子どもの保健一覧

R2後期:子どもの保健⑫

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問 12 
次の文は、注意欠如・多動症についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. DSM-5 の診断基準によれば、不注意、多動性及び衝動性の症状が、2つ以上の状況(例:家庭、学校)で存在する必要がある。 →〇
  2. 近年の疫学調査によると、有病率は学童期で約 20%である。 →×
  3. 病因として遺伝的関与が強い。 →〇
  4. 自閉スペクトラム症を併存することがある。 →〇
  5. 出生体重が 1,500 g 未満で生まれることは、注意欠如・多動症のリスク因子である。 →〇

正答:3 ○ × ○ ○ ○


R2後期:子どもの保健⑬

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問 13 
次の文は、発達性協調運動症に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 脳性麻痺や筋ジストロフィーが原因になる。 →×
  2. 協調運動技能の獲得が、その人の生活年齢に応じて期待されるものより明らかに劣っている。 →〇
  3. 症状は、不器用さや運動技能の遂行における遅さと不正確さによって明らかとなる。 →〇
  4. 学業や就労後の活動に影響を与えている。 →〇

正答:3 × ○ ○ ○


R2後期:子どもの保健⑭

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問 14 
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
自閉スペクトラム症と診断されている5歳のSくん。保育所で制作の時間に突然保育室を飛び出してしまった。担当保育士が後を追いかけると、水場のところでびしょ濡れになってひとりで遊んでいた。
【設問】
担当保育士による、Sくんに対する配慮として適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. あまりに楽しそうに遊んでいたので、制作は中止にして、みんなで一緒に遊ぶことにした。 →×
  2. 今、何をする時間なのかがわかっていなかった可能性を考え、Sくんがわかるように絵を使って教えるようにした。 →〇
  3. 水遊び以外にSくんが興味を持てる電車やくるまを制作に取り入れる工夫をした。 →〇
  4. 今は制作の時間であることを口頭で強く伝えた。 →×

正答:4 × ○ ○ ×


R2後期:子どもの保健⑮

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問 15 
次の文は、日本人の自殺に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 年間の自殺者数は、平成 10 年以降、現在まで3万人台が続いている。 →×
  2. 過去に自殺企図をして生き残った人は、その後自殺企図を繰り返さない。 →×
  3. 平成 30 年の人口動態統計によれば、15 歳~ 19 歳の死因の第1位は自殺である。 →〇
  4. 平成 30 年中における自殺の状況(厚生労働省)によれば、未成年者の自殺の原因は、いじめが過半数である。 →×
  5. 産後うつ病では、子どもとの心中が起こることはない。 →×

正答:5 × × ○ × ×


R2後期:子どもの保健⑯

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問 16 
次のうち、保育所において対応が求められる、乳幼児がかかりやすい代表的なアレルギー疾患について、適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 食物アレルギーは、すべてのアレルギー疾患の元になる。 →×
  2. 幼児では、アレルギー性鼻炎はほとんどみられない。 →×
  3. 乳幼児の気管支喘息は、感染によるものでアレルギーではない。 →×
  4. アトピー性皮膚炎は、自ら訴えることの少ない乳幼児においても痒いことが特徴である。 →〇
  5. アナフィラキシーは、皮膚を含めて3つ以上の臓器に急に出る症状である。 →×

正答:4


R2後期:子どもの保健⑰

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問 17 
次のうち、感染症名と「学校保健安全法施行規則」に定められる出席停止期間の組み合わせとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 麻しん ―――――― 解熱した後3日を経過するまで →〇
  2. 流行性耳下腺炎 ――  耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後3日を経過し、かつ、全身症状が良好になるまで →×
  3. 風しん ―――――― 発しんが消失するまで →〇
  4. 水痘 ――――――― すべての発しんが消失するまで →×
  5. 咽頭結膜熱 ―――― 主要症状が消退した後2日を経過するまで →〇

正答:2 ○ × ○ × ○


R2後期:子どもの保健⑱

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問 18 
次の文は、日本で接種することができるワクチンについての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 水痘ワクチンは、定期接種として実施されている。 →〇
  2. 3種混合ワクチンは、ジフテリア、百日ぜき、破傷風に対するワクチンである。 →〇
  3. ポリオワクチンは、不活化ワクチンである。 →〇
  4. BCG は、結核に対するワクチンである。 →〇
  5. MR ワクチンは、麻しんと風しんに対するワクチンである。 →〇

正答:1 ○ ○ ○ ○ ○


R2後期:子どもの保健⑲

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問 19 
次の文は、「保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)」(厚生労働省)の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 集団での午睡や食事、遊び等では子ども同士が( A 濃厚に)接触することが多いため、( B 飛沫感染)や接触感染が生じやすいということに留意が必要である。
  • 特に乳児は、床をはい、また、手に触れるものを何でも( C 舐める)といった行動上の特徴があるため、接触感染には十分に留意する。
  • 乳幼児が自ら正しいマスクの着用、適切な( D 手洗い)の実施、物品の衛生的な取扱い等の基本的な( E 衛生対策)を十分に行うことは難しいため、大人からの援助や配慮が必要である。

(組み合わせ)
   A     B     C    D     E

  1. 互いに  飛沫感染  食べる  手洗い  予防対策
  2. 濃厚に  経口感染  舐める  うがい  衛生対策
  3. 濃厚に  飛沫感染  舐める  手洗い  衛生対策 →〇
  4. 互いに  経口感染  食べる  手洗い  予防対策
  5. 濃厚に  経口感染  舐める  うがい  予防対策

正答:3


R2後期:子どもの保健⑳

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問 20 
次のA~Eのうち、子どもの日光・紫外線への対応に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもの時に浴びた紫外線の影響が、数十年後に現れる可能性がある。 →〇
  2. 乳児はビタミンD不足にならないよう、直射日光が皮膚に当たるようにする。 →×
  3. 日焼けで水ぶくれができたら皮膚科を受診する。 →〇
  4. 子ども用の日焼け止めクリームは、皮膚の敏感な人用のものと同様の成分になっている。 →〇
  5. 日焼け止めクリームは、一回塗れば半日以上有効である。 →×

正答:2 ○ × ○ ○ ×


R1後:子どもの保健①

令和元年度 後期試験 子どもの保健問1
次のA~Cは、子どもの生活と環境に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. かぜの流行時には、十分に暖かく過ごせるよう、部屋を閉め切って過ごさせるのがよい。 →×
  2. 保護者の意識や経済力によって、子どもの身体活動量の二極化の傾向が現れている。 →〇
  3. 幼児の睡眠に関する統計によると、低年齢児の方が年長児に比べて、就寝時刻が遅い傾向がある。 →〇

正答:3×○○


R1後:子どもの保健②

令和元年度 後期試験 子どもの保健問2
次の文は、熱中症予防についての記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 熱中症予防には、気温、湿度、日射・輻射、気流を加味した暑さ指数が参考になる。  →〇
  2. 熱中症は子どもでは起こりにくい。
  3. 熱中症は室内では起こらない。
  4. 喉が乾いてから水分補給をすると、熱中症予防の効果がある。
  5. 水の中では汗をかかないため、プール遊びで熱中症は起こらない。

正答:1


R1後:子どもの保健③

令和元年度 後期試験 子どもの保健問3
次のA~Dは、「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン【事故防止のための取組み】~施設・事業者向け~」(平成28年3月厚生労働省)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. このガイドラインを参考に事故防止、事故発生時の対応を行うのは、「施設・事業者」のみでなく、「地方自治体」も含まれる。 →〇
  2. 事業所内保育事業については、ガイドラインの対象としていない。 →×
  3. 病児保育事業については、ガイドラインの対象としていない。 →×
  4. ガイドラインにおける「死亡事故」には、乳幼児突然死症候群(SIDS)や死因不明とされた事例も含まれる。 →〇

正答:2○××○


R1後:子どもの保健④

令和元年度 後期試験 子どもの保健問4
次のA~Eは、「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン【事故防止のための取組み】~施設・事業者向け~」(平成28年3月厚生労働省)を基にした事故防止の取り組みである。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 乳幼児の食事は、子どもの口の大きさに合った量を、飲み込んだことを確認しながら与えた。 →〇
  2. 園児がすべって転倒する恐れがあるような床面の水濡れや汚れがないかを確認した。 →〇
  3. プールの監視中に同僚と行事の内容について話し合った。 →×
  4. 乳児の昼寝には、やわらかい布団を用意し、ぬいぐるみを抱かせた。 →×
  5. 不審者の侵入や、子どもの飛び出しがないよう、園庭の出入り口を施錠した。 →〇

正答:2○○××○


R1後:子どもの保健⑤

令和元年度 後期試験 子どもの保健問5
次のA~Dは、子どもの身体発育とその評価に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 乳幼児身体発育調査における身長の計測は、2歳未満の乳幼児では仰向けに寝た状態で、2歳以上の幼児では立った状態で行われる。 →〇
  2. 胸囲はその大小によっていろいろな病気を発見することができる重要な指標である。 →×
  3. 乳幼児のカウプ指数は、「体重g/(身長cm)²×10」で計算される。 →〇
  4. 乳児の体重は、健康状態に問題がなければ、出生後少しずつ増加し減少することはない。 →×

正答:2○×○×


R1後:子どもの保健⑥

令和元年度 後期試験 子どもの保健問6
次の文は、子どもによくみられる疾病に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、ムンプスウイルスが原因であるが、耳下腺の腫脹、痛み、発熱が主な症状である。合併症はなく、軽症で治癒する。
  2. ポリオは、ポリオ菌によって起こり、脊髄の神経細胞が障害を受けて運動麻痺を起こす。
  3. 突発性発しんは、ヒトヘルペスウイルス6、7型が原因で主に乳児にみられる。高熱が3~4日続き、解熱とともに全身に淡紅色の細かい発しんが出現する。  →〇
  4. 風しんは、風しんウイルスによって起こり、症状は麻しんに似ているがより重症化しやすい。
  5. 結核は、結核菌が経口感染することによって起こる。乳幼児では発症しても軽症である。

正答:3


R1後:子どもの保健⑦

令和元年度 後期試験 子どもの保健問7
次のA~Eは、保育所での子どもの健康に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもの体調不良時には、保護者から預かった市販薬を飲ませる。 →×
  2. 慢性疾患児の受け入れには、主治医、嘱託医、療育機関、保護者等との連携を十分に保つ。 →〇
  3. 子どもがけいれんを起こした場合は、横向きに寝かせて衣類を緩め、けいれんの持続時間を測る。 →〇
  4. 子どもがぜんそく発作を起こしたので、布団の上に仰向けにして寝かせた。 →×
  5. 障害のある子どもに対しては、バリア・フリーやユニバーサル・デザインの発想を大切にする。 →〇

正答:4×○○×○


R1後:子どもの保健⑧

令和元年度 後期試験 子どもの保健問8
次の1~5は、子どもに何らかの症状があるときのケアについて述べたものである。適切なものを一つ選びなさい。

  1. せきがあるときは、安静になるように、仰向けで寝かせる。
  2. 下痢のときは、便の量や回数が多く、おしりがただれやすいので、排便のたびに石けんで充分に洗うのがよい。
  3. けいれんを起こす子どもでは、よく眠れるように、部屋を暗くし部屋に誰も入らないようにする。
  4. 熱があるときは、寝ていて汗をかいても、静かに寝かせておくのがよい。
  5. 乳児では、表情がわかるくらいの明るさにして寝かせる。 →〇

正答:5


R1後:子どもの保健⑨

令和元年度 後期試験 子どもの保健問9
次の文は、嘔吐した子どもの対応に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. うがいは、嘔吐を誘発させるので、うがいができる子どもの場合でも、うがいをさせない。 →×
  2. 一度嘔吐した後は、様子を見る必要はない。 →×
  3. 何をきっかけに吐いたのか(せきで吐いたか、吐き気があったか等)を確認する。 →〇
  4. 寝かせる場合には、嘔吐物が気管に入らないように体を仰向けにして寝かせる。 →×

正答:5××○×


R1後:子どもの保健⑩

令和元年度 後期試験 子どもの保健問10
次のA~Eは、子どものアレルギーに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 学童より0、1、2歳児の方が食物アレルギー児は多い。 →〇
  2. 給食での食物除去は完全除去や部分除去など、段階的に細かく行う。 →×
  3. 生活管理指導表は、アレルギー疾患と診断された園児が保育所の生活において特別な配慮や管理が必要となった場合に限って作成する。 →〇
  4. アレルギー体質の子どもは、年齢によって様々な症状を起こすが、最初に起こりやすい症状はぜんそくである。 →×
  5. アトピー性皮膚炎の子どもの皮膚のバリア機能は低下している。 →〇

正答:2○×○×○


R1後:子どもの保健⑪

令和元年度 後期試験 子どもの保健問11
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
自閉スペクトラム症と診断されているM君(4歳、男児)。保育所の朝の集会でみんなで歌を歌うときに両手で耳を塞ぎ、不快な表情を見せ、席を離れて外へ飛び出してしまうことがある。泣いている子がそばにいるとその子を叩いて、何回注意しても繰り返してしまう。
【設問】
M君への対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 耳栓やイヤーマフを使用して、不快な音が届きにくいようにする。 →〇
  2. 歌を歌うスケジュールがわかるように絵や写真を使って、M君が見通しを持てるようにする。 →×
  3. 耳を塞いで不快そうにしているときには、静かな環境に移動させる。 →×
  4. 叩くことはよくないと、更に注意を繰り返す。 →×

正答:2○○○×


R1後:子どもの保健⑫

令和元年度 後期試験 子どもの保健問12
次のA~Eのうち、発達障害に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ひとりの子どもに自閉スペクトラム症と注意欠如・多動症が同時に診断されることはない。 →×
  2. 全ての子どもの1%ほどに発達障害があると考えられる。 →×
  3. 医師の診断を待って支援を開始するべきである。 →×
  4. 発達障害のある子どもに対しても、定型発達児と支援を同一にすることが望ましい。 →×
  5. 養育者の育て方によって、社会的な適応状態は変化しない。 →×

正答:5×××××


R1後:子どもの保健⑬

令和元年度 後期試験 子どもの保健問13
次のA~Dのうち、反応性愛着障害および脱抑制型対人交流障害についての記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. この2つの障害は、重度の社会的・心理的ネグレクト(里親を転々とするなどを含む)がなく、身体的虐待のみがある場合にも起こりうる。 →×
  2. 反応性愛着障害を持つ子どもの行動上の特徴は、見知らぬ人を含む誰にでも見境なく接近し、接触する無差別的社交性である。 →×
  3. 反応性愛着障害を持つ子どものほとんどが、特定の養育者に愛着していることが明確である。 →×
  4. 脱抑制型対人交流障害は、環境が改善すればその症状はほとんど消失する。 →×

正答:5××××


R1後:子どもの保健⑭

令和元年度 後期試験 子どもの保健問14
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
小学校入学を控えたN保育所の6歳男児。早産、低出生体重児として経膣分娩にて出生したが、乳幼児期健康診査で発育及び発達の遅れは指摘されなかった。幼児期から、自宅でも公園に遊びに行っても走り回ることが多く、道路への飛び出しや迷子になることがたびたびあった。保育所では友人は多く、鬼ごっこが好きであったが、保育士の話をじっと座って聞くことが難しく、遊具を使う順番を守れないため、繰り返し注意を受けることが多い。

【設問】
次のA~Eのうち、男児が小学校入学後に生じることが多いと考えられる行動上の問題について、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 授業中に他の児童に話しかけてしまう。 →〇
  2. 興味を持つことに著しい偏りがある。 →×
  3. 教師の質問が終わる前に答えてしまう。 →〇
  4. 時間割が急に変更されるとパニックにおちいる。 →×
  5. 頻繁に宿題や学校への提出物を忘れたり、文房具をなくしたりする。 →〇

正答:3○×○×○


R1後:子どもの保健⑮

令和元年度 後期試験 子どもの保健問15
子どもの反抗について、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 反抗は子どもが心理的自立を図る過程で生じる一過的な現象である。 →〇
  2. 反抗が嘘言という形をとることがあるが、これは正常発達内のことなので特別の配慮を要しない。 →×
  3. 反抗がみられない子どもは、後になって精神的な問題を起こしやすい。 →×
  4. 反抗が通常の成長にみられる程度や期間を超えると、反抗挑発症(反抗挑戦性障害)と呼ばれる。 →〇

正答:3○××○


R1後:子どもの保健⑯

令和元年度 後期試験 子どもの保健問16
次の文は、「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」(平成23年3月厚生労働省)の一部である。(A)~(E)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • ・アレルギーという言葉自体は一般用語として広まっているが、その理解は曖昧である。アレルギー疾患を分かりやすい言葉に置き換えて言えば、本来なら反応しなくてもよい無害なものに対する(A →過剰)な(B →免疫)反応と捉えることができる。(B)反応は本来、体の中を外敵から守る働きである。体の外には細菌やカビ、ウイルスなどの「(C →敵)」がたくさんいるので、放っておくと体の中に入ってきて病気を起こしてしまうが、それに対して体を守る働きの重要なものが(B)反応である。
  • ところがアレルギー疾患で問題になるのはダニの糞やダニが死んだ後の粉、つまり生き物としては悪さをしないものへの反応である。それが人間の体の粘膜に付く、または入ってくると、本来、(D →無害)なのにも関わらず、アレルギーの人はそれに対して(A)な(B)反応を起こして、逆に体に(E →不利益)な状態になってしまう、即ちアレルギー反応を起こす。

(組み合わせ)ABCDE

  1. 1精密 免疫 抗原 無害   不利益
  2. 2精密 生体 敵  無害   余分
  3. 3過剰 生体 抗原 非病原体 不利益
  4. 4過剰 免疫 敵  無害   不利益 →〇
  5. 5精密 免疫 敵  非病原体 余分

正答:4


R1後:子どもの保健⑰

令和元年度 後期試験 子どもの保健問17
次のうち、日本において小児が接種可能な定期接種の種類として適切な組み合わせを一つ選びなさい。

  1. BCG、麻しん・風しん混合(MR)、水痘 →〇
  2. 流行性耳下腺炎、ロタウイルス、水痘
  3. インフルエンザ、肺炎球菌(13価結合型)、B型肝炎
  4. インフルエンザ菌b型(Hib)感染症、不活化ポリオ(IPV)、日本脳炎 →〇

正答:3AD


R1後:子どもの保健⑱

令和元年度 後期試験 子どもの保健問18
次のうち、「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)」(2018(平成30)年厚生労働省)にある保育所での接触感染対策の考え方に関する記述の一部として、適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 接触によって体の表面に病原体が付着しただけで感染は成立します。
  2. 遊具を直接なめるなどの例外もありますが、多くの場合は病原体の付着した手で口、鼻又は眼をさわることによって、体内に病原体が侵入して感染が成立します。 →〇
  3. タオルの共用はすすめません。感染性胃腸炎が保育所内で発生している期間中のみ、ペーパータオルを使用することが推奨されます。
  4. 固形石けんは、液体石けんと比較して、子どもの手に密着し、泡立ちやすいので使用します。
  5. 健康な皮膚は強固なバリアとして機能することから、皮膚に傷等がある場合は、その部位を早く乾燥させるために、傷を覆わずにおくことが対策の一つとなります。

正答:2


R1後:子どもの保健⑲

令和元年度 後期試験 子どもの保健問19
乳幼児が長時間にわたり集団で生活する保育所では感染症対策に留意が必要である。次のA~Eの記述のうち、感染症対策として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 感染症で欠席した園児が再び登園して差し支えないかどうかの判断は、保護者が行うのが望ましい。 →×
  2. 飛沫感染は、感染者の飛沫が飛び散る範囲である周囲2メートルで起こりやすい。 →〇
  3. 感染者は症状がなくても感染源となりうる。 →〇
  4. 皮膚に傷があるときは、皮膚のバリア機能が働かずそこから感染が起こる場合がある。 →〇
  5. 感染症が発生し、感染者が10名以上になったので、近くの医療機関に報告し指示を求めた。 →×

正答:4×○○○×


R1後:子どもの保健⑳

令和元年度 後期試験 子どもの保健問20
次の文は、日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール(2018年8月1日版)に示されている記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. おたふくかぜワクチンは、生後12か月から行う定期接種である。 →×
  2. B型肝炎ワクチンの定期接種(ユニバーサルワクチン)は、出生直後に開始し合計3回接種する。 →×
  3. 肺炎球菌(PCV13)ワクチンは、合計4回接種する。  →〇
  4. ロタウイルスワクチンには1価のものと5価のものとがある。 →〇
  5. インフルエンザ菌b型(Hib)ワクチンは、生後2か月から接種する。 →〇

正答:4××○○○


H31前:子どもの保健③

平成31年度前期試験 子どもの保健 問3 
次の文は、「発熱」に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 発熱は、生体の防御反応として、免疫機構が病原体と戦っているサインである。
  2. 体温には日内変動がある。発熱時も朝方に上昇し、夕方から夜間に下がることが多い。 →×
  3. 発熱が続くと、食欲が低下して水分も摂らなくなることがある。
  4. 不感蒸泄も盛んになって体の水分が奪われ、脱水に陥りやすくなる。
  5. 哺乳・食事の直後、泣いた後、体をよく動かした後などは、病気でない時でも熱が高めになることもある。

正答:2