保育実習理論一覧

R6前期:保育実習理論⑪

R6前期 保育実習理論 問 11 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
3歳児クラス担当のK保育士(以下、K)とY保育士(以下、Y)は、明日の保育についての打ち合わせをしています。
K:この前、ボードに絵を付着させて演じる( A  →〇パネルシアター)を子どもたちと一緒に楽しみましたが、明日は保育者のコスチュームが舞台となる( B  →〇エプロンシアター)を使ってお話をしたいと思います。
Y:そうですね。フェルトで作った人形を使うので、演じた後に実際に触れることができるのがいいですね。( C  →〇ポケット)を使った人形の出し入れを、子どもたちもやってみたいと思うかもしれませんね。
K:子どもたちと演じる遊びを楽しむために、その他にも動かせる人形である( D  →〇パペット)をいろいろな素材で作ってみたいと思います。
【設問】
( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
(組み合わせ)
A B CD
1 ペープサート パネルシアター ステープラー パレット
2 ペープサート パネルシアター ポケット パレット
3 パネルシアター エプロンシアター ポケット パペット →〇
4 パネルシアター エプロンシアター ステープラー パペット
5 ペープサート パネルシアター ポケット ペレット
正当:3


R6前期:保育実習理論⑫

R6前期 保育実習理論 問 12 切り紙遊びで図1のように紙を折って、図2の実線にはさみで切り込みを入れたのち、開くとできる模様として、図3の1~5のうち、正しいものを一つ選びなさい。(紙などを実際に折ったり切ったりしないで考えること。)

正当:2


R6前期:保育実習理論⑬

R6前期 保育実習理論 問 13 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
P保育所の施設長は、今年度の研修について検討している。現在、P保育所には、食育に関心があると日頃から話しているK保育士、保護者対応に困難を感じているL保育士、ダウン症の子どもを担当しているM保育士などが在籍している。
【設問】
次のうち、研修の取り組みとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 昨年度、食育の園外研修に参加したK保育士を食育の推進リーダーに任命し、園内研修で他の保育士に対して情報提供を行う機会を設ける。 →〇
  2. 保護者対応について園内研修としてカンファレンスを行うことにしたが、L保育士には守秘義務があるため自身が抱える事例に関しては触れないように伝える。 →×
  3. 自治体が主催する知的障害・発達障害に関する今年度の研修会への参加募集の案内が届いたため、M保育士にのみ、その情報を伝える。 →×

正当:3 ○ × ×


R6前期:保育実習理論⑭

R6前期 保育実習理論 問 14 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
保育所に勤務して2年目になるS保育士は、5歳児クラスの担当をしている。昼食の前にクラスで絵本の読み聞かせをしている時に、T君は興味が続かず、一人で廊下に飛び出してしまい、S保育士が何度声を掛けても、保育室に戻らないことがたびたびあった。
【設問】
次のうち、絵本の読み聞かせの際のS保育士の対応として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 →〇

  1. T君が絵本に集中できるように、掲示物がないシンプルな壁などを背景にして、読み聞かせを行う。 →〇
  2. T君の様子を見守りつつすぐに声を掛けられるように、S保育士の近くにT君が座れるよう配慮する。
  3. 飛び出しそうになったら、T君をすぐに厳しく注意する。 →×
  4. 読み聞かせをしている時には、S保育士はその場を離れられないので、月齢が高く、クラスのリーダー的役割を担っている子どもに、毎回T君を追いかけてもらうように頼む。 →×

正当:1 ○ ○ × ×


R6前期:保育実習理論⑮

R6前期 保育実習理論 問 15 次のうち、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」2「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」エ「言葉」の内容に照らし、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもは、応答的な大人との関わりによって、自ら相手に呼びかけたり、承諾や拒否を表す片言や一語文を話したり、言葉で言い表せないことは指差しや身振りなどで示したりして、親しい大人に自分の欲求や気持ちを伝えようとする。 →〇
  2. 子どもは、保育所での集団生活を送る中で、様々な生活に必要な言葉に出会う。例えば「マンマ」や「ネンネ」など、生活習慣や慣れ親しんだ活動内容を表す言葉がある。一方、「散歩」「着替える」などのように、毎日の同じ生活場面で繰り返し耳にすることで、次第に気付くようになる言葉もある。 →〇
  3. 子どもは、家庭や地域の生活の中で、文字などの記号の果たす役割とその意味を理解するようになると、自分でも文字などの記号を使いたいと思うようになる。また、保育所の生活においては、複数のクラスや保育士等、さらには、多くの友達などがいるために、その所属や名前の文字を読んだり、理解したりすることが必要になる。 →×
  4. 「当番の仕事」という言葉を耳にしても初めは何をどうすることなのか理解できない子どもも、保育士等や友達と一緒に行動することを通して、次第にその言葉を理解し、戸惑わずに行動できるようになっていく。 →×

正当:2 ○ ○ × ×


R6前期:保育実習理論⑯

R6前期 保育実習理論 問 16 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
M保育所は、この地域で唯一休日保育を実施している認可保育所である。現在、M保育所の所長は、災害発生時等の保育所の安全対策や対応についての確認を行っているところである。
【設問】
次のうち、安全対策の取り組みとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 園庭にある遊具は、毎年専門の業者に点検に来てもらっているため、保育士は点検しない。 →×
  2. 毎年運動会で使用する入退場門が園舎の横に置かれていたが、子どもが避難する際の避難経路の幅が確保できないため、撤去することとした。 →〇
  3. 休日保育は、通常保育とは勤務する保育士の人数が異なるため、休日保育を想定した避難訓練を計画する必要はない。 →×

正当:4 × ○ ×


R6前期:保育実習理論⑰

R6前期 保育実習理論 問 17 次のうち、保育所で保育実習を行っている実習生Jさんの行動や態度として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 実習日誌の園児の個人の記録は詳細に書かなければならないため、子どもの氏名や家族構成、連絡先なども必ず書く。 →×
  2. 保育者同士の連携が必要なので、帰り道にカフェなどを利用して、同じ期間に実習しているKさんと実習日誌を見せ合い、担当している子どもや家族についての情報交換を行う。 →×
  3. 実習日誌に書いたことが正しいかわからないときは、SNSに実習先の保育所の情報や日誌の具体的な内容を書き込みし、色々な人から意見をもらって指摘してもらう。 →×
  4. 実習先の子どもを街中で見かけた時には、積極的に声をかけ、その子どもの保育所での様子などを保護者に伝え、子どもへの接し方を改善するよう指導する。 →×

正当:5 × × × ×


R6前期:保育実習理論⑱

R6前期 保育実習理論 問 18 次のうち、保育場面で紙芝居を演じる際の留意点等として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 場面に応じて、ぬき方のタイミングを工夫する。 →〇
  2. 声の大きさ、強弱、トーンなどの演出はしない。 →×
  3. 演じ手は子どもの反応を受け止めずに進める。 →×
  4. 舞台や幕を使うことが効果的である。 →〇

正当:3 ○ × × ○


R6前期:保育実習理論⑲

R6前期 保育実習理論 問 19 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Sちゃん(7歳、女児)は、児童養護施設で生活している。実習生のMさんが実習を始めた当初は、声をかけると穏やかに応答していたが、しばらく経つと「早く来てよ」「これ終わるまで一緒にいてくれないとダメ」などと強い命令口調で言うようになった。MさんがSちゃんの要求に応えないと「なんでよ!もうここに来ないで!」などと怒鳴る一方で、翌日には抱っこをせがむこともある。
ある日、Sちゃんがぬいぐるみを投げたことを注意したところ、Sちゃんは「お姉さん嫌い!お姉さんもどうせ私のこと嫌いなんでしょ!」と言って泣き出し、近くにあった他のぬいぐるみも投げ続けた。
【設問】
次のうち、実習生MさんがとるべきSちゃんへの対応として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「あなたがぬいぐるみを投げたことが悪いんでしょう」と伝える。 →×
  2. 「Sちゃんが良い子にしていれば、みんなあなたのことを好きになるんだよ」と伝える。 →×
  3. Sちゃんが落ち着くまでしばらく見守りながら一緒にいる。 →〇
  4. Sちゃんの言動について、その日の実習終了時に実習指導者に相談する。 →〇

正当:4 × × ○ ○


R6前期:保育実習理論⑳

R6前期 保育実習理論 問 20 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
児童養護施設のグループホームで実習をしているGさんは、Uさん(高校2年生、女児)から次のような相談を受けた。Uさんが、担当のP保育士に「高校卒業後に進学したい」と相談したところ、P保育士からは「親族の経済的な支援が期待できない中、学費について苦労をするから就職する方向で検討した方が良いと思うよ」と言われたため、「どうしたら良いかわからない」とのことだった。
なお、実習開始時からGさんは、Q実習指導者に指導を受けている。
【設問】
次のうち、GさんのUさんへの対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. P保育士はUさんのことを思い助言しているのだから、就職するよう伝える。 →×
  2. 相談内容について、Q実習指導者に伝えても良いかUさんに確認する。 →〇
  3. Uさんの気持ちを理解しようと努める。 →〇
  4. 「親族も支援してくれないのはひどいよね」と話す。 →×

正当:4 × ○ ○ ×


R5後期:保育実習理論①

R5後期 保育実習理論 問1 次の曲の伴奏部分として、A~Dにあてはまるものの正しい組み合わせを一つ選びなさい。
著作権の関係により公表できません。
(組み合わせ)
A B C D
1 ア エ ウ イ
2 イ エ ア ウ
3 ウ イ エ ア
4 エ ア エ イ
5 エ イ ア ウ →〇
正当:5


R5後期:保育実習理論②

R5後期 保育実習理論 問2 次のA~Dの音楽用語の意味を【語群】から選んだ場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A mp
B D.C.
C cresc.
D cantabile
【語群】
ア とても弱く   イ おわり     ウ だんだん遅く  エ やわらかく
オ 歌うように   カ もとの速さで  キ 少し弱く    ク だんだん強く
ケ はじめに戻る  コ 音の間を切れ目なくつなぐ
(組み合わせ)
A B C D
1 ア イ カ コ
2 ア ウ ク エ
3 エ ケ カ オ
4 キ イ ウ コ
5 キ ケ ク オ →〇
正当:5


R5後期:保育実習理論③

R5後期 保育実習理論 問3 次の楽譜からマイナーコード(短三和音)を抽出した正しい組み合わせを一つ選びなさい。

(組み合わせ)
1 ア イ エ
2 ア ウ エ
3 ア エ オ →〇
4 イ ウ オ
5 イ エ カ
正当:3


R5後期:保育実習理論④

R5後期 保育実習理論 問4 次の曲を5歳児クラスで歌ってみたところ、最低音が歌いにくそうであった。そこで短3度上げて歌うことにした。その場合、A、B、Cの音は、伴盤の①~⑳のどこを弾くか、正しい組み合わせを一つ選びなさい。

(組み合わせ)
A B C
1 ⑥ ⑪ ⑬
2 ⑥ ⑪ ⑭
3 ⑦ ⑫ ⑮
4 ⑧ ⑫ ⑮
5 ⑧ ⑬ ⑯ →〇
正当:5


R5後期:保育実習理論⑤

R5後期 保育実習理論 問5 次のリズムは、ある曲の歌い始めの部分である。それは次のうちのどれか、一つ選びなさい。
著作権の関係により公表できません。
1 赤とんぼ(作詞:三木露風 作曲:山田耕筰)
2 たき火(作詞:巽聖歌 作曲:渡辺茂)
3 しゃぼん玉(作詞:野口雨情 作曲:中山晋平)
4 浜辺の歌(作詞:林古溪 作曲:成田為三)
5 まっかな秋(作詞:薩摩忠 作曲:小林秀雄) →〇
正当:5


R5後期:保育実習理論⑥

R5後期 保育実習理論 問6 次の楽譜は、ある曲の歌い始めの4小節である。これに関するA~Dのうち、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. この曲は、豆まきの様子を歌ったものである。 →×
  2. この曲の作曲者は、滝廉太郎である。 →〇
  3. この曲は、明治時代に作曲された。 →〇
  4. この曲は、4分の4拍子、8小節からなる。 →×

正当:3 × ○ ○ ×


R5後期:保育実習理論⑦

R5後期 保育実習理論 問7 次の文は、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」2「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」オ「表現」(ウ)「内容の取扱い」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 子どもの表現は、遊びや生活の様々な場面で( A  →〇表出)されているものであることから、それらを積極的に受け止め、様々な( B  →〇表現 )の仕方や感性を豊かにする経験となるようにすること。
  • 子どもが試行錯誤しながら様々な( B )を楽しむことや、自分の力でやり遂げる( C  →〇充実感)などに気付くよう、温かく見守るとともに、適切に援助を行うようにすること。

(組み合わせ)
AB C
1 表現 表出 満足感
2 表現 表出 充実感
3 表現 表出 達成感
4 表出 表現 達成感
5 表出 表現 充実感 →〇
正当:5


R5後期:保育実習理論⑧

R5後期 保育実習理論 問8 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
学生のLさんは、保育所で実習を行うことになった。Lさんは、事前に幼児の造形に関する発達理論を学習することで、実習を通して幼児の発達をより深く理解することができるのではないかと考えた。
【設問】
次のうち、造形に関する発達理論として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ローエンフェルド(Lowenfeld, V.)は、子どもの描画の発達として自己表現の最初の段階(なぐりがきの段階)、再現の最初の試み(様式化前の段階)、形態概念の成立(様式化の段階)、写実的傾向の芽生え(ギャング・エイジ)等の段階があるとした。 →〇
  2. ピアジェ(Piaget, J.)は、命のないものに生命や意思があると考える心理作用について、未成熟な子どもは、心の中の出来事と外界の出来事とがきちんと区別できているからだと考えた。 →×
  3. ケロッグ(Kellogg, R.)は、子どもの描く初期のスクリブルを分類した。 →〇

正当:2 ○ × ○


R5後期:保育実習理論⑨

R5後期 保育実習理論 問9 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
運動会を翌週に控えたS保育所でN保育士(以下、N)とR保育士(以下、R)が、看板の文字と背景の色について話し合っています。
N:来週の運動会の看板は、目立つようにしたいですね。
R:そうですね。それなら看板に使う色の彩度にも気をつけたいですね。
N:彩度とはなんですか。
R:彩度とは、色の三属性の一つで、色みの強さや、( A  →〇鮮やか)さの度合いのことをいいます。同じ色相・明度であっても、彩度が( B  →〇高ければ)、より( A )に見える、ということになります。
N:どんな色にも彩度はありますか。
R:白・灰・黒には彩度がありません。わずかでも彩度を持った色は( C  →〇有彩色)といいます。また彩度は、周りの色の彩度によって変化して感じられます。
N:そうなんですね。運動会の看板の色は彩度も考えて見やすいものをつくりたいですね。
【設問】
( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
(組み合わせ)
ABC
1 きれい 高ければ 有彩色
2 鮮やか 高ければ 有彩色 →〇
3 きれい 低ければ 純色
4 鮮やか 高ければ 純色
5 鮮やか 低ければ 有彩色
正当:2


R5後期:保育実習理論⑩

R5後期 保育実習理論 問 10 次のうち、はさみの説明や使い方のアドバイスとして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. はさみには、右手用・左手用という区別はない。 →×
  2. はさみは、刃元より刃先の方が厚紙などを容易に切ることができる。 →×
  3. 円形を切り抜くときには、持っている紙を動かして切ると切りやすい。 →〇
  4. はさみを友達に渡すときには、安全のために柄を相手に向けて渡すようにする。 →〇

正当:4 × × ○ ○


R5後期:保育実習理論⑪

R5後期 保育実習理論 問 11 次のうち、フィンガーペインティングに関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. フィンガーペインティングの技法は、太古から洞窟壁画などに用いられてきた。 →〇
  2. 洗濯のりにポスターカラーなどの色材を混ぜて、フィンガーペインティング用の絵の具を作ることができる。 →〇
  3. フィンガーペインティングを行った直後に、描かれた画面に紙をのせて版画のように写し取ることができる。 →〇
  4. フィンガーペインティングの活動では、絵の具の感触を楽しむことができる。 →〇

正当:1 ○ ○ ○ ○


R5後期:保育実習理論⑫

R5後期 保育実習理論 問 12 M保育所では、室内飾りを切り紙で作ろうと準備している。図1のように紙を折り、はさみを入れて開くと図2のような形状になる飾りを作る場合、切り込み線の入れ方として、図3の1~5のうち、正しいものを一つ選びなさい。(紙などを実際に折ったり切ったりしないで考えること。)

正当:4


R5後期:保育実習理論⑬

R5後期 保育実習理論 問 13 次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」4「幼児教育を行う施設として共有すべき事項」(2)「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」ク「数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
遊びや( A  →〇生活)の中で、数量や図形、標識や文字などに親しむ体験を重ねたり、標識や文字の( B  →〇役割)に気付いたりし、自らの( C  →〇必要感)に基づきこれらを活用し、興味や関心、感覚をもつようになる。
(組み合わせ)
AB C
1 生活 性質 必要感
2 学び 役割 意思
3 学び 性質 意思
4 生活 役割 必要感 →〇
5 学び 性質 必要感
正当:4


R5後期:保育実習理論⑭

R5後期 保育実習理論 問 14 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
保育所の新任のP保育士は、施設長から、「子どもの遊びを支える環境についてというテーマで、来週、保育所内で保育カンファレンスを行います」と伝えられました。
【設問】
次のうち、保育カンファレンス当日のP保育士の行動や態度として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 新任のため、保育所内の環境についてよく理解していないので、発言は控える。 →×
  2. 他の保育士の意見より、施設長や主任などの意見を尊重する。 →×
  3. 自分の考えと異なる保育士の意見にも耳を傾ける。 →〇
  4. 看護師、調理員、栄養士等とは職務内容が異なるので、それぞれが担う業務に対しての意見は控える。 →×

正当:5 × × ○ ×


R5後期:保育実習理論⑮

R5後期 保育実習理論 問 15 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
保育所の5歳児クラスを担当しているR保育士は、子どもの動線に配慮した園庭や遊具の配置などを検討するために、子どもの動線を記録することとした。
【設問】
次のうち、動線の記録と園庭や遊具の配置などの対応として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 動線を記録してみると、園庭で広い空間を使って「色鬼(色つき鬼)」などルールのある遊びに熱中している活発な子どものグループがあることがわかった。しばしばこの動線が、3歳未満児クラスが砂場で遊んでいる空間と交差していた。そこで、3歳未満児クラスの担当保育士と話し合い、園庭の使い方の共通理解をはかることとした。 →〇
  2. 動線を記録してみると、虫取りが好きな子どものグループがあり、垣根や裏庭の花壇の周辺を回遊するように遊んでいることがわかった。そこで、子どもの自然な活動の流れが崩れないように、その動線上の安全点検をすることとした。 →〇
  3. 動線を記録してみると、保育室のままごとコーナーで遊んでいる子どもが「散歩に行こう」と園庭に出ていくことがあるとわかった。そこで、特定の場所でじっくり遊べるように、ままごとコーナーから園庭に簡単に出られないように、活動を分ける仕切りを置くこととした。 →×

正当:2 ○ ○ ×


R5後期:保育実習理論⑯

R5後期 保育実習理論 問 16 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
実習生Kさんは、保育所で保育実習を行っている。3歳児クラスで、絵本『おむすびころりん』の読み聞かせをすることになり、指導計画を作成することになった。
【設問】
次のうち、指導計画の「ねらい及び内容」として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 『おむすびころりん』の物語を楽しむ。 →〇
  2. 「おむすびころりん すっとんとん」など、心地よい言葉のリズムを味わう。 →〇
  3. 絵本の中に出てくる言葉のやりとりを保育者(実習生)や友達と楽しむ。 →〇
  4. 絵本の読み聞かせが終わるまでは、動かずにきちんと座って話を聞かせる。 →×

正当:1 ○ ○ ○ ×


R5後期:保育実習理論⑰

R5後期 保育実習理論 問 17 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
保育所で5歳児クラスを担当するQ保育士は、近隣の小学校との連絡会に参加し、小学校との連携の取り組みについてまとめた。
【設問】
次のうち、小学校との連携に関する取り組みとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育所児童保育要録は子どもの生年月日などの個人情報が含まれているため、「個人情報の保護に関する法律」に照らして適切に運用するものであり、配偶者からの暴力の被害者と子どもというように特別の事情がある場合だけでなく、子どもの育ちを支えるための資料を小学校へ送付する場合においては必ず保護者から同意を得て、小学校に送付するという共通理解をはかった。 →×
  2. 「保育所保育指針」に新しく取り入れられた「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は、幼児教育の考え方であり、小学校の教員からは共通理解されにくいので、あえて触れないようにした。 →×
  3. 保小連携の一環として、交流の機会を増やせるように、小学校と保育所の年間行事の内容を情報交換し、担当者間で話し合いを行うようにした。 →〇

正当:4 × × ○


R5後期:保育実習理論⑱

R5後期 保育実習理論 問 18 次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」1「保育所保育に関する基本原則」の一部である。(   )に「生活」という言葉を入れた場合に、正しい記述になるものを○、誤った記述になるものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育所は、子どもが生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期に、その(   )時間の大半を過ごす場である。 →〇
  2. 子ども相互の関係づくりや互いに尊重する心を大切にし、集団における(   )を効果あるものにするよう援助すること。 →×
  3. 子ども自らが環境に関わり、自発的に(   )し、様々な経験を積んでいくことができるよう配慮すること。 →×
  4. 一人一人の子どもの状況や家庭及び地域社会での(   )の実態を把握するとともに、子どもが安心感と信頼感をもって活動できるよう、子どもの主体としての思いや願いを受け止めること。 →〇

正当:3 ○ × × ○


R5後期:保育実習理論⑲

R5後期 保育実習理論 問 19 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
母親の不適切な養育によりS乳児院に入所したKちゃん(1歳)。S乳児院で実習しているY実習生がKちゃんと遊んでいたところ、面会で訪れていたKちゃんの母親とW実習指導者がKちゃんのところに来た。その時、W実習指導者が電話対応のために、席を外した。母親がKちゃんを抱っこしようとすると、Kちゃんは泣きだした。それを見た母親は、「私だと泣いちゃいますね。一緒に暮らしていないから、私が母親だっていうのもわからないのかもしれない」と言い、寂しそうな表情を浮かべた。Y実習生は、その日に振り返りの機会を設けてもらい、このエピソードについてW実習指導者に報告した。
【設問】
次のうち、W実習指導者がY実習生にとるべき対応として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「Kちゃんが泣きだした段階で、母親から引き離してあなたが抱っこすべきでしたね」と伝える。 →×
  2. 「母親がKちゃんに対して不適切な養育をしていたことで入所させたのだから、母親はもっとKちゃんの気持ちを考えて行動すべきですね」と話す。 →×
  3. 「母親のその時の気持ちについてはどのように感じましたか」と尋ねる。 →〇
  4. 「少しずつ母子の関係形成ができるよう、支援することが大事ですね」と伝える。 →〇

正当:4 × × ○ ○


R5後期:保育実習理論⑳

R5後期 保育実習理論 問 20 次のうち、「児童養護施設運営ハンドブック」(平成 26 年 厚生労働省)に示された実習生受入れに関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 施設実習は、子どもを養育した経験のない実習生にとって具体的な援助技術の学びの場であると同時に実践の場である。 →〇
  2. 実習生にとって最も大切なことは、子どもたちがおかれている現実にどれだけ寄り添い、子どもたちの心の機微にどれだけ触れることができるかである。 →〇
  3. 個人情報保護の観点から、実習生には子どもたちの生い立ちに関する情報は一切伝えてはならない。 →×
  4. 実習生の育成は、実習指導を通し将来の児童養護施設職員の育成につながり、そのことが人材確保に大きな役割を果たすことを意識して丁寧な指導をすることが必要である。 →〇

正当:2 ○ ○ × ○