子どもの食と栄養一覧

H28後:子どもの食と栄養③

平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問3
 次の文は、ミネラルに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 鉄は、ヘモグロビンの成分として、酸素を運搬する。欠乏症は貧血である。→
  2. ナトリウムの過剰摂取は、高血圧や胃がんのリスクを高める。→
  3. カリウムは、細胞内液に多く分布し浸透圧を維持する。野菜、イモ類に多く含まれる。→
  4. リンは、骨の構成成分で、筋肉や神経細胞の興奮の調整をし、穀類、葉菜類に多く含まれる。→×

正答:2 ○ ○ ○ ×


H28後:子どもの食と栄養④

平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問4
 次の【Ⅰ群】のビタミンと【Ⅱ群】の内容を結び付けた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】

  1. ビタミンA
  2. ビタミンB1
  3. ビタミンD
  4. 葉酸

【Ⅱ群】
ア 糖質代謝に関与し、欠乏症は脚気である。→ビタミンB1
イ 粘膜を正常に保ち、免疫力を維持する。欠乏症は、夜盲症である。→ビタミンA
ウ カルシウムの吸収を促進させ、骨形成を促進する。→ビタミンD
エ 十分量を受胎の前後に摂取すると、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減できる。→葉酸
正答:3 イ ア ウ エ


H28後:子どもの食と栄養⑤

平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問5
 次の文は、母乳栄養に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 母乳は乳児の未熟な消化能力に適した組成である。→
  2. 分娩後数日以内に分泌される乳を初乳といい、感染防御因子を多く含む。→
  3. 母乳栄養児は人工栄養児に比べ乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症頻度が低いといわれている。→
  4. 成熟乳は初乳に比べ、たんぱく質量が多く、乳糖が少ない。→×

正答:2 ○ ○ ○ ×


H28後:子どもの食と栄養⑥

平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問6
 次の文は、離乳食の進め方についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 生後9か月以降は鉄が不足しやすいので、赤身の魚や肉、レバーなど鉄を多く含む食品を取り入れるとよい。→
  2. 生後5、6か月頃は、調味は薄味にして、食品の自然の風味を生かし、口あたりがよいものを選ぶ。→
  3. 離乳の開始は、アレルギーの心配の少ないおかゆ(米)から始める。→
  4. はちみつは乳児ボツリヌス症予防のため、満1歳までは使わない。→

正答:1 ○ ○ ○ ○


H28後:子どもの食と栄養⑦

平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問7
 次の文は、人工乳および調乳法に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 乳児用調製粉乳を飲んでいる乳児は、生後9か月頃になったらフォローアップミルクに切り替える必要がある。→×
  2. 無乳糖乳は、乳糖を除去し、ブドウ糖におきかえた育児用粉乳である。→
  3. アレルギーの治療用に乳児に用いられるアミノ酸混合乳は、アミノ酸が多く配合され、牛乳たんぱく質を含む。→×
  4. 調乳の際には、一度沸騰させた後 70℃以上に保った湯を使用し、調乳後2時間以内に使用しなかった乳は廃棄する。→

正答:4 × ○ × ○


H28後:子どもの食と栄養⑧

平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問8
 次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)に関する記述である。(A)~(D)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

離乳を開始して1か月を過ぎた頃から、離乳食は1日(A )回食とする。生後7、8か月頃からは(B 舌でつぶせる)固さのものを与える。卵は固ゆでした(C 卵黄)から全卵へ、魚は(D 白身魚)から次の段階では赤身魚へと進めていく。
(組み合わせ)
  A    B     C   D
1 1  舌でつぶせる  卵白 白身魚
2 1  舌でつぶせる  卵白 青皮魚
3 2  舌でつぶせる  卵黄 白身魚
4 2 歯ぐきでつぶせる 卵白 青皮魚
5 3 歯ぐきでつぶせる 卵黄 青皮魚
正答:3


H28後:子どもの食と栄養⑨

平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問9
 次の文は、幼児期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 幼児期の間食の量は、1日のエネルギー摂取量の 30 ~ 40%を目安にするとよい。→×
  2. 体重当たりのエネルギー必要量は、成人より多い。→
  3. 脂質の目標量は、脂肪エネルギー比率 30 ~ 40%である。→×
  4. 前歯が生え揃ったら、スティック状のゆで野菜、パン、果物などを噛みとらせ、子どもにとって食べやすい一口量を覚えさせる。→

正答:4 B D


H28後:子どもの食と栄養⑩

平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 10
 次の文は、幼児期の食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 食事支援の方法として、幼児が安定した座位姿勢をとれるようにすることが大切である。→
  2. スプーンやフォークの握り方は、手のひら握り、鉛筆握り、指握りへと発達していく。→×
  3. おおむね3歳では、基本的な運動機能が伸び、それに伴い、食事などもほぼ自立できるようになる。→
  4. 最初に乳歯が永久歯に生え変わるのは、3歳頃からである。→×

正答:3 ○ × ○ ×


H28後:子どもの食と栄養⑪

平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 11
 次の文は、幼児期の咀しゃく機能に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 1歳半頃に奥歯に相当する第一乳臼歯が生え始める。→
  2. 咀しゃく機能は、乳歯の生え揃う頃までに獲得される。→
  3. 上下の奥歯(第二乳臼歯)が生え揃う前から、大人と同じような固さの食べ物を与える。→×
  4. 乳歯は生え揃うと、上下 10 本ずつとなる。→

正答:2 ○ ○ × ○


H28後:子どもの食と栄養⑫

平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 12
 次の文は、「平成 17 年度乳幼児栄養調査」(厚生労働省)における幼児期の食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「主要食物の摂取状況」(1歳以上)で、「ほぼ毎日食べている食物」は、穀類、次いで野菜の順に高率である。→×
  2. 年齢階級別の「子どもの食事で特に気をつけていること」で、いずれの年齢においても最も高率でみられるのが「栄養バランス」である。→
  3. 年齢階級別の「子どもの食事で困っていること」(1歳以上)で、「よくかまない」が最も高率でみられるのは、3歳~3歳6か月未満である。→×
  4. 年齢階級別の「子どもの食事で困っていること」(1歳以上)で、「偏食する」の割合は、3歳6か月未満まででは年齢が高くなるにつれて増加する。→

正答:4 × ○ × ○


H28後:子どもの食と栄養⑬

平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 13
 次の文は、学童期の心身の特徴についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 学童期後半からの体重・身長の伸びを、第一発育急進期という。→×
  2. 男女間には発育の差が認められ、女子の方が男子よりも2年ほど早くスパートを迎える。→
  3. 永久歯が生え揃うのは、8~9歳頃である。→×
  4. D 学童期には、男女差、個人差が比較的小さい。→×

正答:5 × ○ × ×


H28後:子どもの食と栄養⑭

平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 14
 次の文は、思春期の生活と心身の特徴に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「平成 27 年度学校保健統計」(文部科学省)によると、肥満傾向児は、中学校では男子と比べて女子に多い。→×
  2. 「平成 22 年度児童生徒の健康状態サーベイランス事業報告書(2012)」(日本学校保健会)によると、ダイエットを実行した女子は高校生で約 40%であった。→
  3. 思春期女子のやせは、貧血、性腺機能不全による無月経、将来的には不妊、骨粗しょう症の危険因子となる。→
  4. 思春期には、急激な発育に伴う血液量の増加や、女子では月経開始による鉄の喪失が加わり、鉄の必要量が増す。→
  5. 未成年期に喫煙を開始した者では、成人になってから喫煙を開始した者に比べ、虚血性心疾患、脳血管疾患、慢性気管支炎などの危険性はより大きい。→

正答:3 × ○ ○ ○ ○


H28後:子どもの食と栄養⑮

平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 15
 次のうち、「第3次食育推進基本計画」(平成28 年:内閣府)における「食育の推進に関する施策についての基本的な方針」に示されていないものを一つ選びなさい。

  1. 若い世代を中心とした食育の推進→
  2. 多様な暮らしに対応した食育の推進→
  3. 健康寿命の延伸につながる食育の推進→
  4. 食の循環や環境を意識した食育の推進→
  5. 新しい日本の食文化を開拓し、食料自給率を向上させるための食育の推進→×

正答:5


H28後:子どもの食と栄養⑯

平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 16
 次の文は、「楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~」(平成16 年:厚生労働省)の3歳以上児の食育のねらい及び内容に関する記述である。次の【Ⅰ群】の項目と【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 食と健康
  2. 食と人間関係
  3. 食と文化
  4. いのちの育ちと食
  5. 料理と食

【Ⅱ群】
ア 地域の産物を生かした料理を味わい、郷土への親しみを持つ。→食と文化
イ 慣れない食べものや嫌いな食べものにも挑戦する。→食と健康
ウ 身近な大人の調理を見る。→料理と食
エ 身近な大人や友達とともに、食事をする喜びを味わう。→食と人間関係
オ 身近な動植物に関心を持つ。→いのちの育ちと食
正答:3 イ エ ア オ ウ


H28後:子どもの食と栄養⑰

平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 17
 次の文は、「児童福祉施設における食事の提供ガイド」(平成 22 年:厚生労働省)についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 食中毒の予防の3原則は、食中毒菌を「付けない、増やさない、やっつける(殺菌する)」である。→
  2. 食肉類、魚介類、野菜類の冷凍品を使用する場合には、十分解凍してから調理を行うこと。→
  3. 加熱調理における中心部の加熱は、65℃で1分間以上(二枚貝等ノロウイルス汚染のおそれのある食品の場合は 85℃で1分間以上)とする。→×
  4. 調理後の食品は、調理終了後から5時間以内に喫食することが望ましいとされている。→×

正答:3 ○ ○ × ×


H28後:子どもの食と栄養⑲

平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 19
 次の文は、体調不良の子どもの食に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 母乳栄養児の便は、軟らかく1日 10 回ぐらい出ることもある。→
  2. 離乳期の子どもの下痢が落ちついて食事を再開する場合には、子どもの様子をみながら、徐々に元の食事形態に戻す。→
  3. 口内炎、手足口病など口腔内に痛みがある時には、舌触りのよい滑らかなものを提供する。→
  4. 下痢の時には、冷たいものを与えるとよい。→×
  5. 下痢の回復期には、食物繊維が多い食品を与えるとよい。→×

正答:2 ○ ○ ○ × ×


H28後:子どもの食と栄養⑱

平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 18
 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」の乳児期に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 乳児期における食事摂取基準は、目標量が設定されている。→×
  2. 乳児期の月齢区分は、0~ 11 か月の1区分に設定されている。→×
  3. 乳児の脂質(%エネルギー)の目安量は、他の年齢区分と比較して最大の割合となっている。→
  4. 乳児期における身体活動レベルは、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの3段階となっている。→×
  5. 乳児期におけるエネルギー・栄養素は、男女別に設定されている。→

正答:5 × × ○ × ○


H28後:子どもの食と栄養⑳

平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 20
 次の文は、食物アレルギーのある子どもの食に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 食物アレルギーを引き起こす抗体のことを免疫グロブリンA(IgA)という。→×
  2. 食物アレルギーのアレルゲンは、ほとんどが食品中に含まれる糖質である。→×
  3. 乳幼児の食物アレルギーのアレルゲンは、エビ、カニなどの甲殻類が多い。→×
  4. 除去食や代替食を使用し、できるだけ他の子どもと同じテーブルで食事ができるように配慮する。→
  5. 保育所等では、職員、保護者、主治医と十分な連携をとるようにする。→

正答:5 × × × ○ ○


H28前:子どもの食と栄養①国民健康・栄養調査(乳幼児)

平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問1 
次の文は、「平成 24 年国民健康・栄養調査」における子どもの食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「1-6歳」における朝食の欠食率は、男性女性とも 10%を超えている。→×
  2. 「1-6歳」におけるたんぱく質の摂取量(総数:平均値)では、動物性たんぱく質比率は、80%を超えている。→×
  3. 「1-6歳」における食塩摂取量(総数:平均値)は、3g以下である。→×
  4. 「1-6歳」、「7- 14 歳」、「15 - 19 歳」の三つの年齢階級別で、乳類の摂取量(平均値)を比較すると、男女ともに最も多いのは「7- 14 歳」である。→

5 × × × ○


H28前:子どもの食と栄養②日本人の食事摂取基準

平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問2 
次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 健康な個人並びに集団を対象としている。→
  2. 国民の健康の保持・増進、生活習慣病の予防のために参照するエネルギー及び栄養素の摂取量の基準を示すものである。→
  3. 乳児期の推定エネルギー必要量は、0~5(月)と6~ 11(月)の2区分で設定されている。→×
  4. 乳児期におけるたんぱく質の食事摂取基準では、母乳栄養児と人工栄養児の値が設定されている。→×

2 ○ ○ × ×


H28前:子どもの食と栄養③ビタミンと食品

平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問3 
次の文は、ビタミンと食品に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ビタミンDは、網膜で光を受容する物質の主成分であり、欠乏すると夜盲症を発症する。→×
  2. にんじん、ほうれんそうなどの緑黄色野菜は、ビタミンDを豊富に含み、その優れた補給源である。→×
  3. ビタミンCは、抗酸化作用を持つとともに、壊血病の予防因子である。→
  4. 「6つの基礎食品」では、ビタミンCを豊富に含む果物は、第4群(類)に分類されている。→

5 × × ○ ○


H28前:子どもの食と栄養④炭水化物

平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問4 
次の文は、炭水化物に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 二糖類の一つであるガラクトースは、脳神経組織を構成する重要な成分である。→×
  2. グリセリンは、ブドウ糖を構成単位とする多糖類であり、ヒトの体内にも存在する。→×
  3. 消化性多糖類は、胃液及び膵液中のプロテアーゼにより消化されて、少糖類になる。→×
  4. 「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」における炭水化物の食事摂取基準(%エネルギー)は、1歳以上のすべての年齢区分において、20 ~ 30 とされている。→×

5 × × × ×


H28前:子どもの食と栄養⑤母乳育児

平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問5 
次の文は、母乳と母乳育児に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 母乳育児の利点の一つに、母子関係の良好な形成があげられる。→
  2. 「母乳育児を成功させるための十か条」(WHO/UNICEF 共同発表)によると、母親が分娩後 30 分以内に母乳を飲ませられるように援助をすることとしている。→
  3. 厚生労働省は、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症リスク低減のため、人工乳がSIDSを引き起こすわけではないが、できるだけ母乳で育てることを勧めている。→
  4. 「日本食品標準成分表 2010」(文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告)によると、人乳(成熟乳)の約 90%は水分である。→

1 ○ ○ ○ ○


H28前:子どもの食と栄養⑥授乳・離乳の支援ガイド

平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問6 
次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)に示されている離乳と離乳の支援に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 離乳の開始頃の発達の目安として、首のすわりがしっかりしている、支えてやるとすわれる、食物に興味を示す、スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる(哺乳反射の減弱)などがあげられる。→
  2. 生後5、6か月頃は、つぶしがゆから始め、すりつぶした野菜やつぶした豆腐・白身魚、全卵などを試してみる。→×
  3. 生後9か月以降は、鉄が不足しやすいので、赤身の魚や肉、レバーを取り入れ、調理用に育児用ミルクを使用する等工夫する。→
  4. ベビーフードを利用するときには、子どもの月齢や固さのあったものを選び、与える前には一口食べて確認する。→

3 ○ × ○ ○


H28前:子どもの食と栄養⑦幼児期の間食

平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問7 
次の文は、幼児期の間食に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 幼児期は、からだが小さいわりに多くの栄養が必要であり、3度の食事で十分に補うことが難しい栄養を補給するために間食が必要となる。→
  2. おにぎり、ふかしいもなど、食事の素材を活用するようにする。→
  3. 1日3回の食事を規則的にして、間食は時間を決め、1日1~2回与えるようにする。→
  4. 「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)では、「大人の食事で楽しく適度に摂取する『菓子類・嗜好飲料』は、9か月を過ぎてから。」としている。→×

2 ○ ○ ○ ×


H28前:子どもの食と栄養⑧幼児期の食生活

平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問8 
次の文は、幼児期の食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 穀類の一種である米は、主としてエネルギー源であり、たんぱく質もある程度含んでいるので、幼児の食事では、適量を与えるようにする。→
  2. 「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)では、子ども(1歳)の1日の食事量の目安について、主食は成人の 1/2 弱程度としている。→
  3. 「平成 17 年度乳幼児栄養調査」(厚生労働省)によると、1歳以上で、野菜を毎日食べない子どもは約6割である。→×
  4. 「平成 17 年度乳幼児栄養調査」(厚生労働省)によると、1歳以上で、果汁などの甘味飲料をほぼ毎日飲んでいるのは、2人に1人となっている。→×

2 ○ ○ × ×


H28前:子どもの食と栄養⑨日本人の食事摂取基準(学童期)

平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問9 
次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」における学童期に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 10 ~ 11(歳)の参照体位は、参照身長、参照体重ともに、女性のほうが男性を上回っている。→
  2. 推定エネルギー必要量の身体活動レベルでは、男性女性ともに、6~7(歳)まではⅡのみの1区分、8~9(歳)以降はⅠ、Ⅱ、Ⅲの3区分の数値が示されている。→×
  3. 鉄に関して、女性では、10 ~ 11(歳)から、「月経なし」と「月経あり」の区分で、食事摂取基準が設定されている。→
  4. 10 ~ 11 歳のたんぱく質の食事摂取基準(推奨量:g/ 日)は、男性女性ともに同じである。→

3 ○ × ○ ○


H28前:子どもの食と栄養⑩学校給食摂取基準、学校給食実施基準

平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問 10 
次の文は、「学校給食実施基準の一部改正について」(平成 25 年:文部科学省)の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
(A 食品構成)については、「学校給食摂取基準」を踏まえつつ、多様な食品を適切に組み合わせて、食に関する指導や食事内容の充実を図ること。また、各地域の実情や家庭における食生活の実態把握の上、(B 日本型食生活)の実践、我が国の伝統的な食文化の継承について十分配慮すること。
さらに、「食事状況調査」の結果によれば、学校給食のない日は(C カルシウム)不足が顕著であり、(C カルシウム)摂取に効果的である牛乳等についての使用に配慮すること。なお、家庭の食事において(C カルシウム)の摂取が不足している地域にあっては、積極的に牛乳、調理用牛乳、乳製品、小魚等についての使用に配慮すること。

(組み合わせ)
    A      B       C 
1 食品構成  世界の食生活    鉄
2 食品構成  日本型食生活  カルシウム
3  食育   世界の食生活  たんぱく質
4 栄養摂取  日本型食生活  カルシウム
5 栄養摂取  世界の食生活  カルシウム

正答:2


H28前:子どもの食と栄養⑪妊産婦のための食生活指針

平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問 11 
次の文は、「妊産婦のための食生活指針」(「健やか親子 21」推進検討会報告書)(平成 18 年:厚生労働省)における妊娠期の体重管理に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句と数値の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 妊娠期における推奨体重増加量は、( A )の体格区分別に示されている。
  • 体格区分が「低体重(やせ)」の場合の、妊娠全期間を通しての推奨体重増加量は、( B )kg である。
  • 体格区分が「ふつう」の場合の、妊娠( C )における1週間あたりの推奨体重増加量は、( D )kg/ 週である。

(組み合わせ)
    A      B       C       D
1 非妊娠時  5~ 10    後期    0.3 ~ 0.5
2 非妊娠時  7~ 12  中期から末期  0.5 ~ 0.7
3 非妊娠時  9~ 12  中期から末期  0.3 ~ 0.5
4  妊娠時    7~ 12  中期から末期  0.5 ~ 0.7
5  妊娠時   9~ 12    後期    0.5 ~ 0.7 3


H28前:子どもの食と栄養⑫妊娠期の栄養と食生活

平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問 12 
次の文は、妊娠期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」では、カルシウムの妊婦付加量は示されていない。→
  2. 「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」において、たんぱく質(推奨量:g/ 日)の妊婦(付加量)初期は、+ 10 とされている。→×
  3. 「妊産婦のための食事バランスガイド」(「健やか親子 21」推進検討会報告書)(平成18 年:厚生労働省)において、妊娠初期の主菜の1日分付加量は、+1である。→×
  4. 妊娠中の母親の飲酒は、胎児性アルコール症候群の子どもが生まれる可能性が高まる。→

3 ○ × × ○