保育実習理論一覧

H30後:保育実習理論⑫事例

平成30年度後期試験 保育実習理論 問12
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
新任のF保育士(以下F)が、保育所に設置してある非常階段を表示するものを作ろうとして、主任のV保育士(以下V)に相談しています。
V:どんな感じのものを作りたいのですか?
F:非常階段が一目で分かるようなものを作ろうと思います。
V:(A ピクトグラム →)ですね。
F:それはどのようなものですか?
V:文字の読めない子どもや言葉の異なった外国の方々にも直感的に情報が伝えられるように、視覚的な図で表現されたサインのことです。例えば(B タングラム →×)がそうですね。
F:非常階段を示す(A ピクトグラム)は、遠くからでも分かるように(C 色相や明度の異なった →)2色を使おうと思います。
V:最近では年齢や障害の有無にかかわらず、いろいろな立場の人が安全に安心して使えるように配慮された(D ユニバーサルデザイン →)という考え方が広がっています。あらゆる人に対して思いやりを持ちながら、デザインを考えることが必要ですね。

【設問】
(A )〜(D )の語句について正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み
合わせを一つ選びなさい。
正答:3 ○ × ○ ○


H30後:保育実習理論⑬詩・詩集の作品と作者

平成30年度後期試験 保育実習理論 問13
 次の【Ⅰ群】の詩あるいは詩集と、【Ⅱ群】の作者を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A 『のはらうた』 →工藤直子
B 『こだまでしょうか』 →金子みすゞ
C 『てのひらをたいように』 →やなせたかし
D 『いろんなおとのあめ』 →岸田衿子

【Ⅱ群】
ア 金子みすゞ
イ 工藤直子
ウ 岸田衿子
エ やなせたかし
正答:3 イ ア エ ウ


H30後:保育実習理論⑭物の数え方

平成30年度後期試験 保育実習理論 問14
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
R保育所に勤めるQ保育士は、5歳児クラスの子どもたちと話をしていた。すると、同じ5歳児クラス担当のW保育士から「Q先生、『赤いクレヨン1個、持って来て』って、子どもに言うのは変ですよ。」と指摘された。Q保育士は、何が変なのか、すぐには理解できなかった。また別の機会に、W保育士から「『ハサミ、1個?』子どもには正しい物の数え方で話をする必要があると思います。」と言われた。Q保育士は、物によって数え方が異なることは理解していたが、子どもたちに対しては、その区別をすることなく多くの物に「個(こ)」を付けて表現していたことにやっと気が付いた。

【設問】
次のA〜Dは、物とその物の数え方を示している。正しいものを選択した場合の適切な組み合わせ
を一つ選びなさい。

  1. クレヨン ――― 件(けん)
  2. ハサミ ―――― 挺(ちょう)
  3. 上靴 ――――― 脚(きゃく)
  4. 人形 ――――― 体(たい)

正答:4 B D


H30後:保育実習理論⑮保育所保育指針第2章「保育の内容」1乳児

平成30年度後期試験 保育実習理論 問15
 次の文は、「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)第2章「保育の内容」の1「乳児保育に関わるねらい及び内容」の一部である。(A )〜(C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

玩具などは、音質、(A )、色、大きさなど子どもの発達状態に応じて適切なものを選び、その時々の子どもの興味や関心を踏まえるなど、遊びを通して(B 感覚)の発達が促されるものとなるように工夫すること。なお、安全な環境の下で、子どもが探索意欲を満たして自由に遊べるよう、身の回りのものについては、常に十分な(C 点検)を行うこと。

(組み合わせ)
A B C

  1. 触感 理性 管理
  2. 触感 感覚 点検
  3. 触感 感覚 管理
  4. 形 感覚 点検
  5. 形 理性 管理

正答:4


H30後:保育実習理論⑯

平成30年度後期試験 保育実習理論 問16
 次の【I群】の絵本の一場面と、【Ⅱ群】の絵本を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
正答:5 エ イ ウ ア


H30後:保育実習理論⑰保育士のキャリアアップ

平成30年度後期試験 保育実習理論 問17
 次の文は、保育士がキャリアアップしていくための研修の実施体制に関する記述である。「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)第5章「職員の資質向上」の4「研修の実施体制等」に照らして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 職員全体の保育の質を高めていくためには、保育所において各職員のキャリアパスをしっかり作っていくことが重要である。そのため、保育経験や職位を踏まえた専門性を高めていくための研修計画を作る必要がある。 →
  2. 職員は自分の興味・関心を考えて研修を受けていくことが大切である。そのため、初任者か管理職かなどに関わらず、自由に研修を受けていく必要がある。 →×
  3. 外部研修には、個人の責任で参加することが求められる。そのため、研修で学んだ内容は、個人での振り返りにとどめる必要がある。 →×
  4. 施設長等は、職員の研修への参加の機会を確保することが大切である。そのため、職員がバランスよく研修に参加できるように配慮しなければならない。 →

正答:3 ○ × × ○


H30後:保育実習理論⑱保育所保育指針第4章「子育て支援」

平成30年度後期試験 保育実習理論 問18
 次の文は、保育士の子育て支援のあり方に関する記述である。「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)第4章「子育て支援」に照らして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保護者から「先生代わりにやってください。」という依頼に対して、安易に引き受けるのではなく、保護者自らが子育てを実践する力を向上できるように支援する。 →
  2. 送迎時の対話や連絡帳などを通して、保護者との関係性を作り相互理解を図る。 →
  3. 子どもに対する養護・教育を専門的な立場から全面的に担い、保護者の就労支援を最優先する。 →×
  4. 保護者の不適切な養育が疑われる場合、プライバシーの保護や守秘義務の観点から、確たる証拠が得られるまでは様子を見る。 →×

正答:1 ○ ○ × ×


H30後:保育実習理論⑲事例

平成30年度後期試験 保育実習理論 問19
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
実習生Nさんは、児童養護施設において実習を行っている。実習開始から1週間、小学校低学年のR君に「こっちくるな」「あっちいけ」といった言葉を毎日のように投げかけられた。Nさんは、どうしてよいか困り、この状況を改善したいと考えている。
【設問】
次のうち、Nさんのとるべき対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 実習先施設の実習指導者からスーパービジョンを受ける。 →
  2. 授業で学んだ子どもの発達や、要保護児童の特徴について振り返る。 →
  3. R君の言動の背景をアセスメントする。 →
  4. R君との対応における自身の言動やその背景を振り返るなど、Nさん自身の自己覚知を行う。 →

正答:1 ○ ○ ○ ○


H30後:保育実習理論⑳事例

平成30年度後期試験 保育実習理論 問20
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
児童養護施設で実習をしているTさんは、配属先のホームのK君(7歳男児)の「どうせ僕なんていてもいなくても同じだし」といった自身を否定的に捉える発言が気になり、実習担当のL保育士に対応について助言を求めた。L保育士は児童の理解を深め、支援の方法について学ぶ良い機会と考え、K君の生い立ちについて説明した。
K君は両親と3人で暮らしていたが、K君が4歳の時に母が家を出た。会社員の父は一人でK君をどう育てて良いか分からず、仕事の間は家に鍵を閉めて「静かに待っていろ」と言い、日中部屋に閉じ込めておくようになった。近隣の人からの通報でK君は保護され、児童養護施設への措置が決定された。父は施設入所時に面会に訪れたが、その後はK君の面会に来ていない。K君自身はお父さんと暮らしたいと考えている。
L保育士は以上のようなK君の生い立ちについて説明した後、「Tさんだったら、この情報からどのような自立支援計画を立案するかな?」と問いかけた。

【設問】
次のうち、K君の自立支援計画に掲げる支援方針の記述として最も不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. K君が自身を否定的に捉える発言をしたのは、生い立ちの中で両親から大切にされたと認識できなかったことが一因であると考え、自己肯定感をはぐくめるような支援計画を立てる。 →
  2. K君が父と再び暮らすことを支援方針の一つに挙げる。 →
  3. K君を里親委託することを支援方針の一つに挙げる。 →
  4. 施設での集団生活を通して、一人で自活するための力を養うことを短期目標に挙げる。 →×
  5. 短期目標の具体的な取り組みとして、父の生活状況を把握し、K君の日頃の様子を父に連絡すると共に、K君に会いに来てくれるように働きかけることにする。 →

正答:4


H30前:保育実習理論①

平成30年度前期試験 保育実習理論 問1
 次の曲の伴奏部分として【Ⅰ群】の小節にふさわしい伴奏を【Ⅱ群】から選んだ場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
正答:4 イ ウ ア イ


H30前:保育実習理論②

平成30年度前期試験 保育実習理論 問2
 次のA~Dの音楽用語の意味を【語群】から選んだ場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. poco a poco  →少しずつ
  2. dolce  →やわらかく
  3. arpeggio   →和音を通常下から順次に奏する
  4. D.S.   →セーニョに戻る

【語群】
ア たくさん   イ 少しずつ   ウ みんなで
エ やわらかく    オ 和音を通常下から順次に奏する  カ 和音をまとめて強く奏する
キ セーニョに戻る  ク はじめに戻る
正答:5 イ エ オ キ


H30前:保育実習理論③

平成30年度前期試験 保育実習理論 問3
 次のコードネームにあてはまる鍵盤の位置として正しい組み合わせを一つ選びなさい。
      ア    イ    ウ
C7 : ⑥⑩⑰  ⑥⑩⑯  ⑬⑰⑱
Fm : ④⑥⑪  ⑥⑪⑭  ⑪⑮⑲
G♭ : ④⑦⑫  ⑫⑰⑳  ⑪⑬⑲
Faug : ③⑥⑪  ⑦⑪⑮  ⑫⑮⑲
  C7  Fm G♭  Faug
正答:3 イ  イ  ア  イ


H30前:保育実習理論④

平成30年度前期試験 保育実習理論 問4
 次の曲を4歳児クラスで歌ってみたところ、高い音が歌いにくそうであった。そこで長2度下の調に移調することにした。その場合、A、B、Cの音は、伴盤の①から⑳のどこを弾くか、正しい組み合わせを一つ選びなさい。(組み合わせ)
正答:2 ⑥ ⑩ ⑯



H30前:保育実習理論⑥

平成30年度前期試験 保育実習理論 問6
 次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 團伊玖磨作曲の「ぞうさん」は、まど・みちおの作詞である。 →
  2. 能は、歌舞伎など日本の伝統芸能の源流をなすものである。 →
  3. ハーモニカは、リード楽器である。 →
  4. ニ長調の階名「ミ」は、音名「ヘ」である。 →×

正答:1 ○ ○ ○ ×


H30前:保育実習理論⑦

平成30年度前期試験 保育実習理論 問7
 次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」のオ「表現」のねらいである。(A)~(C)にあてはまる語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
① いろいろな物の美しさなどに対する(A 豊かな)感性を持つ。
② 感じたことや考えたことを(B 自分なりに)表現して楽しむ。
③ (C 生活の中で)イメージを豊かにし、様々な表現を楽しむ。
(組み合わせ)
    A      B      C
1  豊かな    適切に   自分なりに
2  豊かな   生活の中で  自分なりに
3  豊かな   自分なりに  生活の中で
4  大らかな   適切に   生活の中で
5  大らかな  自分なりに  生活の中で
正答:3


H30前:保育実習理論⑧

平成30年度前期試験 保育実習理論 問8
 次の文は、幼児期の描画に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 「スクリブル」は、運動感覚的な楽しさに基づいて描かれることが多い。 →
  2. 「頭足人」表現は、頭と足だけでなく、人物の全体的なイメージに基づいて描かれている。 →
  3. 「マンダラ」図形は、アジア地域の子ども達のみに出現する。 →×
  4. 「基底線」は、地面や空などの空間的な関係を表している。 →
  5. 「展開図法」は、見えている現実ではなく、知っている事実を表す知的リアリズムと呼ばれることもある。 →

正答:3


H30前:保育実習理論⑨

平成30年度前期試験 保育実習理論 問9
 次の(  )にあてはまる記述として、正しいものを一つ選びなさい。
 色彩は、有彩色と無彩色に分けることができる。無彩色とは、(  )である。

  1. 明度のみあるもの
  2. 彩度のみあるもの
  3. 色相のみあるもの
  4. 明度と色相があるもの
  5. 彩度と色相があるもの

正答:1


H30前:保育実習理論⑩

平成30年度前期試験 保育実習理論 問 10
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
M保育所の5歳児クラスで、N保育士はマーブリング技法による模様づくりを計画しました。できあがったマーブリング模様を、いろいろな遊びや工作に利用したいと考えています。
マーブリングを始めるにあたり、保育所には次の材料や用具がありました。
和紙  画用紙  バット  小麦粉  クレヨン  墨汁  色鉛筆  水  洗面器  紙皿  雑巾  筆洗  新聞紙  バケツ  のり  ダンボール
【設問】
次のうち、マーブリングの模様づくりに必要なものとして、最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
(組み合わせ)
1 筆洗   のり  色鉛筆  画用紙 バット
2 クレヨン バケツ のり   雑巾  ダンボール
3 墨汁   紙皿  和紙   新聞紙 小麦粉
4 バット  水   墨汁   和紙  新聞紙
5 洗面器  新聞紙 クレヨン 水   画用紙
正答:4


H30前:保育実習理論⑪

平成30年度前期試験 保育実習理論 問 11
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
新任のP保育士と主任のQ保育士は、図の道具について二人で話をしています。

Q:これは、(A げんのう)といって、金釘をしっかりと打つのに適した道具です。
P:頭の部分には、丸い面と平らな面がありますね。
Q:金釘の打ち始めは、(B 頭に近い方)の柄を持って、(C 平らな面)で打つとよいですよ。
P:(D 丸い面)で打ち始めると金釘が曲がり易いからですね。
Q:金釘の打ち終わりには、(E 丸い面)を使いましょう。
P:(E 丸い面)の形ですと、木に打ち痕が残りにくく、深く打ち込めますね。

【設問】
(A)~(E)にあてはまる語句の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

(組み合わせ)
    A     B     C    D    E
1 げんのう 頭に近い方 平らな面 丸い面 丸い面
2 げんのう 頭に遠い方 丸い面 平らな面 平らな面
3 いもづち 頭に遠い方 平らな面 丸い面 平らな面
4  きづち 頭に近い方 丸い面 平らな面  丸い面
5  きづち  頭に遠い方 平らな面 丸い面 丸い面
正答:1


H30前:保育実習理論⑫

平成30年度前期試験 保育実習理論 問 12
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
R保育所にはどんぐりなど、木の実のなる木が多くあり、毎年秋になると木の実を拾って、「やじろべえ」を作って遊んでいます。
【設問】
次の図のうち、「やじろべえ」としてバランスがとれるものを○、とれないものを × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

※木の実の重さは同じとする。
※「やじろべえ」のうでは針金とする。
正答:4 ○ × × ○


H30前:保育実習理論⑬

平成30年度前期試験 保育実習理論 問 13
 乳児に対する絵本の読み聞かせを想定した場合、オノマトペの面白さを描いた絵本として正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 『じゃあじゃあびりびり』まついのりこ(作・絵)
  2. 『がたん ごとん がたん ごとん』安西水丸(作)
  3. 『きつねのよめいり』松谷みよ子(作)、瀬川康男(絵)
  4. 『ちいさいおうち』バージニア・リー・バートン(Burton, V. L.)(作・絵)、石井桃子(訳)

正答:1 A B


H30前:保育実習理論⑭

平成30年度前期試験 保育実習理論 問 14
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
実習生Sさんは、保育所で実習を行っている。給食の時間、Kちゃん(4歳、女児)は、Lちゃん(4歳、女児)に「一緒に給食を食べよう」と言って、Lちゃんの隣の席に移動した。その時、すかさずTちゃん(4歳、女児)が「だめ!Lちゃんは私と一緒に食べるの!」と、とても強い口調で言った。Kちゃんはその言葉を聞いて泣いてしまった。
【設問】
3人の子どもの様子をそばで見ていた実習生Sさんの対応として、不適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 泣いているKちゃんを受け止めて、「一緒に食べたかったんだよね」とKちゃんに言う。 →
  2. 「Lちゃんと約束していたのかな?」などと、Tちゃんの話を聴く。 →
  3. 「KちゃんもLちゃんと一緒に食べたいみたいよ」と、Kちゃんの気持ちに気づけるように、Tちゃんに声を掛ける。 →
  4. 給食の時間が短くなるのを避けるために、Lちゃんに、KちゃんとTちゃんのどちらと一緒に食べるかを早く決めるように言う。 →×
  5. いざこざを収めるため、KちゃんとTちゃんに、「ごめんね」とお互いに謝らせる。 →×

正答:5 D E


H30前:保育実習理論⑮

平成30年度前期試験 保育実習理論 問 15
 次の文のうち、保育所における乳児への関わりとして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 特定の保育士との関係性ではなく、多数の保育士との相互作用により、乳児が人への信頼感を形成できるようにする。 →×
  2. 目覚めている時には十分に関わることが大切であるが、眠い時に眠り、自ら目覚めるようにしながら、乳児が徐々に睡眠と覚醒のリズムを整えられるようにする。 →
  3. 養護的な援助が中心となるが、乳児が探索活動などの自発的な活動を行えるように援助する。 →

正答:4 × ○ ○


H30前:保育実習理論⑯

平成30年度前期試験 保育実習理論 問 16
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
保育所に勤務している保育士Yさんは、保育所の自己評価を具体的に展開していく方法のうち、「保育所における自己評価ガイドライン」(厚生労働省、平成 21 年3月)に示されている「既存の評価項目を利用して振り返る方法」について考えている。
【設問】
次の文のうち、既存の評価項目を利用して振り返る際の効果や留意事項について、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育士が個々に評価をし、職員間で相互にすり合わせていく過程で、自らの保育実践とその保育所のあり方をより客観的に振り返る視点が涵養される。 →
  2. 保育士が評価項目に沿って自身の保育実践を振り返り、記述するので、保育所全体の取り組みに関する評価には寄与しない。 →×
  3.  既存の評価項目を使用するため、各園が評価をする上で弊害はない。 →×
  4. 評価項目の日常的な見直しや、評価の根拠となった事例等を語り合うことなどが必要である。 →

正答:3 ○ × × ○


H30前:保育実習理論⑰

平成30年度前期試験 保育実習理論 問 17
 次の文は、幼児期の文字の読み書きに対する保育士の関わりについての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 文字に対する一人一人の興味・関心を捉え、子どもの学びたいという思いに応じる。 →
  2. 鏡文字を書いた場合は、正確に書けるまで練習させる。 →×
  3. 文字が読めないことや書けないことで劣等感を抱かせないようにする。 →
  4. 子どもにとって、読み誤りやすい文字や書き誤りやすい文字があることを理解しておく。 →

正答:3 ○ × ○ ○


H30前:保育実習理論⑱

平成30年度前期試験 保育実習理論 問 18
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
大学生Wさんは、保育実習の授業において実習記録を書くことを学んだ。実習記録は、保育所での実習期間中は毎回記入し、それを翌日、保育所の実習指導者へ提出することになっている。
【設問】
次の文のうち、実習記録について、最も不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 実習の課題(目標)を意識して、実習記録を書く。 →
  2. 実習記録は、実習指導者にもわかりやすく理解しやすいように記述する。 →
  3. 実習を通して学んだことや反省したことを記録し、次の日の実習に生かす。 →
  4. 実習記録を提出する際には、事前に誤字脱字がないかを家族や友人に確認してもらう。 →×
  5. 子どもの個人名などの記載方法は、実習指導者に確認を取った上で、イニシャルにするなど慎重に取り扱う。 →

正答:4


H30前:保育実習理論⑲

平成30年度前期試験 保育実習理論 問 19
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
児童養護施設で保育士をしているIさんは、担当しているF君(7歳、男児)が、職員が不在の時に限って年下の子どもに威圧的な態度をとることについて主任保育士に助言を求めた。主任保育士からは、F君の威圧的な態度の背景について情報を収集し、分析するよう指示を受けた。
【設問】
次のうち、主任保育士のIさんに対する指示内容を示す相談援助の専門用語として最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. インテーク
  2. アセスメント
  3. プランニング
  4. インターベンション
  5. モニタリング

正答:2


H30前:保育実習理論⑳

平成30年度前期試験 保育実習理論 問 20
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
障害児入所施設で実習をしているGさんは、入所しているHさん(15 歳、男児、重度の知的障害と肢体不自由あり)とのかかわりを実習記録にまとめていた。以下がその記述の一部である。
Hさんは言葉を発することができず、職員とのコミュニケーションは表情やちょっとした身体の動きによって行っているようだった。私もHさんとコミュニケーションをとろうと、散歩の際に「今日は暖かいですね」と話しかけたが、Hさんの表情の変化を捉えることができずに戸惑い、何を話しかけたらよいかわからなかったため、その後は施設に戻るまで無言のまま車椅子を押した。

【設問】
次の文のうち、実習記録において、専門性向上の観点からGさんがHさんとのかかわりを省察する記述内容として、適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

  1. Hさんは話しかけられることで何かを感じているだろうから、表情の変化を読み取れなかったとしても、コミュニケーションに工夫をすることが必要だった。 →
  2. Hさんは私の声かけに不快になり、無視をしたのだから、黙って車椅子を押したことはHさんに不快感を与えず、良かったと考えた。 →×
  3. Hさんから拒否されたのではないかという恐れがあったため、Hさんに話し続けることができなかったと考えた。 →
  4. 他者とのコミュニケーションが困難な利用者とかかわることは、私には無理な取り組みであった。 →×

正答:2 A C


H29後:保育実習理論①

平成29年度後期試験 保育実習理論 問1
次の曲の伴奏部分として、ア~ウにあてはまるコードネームとして正しい組み合わせを一つ選びなさい。
正答:1 C C F