保育実習理論一覧

R3前期:保育実習理論⑪

R3前期 保育実習理論 問 11
 次の文のうち、一般的な紙の性質や使用上の留意点に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 新聞紙は紙目がないので、どこから引っ張ってもジグザグに破れる性質がある。  →×
  2. ドーサが引いてある和紙はにじみにくいので、絵の具を使ったにじみ遊びには適さない。  →〇
  3. トレーシングペーパーとは、不透明な色紙のことである。  →×
  4. 段ボール紙は水に強く、濡れても丈夫なので屋外の制作活動に適している。  →×

正答:3 × ○ × ×


R3前期:保育実習理論⑫

R3前期 保育実習理論 問 12
 次の図のように正方形の紙を四つ折りにして、太破線に沿ってハサミで切り取り、残った白い部分を開いたときにできる形を1~5から一つ選びなさい。
紙の中心

  1. 「外側が 12 で、内側が8」の山がある花の形
  2. 「外側が 12 で、内側が6」の山がある花の形
  3. 「外側が 12 で、内側が5」の山がある花の形
  4. 「外側が8で、内側が6」の山がある花の形
  5. 「外側が8で、内側が8」の山がある花の形  →〇

正答:5


R3前期:保育実習理論⑬

R3前期 保育実習理論 問 13
 次の①~⑥の文のうち、保育所の保育士に求められる主要な知識及び技術についての考え方として、適切な文の数を一つ選びなさい。
① これからの社会に求められる資質を踏まえながら、乳幼児期の子どもの発達に関する専門的知識を基に子どもの育ちを見通し、一人一人の子どもの発達を援助する知識及び技術。
② 子どもの発達過程や意欲を踏まえ、子ども自らが生活していく力を細やかに助ける生活援助の知識及び技術。
③ 保育所内外の空間や様々な設備、遊具、素材等の物的環境、自然環境や人的環境を生かし、保育の環境を構成していく知識及び技術。
④ 子どもの経験や興味や関心に応じて、様々な遊びを豊かに展開していくための知識及び技術。
⑤ 子ども同士の関わりや子どもと保護者の関わりなどを見守り、その気持ちに寄り添いながら適宜必要な援助をしていく関係構築の知識及び技術。
⑥ 保護者等への相談、助言に関する知識及び技術。

  1. 2つ
  2. 3つ
  3. 4つ
  4. 5つ
  5. 6つ →〇

正答:5


R3前期:保育実習理論⑭

R3前期 保育実習理論 問 14
 次の文のうち、絵本の読み聞かせをする際の留意事項として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもが絵本の世界を楽しめるように、保育士は絵本のストーリーや展開をよく理解しておく。  →〇
  2. 絵本を読む時の読み手の背景は、子どもが絵本に集中できるようにシンプルな背景が良い。  →〇
  3. 絵本は、表紙や裏表紙にも物語が含まれることがあることを理解しておく。  →〇
  4. 絵本を読み終えたら、子どもが絵本の内容を正確に記憶できているかが重要であるため、直ちに質問して確認する。 →×

正答:1 ○ ○ ○ ×


R3前期:保育実習理論⑮

R3前期 保育実習理論 問 15
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
実習生のKさんは、S保育所の2歳児クラスで実習を行っています。今朝、M君が、泣きながら母親に抱かれて登園してきました。保育士たちはそれぞれに対応していて手が離せず、Kさん一人で対応することになりました。
【設問】
この場面で保育士をめざす実習生KさんのM君への対応として、最も適切でないものを一つ選びなさい。

  1. M君を抱きかかえて、「大丈夫、大丈夫」と背中を優しくさすりながら、なだめる。
  2. M君の顔を見ながら、「どうしたの?」と声をかける。
  3. 「今日は何をして遊ぼうか」とM君を優しく遊びに誘う。
  4. 「一緒にお母さんにいってらっしゃいをしよう」とM君を誘う。
  5. 「早く泣きやまないとお母さんに怒られるよ」とM君に泣きやまないことを注意する。  →×

正答:5


R3前期:保育実習理論⑯

R3前期 保育実習理論 問 16
 次の文は、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」1「乳児保育に関わるねらい及び内容」(3)「保育の実施に関わる配慮事項」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
ア 乳児は疾病への抵抗力が弱く、心身の機能の未熟さに伴う疾病の発生が多いことから、一人一人の発育及び発達状態や健康状態についての適切な判断に基づく(A 保健的)な対応を行うこと。
イ 一人一人の子どもの生育歴の違いに留意しつつ、欲求を適切に満たし、(B 特定)の保育士が応答的に関わるように努めること。
ウ 乳児保育に関わる職員間の連携や嘱託医との連携を図り、第3章に示す事項を踏まえ、適切に対応すること。栄養士及び看護師等が配置されている場合は、その(C 専門性)を生かした対応を図ること。
エ 保護者との信頼関係を築きながら保育を進めるとともに、保護者からの( D  相談)に応じ、保護者への支援に努めていくこと。
オ ( E  担当)の保育士が替わる場合には、子どものそれまでの生育歴や発達過程に留意し、職員間で協力して対応すること。
(組み合わせ)
A B C DE

  1. 保健的 担当 特殊性 相談 特定
  2. 情緒的 特定 専門性 要望 担当
  3. 情緒的 担当 特殊性 相談 特定
  4. 保健的 特定 専門性 相談 担当  →〇
  5. 保健的 特定 専門性 要望 担当

正答:4


R3前期:保育実習理論⑰

R3前期 保育実習理論 問 17
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
実習生のPさんは、H保育所の3歳児クラスで実習を行っています。PさんがQ君とR君と積み木で遊んでいた際、Q君とR君が積み木の取り合いになり、Q君がR君の手を噛んでしまいました。突然のことでPさんは何もできず立ち尽くしていると、R君の「いたい!」という叫び声を聞いた担当保育士がその場に駆けつけ、仲裁に入りました。
【設問】
保育士をめざす実習生Pさんのこの後の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 積み木の取り合いになった状況を担当保育士に報告する。  →〇
  2. 自らの判断でQ君の保護者へ連絡し、R君の保護者に謝るように指導する。  →×
  3. このようなトラブルの場合の仲裁方法について、担当保育士に相談し、助言を得る。  →〇
  4. R君がQ君に噛まれたことを他の保護者との間で話題にする。  →×

正答:2 ○ × ○ ×


R3前期:保育実習理論⑱

R3前期 保育実習理論 問 18
 次の文のうち、「保育所児童保育要録」に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育所児童保育要録の送付については、入所時や懇談会などを通して、保護者に周知しておくことが望ましい。 →〇
  2. 子どもの就学に際して、作成した保育所児童保育要録の抄本又は写しを地方自治体の長に送付する。 →×
  3. 保育所児童保育要録の作成にあたっては、保護者との信頼関係を基盤として、保護者の思いを踏まえつつ記載する。 →〇
  4. 保育所児童保育要録は、最終年度の子どもについて作成する。 →〇

正答:3 ○ × ○ ○


R3前期:保育実習理論

R3前期 保育実習理論 問 19
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
児童養護施設で暮らすNちゃん(3歳、男児)は、母親と2人暮らしであったが、母親がうつ病を発症し、養育ができない状況になったために2年前に入所となった。当初は母親の体調回復を機に家庭引き取りを行うことを個別支援計画(自立支援計画)の支援方針としていて、母親もそれに同意していた。しかし、最近、母親の体調が回復してきたことから家庭引き取りに向けた取り組みをし始めたところ、母親から「つきあっている男性がいて、結婚する予定だ。Nちゃんの引き取りは結婚後、生活が安定してからにしたい。」との発言が児童養護施設のNちゃんの担当保育士にあった。
【設問】
次のうち、この話を聞いた直後にNちゃんの担当保育士が行うべき対応として、最も適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 母親の意向を尊重し、支援方針を「母親の再婚生活が安定した後に家庭引き取り」に変更する。
  2. 個別支援計画は児童相談所で作成するものであるため、計画見直しの意向があることを担当の児童福祉司に伝えて良いか母親に確認する。
  3. 結婚予定の男性や今後の見通しについて母親から情報収集を行う。 →〇
  4. Nちゃんに母親の再婚に対する意見を聞き、Nちゃんの意向に沿った個別支援計画を立案する。
  5. 当初の個別支援計画の支援方針と異なるため、考え直すように母親に伝える。

正答:3


R3前期:保育実習理論⑳

R3前期 保育実習理論 問 20
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
乳児院からの措置変更で児童養護施設に入所したJ君(8歳、男児)は、施設の他の子どもたちとテレビを見ている場面で担当保育士に「なんで俺の親は俺を施設に預けたの?」と質問した。
【設問】
次のうち、担当保育士の対応として最も適切な記述を一つ選びなさい。なお、J君の出自(出生や生い立ち)について、J君にどのように伝えるか、事前に職員間で検討していなかったものとする。

  1. その場で担当保育士の知っている情報について包み隠さず話す。
  2. 他の子どもたちがいない場所に移動し、担当保育士の知っている情報について包み隠さず話す。
  3. 伝え方や内容について職員会議で確認してから、後日伝える場を設ける。 →〇
  4. 実親の情報の伝達にあたっては、どのような情報であっても実親の承諾が必要となるため、実親と連絡をとる。
  5. 入所児童に出自を知らせることは危険であり、権利擁護の観点から伝えない。

正答:3


R2後期:保育実習理論①

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問1 
次の曲の伴奏部分として、A~Dにあてはまるものの正しい組み合わせを一つ選びなさい。
         
        著作権の関係により公表できません。

(組み合わせ)
A B C D

  1. ア ア ウ エ
  2. ア ウ イ ア
  3. イ ア エ イ →〇
  4. イ エ エ イ
  5. エ ウ ウ ア

正答:3


R2後期:保育実習理論②

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問2 
次のA~Dを意味する音楽用語を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. よりいっそう →ア più
  2. 中ぐらいの速さで →イ moderato
  3. だんだん弱く →オ dim.
  4. 前と同様に続けて →カ simile

【語群】
ア più イ moderato  ウ rit. エ sempre
オ dim.  カ simile キ poco  ク andante
正答:1 ア イ オ カ


R2後期:保育実習理論③

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問3
次のコードネームにあてはまる伴盤の位置として、正しい組み合わせを一つ選びなさい。
アイウ
F♯ : ⑫⑮⑲ ④⑥⑫ ⑫⑯⑲
Gm : ⑨⑬⑰ ⑬⑯⑳ ①⑤⑧
B♭7 : ②④⑧ ⑨⑭⑯ ⑧⑮⑯
Caug : ②⑥⑩ ⑪⑭⑱ ⑥⑪⑭

正答:5 F♯ Gm B♭7 Caug


R2後期:保育実習理論④

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問4 
次の曲を4歳児クラスで歌ってみたところ、全体的に低く歌いにくそうであった。そこで短3度上の調に移調することにした。その場合、下記のコードはどのように変えたらよいか、正しい組み合わせを一つ選びなさい。
(組み合わせ)
AE D

  1. F C B♭
  2. D A G
  3. C G F  →〇
  4. C G♯ F
  5. D A♭ G

正答:3


R2後期:保育実習理論⑤

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問5 
次のリズムは、ある曲の歌いはじめの部分である。それは次のうちのどれか、一つ選びなさい。

  1. 気のいいあひる(作詞:高木義夫 ボヘミア民謡)
  2. ぞうさん(作詞:まど・みちお 作曲:團伊玖磨)
  3. 山のワルツ(作詞:香山美子 作曲:湯山昭)
  4. びわ(作詞:まど・みちお 作曲:磯部俶)
  5. ありさんのおはなし(作詞:都築益世 作曲:渡辺茂)

著作権の関係により公表できません。
正答:全


R2後期:保育実習理論⑥

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問6 
次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. コダーイシステムは、アメリカで生まれた教育法である。 →×
  2. 大中恩は、「犬のおまわりさん」を作曲した。 →〇
  3. マラカスは打楽器の仲間である。 →〇
  4. イ長調の調号は、シャープが2つである。 →×

正答:4 × ○ ○ ×


R2後期:保育実習理論⑦

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問7 
次の文は、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」2「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」のオ「表現」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や表現する力を養い、( A 創造性)を豊かにする。
(ア)ねらい

  • 身体の諸感覚の経験を豊かにし、( B 様々な感覚)を味わう。

(イ)内容

  • 水、砂、土、紙、粘土など様々な( C 素材)に触れて楽しむ。

(組み合わせ)
A BC

  1. 創造性 様々な感覚 材料
  2. 創造性 深い感覚 素材
  3. 独創性 様々な感覚 材料
  4. 独創性 深い感覚 材料
  5. 創造性 様々な感覚 素材 →〇

正答:5


R2後期:保育実習理論⑧

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問8 
次の文は、「図式期」と呼ばれる描画発達の一時期にみられる特徴に関する記述である。それぞれの言葉とその内容とが適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. アニミズム的表現 ―――  すべてのものに命があり、感情や意志をもっているという考え方に基づいた絵で、動物以外のものにも目や口を描き、感情の表現を行う。 →〇
  2. レントゲン描法 ――――  家の中の様子やポケットの中身など、外からは見えないものまでを描いた絵。 →〇
  3. 展開図描法 ――――――  異なる時間の出来事や、連続して進行するお話のそれぞれの場面を1枚の絵の中に描くこと。 →×
  4. 基底線 ――――――――  画面に横線を引き、この横線を地面としてその上に人や乗り物を描く。このような横線の呼び名である。 →〇

正答:3 ○ ○ × ○


R2後期:保育実習理論⑨

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問9 
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
主任のU保育士と新任のK保育士は、お祭りごっこで使う入り口の看板を、一般的に保育所で使用されている絵の具を混ぜずに塗って、作ろうとしています。
K保育士:看板の地の色を緑に塗って、文字の色を( A )で塗ってみましたが、なんだか文字が読みにくくなってしまいました。
U保育士:それは、緑と( A )の明度差が( B 小さい)からですね。読みやすくするために( C )にしてみましょう。
K保育士:ずいぶん文字が読みやすくなりました。他にも文字が目立つ色の組み合わせを試してみたいのですが、何色がよいでしょうか。
U保育士:白にしてみましょう。こちらもよく目立ちますね。
【設問】
( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
(組み合わせ)
ABC

  1. 青 大きい 茶
  2. 黄 小さい 青
  3. 黄 小さい 茶
  4. 青 大きい 黄
  5. 青 小さい 黄 →〇

正答:5


R2後期:保育実習理論⑩

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 10
次の文のうち、下の図で用いられている表現技法「フロッタージュ」の説明として適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. こすり出す紙は、ケント紙や段ボールなどの厚い紙を使用する。 →×
  2. 技法名はフランス語に由来し、日本語では「こすること」を意味する。 →〇
  3. 凹凸のあるものに紙を押し当てて、鉛筆などでこする。 →〇
  4. 身近なものに様々な模様をみつけることができる。 →〇

正答:3 × ○ ○ ○


R2後期:保育実習理論⑪

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 11 
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Z保育所では、保育士たちが園庭の土を使って子どもたちとどのような活動ができるかを話し合っています。
M保育士:私はピカピカの泥団子をみんなで作ってみたいです。土を( A 丸めて)から繰り返し手で磨き、さらに( B 細かい土や砂)で磨き、最後は布で磨いて仕上げるのが楽しいですよ。
L保育士:園庭の土が( C 粘土質)ならば、陶芸もできるのではないでしょうか。
G保育士:絵を描くことはできませんか。土に( D のり)を混ぜれば、絵の具のようにもなると思います。
L保育士:土では色々なことができますね。
【設問】
( A )~( D )にあてはまる語句の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
(組み合わせ)
A B CD

  1. 丸めて 粗い土や砂 腐葉土 石膏
  2. ほぐして 粗い土や砂 腐葉土 石膏
  3. ほぐして 細かい土や砂 腐葉土 のり
  4. 丸めて 細かい土や砂 粘土質 のり →〇
  5. ほぐして 粗い土や砂 粘土質 石膏

正答:4


R2後期:保育実習理論⑫

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 12
次の図の模様は、丸棒にひもを巻き付けて、そのひもの上に絵の具を塗って、画用紙の上を転がして作ったものである。どのようにひもを巻いたら図に最も近い模様となるのか、次の1~5の巻き方で正しいものを一つ選びなさい。ただし、転がし方は同じ方向に1度のみとする。


注意1:点線は、裏を通るひもを示している。
注意2:ひもは複数本巻く場合がある。
正答:5


R2後期:保育実習理論⑬

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 13 
次の文のうち、「保育所保育指針」第5章「職員の資質向上」3「職員の研修等」の一部として(a)~(d)の下線部分が正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
職員が日々の保育実践を通じて、必要な知識及び (a →〇)技術の修得、維持及び向上を図るとともに、保育の課題等への共通理解や (b →×)主体性を高め、保育所全体としての保育の質の向上を図っていくためには、日常的に職員同士が (c →×)対話的に学び合う姿勢と環境が重要であり、職場内での (d →〇)研修の充実が図られなければならない。
正答:3 ○ × × ○


R2後期:保育実習理論⑭

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 14 
次のA~Eの保育士の援助について、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」4「保育の実施に関して留意すべき事項」に関する記述として適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもの心身の発達及び活動の実態などの個人差を踏まえるとともに、一人一人の子どもの気持ちを受け止め、援助すること。 →〇
  2. 子どもが自ら周囲に働きかける際には、子どもが失敗しないように積極的に援助すること。 →×
  3. 子どもの入所時の保育に当たっては、既に入所している子どもに不安や動揺を与えないように、個別的な対応は避けること。 →×
  4. 子どもの国籍や文化の違いを認め、互いに尊重する心を育てるようにすること。 →〇
  5. 子どもの性差や個人差にも留意しつつ、性別などによる固定的な意識を育むようにすること。

正答:3 ○ × × ○ ×


R2後期:保育実習理論⑮

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 15 
次の文は、「保育所保育指針」第1章の一部である。文中の(   )の中に「生活」という言葉を入れたとき、正しい記述となるものを○、誤った記述となるものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育所は、子どもが生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期に、その(   )時間の大半を過ごす場である。 →〇
  2. 子ども相互の関係づくりや互いに尊重する心を大切にし、集団における(   )を効果あるものにするよう援助すること。 →×
  3. 保育所は、こうした人、物、場などの環境が相互に関連し合い、子どもの(   )が豊かなものとなるよう、次の事項に留意しつつ、計画的に環境を構成し、工夫して保育しなければならない。 →〇
  4. 保育所は、子どもの(   )に十分配慮するとともに、子ども一人一人の人格を尊重して保育を行わなければならない。 →×

正答:2 ○ × ○ ×


R2後期:保育実習理論⑯

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 16 
次のA~Eの文は、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の5領域それぞれの一部である。3歳以上児の保育における内容の取扱いとして、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 領域「健康」――――  安全に関する指導に当たっては、情緒の安定を図り、遊びを通して安全についての構えを身に付け、危険な場所や事物などが分かり、安全についての理解を深めるようにすること。 →〇
  2. 領域「人間関係」――  思い通りにいかない場合等の子どもの不安定な感情の表出については、保育士等が受容的に受け止めるとともに、そうした気持ちから立ち直る経験や感情をコントロールすることへの気付き等につなげていけるように援助すること。 →×
  3. 領域「環境」――――  数量や文字などに関しては、日常生活の中で子ども自身の必要感に基づく体験を大切にし、数量や文字などに関する興味や関心、感覚が養われるようにすること。 →〇
  4. 領域「言葉」――――  子どもが日常生活の中で、文字などを使いながら思ったことや考えたことを伝える喜びや楽しさを味わい、文字に対する興味や関心をもつようにすること。 →〇
  5. 領域「表現」――――  生活経験や発達に応じ、自ら様々な表現を楽しみ、表現する意欲を十分に発揮させることができるように、遊具や用具などを整えたり、様々な素材や表現の仕方に親しんだり、他の子どもの表現に触れられるよう配慮したりし、表現する過程を大切にして自己表現を楽しめるように工夫すること。 →〇

正答:3 ○ × ○ ○ ○


R2後期:保育実習理論⑰

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 17 
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
K保育所では、飼育しているウサギに赤ちゃんが数匹生まれた。5歳児クラスのSちゃんは、ある日、何を思ったのか、ウサギの赤ちゃんを土の中に埋めようとした。あわてて、何人かの子どもがT保育士にその様子を知らせにきた。T保育士は、急いでSちゃんの行為を止めて、Sちゃんに対して、「どうしてそんなことをするの?かわいそうでしょう!」と問いただした。しかし、Sちゃんは何も言わなかった。
お迎えの時、Sちゃんの保護者にその話をしたところ、保護者は「先日、テレビでオーストラリアの野ウサギが土を掘って穴ぐらで暮らす場面を熱心に見ていました。」と話してくれた。
【設問】
次のうち、今後のT保育士の行動として最も不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 自分でもウサギの生態を詳しく調べる。 →〇
  2. ウサギの赤ちゃんの世話の仕方を子どもたちに教える。 →〇
  3. 主任保育士に、Sちゃんの行為について他の子どもたちにどのように話すかを相談する。 →〇
  4. 自宅に帰ってから、T保育士の家族にSちゃんの行為について相談する。 →×
  5. ウサギの子育ての様子を知らせる保育教材を作る。 →〇

正答:4


R2後期:保育実習理論⑱

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 18 
次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」3「保育の計画及び評価」(2)「指導計画の作成」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 3歳未満児については、一人一人の子どもの生育歴、心身の発達、活動の実態等に即して、( A 個別的)な計画を作成すること。
  • 3歳以上児については、個の成長と、子ども相互の関係や( B 協同的)な活動が促されるよう配慮すること。
  • 異年齢で構成される組やグループでの保育においては、一人一人の子どもの生活や経験、発達過程などを把握し、適切な援助や( C 環境構成)ができるよう配慮すること。

(組み合わせ)
AB C

  1. 個別的 並行的 環境構成
  2. 総合的 並行的 指導計画
  3. 個別的 協同的 環境構成 →〇
  4. 総合的 協同的 指導計画
  5. 個別的 並行的 指導計画

正答:3


R2後期:保育実習理論⑲

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 19 
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
児童自立支援施設で実習中のQさん(20 歳、女性)は、施設に入所しているRさん(13 歳、女児)の何事に対しても無関心な態度が気になり、積極的に声をかけ、会話をするようにしていた。Rさんは幼児期からネグレクトを受け、小学校高学年の時期には夜間徘徊や喫煙、窃盗を繰り返す生活を送っていたそうである。実習終盤になるとRさんはQさんに対して心を開き、気さくに話をしてくれるようになった。そんな中、RさんはQさんに、今でも隠れて喫煙していることを伝えた。さらに「Qさんを信頼して言ったんだから、職員に言わないでね。これくらいしか楽しみがないんだ。」と伝えた。
【設問】
次の文のうち、Qさんが実習生として取るべき対応として、適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

  1. Rさんの信頼を裏切らないため、喫煙していることは誰にも言わない。 →×
  2. Rさんの喫煙せざるを得ない気持ちを考える。 →〇
  3. 「そうでもしないとやってられないよね。」と支持する。 →×
  4. Rさんに、実習生として喫煙といった行動を見逃すことができないことを伝える。 →〇

正答:4 B D


R2後期:保育実習理論⑳

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 20 
次の文は、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第 63 号)におけるそれぞれの施設に関する説明である。最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 乳児院においては、乳児の自主性を尊重しつつ、将来自立した生活を営むために必要な知識及び経験を得ることができるように支援を行わなければならない。 →×
  2. 母子生活支援施設における生活支援は、その自立の促進を目的とし、かつ、母子の私生活を尊重して行わなければならない。 →〇
  3. 児童養護施設においては、入所している児童の自立支援のため、随時心理学的及び精神医学的診査並びに教育評価を行わなければならない。 →×
  4. 児童心理治療施設においては、児童が入所した日から、医師又は嘱託医が適当と認めた期間、児童を観察室に入室させ、その心身の状況を観察しなければならない。 →×
  5. 児童自立支援施設における生活支援は、養護及び教育を一体的に行うことをその特性とし、その内容については児童自立支援施設運営指針に従わなければならない。 →×

正答:2