子どもの保健一覧

H31前:子どもの保健⑫

平成31年度前期試験 子どもの保健 問 12 
次のA~Dのうち、注意欠如・多動症の子どもへの対応として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 多くの子どもと楽しく過ごせるように、大テーブルを複数の子どもで使用するようにした。 →×
  2. 注意が散漫にならないように、くりかえし大きな声で指示を出した。 →×
  3. 目的とは違ったものに注意が奪われやすいので、必要な教材や道具は活動の前に準備した。 →〇
  4. やるべきこと、予定、規則を視覚的に示すようにした。 →〇

正答:4 × × ○ ○


H31前:子どもの保健⑬

平成31年度前期試験 子どもの保健 問 13 
次の文は、子どもの性別違和に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 男の子の場合、女の子の服を身につけることを強く好む。 →〇
  2. ごっこ遊びにおいて、反対のジェンダーの役割を強く好む。 →〇
  3. 自分の性器の構造を強く嫌悪する。 →〇

正答:1 ○ ○ ○


H31前:子どもの保健⑭

平成31年度前期試験 子どもの保健 問 14 
次の文は、産後うつに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 産後うつの有病率は、25%程度である。 →×
  2. 産後うつは、産後7か月以降の発症が多い。 →×
  3. 産後うつは、ホルモンの変動などの生物学的要因が強く、心理学的および社会的要因は無視できるほど小さい。 →×
  4. 産後うつは、母親と子どもの相互作用に影響を与えるが、子どもの認知と社会・情緒的発達にはほとんど影響を与えない。 →×

正答:5 × × × ×


H31前:子どもの保健⑮

平成31年度前期試験 子どもの保健 問 15 
次のA~Eのうち、過換気症候群について適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 身体的誘因と心理的誘因がある。 →〇
  2. ペーパーバッグ法は簡便で安全な方法である。 →×
  3. 症状として、空気が吸えない感じ、胸痛、動悸、悪心、嘔吐、手足のしびれ、痙攣、意識消失などがある。 →〇
  4. 思春期から 20 歳台の女性に多くみられる。 →〇
  5. 呼吸が速くなることにより血液が酸性に傾くことによって、様々な症状が発現する。 →×

正答:2 ○ × ○ ○ ×


H31前:子どもの保健⑯

平成31年度前期試験 子どもの保健 問 16 
次の文は、感染予防のために用いる消毒薬に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 消毒用アルコールは多種類の病原体に効果があるため、よく用いられる。原液を2倍に薄めて使う。
  2. 消毒用アルコールは手指や、遊具、便器、トイレのドアノブなどに用いるが、ゴム製品や合成樹脂製品(おもちゃなど)は浸け置きして消毒する。
  3. 逆性石鹸は、ウイルスにも効果があるため、手指を含めて室内にある物品を消毒するのに用いる。
  4. 次亜塩素酸ナトリウムは、ノロウイルスを含めて多くのウイルス、細菌、一部の真菌に効果があるが、金属には使えない。 →〇
  5. 次亜塩素酸ナトリウムで消毒する時は、市販の漂白剤(塩素濃度約6%)を 30 倍に希釈して用いる。

正答:4


H31前:子どもの保健⑰

平成31年度前期試験 子どもの保健 問 17 
次の文は、「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン【事故防止のための取組み】~施設・事業者向け~」(平成 28 年3月 内閣府)における「プール活動・水遊びの際に注意すべきポイント」に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 監視者は監視に専念する。
  2. 監視エリア全域をくまなく監視する。
  3. 動かない子どもや不自然な動きをしている子どもを見つける。
  4. 十分な監視体制の確保ができない場合は、プール活動の時間を短くして実施する。 →×
  5. 時間的余裕をもってプール活動を行う。

正答:4


H31前:子どもの保健①

平成31年度前期試験 子どもの保健 問1 
次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」4(2)「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」に関する記述の一部である。(A )~(D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

ア 健康な心と体
保育所の(A 生活)の中で、(B 充実感)をもって自分のやりたいことに向かって心と体を十分に働かせ、(C 見通し)をもって行動し、自ら健康で(D 安全)な生活をつくり出すようになる。

(組み合わせ)
AB CD

  1. 生活 充実感 好奇心 安全
  2. 活動 充実感 好奇心 安全
  3. 生活 達成感 見通し 幸福
  4. 活動 達成感 見通し 幸福
  5. 生活 充実感 見通し 安全

正答:5


H31前:子どもの保健⑱

平成31年度前期試験 子どもの保健 問 18 
次のうち、「学校保健安全法施行規則」第 19 条における出席停止の期間の基準として適切な記述を一つ選びなさい。

  1. インフルエンザ(特定鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く)では、発症した後3日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで。
  2. 百日咳では、特有の咳が消失するまで又は5日間の適正な抗菌性物質製剤による治療が終了するまで。 →〇
  3. 麻しんでは、解熱した後5日を経過するまで。
  4. 風しんでは、発しんが消失し、解熱するまで。
  5. 水痘では、すべての発しんが消失するまで。

正答:2


H31前:子どもの保健⑲

平成31年度前期試験 子どもの保健 問 19 
次の文は、保育所における発育及び発達状態の把握に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 保育中の子どもの心身の状態については、特に問題のない場合は1週間に一度、まとめて保護者に報告するとともに、留意事項などについては必要に応じて助言する。
  2. 保育中に発熱などの異常が認められた場合、また傷害が発生した場合には、まず嘱託医やかかりつけ医等の指示を受け、対応することを優先する。状態が落ち着いてから保護者に連絡する。
  3. 長期の観察によって、疾病や障害の疑いが生じた時には、保護者に伝えるとともに、嘱託医や専門機関と連携しつつ、対応について話し合い、それを支援していくことが必要である。 →〇
  4. 疾病や傷害発生時、虐待などの不適切な養育が疑われる時などは、担任保育士の判断で直ちに保健所または児童相談所に届け出る必要がある。
  5. 看護師等が配置されている場合、看護師は乳児への専門的対応を行う。

正答:3


H31前:子どもの保健②

平成31年度前期試験 子どもの保健 問2 
次の文は、子どもの発育・発達に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 発育・発達は連続した現象であり、原則としてある段階から次の段階に飛躍することはない。 →〇< /li>
  2. 器官別に見ると、神経系の発育は乳幼児期に最も急速であり、生殖器系の発育が最も遅い。 →〇
  3. 発育・発達は秩序正しく一定の順序で進む。例えば、運動機能では、はいはいの後すぐに一人歩きへと進む。 →×
  4. 一般的に体重や身長は、乳幼児期および小学校低学年に急速に増加し、小学校高学年ではゆっくり増加する。 →×

正答:3 ○ ○ × ×


H31前:子どもの保健⑳

平成31年度前期試験 子どもの保健 問 20 
次の文は、乳幼児突然死症候群(SIDS)に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

  1. SIDS とは、乳幼児にみられる原因不明の窒息による突然死である。
  2. SIDS の日本での発症頻度はおおよそ出生 6,000 ~ 7,000 人に1人と推定され、多くは生後1歳以上で発症する。
  3. SIDS は、主として睡眠中に発症する。 →〇
  4. SIDS の診断は、解剖が実施されない場合は死亡状況調査に基づいて行う。
  5. SIDS の乳幼児では、何らかの基礎疾患があるため、それによる死亡であるかどうかの区別が重要である。

正答:3


H30後:子どもの保健①

平成30年度後期試験 子どもの保健 問1
 次の文は、「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)第3章にある記述の一部である。(A )〜(D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

保育所保育において、子どもの(A 健康)及び(B 安全)の確保は、子どもの(C 生命)の保持と健やかな生活の基本であり、一人一人の子どもの(A 健康)の保持及び増進並びに(B 安全)の確保とともに、保育所全体における(A 健康)及び(B 安全)の確保に努めることが重要となる。また、子どもが、自らの体や(A 健康)に関心をもち、心身の(D 機能)を高めていくことが大切である。
(組み合わせ)
A    B    C    D

  1. 生命   安全  健康  発育
  2. 生命   安心  健康  機能
  3. いのち  安寧  体力  発育
  4. 健康   安全  体力  機能
  5. 健康   安全  生命  機能

正答:5


H30後:子どもの保健②

平成30年度後期試験 子どもの保健 問2
 次の文は、子どもの成長発達と母子保健についての記述である。不適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 生後 30 日未満の子どもを新生児という。 →×
  2. 出生時では通常、胸囲は頭囲より大きい。 →×
  3. 乳幼児突然死症候群(SIDS)は、平成 25 年〜平成 28 年の0歳児の死亡原因の3位以内に見られている。 →〇
  4. 我が国では、平成 28 年の第1子出生時の母親の平均年齢は、30 歳を超えている。 →〇
  5. 新生児では、頭蓋骨相互の縫合が完成されておらず、骨の間にすきまがある。 →〇

正答:1 A B


H30後:子どもの保健③

平成30年度後期試験 子どもの保健 問3
 次の文は、子どもの体格の評価に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 母子健康手帳にある身長体重曲線は、0歳から 18 歳までの子どもに関して示されている。 →×
  2. 肥満度 10%以上はふとりすぎである。 →×
  3. 身長体重曲線に示されているのはカウプ指数である。 →×
  4. 子どもの栄養状態をより正確に知るためには、身長か体重かのどちらか一方で見た方がよい。 →×
  5. 母子健康手帳にある身長体重曲線は、横軸に身長、縦軸に体重が示されている。 →〇

正答:5


H30後:子どもの保健④

平成30年度後期試験 子どもの保健 問4 
次の文は、「平成 22 年乳幼児身体発育調査報告書」(厚生労働省)にみられる乳幼児の運動機能についての記述である。(A )〜(D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 「首のすわり」は、生後(A 4〜5か月)未満の乳児の 90%以上が可能である。
  • 「ねがえり」は、生後(B 6〜7か月)未満の乳児の 90%以上が可能である。
  • 「ひとりすわり」は、生後(C 9〜 10 か月)未満の乳児の 90%以上が可能である。
  • 「はいはい」は、生後(D 9〜 10 か月)未満の乳児の 90%以上が可能である。

(組み合わせ)
A B C D
1 3〜4か月 5〜6か月 7〜8か月 9〜 10 か月
2 3〜4か月 6〜7か月 7〜8か月 10 〜 11 か月
3 2〜3か月 5〜6か月 6〜7か月 9〜 10 か月
4 4〜5か月 6〜7か月 9〜 10 か月 9〜 10 か月
5 4〜5か月 6〜7か月 9〜 10 か月 10 〜 11 か月
正答:4


H30後:子どもの保健⑤

平成30年度後期試験 子どもの保健 問5
 次のうち、子どもにみられる感染症の通称と医学的な診断名の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

  1. 三日ばしか ―――― 麻しん →×
  2. とびひ ―――――― 伝染性軟属腫 →×
  3. りんご病 ――――― 溶連菌感染症 →×
  4. 水ぼうそう ―――― 伝染性紅斑 →×
  5. おたふくかぜ ――― 流行性耳下腺炎 →〇

正答:5


H30後:子どもの保健⑥

平成30年度後期試験 子どもの保健 問6
 次の文は、けいれんに関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

  1. けいれんは、てんかんと同義である。 →×
  2. けいれんは、全身または体の一部の筋肉が、意志とは関係なく発作的に収縮することをいう。 →〇
  3. けいれんを生じているときは意識がなくなるので、意識があるときはけいれんとはいわない。 →×
  4. 全身の筋肉が強ばって突っ張ったけいれんを間代性けいれんという。 →×
  5. 乳児は幼児に比較して、けいれんを起こすことは少ない。 →×

正答:2


H30後:子どもの保健⑦

平成30年度後期試験 子どもの保健 問7
 次の【Ⅰ群】の感染症名と【Ⅱ群】の症状を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 水痘
  2. 麻しん
  3. 咽頭結膜熱
  4. 手足口病

【Ⅱ群】
ア 高熱、扁桃腺炎、結膜炎が主な症状である。 →咽頭結膜熱
イ 発しんが顔や頭部に出現し、やがて全身へと拡大する。発しんは、斑点状の赤い丘しんから始まり、水疱(水ぶくれ)となり、最後は痂皮(かさぶた)となる。これら各段階の発しんが混在するのが特徴である。 →水痘
ウ 口腔粘膜と手足の末端に水疱性発しんが生じる。また、発熱とのどの痛みを伴う水疱(水ぶくれ)が口腔内にでき、唾液が増え、手足の末端、おしり等に水疱(水ぶくれ)が生じる。 →手足口病
エ 発症初期には、高熱、咳、鼻水、結膜充血、目やに等の症状がみられる。発熱は一時期下降傾向を示すが、再び上昇し、この頃には口の中に白いぶつぶつ(コプリック斑)がみられる。 →麻しん
正答:4 イ エ ア ウ


H30後:子どもの保健⑧

平成30年度後期試験 子どもの保健 問8
 次の文は、子どもの健康増進と保育の環境に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもの健康状態や発育及び発達状態について、定期的・継続的に、また、必要に応じて随時把握する。 →〇
  2. 保護者からの情報とともに、登所時および保育中を通じて子どもの状態を観察し、何らかの疾病が疑われる状態や傷害が認められた場合には、保護者に連絡するとともに、嘱託医と相談するなど適切な対応を図る。 →〇
  3. 子どもの心身の状態等を観察し、不適切な養育の兆候がみられる場合には、市町村や関係機関と連携し、「児童福祉法」第 25 条に基づき、適切な対応を図る。 →〇
  4. 子どもの疾病等の事態に備え、医務室等の環境を整え、救急用の薬品、材料等を適切な管理の下に常備し、その都度保育士の判断で薬を飲ませる。 →×

正答:2 ○ ○ ○ ×


H30後:子どもの保健⑨

平成30年度後期試験 子どもの保健 問9
 次の文は、乳幼児突然死症候群(SIDS)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. SIDS は激しく泣いた後、急に息が止まって起こる。 →×
  2. 発症のリスクは、人工栄養の場合、母乳栄養に比べて高い。 →〇
  3. 3〜4歳の子どもに最も多い。 →×
  4. 予防のため、毛布やタオルケットなどが顔にかからないように気を付ける。 →〇

正答:3 × ○ × ○


H30後:子どもの保健⑩

平成30年度後期試験 子どもの保健 問 10
 次の文は、子どもの体調不良の症状とその対応に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ウイルスが原因で下痢をしている場合、下痢がおさまれば便の中にウイルスは排出されなくなる。 →×
  2. 発熱の場合、すぐに解熱薬を用いるのではなく、ひたい、首すじなどを冷やす。 →〇
  3. 頭を打った後に嘔吐をした場合、脳神経外科のある病院を受診する。 →〇
  4. 発しんでかゆみが強い時は、冷たいタオルで冷やすとよい。 →〇
  5. 嘔吐した場合、寝かせる時はあおむけにする。 →×

正答:3 × ○ ○ ○ ×


H30後:子どもの保健⑪

平成30年度後期試験 子どもの保健 問 11
 次の文のうち、幼児期の自閉スペクトラム症における特徴的な行動に関して、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 一方通行に自分の言いたいことだけを言う。 →〇
  2. 普段通りの状況や手順が急に変わると、混乱する。 →〇
  3. 忘れ物やなくし物が多い。 →×
  4. 突発的、急速、繰り返される不規則な瞬きや咳払いをする。 →×
  5. 指さしで興味のあるものを伝えない。 →〇

正答:2 ○ ○ × × ○


H30後:子どもの保健⑫

平成30年度後期試験 子どもの保健 問 12
 次の文のうち、分離不安症(分離不安障害)の症状について、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 一人で部屋にいることができない。 →〇
  2. 「母親が事故に遭って死んでしまうのではないか」と心配する。 →〇
  3. 母親がトイレに行くときにもつきまとう。 →〇
  4. 母親が付き添わずに友人の家に泊まるのを嫌がる。 →〇
  5. 母親が離れようとするときに、頭痛や嘔気が生じる。 →〇

正答:1 ○ ○ ○ ○ ○


H30後:子どもの保健⑬

平成30年度後期試験 子どもの保健 問 13
 次の【Ⅰ群】の自閉スペクトラム症の療育法と【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 応用行動分析
  2. ソーシャルスキルトレーニング
  3. TEACCH
  4. 感覚統合療法
  5. PECS

【Ⅱ群】
ア 社会性や学力などのスキルと問題行動のアセスメントに基づき、明確な行動目標を設定する。 →応用行動分析
イ モデリング、ロールプレイ、実技リハーサルなどを行う。 →ソーシャルスキルトレーニング
ウ 補助代替コミュニケーションの一つとして、絵カードを使う。 →PECS
エ 神経系の機能に働きかけて適応行動の発達を促す。 →感覚統合療法
オ 環境を構造化することに焦点が当てられている。 →TEACCH
正答:2 ア イ オ エ ウ


H30後:子どもの保健⑭

平成30年度後期試験 子どもの保健 問 14 脳の仕組みについて、【Ⅰ群】の構造と【Ⅱ群】の機能を結び付けた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】

  1. 前頭葉
  2. 側頭葉
  3. 延髄
  4. 小脳

【Ⅱ群】
ア 運動に関連する領域と精神を司る領域に大別される。 →前頭葉
イ 聴覚や嗅覚などの中枢、記憶の中枢、感覚性言語中枢を含んでいる。 →側頭葉
ウ 呼吸や循環などの生命維持に直接関与する部分である。 →延髄
エ 身体の姿勢や運動の制御、眼球運動に関係している。 →小脳
正答:1 ア イ ウ エ


H30後:子どもの保健⑮

平成30年度後期試験 子どもの保健 問 15
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
Jくん(男児)は、多動と衝動コントロールの悪さがあり、保育所で他児とのトラブルが絶えない。先日も他児を意味もなく突き飛ばし、怪我をさせてしまった。来年度からは就学する予定である。

【設問】
Jくんに対する保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 母親に現状を説明した上で、地域の就学相談を受けることを勧める。 →〇
  2. トラブルが起きた都度に、母親に連絡をして苦情を言う。 →×
  3. 母親に現状を説明した上で、発達検査を受けるよう勧める。 →〇
  4. 母親に現状を説明した上で、家庭での状況を聞く。 →〇

正答:3 ○ × ○ ○


H30後:子どもの保健⑯

平成30年度後期試験 子どもの保健 問 16
 次の文は、食物アレルギーに関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 乳幼児の食物アレルギーで最も多くみられるものは、魚に対するアレルギーである。 →×
  2. 食物アレルギーとは、特定の食物を摂取した後にアレルギー反応を介して皮膚・呼吸器・消化器あるいは全身性に生じる症状のことをいう。 →〇
  3. 食物アレルギーで最も多い症状は呼吸困難である。 →×
  4. 食物アレルギーを持つ子どもについては、その食物を除去することで治癒させることができる。 →×
  5. 乳児では母乳を介して食物アレルギーとなることがあるため、母乳の替りに、調整粉乳を与える。 →×

正答:2


H30後:子どもの保健⑰

平成30年度後期試験 子どもの保健 問 17
 次のA〜Eのうち、「予防接種法」により定められた定期接種の対象となる疾病として、正しいものを○、誤っているものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 麻しん →〇
  2. 風しん →〇
  3. 結核 →〇
  4. Hib 感染症 →〇
  5. 破傷風 →〇

正答:1 ○ ○ ○ ○ ○


H30後:子どもの保健⑱

平成30年度後期試験 子どもの保健 問 18
 次の文は、保育所の環境整備に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 冷房を使用するときは、外気温との差を摂氏5度以内に保つことが望ましい。 →〇
  2. 扇風機を使うときは、直接子どもに風があたらないように注意する。 →〇
  3. あおむけで乳児を寝かせるときは、蛍光灯の真下は避ける。 →〇
  4. 加湿器を使うときは、細菌やカビの繁殖に気を付ける。 →〇
  5. 感染症が流行しているときは、一日一回保育室の換気を行う。 →×

正答:5


H30後:子どもの保健⑲

平成30年度後期試験 子どもの保健 問 19
 次のうち、子どもの誤飲事故への対応として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合
正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 灯油などの揮発性石油製品を誤飲した場合は、吐かせると肺に吸いこむ恐れがあるので吐かせずにすぐに医療機関を受診する。 →〇
  2. ボタン電池は、飲み込んでその場に留まると電池が放電して周囲の体の組織を傷つける恐れがあるので、誤飲したかどうか判然としない場合でも疑わしいときはすぐに医療機関を受診する。 →〇
  3. 石けんやシャンプーなどを誤飲した場合には、毒性は高くないものの粘膜への刺激を和らげるために牛乳を飲ませて様子をみる。症状があれば医療機関を受診する。 →〇
  4. 次亜塩素酸ナトリウム含有の塩素系漂白剤の原液を誤飲した場合は、組織を腐食する作用が強いため吐かせてはならない。口の中をよく洗い、牛乳や卵白を飲ませてすぐに医療機関を受診する。 →〇

正答:1 ○ ○ ○ ○