平成29年度後期試験 子どもの食と栄養 問3
次の文は、脂質および脂肪酸のはたらきについての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 脂質は、炭素(C)、水素(H)、酸素(O)の3元素からなり、エーテルなどの有機溶媒には溶けるが水には溶けない。 →○
- 複合脂質はグリセリン(グリセロール)と脂肪酸のみで構成されている。 →×
- 不飽和脂肪酸は、脂肪酸中の炭素原子がすべて水素で飽和されており、二重結合はない。 →×
- EPA(エイコサペンタエン酸)は、さば、いわし、さんまなどの魚に多く含まれる必須脂肪酸である。 →○
正答:2 ○ × × ○
「子どもの食と栄養」一覧
H29後:子どもの食と栄養④
平成29年度後期試験 子どもの食と栄養 問4
次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 栄養素の推定平均必要量とは、当該集団に属するほとんどの人(97 ~ 98%)が充足している量をいう。 →×
- 栄養素の耐容上限量は、生活習慣病の二次予防を目的として設定された。 →×
- 栄養素の目安量は、生活習慣病の一次予防を目的として、日本人が当面の目標とする指標である。 →×
- エネルギーの摂取量及び消費量のバランスの維持を示す指標として、体格(BMI)を採用している。 →○
正答:5 × × × ○
H29後:子どもの食と栄養⑤
平成29年度後期試験 子どもの食と栄養 問5
次の文は、「食事バランスガイド」(平成 17 年:厚生労働省・農林水産省)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- コマのイラストは、食事のバランスが悪くなると倒れてしまうことを表している。 →○
- コマの中では、一日分の料理・食品の例を示している。 →○
- 食事の提供量の単位は、SV(サービング)である。 →○
- 主菜のグループには、ごはん、食パン、うどんなどが含まれる。 →×
- 果物のグループには、お茶や水も含まれる。 →×
正答:2 ○ ○ ○ × ×
H29後:子どもの食と栄養⑥
平成29年度後期試験 子どもの食と栄養 問6
次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)に示されている離乳食の進め方に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
- 離乳の開始は、生後3か月頃が望ましい。 →×
- はちみつは乳児ボツリヌス症予防のため、生後6か月から使用する。 →×
- 離乳を開始したら、母乳やミルクは与えない。 →×
- 生後9か月以降は鉄が不足しやすいので、赤身の魚や肉、レバーを取り入れる。 →○
- 生後9か月頃から離乳食は1日2回にする。 →×
正答:4
H29後:子どもの食と栄養⑦
平成29年度後期試験 子どもの食と栄養 問7
次の文のうち、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)における「授乳の支援を進める5つのポイント」の一部として不適切な記述を一つ選びなさい。
- 出産後、適切な授乳方法を選択でき、実践できるように、指導しましょう。 →×
- 母親の状態をしっかり受け止め、赤ちゃんの状態をよく観察して、支援しましょう。 →○
- 授乳のときには、できるだけ静かな環境で、しっかり抱いて、優しく声をかけるように、支援しましょう。 →○
- 授乳への理解と支援が深まるように、父親や家族、身近な人への情報提供を進めましょう。 →○
- 授乳で困ったときに気軽に相談できる場所づくりや、授乳期間中でも、外出しやすく、働きやすい環境を整えましょう。 →○
正答:1
H29後:子どもの食と栄養⑧
平成29年度後期試験 子どもの食と栄養 問8
次の文は、「平成 27 年度乳幼児栄養調査結果の概要」(厚生労働省)における幼児期の食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 「13 種類の食物の摂取頻度」(2~6歳児)で、穀類は「毎日2回以上」摂取していると回答した保護者の割合が最も高率であった。 →○
- 「子どもの間食の与え方」(2~6歳児)で、「欲しがるときにあげることが多い」と回答した保護者の割合が最も高率であった。 →×
- 「子どもの食事で特に気をつけていること」(2~6歳児)は、「特にない」と回答した保護者の割合は約5割であった。 →×
- 「現在子どもの食事について困っていること」(2~3歳未満)では、「遊び食べをする」と回答した保護者の割合が最も高率であった。 →○
正答:4 ○ × × ○
H29後:子どもの食と栄養⑨
平成29年度後期試験 子どもの食と栄養 問9
次の図は、Scammonの器官別発育曲線である。図中のA~Dにあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【図】
Scammonの器官別発育曲線
【語群】
ア 一般型 イ 神経型 ウ 生殖型 エ リンパ系型
正答:4 エ イ ア ウ
H29後:子どもの食と栄養⑩
平成29年度後期試験 子どもの食と栄養 問 10
次の文は、「食品による子供の窒息事故に御注意ください!-6歳以下の子供の窒息死事故が多数発生しています-」(平成29 年3月:消費者庁)における食品の窒息事故についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 窒息死事故の原因となった食品の中で判明している食品として多いものには、菓子類、果実類、パン類などがある。 →○
- 食品による子供の窒息事故を予防するポイントの一つとして、「食品を小さく切り、食べやすい大きさにして与える」があげられている。 →○
- 食事の介助をする際の注意の一つとして、「ゆっくり落ち着いて食べることができるよう子供の意思に合ったタイミングで与える」があげられている。 →○
- ピーナッツなどの硬い豆・ナッツ類は、1歳から食べさせるようにする。 →×
正答:1 ○ ○ ○ ×
H29後:子どもの食と栄養⑪
平成29年度後期試験 子どもの食と栄養 問 11
次の文は、子どもの発育・発達に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 第一発育急進期とは、主に乳児期をさす。 →○
- 第二発育急進期とは、主に思春期をさす。 →○
- 思春期には、男女ともに性腺が著しく発達し、第二次性徴が出現する。 →○
- 摂食障害は、思春期の女子に初発することが多い。 →○
- 思春期女子では月経による失血により、溶血性貧血を起こしやすい。 →×
正答:1 ○ ○ ○ ○ ×
H29後:子どもの食と栄養⑫
平成29年度後期試験 子どもの食と栄養 問 12
次の文は、「平成 27 年国民健康・栄養調査報告」(厚生労働省)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 20 歳代は、外食を利用している頻度が他の世代に比べて男女ともに最も高かった。 →○
- 20 ~ 30 歳代の女性では、たんぱく質、カルシウム、食物繊維及びカリウムの摂取量が、60 歳以上の女性に比べて少ない傾向にあった。 →○
- 朝食の欠食率は、年齢階級別にみると、男女ともに 20 歳代で最も高かった。 →×
- 野菜の摂取量は、男女ともに 20 歳代で最も少なく、60 歳代で最も多かった。 →○
- 食塩摂取量の平均値は、男女ともに 10 年前と比べて増加している。 →×
正答:3 ○ ○ × ○ ×
H29後:子どもの食と栄養⑬
平成29年度後期試験 子どもの食と栄養 問 13
次の文は、「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項」(平成 22 年改訂:薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会 乳肉水産食品部会)についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 魚介類は、良質なたんぱく質や、DHA等の高度不飽和脂肪酸を一般に多く含む。 →○
- 一部の魚介類については、食物連鎖を通じて、他の魚介類と比較して水銀濃度が高いものも見受けられる。 →○
- マグロの中でもツナ缶は通常の摂食で差し支えない。 →○
- この注意事項は、胎児の健康を保護するためのものである。 →○
正答:1 ○ ○ ○ ○
H29後:子どもの食と栄養⑭
平成29年度後期試験 子どもの食と栄養 問 14
次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)の「母乳育児の支援を進めるポイント」の一部である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- すべての妊婦さんやその家族とよく話し合いながら、母乳で育てる意義とその方法を教えましょう。 →○
- 出産後はできるだけ早く、母子がふれあって母乳を飲めるように、支援しましょう。 →○
- 出産直後から、母乳は決まった時間に飲ませられるように支援をしましょう。 →×
- 母乳育児を継続するために、母乳不足感や体重増加不良などへの専門的支援、困ったときに相談できる場所づくりや仲間づくりなど、社会全体で支援しましょう。 →○
正答:2 ○ ○ × ○
H29後:子どもの食と栄養⑮
平成29年度後期試験 子どもの食と栄養 問 15
次の文は、「平成 27 年度乳幼児栄養調査結果の概要」(厚生労働省)における授乳に関する状況についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 授乳期の栄養方法は、10 年前に比べ、母乳栄養の割合が増加した。 →○
- 授乳期の栄養方法について、「出産後1年未満に働いていた者」の母乳栄養の割合は、10 年前に比べ増加した。 →○
- 授乳について困ったこと(総数)は、「母乳が足りているかどうかわからない」よりも「授乳が負担、大変」が多かった。 →×
- 授乳期の栄養方法(1か月)別にみると、「授乳について何らか困ったことがある者」の割合は、母乳栄養よりも混合栄養が高かった。 →○
正答:2 ○ ○ × ○
H29後:子どもの食と栄養⑯
平成29年度後期試験 子どもの食と栄養 問 16
次の文のうち、「食生活指針」(平成28 年改定:文部科学省、厚生労働省、農林水産省)の一部として正しいものを○、誤ったものを × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 適度な運動とバランスのよい食事で、適正体重の維持を。 →○
- 食塩は控えめに、動物性脂肪を中心に摂取を。 →×
- 日本の食文化や地域の産物を活かし、郷土の味の継承を。 →○
- 食料資源を大切に、無駄や廃棄の少ない食生活を。 →○
正答:3 ○ × ○ ○
H29後:子どもの食と栄養⑰
平成29年度後期試験 子どもの食と栄養 問 17
次の文は、学童期の心身の特徴と食生活に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
- 「平成28 年度学校保健統計」(文部科学省)によると、学童期後半の男児では、肥満傾向児が1割程度である。 →○
- 小児期におけるメタボリックシンドロームの診断基準が文部科学省から発表されている。 →×
- 小児期メタボリックシンドロームの診断基準では、腹囲を必須項目としている。 →○
- 「平成 27 年度食育白書」(農林水産省)によると、朝食欠食と学力には関連があると言われている。 →○
- 就寝時刻が遅くなると、朝食欠食になりやすい。 →○
正答:2
H29後:子どもの食と栄養⑱
平成29年度後期試験 子どもの食と栄養 問 18
次の文は、食中毒に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 食中毒の原因となる物質には、細菌、ウイルス、食品自体に含まれる自然毒、食品に含まれる化学物質などがある。 →○
- カレーやシチューでおこる食中毒は、サルモネラ菌によるものが多い。 →×
- 海産魚介類の生食などが原因でおこる食中毒は、カンピロバクターが原因となることが多い。 →×
- 黄色ブドウ球菌は、化膿した傷やおでき、にきび等の化膿巣に生息する。 →○
- 病原性大腸菌(O- 157 など)は、十分に加熱していない肉などが原因となることが多い。 →○
正答:3 ○ × × ○ ○
H29後:子どもの食と栄養⑲
平成29年度後期試験 子どもの食と栄養 問 19
次の文は、食物アレルギーに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 乳児期の食物アレルギーの原因食物は、鶏卵、牛乳、小麦が多い。 →○
- アレルギー反応を起こす抗原をアレルゲンという。 →○
- 食物アレルギーにより引き起こされる症状には、皮膚症状、消化器症状、呼吸器症状などがある。 →○
- 食物アレルギーにより、多臓器にわたる症状を呈した場合をアナフィラキシーという。 →○
- 「食品表示法」によりアレルギー表示が義務づけられている食品は、卵、乳、小麦、大豆、そばの5品目である。 →×
正答:1 ○ ○ ○ ○ ×
H29後:子どもの食と栄養⑳
平成29年度後期試験 子どもの食と栄養 問 20
次の文は、嚥下が困難な子どもの食事に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 飲み込みやすい食品形態には、ゼリー状、ポタージュ状などがある。 →○
- 誤嚥しやすい飲食物には、水やみそ汁などがある。 →○
- 食物を嚥下しやすくする食品には、かたくり粉、コーンスターチ、寒天、ゼラチンなどがある。 →○
- トロミ調整食品(増粘剤)は、加熱することなくトロミがつけられるものがある。 →○
- 調理補助器具には、フードプロセッサー、フードカッター、すり鉢、裏ごし器などがある。 →○
正答:1 ○ ○ ○ ○ ○
H29前:子どもの食と栄養①
平成29年度前期試験 子どもの食と栄養 問1
次の文は、近年の子どもの発育・発達と食生活の現状に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 「平成 26 年国民健康・栄養調査報告」によると、20 歳未満において昼食、夕食に比べ朝食を欠食する割合が高い。 →○
- 「平成 26 年度児童生徒の健康状態サーベイランス事業報告書」(日本学校保健会)によると、欠食の理由として多いのは、「食欲がない」、次いで「食べる時間がない」である。 →○
- 「平成 22 年度幼児健康度調査」(日本小児保健協会)によると、おやつを時間を決めて与えている保護者は8割程度いる。 →×
- 日本の乳児の死亡率は、WHO加盟国の中でも極めて低い。 →○
- 日本の低出生体重児出生率は、ユニセフの調査によると先進国の中でも極めて低い。 →×
正答:3 ○ ○ × ○ ×
H29前:子どもの食と栄養②
平成29年度前期試験 子どもの食と栄養 問2
次の文は、脂質についての記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
- 炭素鎖に二重結合をもつ脂肪酸を飽和脂肪酸という。 →×
- 水に溶けず、アルコールなどの有機溶媒に溶ける。 →○
- 食品に含まれる脂質の大部分は、中性脂肪である。 →○
- 炭素(C)、酸素(O)、水素(H)および窒素(N)で構成されている。 →×
- コレステロールは膵臓で合成されている。 →×
正答:4 B C
H29前:子どもの食と栄養③
平成29年度前期試験 子どもの食と栄養 問3
次の文は、糖質に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- エネルギー源として利用され、1gあたり4kcal を供給する。 →○
- 摂取後すぐに利用されない糖質は、肝臓や筋肉においてグリコーゲンや脂肪に変化してエネルギー貯蔵物質として蓄えられる。 →○
- 血液中のブドウ糖濃度はホルモンにより調節され、一定の濃度に保たれている。 →○
- 乳糖は、フルクトースとガラクトースが結合した二糖類である。 →×
正答:2 ○ ○ ○ ×
H29前:子どもの食と栄養④
平成29年度前期試験 子どもの食と栄養 問4
次の文は、「食事バランスガイド」(平成 17 年:厚生労働省・農林水産省)のコマのイラストに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- コマの中には、1食分の料理例が示されている。 →×
- 水、お茶、牛乳などの水分を軸としている。 →×
- コマのイラストの料理例を合わせると、おおよそ 500kcal である。 →×
- 主菜は、肉、魚、卵、海藻料理であり、3~5つ(SV(サービング))とされている。 →×
正答:5 × × × ×
H29前:子どもの食と栄養⑤
平成29年度前期試験 子どもの食と栄養 問5
次の文は、「母乳育児を成功させるための十か条」(WHO/UNICEF 共同発表)に関する記述の一部である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 授乳時以外は赤ちゃんと別室にいるようにすること →×
- 授乳時以外はゴムの乳首やおしゃぶりを与えること →×
- 赤ちゃんが母乳を欲しがっても時間を決めて与えること →×
- 医学的な必要がないのに母乳以外のもの(水分、糖水、人工乳)を与えないこと →○
- 母親が分娩後 30 分以内に母乳を飲ませられるように援助すること →○
正答:5 × × × ○ ○
H29前:子どもの食と栄養⑥
平成29年度前期試験 子どもの食と栄養 問6
次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)に示されている離乳食の進め方に関する記述である。【Ⅰ群】食べ方の目安と、【Ⅱ群】調理形態を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- 1日3回食に進めていく →歯ぐきでつぶせる固さ
- 1日2回食で食事のリズムをつけていく →舌でつぶせる固さ
- 自分で食べる楽しみを手づかみ食べから始める →歯ぐきで噛める固さ
- 子どもの様子をみながら、1日1回1さじずつ始める →なめらかにすりつぶした状態
【Ⅱ群】
ア なめらかにすりつぶした状態
イ 歯ぐきで噛める固さ
ウ 舌でつぶせる固さ
エ 歯ぐきでつぶせる固さ
正答:5 エ ウ イ ア
H29前:子どもの食と栄養⑦
平成29年度前期試験 子どもの食と栄養 問7
次の文は、母乳栄養に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 母乳栄養児では、ビタミンKの不足による頭蓋内出血が知られているが、現在では生後、ビタミンK2 シロップ剤の経口投与が行われている。 →○
- 母乳中の免疫グロブリンA濃度は加熱方法によっては低下するため、冷凍母乳の解凍は、流水または微温湯で解凍し、体温以上に温めないようにする。 →○
- 初乳には、感染防御因子が含まれ、乳児の未熟な腸粘膜を覆い病原体が粘膜を通して侵入することを予防する。 →○
- 吸啜刺激は、オキシトシンの分泌を刺激して、乳汁分泌を維持させる。また、プロラクチンは子宮筋を収縮させて、子宮の回復を促す役割がある。 →×
正答:2 ○ ○ ○ ×
H29前:子どもの食と栄養⑧
平成29年度前期試験 子どもの食と栄養 問8
次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)に示されている離乳に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 離乳の開始の発達の目安の一つに、乳歯の萌出があげられる。 →×
- 離乳の開始前には、離乳に慣れさせるために、果汁を与える。 →×
- 7・8か月の支援のポイントとして、平らなスプーンを下くちびるにのせ、上くちびるが閉じるのを待つようにする。 →○
- 生後9か月以降は、鉄が不足しやすいので、育児用ミルクのかわりに牛乳・乳製品を調理に使用する等の工夫をする。 →×
正答:5 × × ○ ×
H29前:子どもの食と栄養⑨
平成29年度前期試験 子どもの食と栄養 問9
次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」における幼児期に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 脂質の食事摂取基準は、総エネルギー量に対する比率で示され、目標量として 30%以上 40%未満とされている。 →×
- 食物繊維の食事摂取基準は、成人同様に目標量が示されている。 →×
- 年齢区分は、1~2歳、3~5歳の2区分である。 →○
- カルシウムの推奨量は男女で差がある。 →○
正答:4 × × ○ ○
H29前:子どもの食と栄養⑩
平成29年度前期試験 子どもの食と栄養 問 10
次の文は、咀しゃく・嚥下が困難な子どもの食事に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 咀しゃく機能の状態によって、ソフト食やきざみ食にするなどの配慮が必要である。 →○
- パサパサしているもの、口の中でばらつくものは飲み込みにくい。 →○
- 飲み込みやすくするために、とろみ調整食品を使用することがある。 →○
- こんにゃくは弾力性があるので、食べやすい食品である。 →×
- 酸味の強い柑橘類は、食べやすい食品である。 →×
正答:2 ○ ○ ○ × ×
H29前:子どもの食と栄養⑪
平成29年度前期試験 子どもの食と栄養 問 11
次の図は、「児童福祉施設における食事の提供ガイド」(平成 22 年:厚生労働省)における「子どもの健やかな発育・発達を目指した食事・食生活支援」である。図中のA~Dにあてはまらないものを一つ選びなさい。
- 人間関係の構築 →×
- 安全・安心な食事の確保 →○
- 食生活の自立支援 →○
- 心と体の健康の確保 →○
- 豊かな食体験の確保 →○
図
正答:1
H29前:子どもの食と栄養⑫
平成29年度前期試験 子どもの食と栄養 問 12
次の文は、幼児期の食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 幼児の偏食は、時期により嫌う食品が変化しやすい。 →○
- 間食は、3回の食事でとりきれない栄養を補い、素材の味を生かしたものが望ましい。 →○
- 間食の与えすぎから、肥満やむし歯(う歯)の原因になることがあるので、量と時間を決めて与えることが重要である。 →○
- 窒息事故を予防する方法として、食べる時に遊ばせない、あおむけに寝た状態や歩きながら食べさせないことがあげられる。 →○
正答:1 ○ ○ ○ ○