだり、積み木同士をぶつけたりして音などを楽しんでいる。 →

正答:5 D→C→A→B


H30後:保育実習理論⑨色

平成30年度後期試験 保育実習理論 問9
 次のA〜Eの色は、一般的に保育所で使用されている水彩絵の具の中から2色を選んで同じ量の絵の具を混ぜ合わせたものである。この中で明度が最も高い色と最も低い色の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

  1. 赤と白を混ぜた色
  2. 青と紫を混ぜた色 →明度が最も低い
  3. 黄と白を混ぜた色 →明度が最も高い
  4. 赤と緑を混ぜた色
  5. 黄と緑を混ぜた色

明度が最も高い 明度が最も低い
正答:3 C B


H30後:保育実習理論⑩工作

平成30年度後期試験 保育実習理論 問10
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
H保育所では、子どもたちと牛乳パックの側面と輪ゴムを使ってパッチンと跳ね上がるおもちゃをつくって遊ぶことにしました。図のように牛乳パックに4箇所切り込みを入れ、1本の輪ゴムを交差させて引っ掛けます。牛乳パックを折り線に沿って反対側に折り、手を離すと跳ね上がるようにしたいと考えました。

【設問】
次のうち、切り込みを入れる位置と輪ゴムのかけ方について、構造上最もよく跳ね上がるのはどれ
か一つ選びなさい。

条件1:輪ゴムと牛乳パックはそれぞれ同一のものを使用する。
条件2:切り込みに引っ掛けた輪ゴムは全体を同じ張り具合とする。
条件3:折り線は、牛乳パックの角の折り目を利用する。
正答:4


H30後:保育実習理論⑪

平成30年度後期試験 保育実習理論 問 11 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
S保育所の5歳児クラスでは、粘土で動物を作りました。新任のI保育士(以下I)と主任のJ保育士(以下J)が、使用した粘土について話をしています。
I:この前は、焼成することができる(ア 土粘土)を使って、色々な動物を作りましたね。
J:そうでしたね。(ア 土粘土)は子どもでも扱いやすく、(イ )を加えて練ることによって柔らかくなり(ウ 可塑性)を保つことができますからね。
I:柔らかくなりすぎた時はどうしたらよいですか。
J:粘土を(エ 平らに広げて)置いておく、あるいは(オ )製の粘土板の上で練ってもよいでしょう。
【設問】
( ア )〜( オ )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
(組み合わせ)
ア イ ウ エ オ

  1. 油粘土 油 可塑性 かたまりにして 木
  2. 土粘土 水 可塑性 平らに広げて 木
  3. 小麦粉粘土 塩 柔軟性 かたまりにして プラスチック
  4. 土粘土 水 流動性 かたまりにして プラスチック
  5. 油粘土 油 流動性 平らに広げて プラスチック

正答:2


H30後:保育実習理論⑫事例

平成30年度後期試験 保育実習理論 問12
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
新任のF保育士(以下F)が、保育所に設置してある非常階段を表示するものを作ろうとして、主任のV保育士(以下V)に相談しています。
V:どんな感じのものを作りたいのですか?
F:非常階段が一目で分かるようなものを作ろうと思います。
V:(A ピクトグラム →)ですね。
F:それはどのようなものですか?
V:文字の読めない子どもや言葉の異なった外国の方々にも直感的に情報が伝えられるように、視覚的な図で表現されたサインのことです。例えば(B タングラム →×)がそうですね。
F:非常階段を示す(A ピクトグラム)は、遠くからでも分かるように(C 色相や明度の異なった →)2色を使おうと思います。
V:最近では年齢や障害の有無にかかわらず、いろいろな立場の人が安全に安心して使えるように配慮された(D ユニバーサルデザイン →)という考え方が広がっています。あらゆる人に対して思いやりを持ちながら、デザインを考えることが必要ですね。

【設問】
(A )〜(D )の語句について正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み
合わせを一つ選びなさい。
正答:3 ○ × ○ ○


H30後:保育実習理論⑬詩・詩集の作品と作者

平成30年度後期試験 保育実習理論 問13
 次の【Ⅰ群】の詩あるいは詩集と、【Ⅱ群】の作者を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A 『のはらうた』 →工藤直子
B 『こだまでしょうか』 →金子みすゞ
C 『てのひらをたいように』 →やなせたかし
D 『いろんなおとのあめ』 →岸田衿子

【Ⅱ群】
ア 金子みすゞ
イ 工藤直子
ウ 岸田衿子
エ やなせたかし
正答:3 イ ア エ ウ


H30後:保育実習理論⑭物の数え方

平成30年度後期試験 保育実習理論 問14
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
R保育所に勤めるQ保育士は、5歳児クラスの子どもたちと話をしていた。すると、同じ5歳児クラス担当のW保育士から「Q先生、『赤いクレヨン1個、持って来て』って、子どもに言うのは変ですよ。」と指摘された。Q保育士は、何が変なのか、すぐには理解できなかった。また別の機会に、W保育士から「『ハサミ、1個?』子どもには正しい物の数え方で話をする必要があると思います。」と言われた。Q保育士は、物によって数え方が異なることは理解していたが、子どもたちに対しては、その区別をすることなく多くの物に「個(こ)」を付けて表現していたことにやっと気が付いた。

【設問】
次のA〜Dは、物とその物の数え方を示している。正しいものを選択した場合の適切な組み合わせ
を一つ選びなさい。

  1. クレヨン ――― 件(けん)
  2. ハサミ ―――― 挺(ちょう)
  3. 上靴 ――――― 脚(きゃく)
  4. 人形 ――――― 体(たい)

正答:4 B D


H30後:保育実習理論⑮保育所保育指針第2章「保育の内容」1乳児

平成30年度後期試験 保育実習理論 問15
 次の文は、「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)第2章「保育の内容」の1「乳児保育に関わるねらい及び内容」の一部である。(A )〜(C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

玩具などは、音質、(A )、色、大きさなど子どもの発達状態に応じて適切なものを選び、その時々の子どもの興味や関心を踏まえるなど、遊びを通して(B 感覚)の発達が促されるものとなるように工夫すること。なお、安全な環境の下で、子どもが探索意欲を満たして自由に遊べるよう、身の回りのものについては、常に十分な(C 点検)を行うこと。

(組み合わせ)
A B C

  1. 触感 理性 管理
  2. 触感 感覚 点検
  3. 触感 感覚 管理
  4. 形 感覚 点検
  5. 形 理性 管理

正答:4


H30後:保育実習理論⑯

平成30年度後期試験 保育実習理論 問16
 次の【I群】の絵本の一場面と、【Ⅱ群】の絵本を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
正答:5 エ イ ウ ア


H30後:保育実習理論⑰保育士のキャリアアップ

平成30年度後期試験 保育実習理論 問17
 次の文は、保育士がキャリアアップしていくための研修の実施体制に関する記述である。「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)第5章「職員の資質向上」の4「研修の実施体制等」に照らして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 職員全体の保育の質を高めていくためには、保育所において各職員のキャリアパスをしっかり作っていくことが重要である。そのため、保育経験や職位を踏まえた専門性を高めていくための研修計画を作る必要がある。 →
  2. 職員は自分の興味・関心を考えて研修を受けていくことが大切である。そのため、初任者か管理職かなどに関わらず、自由に研修を受けていく必要がある。 →×
  3. 外部研修には、個人の責任で参加することが求められる。そのため、研修で学んだ内容は、個人での振り返りにとどめる必要がある。 →×
  4. 施設長等は、職員の研修への参加の機会を確保することが大切である。そのため、職員がバランスよく研修に参加できるように配慮しなければならない。 →

正答:3 ○ × × ○


H30後:保育実習理論⑱保育所保育指針第4章「子育て支援」

平成30年度後期試験 保育実習理論 問18
 次の文は、保育士の子育て支援のあり方に関する記述である。「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)第4章「子育て支援」に照らして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保護者から「先生代わりにやってください。」という依頼に対して、安易に引き受けるのではなく、保護者自らが子育てを実践する力を向上できるように支援する。 →
  2. 送迎時の対話や連絡帳などを通して、保護者との関係性を作り相互理解を図る。 →
  3. 子どもに対する養護・教育を専門的な立場から全面的に担い、保護者の就労支援を最優先する。 →×
  4. 保護者の不適切な養育が疑われる場合、プライバシーの保護や守秘義務の観点から、確たる証拠が得られるまでは様子を見る。 →×

正答:1 ○ ○ × ×


H30後:保育実習理論⑲事例

平成30年度後期試験 保育実習理論 問19
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
実習生Nさんは、児童養護施設において実習を行っている。実習開始から1週間、小学校低学年のR君に「こっちくるな」「あっちいけ」といった言葉を毎日のように投げかけられた。Nさんは、どうしてよいか困り、この状況を改善したいと考えている。
【設問】
次のうち、Nさんのとるべき対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 実習先施設の実習指導者からスーパービジョンを受ける。 →
  2. 授業で学んだ子どもの発達や、要保護児童の特徴について振り返る。 →
  3. R君の言動の背景をアセスメントする。 →
  4. R君との対応における自身の言動やその背景を振り返るなど、Nさん自身の自己覚知を行う。 →

正答:1 ○ ○ ○ ○


H30後:保育実習理論⑳事例

平成30年度後期試験 保育実習理論 問20
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
児童養護施設で実習をしているTさんは、配属先のホームのK君(7歳男児)の「どうせ僕なんていてもいなくても同じだし」といった自身を否定的に捉える発言が気になり、実習担当のL保育士に対応について助言を求めた。L保育士は児童の理解を深め、支援の方法について学ぶ良い機会と考え、K君の生い立ちについて説明した。
K君は両親と3人で暮らしていたが、K君が4歳の時に母が家を出た。会社員の父は一人でK君をどう育てて良いか分からず、仕事の間は家に鍵を閉めて「静かに待っていろ」と言い、日中部屋に閉じ込めておくようになった。近隣の人からの通報でK君は保護され、児童養護施設への措置が決定された。父は施設入所時に面会に訪れたが、その後はK君の面会に来ていない。K君自身はお父さんと暮らしたいと考えている。
L保育士は以上のようなK君の生い立ちについて説明した後、「Tさんだったら、この情報からどのような自立支援計画を立案するかな?」と問いかけた。

【設問】
次のうち、K君の自立支援計画に掲げる支援方針の記述として最も不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. K君が自身を否定的に捉える発言をしたのは、生い立ちの中で両親から大切にされたと認識できなかったことが一因であると考え、自己肯定感をはぐくめるような支援計画を立てる。 →
  2. K君が父と再び暮らすことを支援方針の一つに挙げる。 →
  3. K君を里親委託することを支援方針の一つに挙げる。 →
  4. 施設での集団生活を通して、一人で自活するための力を養うことを短期目標に挙げる。 →×
  5. 短期目標の具体的な取り組みとして、父の生活状況を把握し、K君の日頃の様子を父に連絡すると共に、K君に会いに来てくれるように働きかけることにする。 →

正答:4