平成30年度前期試験 保育の心理学 問1
次の文は、発達に関する理論についての記述である。(A)~(D)の語句が正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。ブロンフェンブレンナー(Bronfenbrenner, U.)は、生態学的システム論において、人が日常生活で直接・間接に関わりをもつ社会的文脈を、入れ子状の多層モデルとして示した。一人の子どもを中心とすると、第1層は、子どもと親の関係、子どもときょうだいとの関係、子どもと保育士との関係などがあげられ、(A マイクロシステム →○)と呼んでいる。第2層の(B エクソシステム →×)では、子どもが保育所に通っているならば家庭と保育所、子どもが小学校に通っているならば家庭と小学校との関係などを示している。第3層の(C メゾシステム →×)では、親の職業・職場、きょうだいの通う小学校などがあげられている。第4層は(D マクロシステム →○)と呼び、信念体系、価値観、法律、文化などの社会的文脈が第1層から第3層を取り囲んでいる。
正答:3 ○ × × ○
「H30前保育の心理学」一覧
H30前:保育の心理学②
平成30年度前期試験 保育の心理学 問2
次の文は、認知発達のメカニズムに関する記述である。【Ⅰ群】の人名及び用語と、【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の適切な組み合わせを一つ選びなさい。【Ⅰ群】
- ケーラーの洞察
- パブロフのレスポンデント条件付け
- バンデューラの観察学習
- スキナーのオペラント条件付け
【Ⅱ群】
ア レモンを思い浮かべただけで、唾液が出てきた。 →パブロフのレスポンデント条件付け
イ 背伸びしても届かない所に置かれた玩具を取ろうとしていた子どもが、突然ひらめいたように、箱を踏み台として使った。 →ケーラーの洞察
ウ 正義の味方が活躍するテレビ番組が放送された翌日には、クラスでヒーローごっこが、いつもより盛んに行われた。 →バンデューラの観察学習
エ ラジオ体操に参加するとスタンプがもらえるので、休まずに参加した。 →スキナーのオペラント条件付け正答:2 イ ア ウ エ
H30前:保育の心理学③
平成30年度前期試験 保育の心理学 問3
次の文は、子ども同士のトラブルに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 3歳頃に物や場所の取り合いによるトラブルが多いのは、自分の思いを言葉で表現することが十分にできないことが原因の一つであると考えられる。 →○
- 子ども同士のトラブルへの保育士の対応として、どのような場合も見守る・待つ姿勢が大切である。 →×
- ルールを守らないことによるトラブルが5歳頃に多く生じるのは、集団での遊びが活発になってきていることが一つの要因と考えられる。 →○
- 子ども同士のトラブルへの対応として、5歳頃では、保育士は直接的に関与することはない。 →×
正答:3 ○ × ○ ×
H30前:保育の心理学④
平成30年度前期試験 保育の心理学 問4
次の説明及び図は、環境閾値説に関するものである。( ア )~( エ )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
説明
ジェンセン(Jensen, A.R.)は、心身の諸特質の( ア 遺伝的可能性)が顕在化するのに必要な( イ 環境条件)の質や量は、その特性によってそれぞれ違いがあり、各特性に固有な一定の水準(閾値)があるという見解を述べている。その見解によると特性Aは、極端に不適切な環境でないかぎり、ほぼ完全に発達の可能性が現れる。特性Bは、( ウ 知能検査の成績)などがこれにあたり、中程度の環境条件が閾値となるものである。特性Cは、環境条件にほぼ比例して発達の可能性が顕在化するもので、( エ 学業成績)などがこれに当たる。特性Dは、きわめて可能性が好適的な環境条件や特別な教育訓練によって、はじめて顕在化するものである。
図 ジェンセンの環境閾値説の解説図
(組み合わせ)
ア イ ウ エ
1 遺伝的可能性 環境条件 学業成績 知能検査の成績
2 遺伝的可能性 相互作用 知能検査の成績 学業成績
3 環境条件 相互作用 知能検査の成績 学業成績
4 ○遺伝的可能性 環境条件 知能検査の成績 学業成績
5 環境条件 相互作用 学業成績 知能検査の成績
正答:4
H30前:保育の心理学⑤
平成30年度前期試験 保育の心理学 問5
次の文は、乳児期の発達に関する記述である。(A)~(D)にあてはまる語句の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
- (A 歩行)ができるようになると、自らの意志で自由に探索行動をするようになる。
- 舌、唇、あごの筋肉を協調して動かすことができるようになると、(B 喃語)が出現する。
- (C 物の永続性)を獲得すると、遊んでいたおもちゃを隠されて見えなくても存在していることを理解している。
- 快・不快の表出から、次第に、喜び、悲しみ、嫌悪、(D 怒り)など、感情表出が豊かになる。
(組み合わせ)
A B C D
1 歩行 クーイング アニミズム 怒り
2 歩行 喃語 アニミズム 恥
3 座位 喃語 アニミズム 怒り
4 歩行 喃語 物の永続性 怒り
5 座位 クーイング 物の永続性 恥
正答:4
H30前:保育の心理学⑥
平成30年度前期試験 保育の心理学 問6
次の文は、ピアジェ(Piaget, J.)による感覚運動期に関する記述である。【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- 第1次循環反応
- 第2次循環反応
- 第3次循環反応
【Ⅱ群】
ア ついたての後ろにおもちゃを隠すと、おもちゃを取るために、ついたてを取り除く。
イ テーブルの上にある積み木をつかみ、床に落としたあと、別の積み木を違うやり方で投げてみるなど、いろいろ試してみる。 →第3次循環反応
ウ 偶然自分の指が口に触れ、吸ってみた子どもが、そのことに興味があるというように繰り返し同じことをする。 →第1次循環反応
エ 偶然、起き上がりこぼしを足で蹴って音が出ると、繰り返し足で蹴って音を出す。 →第2次循環反応
オ 飛んでいるシャボン玉を目で追う。
正答:2 ウ エ イ
H30前:保育の心理学⑦
平成30年度前期試験 保育の心理学 問7
次の文は、幼児と他者とのかかわりに関する記述である。【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の用語を結びつけた場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- H君(男児)は、I君(男児)を追いかけている。保育室内を走り回っていたI君が「はぁー、はぁー」と言って大型積木の上に腹ばいになる。I君のあとを走っていたH君も大型積木のところへ来て「はぁー、はぁー」と言って腹ばいになる。I君が「あーぁ、疲れた」と言って起き上がり、大型積木の上に「そーれ」と言って座り直す。
H君も続いて起き上がって「そーれ」と言って座り直す。 →模倣- J君(男児)とK君(男児)は、登園するとすぐに「きのうのつづき」と言いながら部屋の隅で大型積木で囲いを作り始めた。次に「ロケット故障、ミッションコントロール、応答ねがいます」「ロケット修理、はじめます」と言いながら、J君が両手で積木を支え、そこにK君が積木を上にのせて、2人で宇宙ステーションを作りあげた。 →平行遊び
- 保育士が砂場に行くと、数名の女児が容器に砂を入れて小枝でかき回したり、砂を入れたカップに小石やちぎった葉っぱを散らしたり、容器に入れた砂を手でぱんぱんと固めようとしたりする姿が観察された。それぞれの子どもが思い思いに楽しそうにしているが、子ども同士のやりとりはみられない。 →協同遊び
- 園庭に嬉しそうに飛び出したLちゃん(2歳、女児)は、5歳児クラスの子ども達がドッジボールをしている様子をじっと見ていた。Lちゃんは次に砂場に近寄って、4歳児クラスの子ども達が、砂山を作ったり、穴を掘っている様子をじっと眺めていた。
「Lちゃんも一緒にやってみる?」と保育士が声をかけると、もじもじしながら後ずさりして少し離れたところでじっと遊びを見ていた。 →傍観者的行動【Ⅱ群】
ア 協同遊び イ 連合遊び ウ 平行遊び エ ひとり遊び オ 模倣 カ 傍観者的行動
(組み合わせ)
正答:3 オ ア ウ カ
H30前:保育の心理学⑧
平成30年度前期試験 保育の心理学 問8
次の文は、心の理論をもっているかどうかを調べるための課題である。この課題について適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
M児とN児が部屋で一緒に遊んでいた。M児がボールをかごの中に入れた後、部屋から出ていった。M児が部屋にいない間に、N児がボールをかごの中から別の箱の中に移した。M児が部屋に戻ってきたとき、ボールを取り出すために、最初にどこを探すだろうか。
- 正答するには、他者が自分とは違う誤った信念(誤信念)をもつことが理解できる必要がある。 →○
- 自閉スペクトラム症の幼児では、知的な遅れがなければ、定型発達児より早く正答する。 →×
- 正答するには、他者の心の状態を推測することができる必要がある。 →○
- 3歳になると、この質問に対してほとんどの子どもが正答することができる。 →×
正答:3 ○ × ○ ×
H30前:保育の心理学⑨
平成30年度前期試験 保育の心理学 問9
次の文は、発達観についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 子どもは生まれた時からさまざまな能力を有しており、環境に能動的に関わるという発達観は、20 世紀初めに広がった。 →×
- 「できる」「できない」で発達を捉える行為論的発達観と、「できることをやろうとする」「できないけれどやろうとする」という能力論的発達観がある。 →×
- 発達は遺伝のみによって規定されるのではなく、社会・文化によっても規定される。 →○
- 生涯発達において、青年期以降、知的能力は下降すると考えられてきたが、成人期におけるその人の経験によっては上昇する知的能力もあることが明らかにされてきた。 →○
正答:5 × × ○ ○
H30前:保育の心理学⑩
平成30年度前期試験 保育の心理学 問 10
次の乳児と母親のやりとり場面についての記述を読んで、【設問】に答えなさい。
生後9~ 10 か月頃になると、乳児の認識世界には大きな変化が現れる。乳児を抱いている母親が「ワンワンだね」と指し示すと、乳児は犬に視線を向ける。また、棚の上のおもちゃがほしい時に「アーアー」と言いながら身振りで母親に伝えようとする。
【設問】
次の心理学用語のうち、この記述に示されているものを○、そうでないものを × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 三項関係 →○
- 共同注意 →○
- 共鳴動作 →×
- 情動調整 →×
正答:2 ○ ○ × ×
H30前:保育の心理学⑪
平成30年度前期試験 保育の心理学 問 11
次の文は、人との関わりについての記述である。A~Dのうち、この記述と関連する用語を○、そうでない用語を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
長期縦断研究によって、自分の乳幼児期の親との関係性の質が、自分が親になった時の子どもとの関係性の質に一定程度、影響を及ぼすことが明らかになってきた。しかしその一方で、乳幼児期に望ましい親子関係を形成することができなかったとしても、適切で継続的なキーパーソンの存在によって、その後の人生において安定的な関係性を築くこともあることが示されている。
- インクルージョン →×
- レジリエンス →○
- アタッチメント(愛着) →○
- ソーシャル・アクション →×
正答:4 × ○ ○ ×
H30前:保育の心理学⑫
平成30年度前期試験 保育の心理学 問 12
次の【事例】を読んで【設問】に答えなさい。
【事例】
P君(5歳、男児)は、電車のおもちゃで遊んでいる。まず、(A 分類の理解)緑色の電車とオレンジ色の電車に分けて置いた。次に、(B 長さの理解)先頭を揃えて同じ色の電車をつなぎ、一番うしろが揃っていないことをしばらく見比べていた。そして、(C 計数)一台ずつ指でおさえながら、緑色の電車を「いち、にぃ、さん、よん。」と声を出して数えた。続けてオレンジ色の電車を「いち、にぃ、さん、よん、ご。」と数えた。 (D 集合数)「オレンジでんしゃは、ごこ。」と嬉しそうに言った。
【設問】
(A)~(D)の下線部分に関連する語句を、【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
【語群】
ア 高さの理解 イ 分類の理解 ウ 長さの理解 エ 系列の理解 オ 計数 カ 数唱 キ 集合数
正答:1 イ ウ オ キ
H30前:保育の心理学⑬
平成30年度前期試験 保育の心理学 問 13
次の文は、エリクソン(Erikson, E.H.)による青年期の特徴についての記述である。(A)~(D)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
青年期を(A モラトリアム)の時代と呼んだ。この用語は、(B 経済的自立)やある種の社会的責任に猶予が認められる期間の意味で用いられている。この期間に青年は職業生活に必要な知識や技術を獲得するだけでなく、内省力が増し、自分を見つめ、積極的に(C 社会的役割実験)を行い、(D アイデンティティ)の確立を模索するといわれている。
【語群】
ア 社会的スキル訓練 イ アイデンティティ ウ 社会的役割実験 エ 心理的離乳 オ アサーション カ 第二次性徴 キ モラトリアム ク 経済的自立
正答:5 キ ク ウ イ
H30前:保育の心理学⑭
平成30年度前期試験 保育の心理学 問 14
次の文は、保育所での生活習慣の形成に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 生活習慣を身に付けるために、家庭との連携は不可欠であり、食事、排泄、睡眠について連絡帳などで情報交換を行う。 →○
- 3歳以上の幼児クラスでは、午睡をするか、午睡の時間を遊んで過ごすかを幼児自身が選ぶようにする必要がある。 →×
- 子どもの生活リズムの個人差を配慮するためには、ランチルームや午睡室などを設置しなければならない。 →×
- 子どもが主体性を身につけるようになると、自分で判断するようになり、一旦、できるようになった基本的生活習慣行動をしなくなることもある。 →○
正答:3 ○ × × ○
H30前:保育の心理学⑮
平成30年度前期試験 保育の心理学 問 15
次の文は、保育所における3歳以上児での保育実践に関する記述である。次の【設問】に答えなさい。【設問】
保育士の指導のもとに子どもたちが一斉に活動する場面で、クラスの子どもに期待されることとして、最も不適切な記述を一つ選びなさい。
- 黙って、感情を出さずにじっとしていることを身に付ける。 →×
- 保育士の話は自分だけに向けられているのではないことに気づく。 →○
- 朝の会、給食などには、それぞれの手順があることを知る。 →○
- 場面に応じた話し方があることを子ども自身の発表経験などを通して知る。 →○
- 一対多のコミュニケーションが、一対一のコミュニケーションと異なることを経験する。 →○
正答:1
H30前:保育の心理学⑯
平成30年度前期試験 保育の心理学 問 16
次の図及び、説明は、「家族と地域における子育てに関する意識調査」(平成 25年 内閣府)における「家族の役割として重要なこと」を示したものである。(A)~(C)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
図 家族の役割として重要なこと
説明
平成 19 年と平成 25 年において、最も高いのは5割以上の「(A 生活面でお互いに協力し助け合う)」であり、家族の最も基本的機能についての年代の大きな変化はみられない。「夫または妻との愛情をはぐくむ」、「(B 子どもを生み、育てる)」、「経済的に支え合う」は平成 19 年に比べ平成 25 年は、それぞれ10 ポイント前後高い。「(C 基本的な生活習慣や礼儀作法を身につける)」は最も減少しており、保育所における役割が増しているといえる。
【図】
【語群】
ア 生活面でお互いに協力し助け合う
イ 子どもを生み、育てる
ウ 基本的な生活習慣や礼儀作法を身につける
正答:1 ア イ ウ
H30前:保育の心理学⑰
平成30年度前期試験 保育の心理学 問 17
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
1歳 11 か月の男児。1週間前から保育所に入所した。入所前は、母親が自宅で養育していた。入所初日からためらいもなく、どの職員にも接近してベタベタと身体的接触をし、職員室についていくなどの行動が目立った。その行動特徴は、入所1週間一貫して観察された。この男児には、こだわり行動や言葉の遅れはなく、相互的に保育士と遊ぶことはできた。
【設問】
この子どもと家族に対して保育士として行うべき対応について、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 初めての入所であるため、多くの大人に接近し状況に適応しようとしていると捉え、この男児を温かく見守る。 →×
- 人見知りが少ないことを、他の子どもに比べて成長が早いと、肯定的に母親に伝える。 →×
- お迎えの時の母親に対する男児の行動などをよく観察する。 →○
- 児童相談所などの虐待通報機関に通報を行うかを保育所全体で検討する。 →○
正答:5 × × ○ ○
H30前:保育の心理学⑱
平成30年度前期試験 保育の心理学 問 18
次の文は、保育所における守秘義務に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 保育士は、「児童福祉法」で守秘義務が課せられている。 →○
- 関係機関の話し合いのあと、個人情報が入った配布資料は、出席者が各自で管理するため持ち帰ってもよい。 →×
- 児童虐待の通告義務は、守秘義務より優先される。 →○
- 保育所が医療機関へ入所児の病気について個別に問い合わせる場合は、保護者の同意は不要である。 →×
正答:3 ○ × ○ ×
H30前:保育の心理学⑲
平成30年度前期試験 保育の心理学 問 19
次の文のうち、保育士の対応として適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 担当の保育士が代わる場合は、子どものそれまでの発達過程等をまとめ、引き継ぎをした。 →○
- 子どもの体調が悪くないにもかかわらず、たびたび保育所を休ませてしまう保護者を強く叱責した。 →×
- 子どもが登園してきた際、保護者に家庭での様子を聞くようにしている。 →○
- 保幼小連携のため、保育所で小学校1年生の学習参考書を取り寄せ学習させた。 →×
正答:2 ○ × ○ ×
H30前:保育の心理学⑳
平成30年度前期試験 保育の心理学 問 20
次の文は、不登校に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 文部科学省の不登校の定義において、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況があげられている。 →○
- 不登校は、病気により入院治療を受けている場合や、家計が苦しく教育費が出せないなどの経済的な問題による長期欠席も含まれる。 →×
- 「平成 27 年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」(速報値)について」(平成28 年 10 月 文部科学省)によると、不登校の要因で最も多いものは「いじめ」であり、過半数を占める。 →×
- 学校における不登校の児童生徒への対応として、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーとの連携、教育支援センターやフリースクールなどでの教育機会の確保など、さまざまな支援を検討することが推奨される。 →○
- 「「不登校に関する実態調査」 ~平成 18 年度不登校生徒に関する追跡調査報告書~(概要版)」(平成 26 年 7 月 9 日 文部科学省)によると、中学校の時に不登校だった生徒について、20 歳現在で就学あるいは就業している者は 10%以下である。 →×
正答:3 ○ × × ○ ×