R7前期:保育実習理論⑳

R7前期 保育実習理論 問 20
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
母子生活支援施設で実習をしている大学生のUさん(20 歳、女性)は、実習指導担当保育士からKさん(30 歳、女性)とWちゃん(4歳2か月、女児)の自立支援計画を作成するよう言われた。
Kさんは外国籍で、来日6年目になる。職場で日本人の男性と知り合い、結婚後、Wちゃんを出産した。実習指導担当保育士によれば、Kさんは結婚後、夫から暴力を振るわれるようになった。そして、Kさんを心配した友人の支援を得て、DV被害者のためのシェルターに入所した後、現在生活する母子生活支援施設に入所した。Wちゃんは、母子生活支援施設の近くの保育所に通っており、徐々に新しい生活にも馴染んでいるが、Kさんは施設の職員とも簡単な日本語でのやりとりしかできず、居室にこもっていることが多い。また、KさんはDVの影響もあり、職員に体調不良や不眠を訴えているとのことだった。
【設問】
次のうち、Uさんが自立支援計画を作成する際に、留意すべきこととして、適切なものの組み合わせを1つ選びなさい。

  1. Kさんの子育て支援のニーズを把握するためにも、Wちゃんの様子をよく観察する。  →〇
  2. Kさんが受けていたDVの内容について、それとなくWちゃんに聞いてみる。 →×
  3. Kさんが抱える困難について理解するため、外国籍の方の悩みや支援に関する情報を収集する。  →〇
  4. Kさんの日本語習得と生活自立に関する支援を最優先し、Kさんの心のケアについては退所後の目標とする。 →×

(組み合わせ)
1 A B
2 A C  →〇
3 A D
4 B C
5 B D
正答:2