平成29年度前期試験 子どもの食と栄養 問 13
次の文のうち、「学校給食法」に掲げられている学校給食の目標として誤ったものを一つ選びなさい。
- 適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること。 →○
- 食に関わる産業や、地域の人々との会食、行事食・郷土食などとの触れ合いを通して、地域の人々との交流を深めること。 →×
- 学校生活を豊かにし、明るい社交性及び協同の精神を養うこと。 →○
- 食料の生産、流通及び消費について、正しい理解に導くこと。 →○
- 我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること。 →○
正答:2
「子どもの食と栄養」一覧
H29前:子どもの食と栄養⑭
平成29年度前期試験 子どもの食と栄養 問 14
次の文は、生涯発達に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 生活習慣病には、肥満、高血圧、動脈硬化、糖尿病、骨粗しょう症など、慢性疾患といわれている疾患がある。 →○
- 生活習慣病予防の食事は、栄養素の過不足がないように朝、昼、夕食をバランスよく摂取する。 →○
- 「人口動態統計」(平成 27 年)によると、日本人の死因で多いものは、悪性新生物、心疾患、肺炎である。 →○
- 女性にとって更年期とは、閉経の前後数年間をいい、一般的に 45 ~ 55 歳の時期に相当する。 →○
- 男性には更年期障害がない。 →×
正答:2 ○ ○ ○ ○ ×
H29前:子どもの食と栄養⑮
平成29年度前期試験 子どもの食と栄養 問 15 次の文は、「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成 16 年:厚生労働省)における「発育・発達過程に応じて育てたい “食べる力”」の一部である。
幼児期の内容として正しいものを○、誤ったものを × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- おなかがすくリズムがもてる →○
- 食事のバランスや適量が分かる →×
- 家族や仲間と一緒に食べる楽しさを味わう →○
- 自然と食べ物のかかわり、地域と食べ物とのかかわりに関心をもつ →×
- 食べ物や身体のことを話題にする →○
正答:2 ○ × ○ × ○
H29前:子どもの食と栄養⑯
平成29年度前期試験 子どもの食と栄養 問 16
次の文は、子どものむし歯(う歯)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- むし歯の原因菌は、ミュータンス連鎖球菌である。 →○
- せんべいやクラッカーは、市販菓子の中で、う触誘発性が特に高い。 →×
- 乳歯は永久歯に生え変わるので、歯磨きの必要はない。 →×
- むし歯予防に、よく噛むことは重要である。 →○
正答:3 ○ × × ○
H29前:子どもの食と栄養⑰
平成29年度前期試験 子どもの食と栄養 問 17
次の文のうち、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第 63 号)の第 11 条の一部として誤ったものを一つ選びなさい。
- 児童福祉施設(助産施設を除く。以下この項において同じ。)において、入所している者に食事を提供するときは、すべて当該児童福祉施設内で調理する方法により行わなければならない。 →×
- 児童福祉施設において、入所している者に食事を提供するときは、その献立は、できる限り、変化に富み、入所している者の健全な発育に必要な栄養量を含有するものでなければならない。 →○
- 食事は、前項の規定によるほか、食品の種類及び調理方法について栄養並びに入所している者の身体的状況及び嗜好を考慮したものでなければならない。 →○
- 調理は、あらかじめ作成された献立に従つて行わなければならない。ただし、少数の児童を対象として家庭的な環境の下で調理するときは、この限りでない。 →○
- 児童福祉施設は、児童の健康な生活の基本としての食を営む力の育成に努めなければならない。 →○
正答:1
H29前:子どもの食と栄養⑱
平成29年度前期試験 子どもの食と栄養 問 18
次の文は、授乳および調乳に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 調乳にあたって使用する湯は 50℃以上を保つ。 →×
- 常温で保存していた場合は、調乳後2時間以内に使用しなかったミルクは廃棄する。 →○
- 冷凍母乳を用いる場合は、搾乳、冷凍、運搬など、すべてが衛生的に行われるようにする。 →○
- 調乳法には無菌操作法や終末殺菌法がある。 →○
正答:4 × ○ ○ ○
H29前:子どもの食と栄養⑲
平成29年度前期試験 子どもの食と栄養 問 19
次の文は、保育所における食育の計画と評価に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 乳幼児期にふさわしい食生活が展開され、適切な援助が行われるよう、食事の提供を含む食育の計画を作成し、保育の計画に位置付けるとともに、その評価及び改善に努めること。 →○
- 計画の作成にあたっては、柔軟で発展的なものになるよう留意し、各年齢を通して一貫性のあるものにする。 →○< /li>
- 保育士等による自己評価と子どもの育ちの評価を通して、次の実践に向けた改善に努めるようにする。 →○
- 保護者や地域に向けて、食事内容を含めて食育の取り組みを発信し、食育の計画・実施を評価して、次の計画へとつなげる。 →○
正答:1 ○ ○ ○ ○
H29前:子どもの食と栄養⑳
平成29年度前期試験 子どもの食と栄養 問 20
次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 食事摂取基準とは、健康な個人または集団を対象として、国民の健康の保持・増進、生活習慣病の予防を目的として、エネルギーおよび各栄養素の摂取量の基準を示すものである。 →○
- 「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」は、平成 27(2015)年度から平成29(2017)年度の3年間に使用するものである。 →×
- 食事摂取基準の基本的な考え方では、エネルギーおよび栄養素摂取量の多少に起因する健康障害は、欠乏症または摂取不足によるものばかりでなく、過剰によるものも存在する。 →○
- 食事摂取基準の「目標量」は、生活習慣病の二次予防を目的として設定された。 →×
- 食事摂取基準は、「健康増進法」に基づいている。 →○
正答:3 ○ × ○ × ○
H28後:子どもの食と栄養①
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問1
次の文は、乳幼児の食生活の特徴に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 身体のあらゆる組織を作るために、多くの栄養素を必要とする。→○
- 胎生期に蓄えられた先天性免疫が十分にあるため、生後6か月くらいまでは感染症にかかることはない。→×
- 咀しゃく段階に合わせた食物の形態、供食の方法を選択する必要がある。→○
- 正しい食習慣を身につけさせる第一歩という大切な時期である。→○
正答:3 ○ × ○ ○
H28後:子どもの食と栄養②
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問2
次の文は、炭水化物に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 炭素(C )、水素(H)、酸素(O)の三元素から構構成されている。→○
- 炭水化物でこれ以上分解できない最小単位を単糖類という。→○
- 消化されやすい炭水化物を食物繊維といい、重要なエネルギー源となっている。→×
- 消化されにくい炭水化物を糖類という。→×
正答:3 ○ ○ × ×
H28後:子どもの食と栄養③
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問3
次の文は、ミネラルに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 鉄は、ヘモグロビンの成分として、酸素を運搬する。欠乏症は貧血である。→○
- ナトリウムの過剰摂取は、高血圧や胃がんのリスクを高める。→○
- カリウムは、細胞内液に多く分布し浸透圧を維持する。野菜、イモ類に多く含まれる。→○
- リンは、骨の構成成分で、筋肉や神経細胞の興奮の調整をし、穀類、葉菜類に多く含まれる。→×
正答:2 ○ ○ ○ ×
H28後:子どもの食と栄養④
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問4
次の【Ⅰ群】のビタミンと【Ⅱ群】の内容を結び付けた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- ビタミンA
- ビタミンB1
- ビタミンD
- 葉酸
【Ⅱ群】
ア 糖質代謝に関与し、欠乏症は脚気である。→ビタミンB1
イ 粘膜を正常に保ち、免疫力を維持する。欠乏症は、夜盲症である。→ビタミンA
ウ カルシウムの吸収を促進させ、骨形成を促進する。→ビタミンD
エ 十分量を受胎の前後に摂取すると、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減できる。→葉酸
正答:3 イ ア ウ エ
H28後:子どもの食と栄養⑤
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問5
次の文は、母乳栄養に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 母乳は乳児の未熟な消化能力に適した組成である。→○
- 分娩後数日以内に分泌される乳を初乳といい、感染防御因子を多く含む。→○
- 母乳栄養児は人工栄養児に比べ乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症頻度が低いといわれている。→○
- 成熟乳は初乳に比べ、たんぱく質量が多く、乳糖が少ない。→×
正答:2 ○ ○ ○ ×
H28後:子どもの食と栄養⑥
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問6
次の文は、離乳食の進め方についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 生後9か月以降は鉄が不足しやすいので、赤身の魚や肉、レバーなど鉄を多く含む食品を取り入れるとよい。→○
- 生後5、6か月頃は、調味は薄味にして、食品の自然の風味を生かし、口あたりがよいものを選ぶ。→○
- 離乳の開始は、アレルギーの心配の少ないおかゆ(米)から始める。→○
- はちみつは乳児ボツリヌス症予防のため、満1歳までは使わない。→○
正答:1 ○ ○ ○ ○
H28後:子どもの食と栄養⑦
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問7
次の文は、人工乳および調乳法に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 乳児用調製粉乳を飲んでいる乳児は、生後9か月頃になったらフォローアップミルクに切り替える必要がある。→×
- 無乳糖乳は、乳糖を除去し、ブドウ糖におきかえた育児用粉乳である。→○
- アレルギーの治療用に乳児に用いられるアミノ酸混合乳は、アミノ酸が多く配合され、牛乳たんぱく質を含む。→×
- 調乳の際には、一度沸騰させた後 70℃以上に保った湯を使用し、調乳後2時間以内に使用しなかった乳は廃棄する。→○
正答:4 × ○ × ○
H28後:子どもの食と栄養⑧
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問8
次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)に関する記述である。(A)~(D)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。離乳を開始して1か月を過ぎた頃から、離乳食は1日(A 2)回食とする。生後7、8か月頃からは(B 舌でつぶせる)固さのものを与える。卵は固ゆでした(C 卵黄)から全卵へ、魚は(D 白身魚)から次の段階では赤身魚へと進めていく。
(組み合わせ)
A B C D
1 1 舌でつぶせる 卵白 白身魚
2 1 舌でつぶせる 卵白 青皮魚
3 2 舌でつぶせる 卵黄 白身魚
4 2 歯ぐきでつぶせる 卵白 青皮魚
5 3 歯ぐきでつぶせる 卵黄 青皮魚
正答:3
H28後:子どもの食と栄養⑨
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問9
次の文は、幼児期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
- 幼児期の間食の量は、1日のエネルギー摂取量の 30 ~ 40%を目安にするとよい。→×
- 体重当たりのエネルギー必要量は、成人より多い。→○
- 脂質の目標量は、脂肪エネルギー比率 30 ~ 40%である。→×
- 前歯が生え揃ったら、スティック状のゆで野菜、パン、果物などを噛みとらせ、子どもにとって食べやすい一口量を覚えさせる。→○
正答:4 B D
H28後:子どもの食と栄養⑩
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 10
次の文は、幼児期の食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 食事支援の方法として、幼児が安定した座位姿勢をとれるようにすることが大切である。→○
- スプーンやフォークの握り方は、手のひら握り、鉛筆握り、指握りへと発達していく。→×
- おおむね3歳では、基本的な運動機能が伸び、それに伴い、食事などもほぼ自立できるようになる。→○
- 最初に乳歯が永久歯に生え変わるのは、3歳頃からである。→×
正答:3 ○ × ○ ×
H28後:子どもの食と栄養⑪
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 11
次の文は、幼児期の咀しゃく機能に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 1歳半頃に奥歯に相当する第一乳臼歯が生え始める。→○
- 咀しゃく機能は、乳歯の生え揃う頃までに獲得される。→○
- 上下の奥歯(第二乳臼歯)が生え揃う前から、大人と同じような固さの食べ物を与える。→×
- 乳歯は生え揃うと、上下 10 本ずつとなる。→○
正答:2 ○ ○ × ○
H28後:子どもの食と栄養⑫
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 12
次の文は、「平成 17 年度乳幼児栄養調査」(厚生労働省)における幼児期の食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 「主要食物の摂取状況」(1歳以上)で、「ほぼ毎日食べている食物」は、穀類、次いで野菜の順に高率である。→×
- 年齢階級別の「子どもの食事で特に気をつけていること」で、いずれの年齢においても最も高率でみられるのが「栄養バランス」である。→○
- 年齢階級別の「子どもの食事で困っていること」(1歳以上)で、「よくかまない」が最も高率でみられるのは、3歳~3歳6か月未満である。→×
- 年齢階級別の「子どもの食事で困っていること」(1歳以上)で、「偏食する」の割合は、3歳6か月未満まででは年齢が高くなるにつれて増加する。→○
正答:4 × ○ × ○
H28後:子どもの食と栄養⑬
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 13
次の文は、学童期の心身の特徴についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 学童期後半からの体重・身長の伸びを、第一発育急進期という。→×
- 男女間には発育の差が認められ、女子の方が男子よりも2年ほど早くスパートを迎える。→○
- 永久歯が生え揃うのは、8~9歳頃である。→×
- D 学童期には、男女差、個人差が比較的小さい。→×
正答:5 × ○ × ×
H28後:子どもの食と栄養⑭
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 14
次の文は、思春期の生活と心身の特徴に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 「平成 27 年度学校保健統計」(文部科学省)によると、肥満傾向児は、中学校では男子と比べて女子に多い。→×
- 「平成 22 年度児童生徒の健康状態サーベイランス事業報告書(2012)」(日本学校保健会)によると、ダイエットを実行した女子は高校生で約 40%であった。→○
- 思春期女子のやせは、貧血、性腺機能不全による無月経、将来的には不妊、骨粗しょう症の危険因子となる。→○
- 思春期には、急激な発育に伴う血液量の増加や、女子では月経開始による鉄の喪失が加わり、鉄の必要量が増す。→○
- 未成年期に喫煙を開始した者では、成人になってから喫煙を開始した者に比べ、虚血性心疾患、脳血管疾患、慢性気管支炎などの危険性はより大きい。→○
正答:3 × ○ ○ ○ ○
H28後:子どもの食と栄養⑮
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 15
次のうち、「第3次食育推進基本計画」(平成28 年:内閣府)における「食育の推進に関する施策についての基本的な方針」に示されていないものを一つ選びなさい。
- 若い世代を中心とした食育の推進→○
- 多様な暮らしに対応した食育の推進→○
- 健康寿命の延伸につながる食育の推進→○
- 食の循環や環境を意識した食育の推進→○
- 新しい日本の食文化を開拓し、食料自給率を向上させるための食育の推進→×
正答:5
H28後:子どもの食と栄養⑯
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 16
次の文は、「楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~」(平成16 年:厚生労働省)の3歳以上児の食育のねらい及び内容に関する記述である。次の【Ⅰ群】の項目と【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【Ⅰ群】
- 食と健康
- 食と人間関係
- 食と文化
- いのちの育ちと食
- 料理と食
【Ⅱ群】
ア 地域の産物を生かした料理を味わい、郷土への親しみを持つ。→食と文化
イ 慣れない食べものや嫌いな食べものにも挑戦する。→食と健康
ウ 身近な大人の調理を見る。→料理と食
エ 身近な大人や友達とともに、食事をする喜びを味わう。→食と人間関係
オ 身近な動植物に関心を持つ。→いのちの育ちと食
正答:3 イ エ ア オ ウ
H28後:子どもの食と栄養⑰
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 17
次の文は、「児童福祉施設における食事の提供ガイド」(平成 22 年:厚生労働省)についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 食中毒の予防の3原則は、食中毒菌を「付けない、増やさない、やっつける(殺菌する)」である。→○
- 食肉類、魚介類、野菜類の冷凍品を使用する場合には、十分解凍してから調理を行うこと。→○
- 加熱調理における中心部の加熱は、65℃で1分間以上(二枚貝等ノロウイルス汚染のおそれのある食品の場合は 85℃で1分間以上)とする。→×
- 調理後の食品は、調理終了後から5時間以内に喫食することが望ましいとされている。→×
正答:3 ○ ○ × ×
H28後:子どもの食と栄養⑲
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 19
次の文は、体調不良の子どもの食に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 母乳栄養児の便は、軟らかく1日 10 回ぐらい出ることもある。→○
- 離乳期の子どもの下痢が落ちついて食事を再開する場合には、子どもの様子をみながら、徐々に元の食事形態に戻す。→○
- 口内炎、手足口病など口腔内に痛みがある時には、舌触りのよい滑らかなものを提供する。→○
- 下痢の時には、冷たいものを与えるとよい。→×
- 下痢の回復期には、食物繊維が多い食品を与えるとよい。→×
正答:2 ○ ○ ○ × ×
H28後:子どもの食と栄養⑱
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 18
次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」の乳児期に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 乳児期における食事摂取基準は、目標量が設定されている。→×
- 乳児期の月齢区分は、0~ 11 か月の1区分に設定されている。→×
- 乳児の脂質(%エネルギー)の目安量は、他の年齢区分と比較して最大の割合となっている。→○
- 乳児期における身体活動レベルは、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの3段階となっている。→×
- 乳児期におけるエネルギー・栄養素は、男女別に設定されている。→○
正答:5 × × ○ × ○
H28後:子どもの食と栄養⑳
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 20
次の文は、食物アレルギーのある子どもの食に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 食物アレルギーを引き起こす抗体のことを免疫グロブリンA(IgA)という。→×
- 食物アレルギーのアレルゲンは、ほとんどが食品中に含まれる糖質である。→×
- 乳幼児の食物アレルギーのアレルゲンは、エビ、カニなどの甲殻類が多い。→×
- 除去食や代替食を使用し、できるだけ他の子どもと同じテーブルで食事ができるように配慮する。→○
- 保育所等では、職員、保護者、主治医と十分な連携をとるようにする。→○
正答:5 × × × ○ ○
H28前:子どもの食と栄養①国民健康・栄養調査(乳幼児)
平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問1
次の文は、「平成 24 年国民健康・栄養調査」における子どもの食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 「1-6歳」における朝食の欠食率は、男性女性とも 10%を超えている。→×
- 「1-6歳」におけるたんぱく質の摂取量(総数:平均値)では、動物性たんぱく質比率は、80%を超えている。→×
- 「1-6歳」における食塩摂取量(総数:平均値)は、3g以下である。→×
- 「1-6歳」、「7- 14 歳」、「15 - 19 歳」の三つの年齢階級別で、乳類の摂取量(平均値)を比較すると、男女ともに最も多いのは「7- 14 歳」である。→○
5 × × × ○
H28前:子どもの食と栄養②日本人の食事摂取基準
平成28年度前期試験 子どもの食と栄養 問2
次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 健康な個人並びに集団を対象としている。→○
- 国民の健康の保持・増進、生活習慣病の予防のために参照するエネルギー及び栄養素の摂取量の基準を示すものである。→○
- 乳児期の推定エネルギー必要量は、0~5(月)と6~ 11(月)の2区分で設定されている。→×
- 乳児期におけるたんぱく質の食事摂取基準では、母乳栄養児と人工栄養児の値が設定されている。→×
2 ○ ○ × ×