子どもの食と栄養一覧

H28前:子どもの食と栄養⑬食からはじまる健やかガイド(学童期)

平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問 13 
次の文は、「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成 16 年:厚生労働省)に示された、「発育・発達過程に応じて育てたい “食べる力”」の学童期に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 家族や仲間と一緒に食べる楽しさを味わう→×
  2. 自分の食生活を振り返り、評価し、改善できる→
  3. 自然と食べ物との関わり、地域と食べ物の関わりに関心をもつ→
  4. 食料の生産・流通から食卓までのプロセスがわかる→×

4 × ○ ○ ×


H28前:子どもの食と栄養⑭保育所における食育

平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問 14 
次の文は、保育所における食育に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育所における食育は、健康な生活の基本としての「食を営む力」の育成に向け、その基礎を培うことを目標としている。→
  2. 食育の計画の作成に当たっては、保育所における全体的な計画である「保育課程」と具体的な計画として作成される「指導計画」の中に位置付ける。→
  3. 「楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~」(平成 16 年:厚生労働省)では、〈6か月~1歳3か月未満児〉の食育のねらいの一つに、「お腹がすき、乳を吸い、離乳食を喜んで食べ、心地よい生活を味わう。」が示されている。→
  4. 施設長の責任のもと、保育士、調理員、栄養士、看護師などの全職員が協力し、各保育所の創意工夫のもとに食育を推進する。→

1 ○ ○ ○ ○


H28前:子どもの食と栄養⑮児童福祉施設での食中毒予防のための衛生管理

平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問 15 
次の文は、児童福祉施設での調理実習(体験)等における食中毒予防のための衛生管理に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 調理従事者だけでなく、保育士や職員も衛生管理の知識をもち、手洗いや検便の実施に努めるなど、配食・食事介助時の衛生にも留意する。→
  2. 「児童福祉施設における食事の提供ガイド」(平成 22 年:厚生労働省)では、「調理済み食品を室温に放置しないようにし、加熱調理後はすみやかに(2時間以内)喫食することを徹底する。」としている。→
  3. 実習の材料として菜園で収穫したじゃがいもを使用する場合は、ソラニン類食中毒防止のため、芽や緑化した部分を切除するとともに、未成熟で小さいじゃがいもは喫食しないようにする。→
  4. 給食施設では、万一食中毒が発生した場合の原因究明のために、給食の原材料および調理済み食品を、保存食として2週間以上保存することになっている。→

1 ○ ○ ○ ○


H28前:子どもの食と栄養⑯乳児期の食生活とミネラル摂取

平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問 16 
次の文は、乳幼児の食生活におけるミネラル摂取に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「日本食品標準成分表 2010」(文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告)において、13%で調乳した調製粉乳と同量の人乳を比較すると、鉄は人乳のほうが多い。→×
  2. 「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)において、フォローアップミルクは、必要に応じて(離乳食が順調に進まず、鉄の不足のリスクが高い場合など)使用するのであれば、9か月以降とするとしている。→
  3. 「日本食品標準成分表 2010」(文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告)によると、木綿豆腐は、100g 中に 100mg 以上のカルシウムを含むので、日々の食事に上手に取り入れるようにする。→
  4. 「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」において、1~2(歳)のカルシウムの推奨量(mg/ 日)は、男性女性とも同じである。→×

4 × ○ ○ ×


H28前:子どもの食と栄養⑰乳児期の疾病と食生活

平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問 17 
次の文は、乳児期の疾病と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 新生児はビタミンKの欠乏に陥りやすく、出生後数日で起こる新生児メレナ(消化管出血)や約1か月後に起こる頭蓋内出血は、ビタミンKの不足によって起こることが知られている。→
  2. フェニルケトン尿症、ガラクトース血症などの先天性代謝異常症の場合は、治療用として特殊ミルクを与える。→
  3. ペプチドミルクは、調製粉乳から乳糖を除去し、ブドウ糖におきかえた育児用粉乳であり、乳糖を分解する酵素が欠損していたり、一時的に活性が衰えていて乳糖を摂取すると下痢を起こしたりする場合に用いる。→×
  4. 精製アミノ酸乳は、精製アミノ酸をバランスよく配合し、ビタミン、ミネラルなどを添加しており、牛乳たんぱく質を含まないので、アレルギー症状が重篤な乳児に用いられる。→

2 ○ ○ × ○


H28前:子どもの食と栄養⑱子どもの疾病や症状と食生活

平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問 18 
次の文は、子どもの疾病や症状と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 口内炎では、食事の調味はうす味とし、酸味、香辛料は避けて、体温程度で与える。→
  2. 下痢の際は、脂肪の多い食品や料理は控えるようにする。→
  3. 便秘の場合、食欲不振の有無を確認するとともに、腸の蠕動運動を促す食物繊維の多い食物を与えるようにする。→
  4. 吐き気や嘔吐がある場合は、それらが治まってから水分の補給を行う。少量の水分を与え、嘔吐しないことを確認し、少しずつ増量する。→

1 ○ ○ ○ ○


H28前:子どもの食と栄養⑲障害のある子どもの食事介助

平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問 19 
次の文は、障害のある子どもの食事介助に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 介助者は、子どもと同じ目の高さで介助することが基本である。→
  2. スプーンの幅は、口の幅よりも大きなものを選ぶとよい。→×
  3. 水分摂取は、スプーンによる摂取ができるようになったら、コップを使用する練習に移るとよい。→
  4. コップは、鼻に当たる部分がカットされていると、水分を摂取しやすい。→

3 ○ × ○ ○


H28前:子どもの食と栄養⑳摂食・嚥下が困難な子どもの食事

平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問 20 
 次の文は、摂食・嚥下が困難な子どもの食事についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 頭を後方に反らすと、そしゃくや嚥下がしにくくなるので、首の筋肉がリラックスするように、頭を少し前かがみにするとよい。→
  2. 一口量を加減して、多くなりすぎないように注意する。→
  3. そしゃくや嚥下がしやすい食品として、パサパサしているもの、口の中にくっつきやすいものがあげられる。→×
  4. 酸味の強い食品は、むせやすく誤嚥されやすい。→

2 ○ ○ × ○


H27地:子どもの食と栄養①

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問1
 次の文のうち、「食生活指針」(平成 12 年:文部省、厚生省、農林水産省)の一部として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 家族の団らんや人との交流を大切に、また、食事づくりに参加しましょう。 →
  2. 日本の気候・風土に適している小麦などの穀類を利用しましょう。 →×
  3. たっぷりの海藻で、ビタミン、ミネラル、食物繊維をとりましょう。 →×
  4. しっかりかんで、ゆっくり食べましょう。 →
  5. 自分の健康目標をつくり、食生活を点検する習慣を持ちましょう。 →

正答:3 ○ × × ○ ○


H27地:子どもの食と栄養②

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問2
 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」に示されている乳児に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 乳児では、推定平均必要量や目安量を決定するための実験はできない。 →×
  2. 健康な乳児が摂取する母乳の質と量は乳児の栄養状態にとって望ましいものと考えられる。 →
  3. 生後0日目~5か月の乳児の栄養は、100%乳汁に依存する。 →
  4. 生後0日目~5か月の乳児の哺乳量は、0.78 L / 日とされている。 →

正答:4 × ○ ○ ○


H27地:子どもの食と栄養③

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問3
 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 1~ 17 歳を小児、18 歳以上を成人とする。 →
  2. 推奨量とは、ある対象集団において測定された必要量の分布に基づき、母集団に属するほとんどの人(97 ~ 98%)が充足している量をさす。 →
  3. 脂質では、n-6 系脂肪酸及び n-3 系脂肪酸の食事摂取基準が示されている。 →
  4. 亜鉛は、微量ミネラルの一つである。 →

正答:1 ○ ○ ○ ○


H27地:子どもの食と栄養④

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問4
 次の文は、脂質の種類と機能に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 脂質は、水に不溶で、有機溶媒に溶解する化合物である。 →
  2. 脂質は、細胞膜の主要な構成成分である。 →
  3. 脂質は、エネルギー産生の主要な基質である。 →
  4. 分子構造において、炭素間に二重結合をもつ脂肪酸を不飽和脂肪酸という。 →

正答:1 ○ ○ ○ ○


H27地:子どもの食と栄養⑤

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問5 次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)に示されている
授乳の支援のポイントに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 妊娠中から、適切な授乳方法を選択でき、実践できるように、支援しましょう。 →
  2. 母親の状態をしっかり受け止め、赤ちゃんの状態をよく観察して、支援しましょう。 →
  3. 授乳のときには、できるだけ静かな環境で、しっかり抱いて、優しく声をかけるように、支援しましょう。 →
  4. 授乳への理解と支援が深まるように、父親や家族、身近な人への情報提供を進めましょう。 →

正答:1 ○ ○ ○ ○


H27地:子どもの食と栄養⑥

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問6 次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)における離乳に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 離乳とは、母乳または育児用ミルク等の乳汁栄養から幼児食に移行する過程をいう。 →
  2. 子どもにはそれぞれ個性があるので、離乳については、画一的な進め方にならないよう留意しなければならない。 →
  3. 離乳の開始後ほぼ2か月間は、離乳食は1日1回与える。 →×
  4. 生後5、6か月頃の〈食べ方の目安〉として、「いろいろな味や舌ざわりを楽しめるように食品の種類を増やしていく。」が示されている。 →×

正答:3 ○ ○ × ×


H27地:子どもの食と栄養⑦

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問7
 次の文は、幼児期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 幼児は、からだが小さく胃の容量も小さいが、体重1kg あたりのエネルギー必要量は、成人より多い。 →
  2. 幼児の間食では、食事でとりきれないものを補足することを心がけ、食事の素材を活用するようにするとよい。 →
  3. 「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」において、3~5歳の脂質の食事摂取基準(脂質の総エネルギーに占める割合(脂肪エネルギー比率):%エネルギー)目安量は、男性女性ともに、40 とされている。 →×
  4. 「日本食品標準成分表 2010」(文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告)によると、普通牛乳は、良質のたんぱく質をはじめとして、鉄も豊富に含むので、食物アレルギーがない限り、毎日与えるように心がける。 →×

正答:3 ○ ○ × ×


H27地:子どもの食と栄養⑧

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問8
 次の文は、「平成 17 年度乳幼児栄養調査」(厚生労働省)における幼児期の食生活の問題点に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「子どもの食事で困っていること」(1歳以上:総数)で、割合の最も多いのは、「偏食する」である。 →×
  2. 「子どもの食事で困っていること」(1歳以上:総数)で、「遊び食い」の割合は、年齢が高くなるにつれて増加する。 →×
  3. 子どもの朝食習慣を就寝時刻別にみると(1歳以上)、就寝時刻が遅くなるほど、朝食欠食の割合は高率になる。 →

正答:5 × × ○


H27地:子どもの食と栄養⑨

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問9
 次の文は、学童期及び思春期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「平成 25 年度学校保健統計調査」(文部科学省)によると、小学校の女子では、年齢が上がるにつれて、肥満傾向児の出現率が増加する。 →
  2. 「平成 25 年度学校保健統計調査」(文部科学省)によると、中学校における痩身傾向児の出現率は、男子よりも女子のほうが高い。 →
  3. 急速な身体的発育に伴い血液量が増加する時期であり、特に女子では、月経の開始等で鉄の必要量が増す。 →
  4. 「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」において、15 ~ 17 歳のたんぱく質の食事摂取基準(推奨量:g/ 日)は、男性女性ともに、18 ~ 29 歳の量と同じである。 →×

正答:2 ○ ○ ○ ×


H27地:子どもの食と栄養⑩

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 10
 次の文は、「学校給食実施基準」(平成 25 年:文部科学省)の児童又は生徒一人一回当たりの学校給食摂取基準に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 児童(6歳~7歳)のエネルギー(kcal)は、750 である。 →×
  2. 児童(8歳~9歳)のたんぱく質(g)は、30 である。 →×
  3. 児童(10 歳~ 11 歳)のカルシウム(mg)は、300 である。 →×
  4. 生徒(12 歳~ 14 歳)の食物繊維(g)は、6.5 である。 →

正答:5 × × × ○


H27地:子どもの食と栄養⑪

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 11
 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」における思春期に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 15 ~ 17 歳におけるカルシウムの食事摂取基準(推奨量:mg/ 日)は、男性女性ともに、各年齢区分の中で最も多い。 →×
  2. 12 ~ 14 歳における脂質の食事摂取基準(脂質の総エネルギーに占める割合(脂肪エネルギー比率):%エネルギー)目標量は、男性女性ともに、20 ~ 30 である。 → →
  3. 15 ~ 17 歳における食物繊維の食事摂取基準(目標量:g/ 日)は、男性女性ともに、成人(18 歳以上の年齢区分)と同じ 20 以上である。 →×
  4. 15 ~ 17 歳におけるナトリウム(食塩相当量)の食事摂取基準(目標量:g/ 日)は、男性 8.0 未満、女性 7.0 未満であり、いずれも成人(18 歳以上の年齢区分)と同じである。 →

正答:4 × ○ × ○


H27地:子どもの食と栄養⑫

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 12
 次の文は、「妊産婦のための食生活指針」(「健やか親子 21」推進検討会報告書)(平成 18 年:厚生労働省)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 健康な子どもを生み育てるためには、妊娠前からバランスのよい食事と適正な体重を目指しましょう。 →
  2. 妊娠期・授乳期には、必要とされる量のカルシウムが摂取できるように、偏りのない食習慣を確立しましょう。 →
  3. 母乳育児はお母さんにも赤ちゃんにも最良の方法です。バランスのよい食生活で、母乳育児を継続しましょう。 →
  4. 妊娠・授乳中の喫煙、受動喫煙、飲酒は、胎児や乳児の発育、母乳分泌に影響を与えます。禁煙、禁酒に努め、周囲にも協力を求めましょう。 →

正答:1 ○ ○ ○ ○


H27地:子どもの食と栄養⑬

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 13
 次の文は、「保育所保育指針」第5章「健康及び安全」の3「食育の推進」の一部である。(A)~(D)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
子どもが生活と(A 遊び)の中で、(B 意欲)を持って食に関わる体験を積み重ね、(C 食べること)を楽しみ、(D 食事)を楽しみ合う子どもに成長していくことを期待するものであること。
(組み合わせ)
     A     B     C     D
1   保育    目的    遊び    食育
2 望ましい環境  意欲    食事    遊び
3   遊び    意欲  食べること  食事
4   保育    意欲    遊び    食事
5   遊び    目的  食べること  食育
正答:3


H27地:子どもの食と栄養⑭

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 14
 次の文は、「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成 16 年:厚生労働省)に示された、「発育・発達過程に応じて育てたい “食べる力”」の思春期に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 一緒に食べる人を気遣い、楽しく食べることができる →
  2. 自分の身体の成長や体調の変化を知り、自分の身体を大切にできる →
  3. 食事のバランスや適量がわかる →×
  4. 1日3回の食事や間食のリズムがもてる →×

2 ○ ○ × ×


H27地:子どもの食と栄養⑮

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 15
 次の文は、保育所における食事の提供に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 児童福祉施設における食事は、施設内で調理するのが原則であるが、保育所においては、満2歳以上の児童に対する食事の提供に限り、公立・私立を問わず全国において、施設外で調理し搬入すること(外部搬入)が認められている。 →×
  2. 外部搬入を実施する保育所においては、調理室として加熱、保存、配膳等のために必要な調理機能を有する設備を有すること。 →
  3. 子どもの年齢、発達の段階や健康状態に応じた食事の提供や、アレルギー、アトピー等への配慮、必要な栄養素量の給与等子どもの食事の内容、回数や時機に適切に応じることができること。 →

正答:4 × ○ ○


H27地:子どもの食と栄養⑯

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 16
 次の文は、「児童福祉施設における食事の提供ガイド」(平成 22 年:厚生労働省)における「食事の提供における食中毒予防のための衛生管理」に関する記述である。(A)~(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

大量調理施設衛生管理マニュアルでは、「調理後直ちに提供される食品以外の食品は病原菌の増殖を抑制するために、(A 10)℃以下又は(B 65)℃以上で管理することが必要である」として手順を示している。
さらに「調理後の食品は、調理終了後から(C )時間以内に喫食することが望ましい」と記述している。

(組み合わせ)
  A  B  C
1 10  55  2
2 10  55  3
3 10  65  2
4 20  55  3
5 20  65  3

正答:3


H27地:子どもの食と栄養⑰

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 17
 次の文は、子どもの食物アレルギーに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. アレルギーの原因となる抗原を特にアレルゲンといい、食物アレルギーは、食物中のアレルゲンによって症状が出る。 →
  2. 食物アレルギーのほとんどは、食物に含まれる糖質が原因で起こる。 →×
  3. 保育所では、乳幼児が食事の自己管理ができないために、除去食品の誤食が発生する可能性があり、保育者は注意が必要である。 →
  4. 幼児期の食物アレルギーは変化するので、食事においては常に見直しが必要である。 →

正答:2 ○ × ○ ○


H27地:子どもの食と栄養⑱

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 18
 次の文は、子どもの貧血と食事に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ヘモグロビンは鉄を含む化合物であり、血液中において酸素を運搬する役割をもつ。 →
  2. 貧血の症状の一つとして、ヘモグロビン量が正常範囲よりも減少することがあげられる。 →
  3. 鉄欠乏性貧血は、急速に成長して鉄需要の多い思春期に発症しやすい。 →
  4. 食品中に含まれる鉄の吸収率を比較すると、ヘム鉄より非ヘム鉄のほうが高いので、非ヘム鉄を豊富に含む魚や赤身の肉などを十分に摂取するとよい。 →×

正答:2 ○ ○ ○ ×


H27地:子どもの食と栄養⑲

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 19 次の文は、食べる機能に障害がある子どもの食事と食事介助に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもの食べる機能の発達を観察し、子どものペースで支援する。 →
  2. 食べものを飲み込みやすくするためには、食べものの大きさ、かたさに配慮し、トロミを加えることなども考慮する。 →
  3. 食べものの形態を整えるには、フードプロセッサーなどの調理器具や、かたくり粉、市販の増粘剤を使用すると便利である。 →
  4. 口唇を閉じる力の弱い子どもには、食べものをのせる部分が平坦で、口の幅より小さいスプーンを使用すると、食べものを口の中に取り込みやすい。 →

正答:1 ○ ○ ○ ○


H27地:子どもの食と栄養⑳

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 20 次の文は、重症心身障害児の特徴と栄養管理に関する記述である。(A)~(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 過敏や心理的不快感から(A 拒食)に陥りやすい。
  • 腹筋の発育不足や抗けいれん剤服用の副作用、食事摂取量の不足、食物繊維や水分量の不足から(B 便秘)になりやすい。
  • 嘔吐、食道・胃逆流、胃・十二指腸の通過障害などにより、栄養摂取量(C 不足)に陥りやすい。

(組み合わせ)
    A     B     C
1 過食   肥満   過剰
2 過食  高血圧  不足
3 拒食   便秘   不足
4 拒食   貧血   過剰
5 拒食   下痢   過剰
正答:3


H27本:子どもの食と栄養①日本人の食事摂取基準

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問1 
 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」の子どもの年代に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. たんぱく質の食事摂取基準は、乳児期では、0~5(月)、6~ 11(月)の2区分で示されている。→×
  2. カルシウムの推奨量(mg/ 日)は、1~2(歳)では、男性のほうが女性よりも多い。→
  3. 鉄は、1~2(歳)および3~5(歳)の年齢区分において、男性女性とも耐容上限量は示されていない。→×
  4. 推定エネルギー必要量(kcal/ 日)は、3~5(歳)では、男性女性とも同じである。→×

正答:4 × ○ × ×


H27本:子どもの食と栄養②【食事バランスガイド】

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問2 
 次の文は、「食事バランスガイド」(平成 17 年:厚生労働省・農林水産省)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. コマの中に示されている料理・食品例を合わせると、おおよそ 1, 500kcal となる。→×
  2. サービング(SV:食事の提供量の単位)数が最も多いのは主食である。→
  3. 副菜は、野菜、きのこ、いも、大豆料理であり、3~5つ(SV)とされている。→×
  4. 「牛乳・乳製品」は、2つ(SV)とされている。→

正答:4 × ○ × ○