H30後教育原理一覧

H30後:教育原理①

平成30年度後期試験 教育原理 問1
 次の文は、「教育基本法」第 16 条の一部である。(A )・(B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

教育は、(A 不当な支配)に服することなく、この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべきものであり、(B 教育行政)は、国と地方公共団体との適切な役割分担及び相互の協力の下、公正かつ適正に行われなければならない。

(組み合わせ)
A    B

  1. 政治の圧力  教育行政
  2. 政治の圧力  学校教育
  3. 不当な支配  教育行政
  4. 不当な支配  学校教育
  5. 不当な支配  社会教育

正答:3


H30後:教育原理②

平成30年度後期試験 教育原理 問2
 次の文は、2006 年 12 月に国連で採択された「障害者の権利に関する条約」の一部である。(A )・(B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 障害者に関する社会全体(各家庭を含む。)の意識を向上させ、並びに障害者の権利及び尊厳に対する尊重を育成すること。
  • あらゆる活動分野における障害者に関する(A 定型化)された観念、偏見及び有害な慣行(性及び年齢に基づくものを含む。)と戦うこと。
  • 障害者の能力及び(B 貢献)に関する意識を向上させること。

(組み合わせ)
A    B

  1. 一般化   貢献
  2. 一般化  社会参加
  3. 定型化   貢献
  4. 定型化  社会参加
  5. 定型化   寄与

正答:3


H30後:教育原理③

平成30年度後期試験 教育原理 問3
 次の文のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. ピアジェ(Piaget, J.)は、恩物によって子どもの活動を引き出すことを提唱した。
  2. ロック(Locke, J.)は、子どもには生得的な観念があるとして、白紙説を否定した。
  3. エレン・ケイ(Key, E.)は、世界で最初の幼稚園を創設した。
  4. カイヨワ(Caillois, R.)は、遊びを4つの項目(競争、偶然、模擬、めまい)に区分した。 →〇
  5. オーエン(Owen, R.)は、シュタンツで孤児のための学校を経営した。

正答:4


H30後:教育原理④

平成30年度後期試験 教育原理 問4
 次の【Ⅰ群】の思想家についての記述と【Ⅱ群】の人物を結び付けた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 自宅の書斎の鈴の屋で、古典研究を行い、日本人らしさの探求をした。 →本居宣長
  2. 松下村塾をひらき、儒学・史学・兵学を総合した人間教育を行った。 →吉田松陰

【Ⅱ群】
ア 伊藤仁斎
イ 荻生徂徠
ウ 本居宣長
エ 吉田松陰
オ 緒方洪庵

正答:5 ウ エ


H30後:教育原理⑤

平成30年度後期試験 教育原理 問5
 次の文を読んで、【設問】に答えなさい。

必ず邑(むら)に不学の戸(こ)なく、家に不学の人なからしめん事を期(き)す。人の父兄たる者、宜(よろ)しくこの意を体認し、その愛育の情を厚くし、その子弟をして必ず学に従事せしめざるべからざるものなり。

【設問】
この文が記載されている法令等の名称を【Ⅰ群】から、発布・公布された年号を【Ⅱ群】からそれぞれ選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 学制(学制序文、学事奨励ニ関スル被仰出書)
  2. 教育令
  3. 教育ニ関スル勅語(教育勅語)

【Ⅱ群】
ア 1868(明治元)年
イ 1872(明治5)年
ウ 1887(明治 20)年

正答:2  A    イ


H30後:教育原理⑥

平成30年度後期試験 教育原理 問6
 次の文は、「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」(内閣府・文部科学省・厚生労働省告示第1号平成 29 年3月 31 日)第1章「総則」の第3「幼保連携型認定こども園として特に配慮すべき事項」の一部である。(A )〜(C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

当該幼保連携型認定こども園に入園した年齢により(A 集団生活の経験年数)が異なる園児がいることに配慮する等、0歳から小学校就学前までの一貫した教育及び保育を園児の発達や学びの連続性を考慮して展開していくこと。特に満3歳以上については入園する園児が多いことや同一学年の園児で編制される(B 学級)の中で生活することなどを踏まえ、家庭や他の保育施設等との連携や引継ぎを円滑に行うとともに、(C 環境)の工夫をすること。

(組み合わせ)
A    B    C

  1. 集団生活の経験年数  学級  環境
  2. 集団生活の経験年数  学級  指導
  3. 集団生活の経験年数  集団  環境
  4. 個別の知識及び技能  学級  指導
  5. 個別の知識及び技能  集団  指導

正答:1


H30後:教育原理⑦

平成30年度後期試験 教育原理 問7
 次の説明文を示している語句として、最も適切なものを一つ選びなさい。

経済的にめぐまれない貧困家庭の幼児に教育、医療、栄養および社会的サービスを含む総合的援助を提供する。小学校入学の時点で同一のスタートラインにたてるようあらかじめ格差を解消しておくことを目的としている。ジョンソン大統領によって始められたアメリカ合衆国の補償教育事業である。貧困の悪循環を断って、平等な教育の機会を提供するものである。

  1. ドルトン・プラン
  2. ヘッド・スタート計画 →〇
  3. 教育効果促進計画
  4. ウィネトカ・プラン
  5. 教育優先地域計画

正答:2


H30後:教育原理⑧

平成30年度後期試験 教育原理 問8
 次の文は、「幼稚園教育要領」(文部科学省告示第 62 号平成 29 年3月 31 日)第1章「総則」の一部である。(A )〜(C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

幼稚園においては、生きる力の基礎を育むため、この章の第1に示す幼稚園教育の基本を踏まえ、次に掲げる資質・能力を一体的に育むよう努めるものとする。

  • 豊かな体験を通じて、感じたり、気付いたり、分かったり、できるようになったりする「(A 知識及び技能)の基礎」
  • 気付いたことや、できるようになったことなどを使い、考えたり、試したり、工夫したり、表現したりする「(B 思考力、判断力、表現力)等の基礎」
  • 心情、意欲、態度が育つ中で、よりよい生活を営もうとする「(C 学びに向かう力、人間性)等」

(組み合わせ)
A B C

  1. 知識及び技能 思考力、判断力、表現力 学びに向かう力、人間性
  2. 知識及び技能 学びに向かう力、人間性 思考力、判断力、表現力
  3. 思考力、判断力、表現力 知識及び技能 学びに向かう力、人間性
  4. 思考力、判断力、表現力 学びに向かう力、人間性 知識及び技能
  5. 学びに向かう力、人間性 思考力、判断力、表現力 知識及び技能

正答:1


H30後:教育原理⑨

平成30年度後期試験 教育原理 問9
 次の文は、幼稚園における学校評価に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 学校評価の形態として、自己評価、学校関係者評価、第三者評価の3つが考えられる。
  2. 教職員による自己評価を行うが、その結果を公表する義務はない。 →×
  3. 幼稚園において、幼児がより良い教育活動を享受できるよう、学校運営の改善と発展を目指し、教育の水準の保証と向上を図ることが重要である。
  4. 学校評価の結果を踏まえ、各学校が自らその改善に取り組むとともに、評価の結果を学校の設置者等に報告することにより課題意識を共有することが重要である。
  5. 学校評価の実施そのものが自己目的化してしまわないよう、地域の実情も踏まえた実効性のある学校評価を実施していくことが何よりも重要である。

正答:2


H30後:教育原理⑩

平成30年度後期試験 教育原理 問 10
 2015 年9月に国連で採択された「持続可能な開発のための 2030 アジェンダ」に掲げられている「持続可能な開発目標」として適切な略称を一つ選びなさい。

  1. ODA
  2. OECD
  3. MDGs
  4. SDGs →〇
  5. ESD

正答:4