平成27年度地域限定試験 保育実習理論 問 14
保育所における指導計画の作成においては、子どもの実態を把握することが重要である。次の文は、子どもの実態を把握する上での視点に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 子どもと大人(保育士等・保護者)の関係性と、子ども相互の関係性を読み取ることが必要である。 →○
- 生活への取り組み(食事・睡眠・排泄など基本的な生活習慣)では、「できる・できない」が唯一の判断基準である。 →×
- 遊びへの取り組みでは、子どもが何に興味を持ち、何をしようとしているのかに目を向け、何につまずいているかを把握する。 →○
- 子どもの活動における個人差に配慮する。 →○
正答:2 ○ × ○ ○
「保育実習理論」一覧
H27地:保育実習理論⑮保育の配慮事項
平成27年度地域限定試験 保育実習理論 問 15
次の【Ⅰ群】と【Ⅱ群】の記述は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の2「保育の実施上の配慮事項」の一部である。【Ⅰ群】と【Ⅱ群】を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- 情緒の安定を図りながら、子どもの自発的な活動を促していくこと。 →3歳未満児
- 一人一人の子どもの生育歴の違いに留意しつつ、欲求を適切に満たし、特定の保育士が応答的に関わるように努めること。 →乳児
- 特に感染症にかかりやすい時期であるので、体の状態、機嫌、食欲などの日常の状態の観察を十分に行うとともに、適切な判断に基づく保健的な対応を心がけること。 →3歳未満児
- 自己を十分に発揮して活動することを通して、やり遂げる喜びや自信を持つことができるように配慮すること。 →3歳以上児
- 探索活動が十分できるように、事故防止に努めながら活動しやすい環境を整え、全身を使う遊びなど様々な遊びを取り入れること。 →3歳未満児
【Ⅱ群】
ア 乳児保育に関わる配慮事項
イ 3歳未満児の保育に関わる配慮事項
ウ 3歳以上児の保育に関わる配慮事項
正答:4 イ ア イ ウ イ
H27地:保育実習理論⑯保育における言葉
平成27年度地域限定試験 保育実習理論 問 16
次の文は、保育における「言葉」について保育士として必要な資質に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 保育士自身が表情豊かで、明瞭で、正確な言葉を使う。 →○
- 子どものつぶやきやささやきは、聞き取りにくいため、気に留めない。 →×
- つじつまの合わない子どもの話でも、子どもに共感しながら聞く。 →○
正答:2 ○ × ○
H27地:保育実習理論⑰
平成27年度地域限定試験 保育実習理論 問 17
次の文は、保育所を利用していない子育て家庭を含む、地域における子育て支援に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 保育所が社会的役割として求められている地域子育て支援を行うためには、入所児童に対する保育に支障が出ることもやむを得ない。 →×
- 保育所は、当該保育所が主として利用される地域の住民に対してその行う保育に関し情報の提供を行うよう努めなければならないと、「児童福祉法」に規定されている。 →○
- 保育所は、地域における様々な子育て支援活動と連携し、それぞれの地域の特徴、保育所の特性を踏まえ、それを生かして進めることが重要である。 →○
正答:3 × ○ ○
H27地:保育実習理論⑱【事例】
平成27年度地域限定試験 保育実習理論 問 18
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Fさん(20 歳代、女性)は、児童養護施設で保育士として働いています。担当しているグループホームのGちゃん(小学5年生、女児)が小学校から帰宅したので「おかえり。今日は早かったね。」と声をかけたところ、いつも明るく返事をしてくれるGちゃんが、その日はFさんをちらりと見ただけで、何も答えずに自分の部屋に入ってしまいました。
【設問】
この出来事の後、Fさんが保育士として取るべき対応として、最も適切でないものを一つ選びなさい。
- Gちゃんが示した行動の理由について考える。 →○
- いつも通りの対応を続け、しばらく様子をみる。 →○
- グループホームのリーダーをしている保育士にこの出来事を伝え、相談する。 →○
- 挨拶は基本的な生活習慣として大切であることをGちゃんに伝える。 →○
- Gちゃんの態度は相手を傷つけることだと知ってもらうために、Gちゃんのことを無視する。 →×
正答:5
H27地:保育実習理論⑲児童福祉施設、児童への対応
平成27年度地域限定試験 保育実習理論 問 19
次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 障害児入所施設には、福祉型と医療型がある。 →○
- 「児童福祉法」における障害児とは、身体障害がある児童と知的障害がある児童であり、発達障害のある児童は含まない。 →×
- 障害児入所施設への入所は、児童相談所による措置に限られる。 →×
- 障害児入所施設を利用できるのは、障害があり、かつ保護者のいない児童である。 →×
正答:3 ○ × × ×
H27地:保育実習理論⑳被虐待児童、自立支援施設への措置者、病院の併設が必要な児童福祉施設
平成27年度地域限定試験 保育実習理論 問 20
次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 虐待を受けて児童養護施設に入所した児童は、「家族との交流を行わないこと」と「児童福祉法」に規定されている。 →×
- 児童自立支援施設への入所の決定は、当該市町村長が行う。 →×
- 情緒障害児短期治療施設には、病院が併設されていなければならない。 →×
正答:5 × × ×