平成29年度後期試験 保育原理 問1
次の文は、保育所の役割に関する記述である。「保育所保育指針」第1章「総則」の2「保育所の役割」に照らして、適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 保育所は、「児童福祉法」に規定された児童福祉施設であり、子どもの学力の向上を図るとともに、子どもの福祉を積極的に増進することを目的にしている。 →×
- 保育所は、入所する子どもの最善の利益を考えて、積極的に福祉を増進することに最もふさわしい生活の場でなければならない。 →○
- 保育所は、保育について専門性を持った職員が、保育所の環境を通して、3歳未満児には養護と教育を行っているが、3歳以上児には教育のみを行っている。 →×
- 保育所は、入所する子どもの保護者への支援を行うだけではなく、地域の子育て家庭への支援をする役割を担う。 →○
- 保育所の役割や機能が適切に発揮されるようにするために、保育所の保育士は倫理観に裏付けられた専門的知識、技術及び判断をもって子どもを保育したり、子どもの保護者に対する保育に関する指導を行う。 →○
正答:4 × ○ × ○ ○
☆新保育所保育指針 第1章総則 1保育所保育に関する基本原則 (1)保育所の役割
A:「ア 保育所は、児童福祉法第39条の規定に基づき、保育を必要とする子どもの保育を行い、その健全な心身の発達を図ることを目的とする児童福祉施設であり、入所する子どもの最善の利益を考慮し、その福祉を積極的に増進することに最もふさわしい生活の場でなければならない。」
C:「イ 保育所は、その目的を達成するために、保育に関する専門性を有する職員が、家庭との緊密な連携の下に、子どもの状況や発達過程を踏まえ、保育所における環境を通して、養護及び教育を一体的に行うことを特性としている。