社会福祉一覧

R1後:社会福祉②

令和元年度 後期試験 社会福祉問2
次の文は、「社会福祉事業法」を改め、2000(平成12)年に改正された「社会福祉法」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「社会福祉事業法」も「社会福祉法」も、社会福祉の共通基盤について規定している法律である。 →〇
  2. 「社会福祉事業法」を「社会福祉法」に改正することによって、行政の権限や裁量によって社会福祉事業が実施されるようになった。 →×
  3. 「社会福祉事業法」を「社会福祉法」に改正することによって、ホームヘルプサービス、ショートステイ、デイサービス等の在宅福祉サービスの法定化が行われた。 →×
  4. 「社会福祉事業法」を「社会福祉法」に改正することによって、地域福祉の推進体制は法的に整備されることとなった。 →〇

正答:3○××○


R1後:社会福祉③

令和元年度 後期試験 社会福祉問3
次の文は、児童福祉施設、機関に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 母子生活支援施設は、「母子及び父子並びに寡婦福祉法」によって定められている。 →×
  2. 「社会的養護の現状について」(平成29年12月厚生労働省)によると、平成27年度中の新規措置児童の乳児院への入所理由で最も多いのは「父母の行方不明」である。 →×
  3. 児童福祉司は、児童の保護や相談に応じ、必要な指導などを行う。 →〇
  4. 障害児が利用する福祉施設については、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総合支援法)」で規定されている。 →×

正答:4××○×


R1後:社会福祉④

令和元年度 後期試験 社会福祉問4
次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「保育所保育指針」では、保護者の苦情などへの対応に関する規定はない。 →×
  2. 児童福祉施設の長は、入所中の児童等で親権を行う者、未成年後見人のない者に対し、一部都道府県知事の許可を得て、親権を行うことができる。 →〇
  3. 福祉専門職としての保育士は、子どもや保護者が抱える問題やニーズを代弁(アドボカシー)して支援していくことが求められている。 →〇
  4. 「児童の権利に関する条約」では、「児童の最善の利益」という言葉を規定している。 →〇

正答:3×○○○


R1後:社会福祉⑤

令和元年度 後期試験 社会福祉問5次の文は、社会福祉事業に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育所は、第一種社会福祉事業である。 →×
  2. 障害者支援施設は、第二種社会福祉事業である。 →×
  3. 共同募金を行う事業は、第二種社会福祉事業である。 →×
  4. 児童養護施設は、第一種社会福祉事業である。 →〇

正答:5×××○


R1後:社会福祉⑥

令和元年度 後期試験 社会福祉問6
次の文は、社会福祉制度の利用者負担に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「生活保護法」による介護扶助においては、利用者負担はない。 →〇
  2. 介護保険制度における第一号被保険者の居宅介護サービス費の利用者負担の割合は、定率で1割である。 →×
  3. 保育所を利用する際の利用者負担額は、保護者等の負担能力によらず一律である。 →×

正答:2○××


R1後:社会福祉⑦

令和元年度 後期試験 社会福祉問7
次の文は、社会手当に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 特別児童扶養手当の支給には、前年の所得が法定の額を超えないことが要件として含まれる。 →〇
  2. 障害児福祉手当は、重度障害児が対象である。 →〇
  3. 児童扶養手当の手当額は、法律で定められている。 →〇
  4. 児童手当は、18歳以下の児童が対象である。 →×

正答:1○○○×


R1後:社会福祉⑧

令和元年度 後期試験 社会福祉問8
次の文は、社会福祉の専門職に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 介護福祉士の資格は、一定期間以上の実務経験がある者に任用される。 →×
  2. 介護支援専門員の資格は、厚生労働大臣への登録を必要とする。 →×
  3. 社会福祉士でない者であっても、相談援助を行うことができる。 →〇
  4. 社会福祉主事に任用されるためには、社会福祉主事国家試験に合格する必要がある。 →×

正答:4××○×


R1後:社会福祉⑨

令和元年度 後期試験 社会福祉問9
次の文は、わが国の育児休業制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」は、職業生活と家庭生活の両立に寄与することを目的として掲げている。
  2. 育児休業制度は、原則として子が1歳になるまで利用できる。C育児休業基本給付金は、雇用保険として支給される。
  3. 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」には、勤務時間の短縮等の措置は、中学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者に対して提供されると規定されている。


正答:全(組み合わせ)ABCD1○○○×2○○×○3○×○×4×○×○5××○○


R1後:社会福祉⑩

令和元年度 後期試験 社会福祉問10
次の文は、雇用保険制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 雇用保険の失業等給付には、求職者給付、就職促進給付、教育訓練給付、雇用継続給付の4つがある。 →〇
  2. 求職者給付には、病気やけがの場合の医療費の給付が含まれている。 →×
  3. 求職者給付は、求職の申し込みをしてから疾病または負傷のために求職活動することができなくなった場合には、支給されない。 →×
  4. 雇用保険の費用は、労働者の支払う保険料だけであり、その保険料は給料から天引きされる。 →×

正答:3○×××


R1後:社会福祉⑪

令和元年度 後期試験 社会福祉問11
次の文は、ソーシャルワークの成り立ちに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ケースワークの源流は、イギリスにおけるチャルマーズ(Chalmers,T.)の隣友運動とロンドンの慈善組織協会の活動である。 →〇
  2. セツルメント活動は、ロンドンのバーネット夫妻(Barnett,S&H)によるハル・ハウス、さらにはアダムズ(Addams,J.)の設立したシカゴのトインビーホールを拠点として展開された。 →×
  3. バートレット(Bartlett,H.)は、ケースワークを理論的に体系化し、『社会診断論』、『ソーシャル・ケースワークとは何か』など多くの著書を出版した。 →×
  4. パールマン(Perlman,H.H.)は、ケースワークの構成要素として「4つのP(人、問題、場所、過程)」をあげている。 →〇

正答:3○××○


R1後:社会福祉⑫

令和元年度 後期試験 社会福祉問12
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
H保育士が勤務するS保育所には、最近、休みがちになっているK君(4歳、男児)がいる。10日ぶりにK君が登園したが、いつもと違って元気がなく、午睡の着替えの際に背中や腹部にうっすらとあざが数か所見つかった。H保育士はK君が午睡から目覚めた後に、あざについて「ここどうしたの?」と尋ねると、K君は「転んだ」と返答した。H保育士は虐待ではないかと思った。
【設問】
次のうち、この段階におけるH保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「先生には何を言っても大丈夫だよ。」とK君に笑顔で対応する。 →〇
  2. 同僚の保育士、主任保育士に報告・相談する。 →〇
  3. 迎えに来た母親に虐待の有無を尋ね、あざの原因について追求する。 →×
  4. あざの状態について詳細に記録に残す。 →〇

正答:1○○×○


R1後:社会福祉⑬

令和元年度 後期試験 社会福祉問13
次の文は、ソーシャルワークの援助のあり方に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「インテーク」では、クライエントのニーズを多面的に把握する。 →〇
  2. 「アセスメント」では、クライエントの抱えている問題について情報収集を行う際、クライエントのストレングスについて情報収集をすると、援助の焦点がぼやけてしまうため行うべきではない。 →×
  3. 「モニタリング」では、提供しているサービスに対して、その提供状況に不具合があるかどうかをチェックするため、利用者のサービスに対する満足感を評価する必要はない。 →×
  4. 多様なニーズを抱えているケースに対する「インターベンション」では、ソーシャルワーカーが中心となって関係機関に声をかけ、チームアプローチで行う場合がある。 →〇

正答:2○××○


R1後:社会福祉⑭

令和元年度 後期試験 社会福祉問14
次の文は、社会福祉の援助技術に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ケアマネジメントとは、生活問題を抱えている人に対し、効果的・継続的に必要なサービスを組み合わせて援助していくことである。 →〇
  2. ネットワーク(ネットワーキング)とは、サービスを必要とする人が、地域の社会資源を活用するために、有効な組織化を推進していく方法である。 →〇
  3. スーパービジョンの主な機能には、「教育的機能」と「支持的機能」と「管理的機能」がある。 →〇
  4. ソーシャルアクションとは、関係機関の専門職でチームを形成し、目標に向かってチームの強みを意識し、チームの強みを意図的に活用して支援することである。 →×

正答:1○○○×


R1後:社会福祉⑮

令和元年度 後期試験 社会福祉問15
次の文は、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 配偶者からの暴力だけでなく、事実上婚姻関係と同様の事情にある相手からの暴力にも適用される。 →〇
  2. 地域包括支援センターは、配偶者暴力相談支援センターとしての機能を果たすようになった。 →×
  3. 配偶者暴力相談支援センターの機能には、生活資金の給付が含まれている。 →×
  4. この法律には、「売春防止法」に基づく婦人保護施設が暴力被害女性の保護を行うことができる旨、記載されている。 →〇

正答:3○××○


R1後:社会福祉⑯

令和元年度 後期試験 社会福祉問16
次の文は、保育所のサービス評価に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育所は、福祉サービスの自己評価を行うなど、福祉サービスの質の向上に向けて努力することが義務づけられている。 →〇
  2. 保育所は、定期的に第三者評価を受審するよう努めなければならない。 →〇
  3. 保育所の第三者評価を行うのは、市町村自治体である。 →×
  4. 保育所の公表された自己評価や第三者評価受審の結果は、利用者がサービス選択を行うための情報として活用される。 →〇

正答:2○○×○


R1後:社会福祉⑰

令和元年度 後期試験 社会福祉問17
次のA~Dを、策定された順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ゴールドプラン(高齢者保健福祉推進10か年戦略)
  2. エンゼルプラン(今後の子育て支援のための施策の基本的方向について)
  3. オレンジプラン(認知症施策推進5か年計画)
  4. 障害者プラン~ノーマライゼーション7か年戦略~

正答:1A→B→D→C


R1後:社会福祉⑱

令和元年度 後期試験 社会福祉問18
次の文は、わが国の少子化の状況に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 厚生労働省の人口動態統計によると、わが国の合計特殊出生率は、2016(平成28)年で1.44と国際的にも低い水準である。 →〇
  2. 『厚生労働白書』(平成27年版)によると、少子高齢化が進行した結果、わが国の総人口は、「45年後の2060年には、8,674万人に減少」すると推計されている。 →〇
  3. 厚生労働省の人口動態統計によると、出生数は、2016(平成28)年には約97.7万人と、統計開始以来はじめて100万人を割った。 →〇
  4. 『厚生労働白書』(平成27年版)によると、都道府県別の合計特殊出生率は、東京などの都市部において高く、地方において低い傾向にある。 →×

正答:1○○○×


R1後:社会福祉⑲

令和元年度 後期試験 社会福祉問19
次のうち、福祉計画等と、このことが定められている法律名の組み合わせとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
<福祉計画等><法律名>

  1. 市町村地域福祉計画――――――――――「社会福祉法」 →〇
  2. 市町村障害児福祉計画―――――――――「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総合支援法)」 →×
  3. 市町村介護保険事業計画――――――――「介護保険法」 →〇
  4. 市町村子ども・子育て支援事業計画―――「子ども・子育て支援法」 →〇

正答:3○×○○


R1後:社会福祉⑳

令和元年度 後期試験 社会福祉問20
次の文は、「少子化社会対策基本法」第2条「施策の基本理念」の一部である。(A)~(D)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
少子化に対処するための施策は、父母その他の保護者が子育てについての(A →第一義的責任)を有するとの認識の下に、国民の意識の変化、(B →生活様式)の多様化等に十分留意しつつ、(C →男女共同参画社会)の形成とあいまって、家庭や子育てに夢を持ち、かつ、次代の社会を担う子どもを安心して生み、育てることができる(D →環境)を整備することを旨として講ぜられなければならない。
(組み合わせ)ABCD

  1. 第一義的任務 価値観  男女雇用均等社会 社会
  2. 第一義的役割 金銭感覚 男女同権平等社会 地域
  3. 第一義的義務 生活環境 男女平等推進社会 生活
  4. 第一義的責任 生活様式 男女共同参画社会 環境  →〇
  5. 第一義的責務 問題意識 男女協働施策社会 条件

正答:4


H31前:社会福祉①

平成31年度前期試験 社会福祉 問1 
次の文は、社会福祉の概念等に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「生活保護法」の第1条には、「社会福祉法の理念に基き、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障すること」が、定められている。 →×
  2. 「母子及び父子並びに寡婦福祉法」の第1条には、「母子家庭等及び寡婦に対し、その生活の安定と向上のために必要な措置を講じ、もつて母子家庭等及び寡婦の福祉を図ること」が、定められている。 →〇
  3. 「身体障害者福祉法」の第1条には、「身体障害者の自立と社会経済活動への参加を促進するため、身体障害者を援助し、及び必要に応じて保護し、もつて身体障害者の福祉の増進を図ること」が、定められている。 →〇
  4. 「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」の第1条には、「その社会復帰の促進及びその自立と社会経済活動への参加の促進のために必要な援助を行い、並びにその発生の予防その他国民の精神的健康の保持及び増進に努めること」が、定められている。 →〇

正答:4 × ○ ○ ○


H31前:社会福祉②

平成31年度前期試験 社会福祉 問2 
次の文は、子育て世帯の支援の施策に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ファミリー・サポート・センターのサービス提供会員は、子育てを支援するボランティアであり、報酬を受け取らない。 →×
  2.  子育て支援の専門職として、保育所に家庭支援専門相談員を配置しなければならない。 →×
  3. いじめ、不登校、暴力行為などの問題を抱える児童生徒の課題解決を図るため、学校等にスクールソーシャルワーカーの配置が進んでいる。 →〇
  4. 子育て支援を強化するために、福祉事務所に子育て支援員の配置が進んでいる。 →×

正答:5 × × ○ ×


H31前:社会福祉③

平成31年度前期試験 社会福祉 問3 次の文は、ひとり親家庭の現状と対策に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「平成 28 年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」(厚生労働省)によると、母子世帯の母自身の平均年間就労収入は、200 万円以下である。 →〇
  2. 「平成 28 年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」(厚生労働省)によると、母子世帯の平均年間収入は、児童のいる世帯の平均所得を 100 として比較すると、50 を割っている。 →〇
  3. 生活保護を受給している父子家庭は、母子加算を受けることができない。 →×
  4. ひとり親家庭の児童に対する母子家庭生活向上事業(ひとり親家庭等生活向上事業)には、児童に対する学習に関する支援を行う事業が認められている。 →〇

正答:2 ○ ○ × ○


H31前:社会福祉④

平成31年度前期試験 社会福祉 問4 
次のうち、「社会福祉法」に定められているものを○、定められていないものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 社会福祉協議会 →×
  2. 障害者差別解消支援地域協議会 →〇
  3. 共同募金会 →〇

正答:4 × ○ ○


H31前:社会福祉⑤

平成31年度前期試験 社会福祉 問5 
次の文は、国民年金制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保険料の支払い期間は、20 歳から 70 歳未満である。(任意加入被保険者を除く) →×
  2. 20 歳以上の大学生は、本来は保険料を支払う義務を負うが、学生納付特例制度によって、在学期間の納付が免除される。 →×
  3. 遺族基礎年金は、子どもの有無に関わらずに支給される。 →×
  4. 障害者が障害年金を受給するためには、原則として事前の保険料拠出を必要とするが、国民年金に加入する 20 歳前に障害を持った場合はこの限りではない。 →〇

正答:5 × × × ○


H31前:社会福祉⑥

平成31年度前期試験 社会福祉 問6 
次の文は、生活困窮者支援に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 生活困窮者自立支援対策の一つに、安定した住居の確保と就労自立を図ることを目的として、生活困窮者住居確保給付金制度がある。 →〇
  2. 生活困窮者自立支援制度のうち、自立相談支援事業の実施主体は、福祉事務所の設置自治体の直営のみとされており、民間団体への委託は禁止されている。 →×
  3. 「子供の貧困対策に関する大綱」では、重点施策として、教育の支援、生活の支援、保護者に対する就労の支援、経済的支援等をあげている。 →〇
  4. 福祉事務所では、低所得世帯などを対象にして、生活福祉資金貸付制度を行っている。 →×

正答:2 ○ × ○ ×


H31前:社会福祉⑦

平成31年度前期試験 社会福祉 問7 
次のセンター名と支援の内容の組み合わせのうち、誤ったものを一つ選びなさい。

  1. 医療型児童発達支援センター ――― 医療的ケアが必要な子どもへの支援
  2. 地域包括支援センター ―――――― 介護等を要する高齢者への支援
  3. 地域活動支援センター ―――――― 障害者に対する社会参加等の支援
  4. 基幹相談支援センター ―――――― 生活困窮者に対する支援 →×
  5. 配偶者暴力相談支援センター ――― 暴力被害女性に対する支援

正答:4


H31前:社会福祉⑧

平成31年度前期試験 社会福祉 問8 
次の文は、わが国の社会保険制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 介護保険制度の保険者は、国民に最も身近な行政単位である市町村(特別区を含む)とされている。 →〇
  2. 厚生年金保険制度では、適用事業所に常時使用されている 75 歳未満の者は必ず被保険者となることになっている。 →×
  3. 雇用保険制度では、失業等給付を行うほか、雇用安定事業、能力開発事業を行っている。 →〇
  4. 労働者災害補償保険制度では、業務災害及び通勤災害に関する保険給付、二次健康診断等給付、社会復帰促進等事業等を行っている。 →〇

正答:2 ○ × ○ ○


H31前:社会福祉⑨

平成31年度前期試験 社会福祉 問9 
次の文は、わが国の社会保障制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 1950(昭和 25)年の「社会保障制度に関する勧告」が出されて以降、わが国の社会保険制度は大きく発展した。 →〇
  2. わが国の社会保障の目的は、「広く国民に安定した生活を保障するもの」から、近年、「生活の最低限度の保障」へと変わってきた。 →×
  3. わが国の社会保障制度の機能は、①生活安定・向上機能、②所得再分配機能、③経済安定機能の3つがあげられる。 →〇
  4. 財務省の 2017(平成 29)年2月の国民負担率の公表によると、わが国の社会保障制度の国民負担率(社会保障負担と租税負担の合計額の国民所得比)は、1970(昭和 45)年度から 2015(平成 27)年度への 45 年間で、約 1.8 倍となっている。 →〇

正答:3 ○ × ○ ○


H31前:社会福祉⑩

平成31年度前期試験 社会福祉 問 10 
次の文は、社会福祉における相談援助に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 相談援助者は、福祉サービスを必要とする地域住民が来訪したときに、所属する機関が提供できる福祉サービス及びその他の社会資源を調整する。 →〇
  2. 相談援助者は、判断能力が不十分な状態にある地域住民を発見したときは、本人の生活、療養看護及び財産の管理に関する事務を自ら行う。 →×
  3. 相談援助者は、福祉サービスについて苦情の申し立てがあった場合、ルールに則った解決を進める。 →〇
  4. 相談援助者は、福祉サービスを利用する地域住民が社会生活機能を高め、地域での生活を可能にするよう支援する。 →〇

正答:3 ○ × ○ ○


H31前:社会福祉⑪

平成31年度前期試験 社会福祉 問 11 
次の文は、福祉サービスを必要とする地域住民に対するアセスメントに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. アセスメントは、利用者のニーズの全体像をまとめることが目的であり、利用者が利用できる社会資源の評価は行わない。 →×
  2. アセスメントにおいて、利用者の身体的状況、精神的状況の把握を行う必要がある。 →〇
  3. アセスメントにおいて、家族関係の把握を行う必要がある。 →〇
  4. アセスメントにおいて、必要不可欠な情報収集のみを行うため、近所付き合いのない利用者については、近隣住民同士の人間関係の把握は行わない。
  5.  →×

正答:4 × ○ ○ ×