R4後期 教育原理 問1
次の文は、「学校教育法」の一部である。( A )・( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
( A →幼稚園)、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校及び中等教育学校においては、次項各号のいずれかに該当する幼児、児童及び生徒その他教育上特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒に対し、文部科学大臣の定めるところにより、障害による学習上又は生活上の( B →困難)を克服するための教育を行うものとする。
(組み合わせ)
A B
1 幼保連携型認定こども園 困難
2 幼稚園 課題
3 幼稚園 困難 →〇
4 幼稚園 苦手な事柄
5 保育所 困難
正答:3
「R4後教育原理」一覧
R4後期:教育原理②
R4後期 教育原理 問2
次の文は、以下の1~5のどの条文か、正しいものを一つ選びなさい。
全て国民は、児童が良好な環境において生まれ、かつ、社会のあらゆる分野において、児童の年齢及び発達の程度に応じて、その意見が尊重され、その最善の利益が優先して考慮され、心身ともに健やかに育成されるよう努めなければならない。
1 日本国憲法
2 社会福祉法
3 学校教育法
4 児童の権利に関する条約
5 児童福祉法 →〇
正答:5
R4後期:教育原理③
R4後期 教育原理 問3
次の【説明】と、【著書の一部】にあてはまる人物と著書の組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。
【説明】
性善説の立場をとり、本来子ども一人一人のなかにある固有の価値を認め、それを伸ばしていこうとする考えであった。子どもはおとなに無理に教えられなくとも、自ら学び、成長していく力をもっているとした。
【著書の一部】著作権の関係により公表できません。
1 エレン・ケイ(Key, E.)― 『児童の世紀』
2 デューイ(Dewey, J.)― 『経験と教育』
3 フレーベル(Fröbel, F.W.)― 『人間の教育』
4 ルソー(Rousseau, J.-J.)― 『エミール』 →〇
5 ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.)―『リーンハルトとゲルトルート』
正答:4
R4後期:教育原理④
R4後期 教育原理 問4
次の文にあてはまる人物として、正しいものを一つ選びなさい。
学習とは行動の変容であると考える立場に立って、行動の変容をいかにして効率化できるかを考えた。学習を効率的に行わせるには、正の強化要因を与えるか、負の強化要因を除けばよいとした。学習者が反応(解答)した際に、正しかったかどうかについてフィードバックがあるように、ティーチング・マシーンを考案した。問題は綿密にプログラム化されており、プログラム学習といわれる。
1 ライン(Rein, W.)
2 ブルーナー(Bruner, J.S.)
3 スキナー(Skinner, B.F.) →〇
4 ピアジェ(Piaget, J.)
5 ヴィゴツキー(Vygotsky, L.S.)
正答:3
R4後期:教育原理⑤
R4後期 教育原理 問5
次のうち、「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」第1章「総則」第3「幼保連携型認定こども園として特に配慮すべき事項」の一部として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 園児の一日の生活の連続性及びリズムの多様性に配慮するとともに、保護者の生活形態を反映した園児の在園時間の長短、入園時期や登園日数の違いを踏まえ、園児一人一人の状況に応じ、教育及び保育の内容やその展開について工夫をすること。 →〇
- 満3歳未満の園児については睡眠時間等の個人差に配慮するとともに、満3歳以上の園児については集中して遊ぶ場と家庭的な雰囲気の中でくつろぐ場との適切な調和等の工夫をすること。 →〇
- 満3歳以上の園児については、特に長期的な休業中、園児が過ごす家庭や園などの生活の場が異なることを踏まえ、それぞれの多様な生活経験が長期的な休業などの終了後等の園生活に生かされるよう工夫をすること。 →〇
正答:1 ○ ○ ○
R4後期:教育原理⑥
R4後期 教育原理 問6
次の文は、「幼稚園教育要領」第1章「総則」の一部である。( )にあてはまる語句として、正しいものを一つ選びなさい。
教育課程の実施に必要な人的又は物的な体制を確保するとともにその改善を図っていくことなどを通して、教育課程に基づき組織的かつ計画的に各幼稚園の教育活動の質の向上を図っていくこと(以下「( →カリキュラム・マネジメント )」という。)に努めるものとする。
1 潜在的カリキュラム
2 経験カリキュラム
3 アプローチ・カリキュラム
4 カリキュラム・マネジメント →〇
5 カリキュラム・デザイン
正答:4
R4後期:教育原理⑦
R4後期 教育原理 問7
次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の語句の組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- 1950 年代半ばに親たちが始めた活動が発祥で、子どもたちは朝集合場所の幼稚園に集まり、そこでその日の計画を話し合い、必要なものをかばんに入れて支度をし、1日野外で過ごす。 →〇
- 子どもの「今、ここにある生活」を重視し、実践者、研究者、マオリ(先住民)の人々の意見を集めてつくられたカリキュラムである。「学びの物語(Learning Stories)」と呼ばれる個々の子どもの記録が大切にされている。 →〇
【Ⅱ群】
ア レッジョ・エミリア・アプローチ
イ テ・ファリキ
ウ 森の幼稚園
エ モンテッソーリ・メソッド
(組み合わせ)
A B
1 ア イ
2 ア エ
3 ウ イ →〇
4 ウ エ
5 エ イ
正答:3
R4後期:教育原理⑧
R4後期 教育原理 問8
次のうち、「OECD 生徒の学習到達度調査 2018 年調査(PISA2018)のポイント」(令和元年12 月3日 文部科学省・国立教育政策研究所)における日本の結果として、不適切な記述を一つ選びなさい。
- 数学的リテラシー及び科学的リテラシーは、引き続き世界トップレベルである。 →〇
- 読解力は、OECD 平均より高得点のグループに位置するが、前回より平均得点・順位が統計的に有意に低下した。 →〇
- 読解力の問題で、日本の生徒の正答率が比較的低かった問題には、テキストから情報を探し出す問題や、テキストの質と信ぴょう性を評価する問題などがあった。 →〇
- 生徒質問調査から、日本の生徒は「読書は、大好きな趣味の一つだ」と答える生徒の割合がOECD 平均より高いなど、読書を肯定的にとらえる傾向がある。 →〇
- 社会経済文化的背景の水準が低い生徒群で、習熟度レベルの高い生徒の割合が他の OECD 加盟国よりも顕著に多かった。 →×
正答:5
R4後期:教育原理⑨
R4後期 教育原理 問9
次の文は、「教育基本法」の一部である。( A )・( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
第三条 国民一人一人が、自己の人格を磨き、豊かな人生を送ることができるよう、( A →その生涯)にわたって、あらゆる機会に、( B →あらゆる場所)において学習することができ、その成果を適切に生かすことのできる社会の実現が図られなければならない。
(組み合わせ)
A B
1 その生涯 あらゆる場所 →〇
2 その生涯 学校
3 その生涯 家庭やすべての社会教育施設
4 就学期全期 あらゆる場所
5 就学期全期 学校
正答:1
R4後期:教育原理⑩
R4後期 教育原理 問 10
次のうち、「人権教育の指導方法等の在り方について[第三次とりまとめ]」(平成 20 年3月 文部科学省)の一部として、誤った記述を一つ選びなさい。
- 人権教育を進める際には、教育内容や方法の在り方とともに、教育・学習の場そのものの在り方がきわめて大きな意味を持つ。このことは、教育一般についてもいえるが、とりわけ人権教育では、これが行われる場における人間関係や全体としての雰囲気などが、重要な基盤をなすのである。 →〇
- 「いじめ」を許さない態度を身に付けるためには、「いじめはよくない」という知的理解のみをすれば十分である。 →×
- 児童生徒の人権感覚の育成には、体系的に整備された正規の教育課程と並び、いわゆる「隠れたカリキュラム」が重要であるとの指摘がある。 →〇
- 一人一人の児童生徒がその発達段階に応じ、人権の意義・内容や重要性について理解し、[自分の大切さとともに他の人の大切さを認めること]ができるようになり、それが様々な場面や状況下での具体的な態度や行動に現れるとともに、人権が尊重される社会づくりに向けた行動につながるようにすることが、人権教育の目標である。 →〇
- 学校においては、的確な児童生徒理解の下、学校生活全体において人権が尊重されるような環境づくりを進めていく必要がある。そのために、教職員においては、例えば、児童生徒の意見をきちんと受けとめて聞く、明るく丁寧な言葉で声かけを行うことなどは当然であるほか、個々の児童生徒の大切さを改めて強く自覚し、一人の人間として接していかなければならない。 →〇
正答:2