R7後期:保育原理⑰

R7後期 保育原理 問 17 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
R保育所の4歳児クラスのP君は、落ち着きがなく、コミュニケーションに困難さがあるものの、お気に入りの電車の絵本を見るのが大好きである。朝の集まりや集団で行う活動の時間には保育室から飛び出して絵本のコーナーに行ってしまうことが多い。その都度、保育士が追いかけて保育室に戻るように促して、一度は保育室に戻るが、目を離すと再び飛び出してしまう。
また、P君は絵本を自分のペースでゆっくり見ることにこだわりがある。ある日、たまたま隣にいたQちゃんがページを先にめくってしまった。ページをめくられたP君は混乱し、思わずQちゃんの手を叩いてしまう。突然の出来事に驚いたQちゃんは泣き出してしまった。
【設問】
次のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」、第2章「保育の内容」に照らし、担当保育士のその後の対応として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 「P君だからしかたない」と考え、飛び出してしまうことや叩いてしまう行動をそのままにする。 →×
  2. P君も他児も落ち着いて過ごせるように朝の集まりや集団活動の前に絵本を読む時間を取り入れてみる。 →〇
  3. まず叩かれたQちゃんの様子を観察し、怪我などがないか確認する。 →〇
  4. Qちゃんに「びっくりしたね。P君はゆっくり見たかったみたいだね」とP君の気持ちを代弁し、P君には「Qちゃんは早く続きを見たかったみたい」とQちゃんの思いを伝える。 →〇
  5. P君の保護者にQちゃんの保護者の連絡先を伝え、直接謝罪してもらうようにする。 →×

(組み合わせ)
A B C D E
1 ○ ○ × ○ ×
2 ○ ○ × × ○
3 × ○ ○ ○ × →〇
4 × × ○ ○ ○
5 × × ○ × ○
正答:3