保育の心理学一覧

R3後期:保育の心理学①

R3後 保育の心理学 問1
 次の文は、子どもの模倣に関する記述である。( A )~( E )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
生まれて間もない新生児期において、( A  →〇ア メルツォフ(Meltzoff, A.N.))とムーア(Moore, M.K.)は、視覚的に捉えた相手の顔の表情を、視覚的に捉えられない自己の顔の表情に写しとること、たとえば、「舌の突き出し」や「口の開閉」など、他者の顔の表情をいくつか模倣できることを示した。
ピアジェ(Piaget, J.)は、観察した他者の動作を直後に再現することを( B  →〇ク 即時模倣)、目の前には存在しなくても以前に見た他者の動作を再現することを( C  →〇オ 延滞模倣)と呼んだ。( C )では、他者の行為をある期間、記憶を保持し、それを自分の中にイメージできる( D  →〇キ 表象)能力が必要となり、これは( E  →〇カ 象徴)遊びにも必要な能力である。
【語群】
ア メルツォフ(Meltzoff, A.N.)  イ ローレンツ(Lorenz, K.)  ウ 言語
エ 社会模倣 オ 延滞模倣 カ 象徴 キ 表象 ク 即時模倣 ケ 平行
(組み合わせ)
A B C D E
1 ア オ エ ウ カ
2 ア ク オ キ カ →〇
3 イ エ オ ウ カ
4 イ オ ク ウ ケ
5 イ ク エ キ ケ
正答:2


R3後期:保育の心理学②

R3後 保育の心理学 問2
 次のうち、社会的認知に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. スピッツ(Spitz, R.A.)は、見慣れた人と見知らぬ人を区別し、見知らぬ人があやそうとすると視線をそらしたり、泣き叫ぶなど不安を示す乳児期の行動を「6か月不安」と呼んだ。 →×
  2. 乳児期の後半には、不安や困惑がある際に養育者の表情を確認し、自分の行動を決定するような社会的統制を行う。 →×
  3. 2~3か月頃の乳児は、単色などの単純な刺激と人の顔の絵などの複雑な刺激を見せられると、特に顔の絵などを好んで注視する傾向にある。 →〇
  4. 新生児は、周囲の刺激とは関係なく微笑む。これはあやされることによって生ずるのではなく、身体の生理的な状況によって生起する。 →〇

正答:5 × × ○ ○


R3後期:保育の心理学③

R3後 保育の心理学 問3
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
6歳児に「バッタに餌を1日に 10 回あげるとどうなるか」と質問したところ、「バッタはね、目がまわって死んじゃう。バッタは虫だけど、そこは人間と同じだから」と答えた。
【設問】
次のうち、【事例】に関連するものとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ピアジェ(Piaget, J.)によると、子どもの考え方は、人間以外の生物に人間の特徴を拡張して適用するアニミズムを表している。 →×
  2. 子どもの考え方は、生物を理解するのに役立つので、大人は尊重しつつ、同時にその限界を補う配慮をする。 →〇
  3. 子どもの考え方は、比較的豊かに持っている人間についての知識を基にして、人間以外の生物に対して類推している。 →〇
  4. 子どもの考え方は、直接経験を通して得られた印象に基づいて対象を把握する生活概念を示しているが、その後、何らかの構造や原理との関係で対象を把握する科学的概念を持つようになる。 →〇

正答:3 × ○ ○ ○


R3後期:保育の心理学④

R3後 保育の心理学 問4
 次のうち、言語発達に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 一語文期には、「ブーブー(車に乗りたい)」「ブーブー(車が来るよ)」というように、一語でいろいろな意味機能を表すようになる。 →〇
  2. 新生児は、おおよそあらゆる音韻の区別はできるが、ある環境である特定の言語に接することで、次第にその言語圏で使われている音韻以外は、区別しにくくなっていく。 →〇
  3. 乳児期の授乳時の母子間のやり取りには、相互交渉の原型がみられる。乳児は、これを通してコミュニケーションに必要な、互いに順番をとるターン・テーキングを学んでいる。 →〇
  4. 2~3か月頃の乳児は機嫌がよいときに、泣き声とは異なる「アー」「ウー」のような、規準喃語を発声する。 →×

正答:1 ○ ○ ○ ×


R3後期:保育の心理学⑤

R3後 保育の心理学 問5
 次のうち、A~Dに示された子どもの行動の背景にある認知発達として、適切な用語の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「お誕生日にママとレストランに行って、ピザを食べたよ」と、久しぶりに会った人に言う。 →〇エピソード記憶
  2. 「クレヨンと、のりと、はさみを出してね」と言われ、お道具箱の中から指示通りに持ってくる。 →〇短期記憶
  3. 保育所で読み聞かせしてもらった絵本の内容を他者に話す。 →〇記憶の再生
  4. おつかいを頼まれて、買うものを何度も声に出して忘れないように繰り返す。 →〇リハーサル

(組み合わせ)
A BC D
1 エピソード記憶 同時処理 記憶の再認 レスポンデント
2 エピソード記憶 短期記憶 記憶の再生 リハーサル →〇
3 潜在記憶 同時処理 記憶の再認 レスポンデント
4 潜在記憶 同時処理 記憶の再生 レスポンデント
5 潜在記憶 短期記憶 記憶の再生 リハーサル
正答:2


R3後期:保育の心理学⑥

R3後 保育の心理学 問6
 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
5歳児クラスで、Mちゃん、Nちゃんがおままごとをしていた。料理を作り、お皿の上に並べているところに、他の遊びをしていたJちゃんが来て、「お皿を貸して」と言った。Mちゃんがすぐに「ダメ、使っているから」と断った。それを聞いたJちゃんが、「えー、私たちも今、使いたいのに。少しくらい貸してよ」と言った。その様子を見ていたNちゃんが、「少しなら持って行っていいよ」と言い、Mちゃんも使っていないお皿を探して、Jちゃんに渡した。
【設問】
【事例】を説明する記述として( A )~( D )にあてはまる用語を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
Jちゃんは、( A  →〇イ 社会的規範)を理解しているため、お皿を黙って取らずに、「お皿を貸して」と言えた。
Mちゃんに断られたJちゃんは、「私たちも使いたい」と( B  →〇オ 自己主張)をしていた。Jちゃんの言うことを耳にして、Nちゃんはお皿を持っていくことを許可した。その様子を見たMちゃんは、( C  →〇エ 自己抑制)をしてお皿を貸していた。このようなやり取りの中で、保育者が介入しなくても、子どもたちが自分たちで問題を解決できるような( D  →〇カ 社会的スキル)が育まれていく。
【語群】
ア 恣意的ルール  イ 社会的規範   ウ 自己評価    エ 自己抑制
オ 自己主張    カ 社会的スキル  キ レジリエンス
(組み合わせ)
A B C D
1 ア ウ エ カ
2 ア オ ウ キ
3 イ ウ オ カ
4 イ オ ウ キ
5 イ オ エ カ →〇
正答:5


R3後期:保育の心理学⑦

R3後 保育の心理学 問7
 次のうち、トマス(Thomas, A.)らの気質に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 気質を分類する際に、活動水準、順応性、反応の強さなどを含めた5次元について観察し、その程度によって気質を3つのタイプに分類した。 →×
  2. 子どもの行動を観察し、その行動スタイルの違いから、現象面に基づいて気質を測定した。 →〇
  3. 気質の分類によると、「扱いやすい子どもたち(easy children)」のタイプは全体の約 10%だった。 →×
  4. 乳幼児期に「扱いにくい子どもたち(difficult children)」と分類されたタイプの子どものうち、約 18%には後に問題行動が生じた。 →×

正答:4 × ○ × ×


R3後期:保育の心理学⑧

R3後 保育の心理学 問8
 次の文は、認知の発達に関する記述である。( A )~( E )にあてはまる用語を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
ピアジェ(Piaget, J.)は、子どもが世界を認識する過程には、( A  →〇ア 質的)に異なる4つの段階があると考えた。まず、誕生から2歳頃までは「感覚運動期」と呼ばれ、子どもは身近な環境に身体の感覚や動作を通して関わり、外界を知っていく。次に、2~7歳頃は「( B  →〇イ 前操作期)」と呼ばれ、イメージや言葉を用いて世界を捉えることが可能になるが、物の見かけに捉われやすく論理的な思考には至らない。学童期に相当する「( C  →〇ク 具体的操作期)」では、量や数の( D  →〇カ 保存)を理解して脱中心的な思考が可能になる。その後、おおよそ 12 歳以降は最終段階である「( E  →〇エ 形式的操作期)」にあたり、記号や数字といった抽象的な事柄についても論理的な思考が可能になっていく。
【語群】
ア 質的      イ 前操作期  ウ 量的   エ 形式的操作期
オ 抽象的操作期  カ 保存    キ 永続性  ク 具体的操作期
(組み合わせ)
A B C D E
1 ア イ オ カ エ
2 ア イ ク カ エ →〇
3 ウ エ オ キ ク
4 ウ エ ク カ オ
5 ウ ク エ キ オ
正答:2


R3後期:保育の心理学⑨

R3後 保育の心理学 問9
 次のうち、知的機能の発達に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 結晶性知能は、図形弁別や図形構成課題によって測られ、生育・教育環境の影響を比較的受けないとされる知能であり、青年期以降になると漸減する。 →×
  2. 流動性知能は、語彙や社会的知識に代表されるもので、学習経験の影響を相対的に受けやすいとされる知能であり、高齢期に至るまで、緩やかに増加する。 →×
  3. ワーキングメモリ(作業記憶・作動記憶)は、思考や問題解決などの際に必要な情報を一時的に保持し、それを操作し、再体制化するシステムであり、中年期以降に衰退する。 →〇
  4. 成人期以降の知的能力の発達・変化は、少なくともどのような能力も一様に衰退するものではなく、多様で多方向である。また個人を取り巻く環境や社会・文化の影響を強く受けるものである。 →〇

正答:4 × × ○ ○


R3後期:保育の心理学⑩

R3後 保育の心理学 問 10
 次の文は、青年期に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
青年期は、家族以外の人との親密な関係を深めていく中で、青年は( A  →〇ア アイデンティティ)の確立という新たな課題に直面する。エリクソン(Erikson, E.H.)は、青年期が、大人としての責任と義務を問われずに、自由に何かに打ち込み、挫折し、さらにまた何かを探し求めるといった経験、あるいは、様々な危機を経ることが重要であるとして、この期間を( B  →〇イ モラトリアム)期間であると考えた。
その後、マーシア(Marcia, J.E.)は、( A )の状態を4つの類型に分けて考える( C  →〇ウ アイデンティティ・ステイタス)を提唱した。この4類型の中の一つである( D  →〇エ 早期完了)は、これまでに危機を経験していることはなく、自分の目標と親との目標の間に不協和がなく、どんな体験も、幼児期以来の信念を補強するだけになっているという、融通のきかなさが特徴的である。
【語群】
ア アイデンティティ        イ モラトリアム
ウ アイデンティティ・ステイタス  エ 早期完了
オ モダリティ           カ 達成
キ 拡散              ク アイデンティティ・クライシス
(組み合わせ)
A B C D
1 ア イ ウ エ →〇
2 ア イ エ カ
3 ア オ ク カ
4 ウ イ エ キ
5 ウ オ ク エ
正答:1


R3後期:保育の心理学⑪

R3後 保育の心理学 問 11
 次のうち、中高年期における家族関係に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 親は子離れにあたって、親子関係を再編させること、夫婦の生活や職業上の達成に再焦点化すること、自身の高齢期に関心を持ち始めることなどの変化が必要とされる。 →〇
  2. 親は、子どもが家から巣立っていく時期に、子どもを送り出すことの淋しさや、子どもの世話をするという目的を失った喪失感で、抑うつ症状や心身症などを示すことがある。 →〇
  3. 定年退職や、自分にとって重要な他者の死に遭遇した際に、その人間関係の喪失が深い空虚感をもたらすものとなる。自分の周りに社会的ネットワークを築いていた人ほど、このような危機に効果的に対処することができると考えられる。 →〇
  4. 個人が有する社会的ネットワークで、身近で日頃から頼りにしている人との関係をどのように維持しうるのかという観点でモデル化したものが、ソーシャル・コンボイと言われる。生涯発達の各時点におけるコンボイの成員数や、種類には変化が生じると言われる。 →〇

正答:1 ○ ○ ○ ○


R3後期:保育の心理学⑫

R3後 保育の心理学 問 12
 次のうち、保育所における保護者の状況に配慮した個別の支援に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 外国籍家庭や外国にルーツをもつ家庭の場合は、日本語によるコミュニケーションが取りにくいこと、文化や習慣が異なることがあるため、日本の生活様式を積極的に取り入れ、早く適応していくよう配慮する必要がある。 →×
  2. 多胎児、低出生体重児、慢性疾患のある子どもの場合、保護者は子育てに困難や不安、負担感を抱きやすい状況にあることなどを考慮に入れ、子どもの生育歴や家庭状況に応じた支援をする必要がある。 →〇
  3. 家庭を取り巻く問題に不安を感じている保護者は、その悩みを他者に伝えることができず、問題を抱え込む場合もあるが、家庭の状況や問題の把握はできないので、対応する必要はない。 →×
  4. 保護者に対しては、子どもの発達や行動の特徴、保育所での生活の様子を伝えるなどして子どもの状況を共有し、保護者の意向や思いを理解していく。 →〇

正答:4 × ○ × ○


R3後期:保育の心理学⑬

R3後 保育の心理学 問 13
 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
5歳児クラスの女児達の遊び場面である。Kちゃんが「先生、Pちゃんがずっと怒っているよ」と、困った顔で担当保育士に相談に来た。そこで、保育士はKちゃんと一緒に遊んでいた場へ行き、大型積み木で家を作っているPちゃん、Qちゃんに話しかけた。
保育士: (a →〇エ 子どものイメージに近づいた発言)「わぁ、今日はまた、とっても素敵な、大きなおうちができそうですね」
Qちゃん: 「6階建てなの」
そのことから、子ども達が大きな家のイメージをもって作っていることが伝わった。
保育士: (b →〇ア 子どもの気持ちの代弁)「あのね、Kちゃんが、ひょっとしてPちゃんが怒っているんじゃないかって心配しているんだけど、何かあったの?」
Pちゃん: 「まだ工事中だったのに、Kちゃんがゆり組さんを入れたから、ダメッ!って、言ったの。できあがるまで、待っていてほしかったのに」
3歳児クラス(ゆり組)の女児が一人、大型積み木の家の中に入っていた。
保育士: 「そうなんだ。Pちゃんは、できあがったら入れてあげようと考えていたんだね」
Kちゃん: 「私は、危ないから、気をつけるんだったらいいよって言ったの」
保育士: (c →〇イ 怒りや誤解を解く発言)「そうだったの。2人とも遊びに来たゆり組さんのこと、考えていたんだよね」
(d →〇ウ アドバイス)「どうしようかって、みんなでもう少し相談すればよかったかもね」
「よくあるの、こういうこと。自分はいいと思ってやったことが、そうではなくって、嫌な気持ちになってしまうこと。先生にもよくあるよ。今度、同じことがあった時に、気をつけたらいいよね。それでどうする?遊びに来たゆり組さん。このまま遊んでいてもいいの?」
Pちゃん: 「それでいい」
その後、積み木の場で遊びは続いていった。

【設問】
【事例】の文中にある下線部(a)~(d)を説明する語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
【語群】
ア 子どもの気持ちの代弁  イ 怒りや誤解を解く発言
ウ アドバイス       エ 子どものイメージに近づいた発言
(組み合わせ)
a b c d
1 ア エ ウ イ
2 イ ウ エ ア
3 ウ ア イ エ
4 ウ イ ア エ
5 エ ア イ ウ →〇
正答:5


R3後期:保育の心理学⑭

R3後 保育の心理学 問 14
 次のうち、親子関係に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもが2人いた場合に、母親と長子の関係が母親と次子の関係に影響することはあるが、その逆はない。 →×
  2. 親の子どもに対する考え方や関わりには、親自身の被養育経験やこれまでに出会ってきた人、家庭の状況等の様々な要因が影響している。 →〇
  3. 子育てに関する知識がなく、身近に相談や助言を求める相手がいないことで、親が子どもに身体的・精神的苦痛を与えるような関わりをしてしまうことがある。 →〇
  4. 親は子どもに対して「できる」「できない」といった目に見える発達に意識が向いてしまうと、他児との比較により子どもの育ちに不安を感じることがある。 →〇

正答:3 × ○ ○ ○


R3後期:保育の心理学⑮

R3後 保育の心理学 問 15
 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
0歳児クラスの子ども達が散歩をしている時に、犬が近くにいるのを見つけた保育士は「わんわんがいるよ、かわいいねぇ」と言って犬を指でさし示した。Sちゃんは(a →〇イ 共同注意)保育士が指さした方向を見て、嬉しそうに「あっ、あっ」と言いながら(b →〇オ 叙述の指さし)犬を指でさして、(c →〇ウ 三項関係)保育士の顔と犬を交互に見た。そして、保育士が「わんわんにバイバイしようか」と手を振ると、それを見てSちゃんも(d →〇エ 模倣)犬に手を振った。
【設問】
【事例】の文中にある下線部(a)~(d)を説明する語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
【語群】
ア 応答の指さし  イ 共同注意  ウ 三項関係  エ 模倣
オ 叙述の指さし  カ 二項関係  キ 選好注視  ク 連想
(組み合わせ)
a b c d
1 イ ア ウ エ
2 イ オ ウ エ →〇
3 イ オ カ ク
4 キ ア カ エ
5 キ オ カ ク
正答:2


R3後期:保育の心理学⑯

R3後 保育の心理学 問 16
 次のうち、保育士の幼児との関わりとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 描きたいものはあるが、それを描き表すためのスキルが伴っていない子どもが、保育士に「○○を描いて」と求めてきても、自分の思ったままに描いてみるよう励ますことが常に大切である。 →×
  2. 主体的に活動するとは、子どもがただ自分の好きなように振る舞うことである。 →×
  3. 自分に愛情をもって温かい目で見守ってくれる保育士の存在により、子どもは安心して自分らしい動きができ、様々な物事への興味や関心が広がる。 →〇
  4. 保育士の受容的な関わりは、子どもの自分でできると思える自信や自己肯定感を高め、自ら挑戦しようとする気持ちを支える。 →〇

正答:4 × × ○ ○


R3後期:保育の心理学⑰

R3後 保育の心理学 問 17
 次のうち、保育所の自己評価に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育所の自己評価は、保育士等の自己評価結果に基づいて、施設長と職員との話し合いを通して行われる。 →〇
  2. 保育士等の自己評価において課題になっていることなどを、短期間に全て改善するように進めることが大切である。 →×
  3. 職員間で共有する資料には、保育記録をはじめ、保育所が実施した様々な調査結果、あるいは保育所に寄せられた要望や苦情等も含まれる。 →〇
  4. 保育の内容等の評価の公表を通して、保護者及び地域住民等から理解を得るとともに、評価に関する意見を聴くことが望ましい。 →〇

正答:3 ○ × ○ ○


R3後期:保育の心理学⑱

R3後 保育の心理学 問 18
 次の【表】は、「第 15 回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」(国立社会保障・人口問題研究所)における、「夫婦が理想の子ども数を持たない理由」について、妻の年齢別に示したものである。以下の【設問】に答えなさい。
【表】
妻の年齢別にみた、理想の子ども数を持たない理由:第 15 回調査(2015 年)
(予定子ども数が理想子ども数を下回る夫婦)
注: 対象は予定子ども数が理想子ども数を下回る初婚どうしの夫婦。理想・予定子ども数の差の理由不詳を含まない選択率。複数回答のため合計値は 100%を超える。予定子ども数が理想子ども数を下回る夫婦の割合は、それらの不詳を除く 30.3%である。
【設問】
次のうち、【表】に示されている「夫婦が理想の子ども数を持たない理由」に関して、適切な文の組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「自分や夫婦の生活を大切にしたいから」の選択率は、他の年齢層に比べて 30 歳未満で高い。 →×
  2. 30 ~ 34 歳では、「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」に次いで、「これ以上、育児の心理的、肉体的負担に耐えられないから」の選択率が高い。  →×
  3. 30 歳代では、「自分の仕事(勤めや家業)に差し支えるから」という回答が他の年齢層に比べて多い。 →〇
  4. 35 ~ 39 歳では、「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」に次いで、「高年齢で生むのはいやだから」の選択率が高い。 →〇

(組み合わせ)
1 A B
2 A C
3 B C
4 B D
5 C D →〇
正答:5


R3後期:保育の心理学⑲

R3後 保育の心理学 問 19
 次のうち、妊娠中及び出産後の精神医学的問題に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 妊婦の抑うつや不安は、子どもの死産、早産、低体重出生などのリスクとなる可能性が高い。 →〇
  2. 授乳中の母親への向精神薬の投与は、母乳を介しての子どもへの影響を考慮して、全面的に行われるべきではない。 →×
  3. 出産後の養育について出産前において支援を行うことが特に認められる妊婦を「特定妊婦」という。 →〇
  4. 産後うつ病は、出産直後から2週間程度で改善し、症状は子どもの発達には影響しない。 →×
  5. 親が我が子を愛おしく思い、親として守ってあげたいと思うといった、子どもに抱く情緒的絆を持ちえていない状態を「反応性アタッチメント障害」という。 →×

正答:2 ○ × ○ × ×


R3後期:保育の心理学⑳

R3後 保育の心理学 問 20
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Wちゃん(4歳、女児)は、保育所では活発で他の園児とも楽しく遊ぶ子である。身長体重は平均よりやや高く、重い。これらから保育所では、Wちゃんを特に気になる子どもとは考えていなかった。保育所には母親が送り迎えをしている。母親は、しばしば迎えの時間を忘れたり、間違えて遅くなることがあり、保育所はその都度、母親に電話連絡した。また、母親は冬であってもビーチサンダルで保育所に送り迎えし、Wちゃんが、「靴はいて」と話しても、頓着がないようである。Wちゃんは、母親が迎えに来ると、遅れた場合は「まただー」とややごねるが、そのあと保育所で当日あった話などをして、手をつないで楽しそうに帰って行くことが多い。
保育士が家庭訪問した時の観察では、Wちゃんにとって身体的に危険なほどではないが、家は整頓、片付けされていなかった。母親自身も家事全般が苦手であると話している。Wちゃんも「カレーライスにカレーをかけないで、食卓に出すよ」などと話したこともあった。Wちゃんは、不潔な服を着、髪もぼさぼさで登園することが時としてある。Wちゃんはそれを嫌がっているものの、「朝時間がなかったから」などと保育士に伝えていた。
【設問】
次のうち、保育所のWちゃんと母親への理解や対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. Wちゃんが重度のネグレクトを受けている可能性が高いため、至急の児童相談所通報も視野に入れ、保育所で会議を行う。 →×
  2. 母親の性格上のだらしなさや常識のなさを、Wちゃんへの深刻な悪影響も含め母親に指摘して訂正するよう導く。 →×
  3. 母親とさらに時間をとって、困っていることや、通院歴などを聞き、母親理解を深める。 →〇
  4. Wちゃんに、母親から不適切で悪い対応を受け辛いであろうことを伝え、Wちゃんを保育所では情緒的に支え続ける。 →×

正答:4 × × ○ ×


R3前期:保育の心理学①

R3前期 保育の心理学 問1
 次の文はエインズワース(Ainsworth, M.D.S.)のアタッチメント(愛着)に関する記述である。A~Dの記述にあてはまる用語を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもが初めて訪れる部屋に親子を案内し、親と分離させたり、見知らぬ人と対面させたり、親と再会させることによって、子どもの反応を組織的に観察する実験法である。 →SSP(ストレンジ・シチュエーション法)
  2. 親との分離に際し、泣くなどの混乱を示すということがほとんどない。 →Aタイプ(回避型)
  3. 親との分離に際し、多少の泣きや混乱を示すが、親との再会時には積極的に身体接触を求め、すぐに落ちつく。 →Bタイプ(安定型)
  4. 親との分離に際し、非常に強い不安や混乱を示し、親との再会時には、親に強く身体接触を求めるが、その一方で親に対して強い怒りを示す。 →Cタイプ(アンビバレント型)

【語群】
ア IWM(インターナル・ワーキング・モデル)  イ SSP(ストレンジ・シチュエーション法)
ウ Cタイプ(アンビバレント型)  エ Aタイプ(回避型)  オ Bタイプ(安定型)
(組み合わせ)
  A B C D

  1. ア エ ウ オ
  2. ア オ ウ エ
  3. イ ウ オ エ
  4. イ エ オ ウ →〇
  5. イ オ エ ウ

正答:4


R3前期:保育の心理学②

R3前期 保育の心理学 問2
 次の幼児と保育士の園庭におけるやりとりを記述した【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
2~5歳児の子どもたちが砂場でそれぞれ遊んでいた。保育士が来ると、ある子どもが皿に型抜きをした砂を盛って「ハンバーグ」と言って差し出した。すると保育士は「わぁ、おいしそー」と言って、食べる真似をしたが、それがあまりにも上手で本当に食べてしまったようにも見えた。これに対して、子どもたちは次のような反応を示した。
2歳児: 保育士の様子をジーっと見つめた後、型抜きをした砂を食べられるものだと思ったのか、自分も一緒になって本当に食べようとした。
3歳児: 保育士の様子を不思議そうに見つめた後、少し気持ちが混乱したかのように「おいしい?」と聞いてきた。
4歳児: 「それ食べたら病気になるよ!」「早く口から出してー!」と焦った様子で保育士に伝えた。
5歳児: ちょっと驚いた様子をみせたが、冗談だと理解したのか「じゃあ、今度はこれも食べてー」と、次々、型抜きをした砂ハンバークを持ってきて、「僕も食べるよー。なーんてね、嘘だよー」と言った。
【設問】
次のA~Dのうち、上記の事例の説明として適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもの反応として、大まかには「信じ込み」から「疑い」そして「笑い」へという発達変化がみられる。 →〇
  2. 不可思議な出来事に対して、「疑い」の気持ちを持ちつつも、同時に「信じる」心もあわせ持っている。 →〇
  3. 虚構の世界と現実の世界の境界を揺れ動きながら、世界に対するものの見方や考え方を経験していく。 →〇
  4. ごっこ遊びの中で、子どもは虚構を虚構として認識することで、怖いものや不思議を楽しむようになる。 →〇

正答:1 ○ ○ ○ ○


R3前期:保育の心理学③

R3前期 保育の心理学 問3
 次の文は、子どもの言語発達に関する記述である。適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもは、時には「ワンワン」を犬だけでなく、ねこ、うま、うし、などのあらゆる四つ足動物に使ったり、大人の男性を「パパ」といったりするように、語を大人の語の適用範囲よりも広く使う。これを語の過大般用/語彙拡張(over-extention)という。 →〇
  2. 子どもは、時には自分のコップだけを「コップ」というなど、特定の文脈だけに限定された語の使用をする。これを語の過小般用/語彙縮小(over-restriction)という。 →〇
  3. 子どもが早期に獲得する語彙 50 語の中では、人や物のような目に見える具体物を表す名詞よりも、動きを表す動詞の方が獲得しやすい。  →×
  4. 語彙爆発/語彙噴出(vocabulary spurt)とは、これまで少しずつ増えていた子どもの語彙が、ある時期に急増する現象をいう。 →〇

正答:2 ○ ○ × ○


R3前期:保育の心理学④

R3前期 保育の心理学 問4
 次の(A)~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
ヒトにおいては、発達の過程の中で遺伝と環境の問題は、(A イ 遺伝と環境の相互作用)が発達を規定していると捉えられている。また、近代の高度産業社会の成立とともに、世代が新たになるにつれて、様々な発達が低年齢化したり、集団や地域差が生じるという(B エ 発達加速現象)が指摘された。(B エ 発達加速現象)には2つの側面がみられる。一つは、発達速度や発達水準の差を異なる世代間の相違とする(C オ 年間加速現象)であり、①身長・体重の伸び、②第二次性徴発現の低年齢化などがあげられる。もう一つは、発達速度や発達水準の差を同世代間の集団差、地域差とする( D カ 発達勾配現象)であり、①都市部の青少年は、それ以外の郡部の青少年に比較して身長が高い、②都市部の児童は、それ以外の郡部の児童よりも性成熟が低年齢化している、などがあげられる。
【語群】
ア 環境      イ 遺伝と環境の相互作用  ウ 発達普遍現象  エ 発達加速現象
オ 年間加速現象  カ 発達勾配現象
正答:4 イ エ オ カ


R3前期:保育の心理学⑤

R3前期 保育の心理学 問5
 次の文は、ピアジェ(Piaget, J.)の発生的認識論に関する記述である。(A)~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
ピアジェの発生的認識論では、2~7歳の子どもは(A イ 前操作期)にあたる。この時期は(B エ 前概念的思考)と(C オ 直観的思考)とに分けて考えられている。この説によれば(B エ 前概念的思考)では、子どもは2頭のゾウを見て、そこから共通性を取り出しゾウというひとまとまりである類として捉えることは難しく、「ゾウの花子」「ゾウの太郎」というようにそれぞれ個として考える。(C オ 直観的思考)では、カテゴリーを伴う思考ができるようになり、徐々に複数の知覚情報によって理解できるようになる。例えば、大きさだけで理解していたことが、大きさと重さの2つから考えられるようになり、「大きいけれど軽い」などの判断が可能になる。しかし、その一方で、この時期の子どもの判断は見かけにより左右され、また他人の視点にたって物事を捉えて行動することが難しいことなどをピアジェは( D  キ 自己中心性)と名づけた。
【語群】
ア 具体的操作期  イ 前操作期   ウ 感覚的思考  エ 前概念的思考
オ 直観的思考   カ 論理的思考  キ 自己中心性  ク 利己主義
(組み合わせ)
  A B C D

  1. ア ウ オ ク
  2. ア ウ カ キ
  3. ア エ オ キ
  4. イ ウ カ ク
  5. イ エ オ キ  →〇

正答:5


R3前期:保育の心理学⑱

R3前期 保育の心理学 問 18
 次の【図】は、「平成 27 年度 第8回高齢者の生活と意識に関する国際比較調査結果」(内閣府)における、「別居している子供を持つ高齢者が、別居している子供と会ったり、電話等で連絡をとったりしている頻度」について示したものである。以下の【設問】に答えなさい。
(備考)60 歳以上の男女を対象に、別居している自分の子供との接触頻度について尋ねた調査である。
【図】
図表3-2-イ-1 別居している子供との接触頻度(男女別)
(別居している子供がいる方に)

【設問】
次のA~Dのうち、【図】を説明する文として適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 各国の「全体」では、「ほとんど毎日」と「週に1回以上」を合わせた割合は、アメリカ、ドイツ、スウェーデンでは6割を超えるが、日本はおおよそ5割である。 →〇
  2. 各国の「全体」では、日本、ドイツ、スウェーデンでは「週に1回以上」の割合が最も高く、次いで日本とスウェーデンでは「月に1~2回」の割合が高くなっている。  →×
  3. 「男性」に着目すると、日本とドイツの男性は、「ほとんど毎日」と「週に1回以上」を合わせた割合が5割を下回っている。  →×
  4. 性別で比較すると、4か国とも「ほとんど毎日」の割合は男性より女性で高く、特にアメリカとドイツでは女性の割合が男性よりも 10%以上高い。 →〇

正答:3 ○ × × ○


R3前期:保育の心理学⑥

R3前期 保育の心理学 問6
 次の文は、幼児の学びの過程に関する記述である。(a)~(d)の下線部分を説明するものとして、【説明欄】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
幼児期においても、子どもは様々な工夫をしながら、すでに計算のやり方を発見しているのである。例えば、(a )おはじき2個と3個を合わせるのであれば、指を2本立て、次に指を3本立て、改めて(b )指を数え直すと5になることを見い出す。そのうちに、はじめの2本は立てずに後の3本を立て、(c )「1、2」と口で言って、3本の指を立てる時点で「3、4、5」と口で言うこともするようになる。さらに(d )「3に5を足す」といった場合に、「5に3を足す」というように、順序を逆に行うと楽だということも発見する。
【説明欄】
ア 「対象を数える順序は数に無関係である」ことは順序不変の原則という。
イ 「数詞をいつも同じ順序で唱える」ことは安定した順序の原則という。
ウ 「付与された最後の数詞が対象の集合の数を示す」ことは基数の原則という。
エ 「数える対象のそれぞれに、ただ一つの数詞を割り当てる」ことは一対一対応の原則という。
(組み合わせ)
  a b c d

  1. ア イ ウ エ
  2. ア ウ イ エ
  3. ウ イ エ ア
  4. エ ア ウ イ
  5. エ ウ イ ア →〇

正答:5


R3前期:保育の心理学⑦

R3前期 保育の心理学 問7
 次の文のうち、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」1「乳児保育に関わるねらい及び内容」の一部として、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもからの働きかけを踏まえた、応答的な触れ合いや言葉がけによって、欲求が満たされ、安定感をもって過ごす。 →〇
  2. 保育士は、子どもの反応を引き出し、関心を方向づけ、保育士からの働きかけを受け止める力を育てるようにすると、子どもは身近な環境に親しみをしめすようになる。  →×
  3. 生活の中でも、遊びの中でも、保育士等が主導し、たくさんの経験を重ねることで、後の子どもの主体性の芽生えを育む。  →×
  4. 保育士等による語りかけや歌いかけ、発声や喃語等への応答を通じて、言葉の理解や発語の意欲が育つ。 →〇

正答:3 ○ × × ○


R3前期:保育の心理学⑧

R3前期 保育の心理学 問8
 次のうち、観察法についての記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1.  観察法は、構造化の程度によって構造化観察、半構造化観察、非構造化観察の3種類に分類される。  →×
  2. 観察者が存在することによる影響をできるだけ避けようとする場合、傍観的観察を行う。 →〇
  3. 参与観察は、人の生活の場で対象となる人たちと関わりながら、観察することをいう。 →〇
  4. 現場に解決すべき課題があると気づいたとき、当事者たちの生活や社会をよくするために観察し、実践研究を進めていくことをアクションリサーチという。 →〇

正答:4 × ○ ○ ○


R3前期:保育の心理学⑨

R3前期 保育の心理学 問9
 次のうち、「保育所保育指針」第4章「子育て支援」(2)「保護者の状況に配慮した個別の支援」に照らして、子どもの障害や発達上の課題への対応として適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 他の子どもや保護者に対しては、保育所としての方針や取り組み等について丁寧に説明するとともに、必要に応じて障害に対する正しい知識や認識ができるように配慮する。 →〇
  2. かかりつけ医や保健センター等との連携をはじめ、児童発達支援センター等の専門機関からの助言を受けたりするなど、状況に応じて関係機関と協力しながら支援していくことが重要である。 →〇
  3. 保育所では、子どもへの援助に関する計画や記録を個別に作成して進め、一方、保護者支援は外部専門機関に託するなど、分けて考えるのが基本である。  →×
  4. 就学に際しては、保護者の意向よりもこれまでの保育所生活を踏まえ、小学校や特別支援学校等への交渉を図ることが求められる。  →×

正答:2 ○ ○ × ×