R7後保育の心理学一覧

R7後期:保育の心理学①

R7後期 保育の心理学 問1 次のうち、発達に関する記述として、適切なものを3つ選びなさい。

  1. 赤ちゃんに共通する「目が大きくて顔の低い位置にある」「身体が丸く手足が短い」などの特徴を、幼児図式という。 →〇
  2. 社会の一員になるために必要な知識・技能・態度・価値観・生活習慣・行動様式などを身につけていくことを、個性化という。 →×
  3. 劣悪な環境で育ち、発達の遅れがみられても、その後の養育環境が改善されると一定水準まで遅れを取り戻すことがある。このような個人の中での変化の可能性を指して、発達の可塑性という。 →〇
  4. 発達加速現象には、異なる世代間での発達速度の違いを指す年間加速現象と、同一世代でも地域や民族、階層などの発達速度の違いを指す発達勾配現象という2つの側面がある。 →〇
  5. 発達初期のある種の経験が後の発達に修正不可能もしくは修正困難な影響をもたらす時期を、前操作期という。 →×

正答:1,3,4
正答:2


R7後期:保育の心理学②

R7後期 保育の心理学 問2 次の【Ⅰ群】の人名及び用語と、【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
【Ⅰ群】
A ケーラー(Köhler, W.)の洞察 →〇イ
B パブロフ(Pavlov, I.P.)のレスポンデント条件づけ →〇ア
C バンデューラ(Bandura, A.)の観察学習 →〇ウ
D スキナー(Skinner, B.F.)のオペラント条件づけ →〇エ
【Ⅱ群】
ア 以前犬に激しく吠えられたことのある子どもが、犬を見ただけで泣き出す。
イ 背伸びしても届かない所に置かれた玩具を取ろうとしていた子どもが、突然ひらめいたように、箱を踏み台として使う。
ウ ヒーローが活躍するテレビ番組を見た子どもが、翌日にクラスでヒーローごっこをいつもより盛んに行う。
エ お手伝いをしたらお菓子をもらえるので、繰り返しお手伝いをする。
(組み合わせ)
A B C D
1 ア イ ウ エ
2 イ ア ウ エ →〇
3 イ エ ア ウ
4 ウ ア イ エ
5 ウ エ イ ア


R7後期:保育の心理学③

R7後期 保育の心理学 問3 次の文は、子どもの道徳性の発達に関する記述である。(a)~(c)の下線部分が適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
(a)アイゼンバーグ(Eisenberg, N.) →×によると、子どもの道徳的理解は他律的道徳性と自律的道徳性の2つの段階を通るとされる。結果による判断を行い、大人から伝わった規則を守ろうとする他律的道徳性の段階から、(b)動機による判断 →〇を行い、相手の意図や思いに気づくことができるようになる自律的道徳性の段階に移行する。
(c)コールバーグ(Kohlberg, L.) →〇は、モラルジレンマ課題を用いて、仲間や教師との対話の中で、道徳的葛藤や他者視点に立って考える経験が道徳判断の発達を促すことを示した。
(組み合わせ)
a b c
1 ○ ○ ○
2 ○ ○ ×
3 ○ × ○
4 × ○ ○ →〇
5 × × ×
正答:4


R7後期:保育の心理学④

R7後期 保育の心理学 問4 次のうち、社会情動的発達に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. ルイス(Lewis, M.)によれば、照れ、共感、恥、誇りなど、自己意識が発達することで生じる感情のことを、二次的感情という。 →〇
  2. 新生児において、他児の泣き声につられて泣き出す現象がみられる。これを情動伝染という。 →〇
  3. 生後間もない頃、うとうととまどろんでいる時にほほえんでいるようにみえることがある。これを社会的微笑という。 →×
  4. ヒトの赤ちゃんは、周囲の環境の中でも、とりわけ人からの刺激を好み、注意を向けるとされている。これを相貌的知覚という。 →×

(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × × →〇
2 ○ × ○ ○
3 ○ × ○ ×
4 × ○ × ○
5 × × ○ ○
正答:1


R7後期:保育の心理学⑤

R7後期 保育の心理学 問5 次の文は、言葉の発達に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  • 語彙の獲得の初期には、「ワンワン」という言葉を犬に似た特徴をもつ猫やきつねにも使用することがある。これを( A エ 語の過大般用/語彙拡張(over-extension))という。
  • 言語の機能の発達について、ヴィゴツキー(Vygotsky, L.S.)は、思考の道具としての言語を( B オ 内言)と呼んだ。
  • 身近な事象の因果関係に気づいたり、物事の仕組みに興味をもったりするようになると、「どうして?」「なんで?」などと尋ねるようになる。この時期を( C キ 第二質問期)という。
  • 就学後は、先生やクラスの友達の前で発表したり、作文を書いたりするなどの活動が本格的に始まる。そのような場で用いる言葉を( D イ 二次的ことば)と呼ぶ。

【語群】
ア 外言 イ 二次的ことば ウ 第一質問期 エ 語の過大般用/語彙拡張(over-extension)
オ 内言 カ 一次的ことば キ 第二質問期 ク 語の過小般用/語彙縮小(over-restriction)
(組み合わせ)
A B C D
1 エ ア ウ イ
2 エ ア キ カ
3 エ オ キ イ →〇
4 ク ア ウ カ
5 ク オ キ イ
正答:3


R7後期:保育の心理学⑥

R7後期 保育の心理学 問6 次のうち、記憶に関する記述として、適切なものを2つ選びなさい。

  1. 模倣の中でも、以前に観察した行動を一定時間を経てから再現することを、延滞模倣という。 →〇
  2. 手続き記憶とは、過去の個人的体験に基づいた出来事についての記憶であり、時間や場所といった文脈を伴う。 →×
  3. 記憶しなければならない言葉を声に出して何回も繰り返す記憶方略を、ミラリングという。 →×
  4. 一般的な事実や概念に関する記憶である意味記憶は、短期記憶に分類される。 →×
  5. ワーキングメモリとは、何らかの認知的な活動を行いながら、そのために必要な情報を一時的に保持する働きを支える記憶能力である。 →〇

正答:1,5


R7後期:保育の心理学⑦

R7後期 保育の心理学 問7 次の文は、子どもの認知活動に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
目標を達成するために、自分の遂行していることがうまくいっているかを確認する( A モニタリング)と、不備が生じている場合にその行動を修正・調整するコントロールという働きが生じる。これらの過程やそれに伴う感覚・感情、評価や調節に使用するために認識された知識を総称して( B メタ認知)と呼ぶ。( B )は、( C 幼児期後半)頃から徐々に発達し、次第に自分の思考を振り返ることが可能となる。
こうした力は学校教育における学習で求められ、例えば、自分で検算して間違いを見いだすことができるようになると、計算することが面白くなるといった( D 内発的動機づけ)に結びついていく。
(組み合わせ)
A BC D
1 シフティング スクリプト 幼児期後半 外発的動機づけ
2 シフティング メタ認知 学童期後半 内発的動機づけ
3 モニタリング スクリプト 学童期後半 内発的動機づけ
4 モニタリング メタ認知 幼児期後半 内発的動機づけ →〇
5 モニタリング スクリプト 幼児期後半 外発的動機づけ
正答:4


R7後期:保育の心理学⑧

R7後期 保育の心理学 問8 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
5歳児クラスにおいて8人の子どもがケイドロ(警察役が泥棒役を捕まえる鬼ごっこ)をしてい。3人が警察役に、5人が泥棒役になり、しばらくは楽しそうに遊んでいたのだが、S君が座り込んで泣き出した。通りかかったF君がS君に「どうしたの?」と聞くが、何も答えず泣いていた。S君の頭をなでたり、隣に座って慰めたりしている子どももいた。
遠くでその様子を見守っていたW保育士がそばに行くと、一緒に遊んでいたY君が状況を話し出した。遊んでいるうちに警察役をしていた2人が別の遊びに行ったので、警察役がS君1人になってしまい、S君が警察役はいやだと言って泣き出したとのことだった。
【設問】
次のうち、W保育士の対応として、適切なものの組み合わせを1つ選びなさい。

  1. S君や他児の話を聞き、S君が泣いた理由について他児が気づくきっかけを作る。 →〇
  2. 泥棒役の子どもに、警察役を順番にやるよう指示する。 →×
  3. どうしたらよいのかを子どもたちが話し合えるよう、基本的には見守りつつ、必要に応じて発言を促したり、話を整理したりする。 →〇
  4. 警察役はいやだと言って泣き出したことについて、S君を注意する。 →×

(組み合わせ)
1 A B
2 A C →〇
3 B C
4 B D
5 C D
正答:2


R7後期:保育の心理学⑨

R7後期 保育の心理学 問9 次のうち、子どもが行う共同注意の例として、不適切なものを1つ選びなさい。

  1. 初めて出会う対象に接した際に、大人の表情や反応を手がかりにして、行動を決定する。 →〇
  2. 大人が自分に向かって「いないいないばあ」と言いながら両手で顔を隠してから顔を見せる動作をしている様子を見る。 →×
  3. 自分が持っている興味のあるものを他者に手渡す。 →〇
  4. 「○○はどれ?」という質問に、指さしで応える。 →〇
  5. 他者の視線の先にある対象に視線を向ける。 →〇

正答:2


R7後期:保育の心理学⑩

R7後期 保育の心理学 問 10 次のうち、社会的発達に関する記述として、適切なものを1つ選びなさい。

  1. 幼児期後期になると、役割分担をしながら共通の目的に向かって協力して遊ぶ、連合遊びがみられるようになる。 →×
  2. 子どもと養育者との関わりの中で作り上げられる、他者や対人関係一般に対するシミュレーションのための認知的なモデルを、ボウルビィ(Bowlby, J.)はトランザクショナルモデルと呼んだ。 →×
  3. 気に入らない他児を仲間外れにする、悪いうわさ話を流すなどの行為は、フェーディングと呼ばれ、仲間関係を操作することによって相手を攻撃することをさす。 →×
  4. 幼児期の子どもの自己評価が肯定的である理由の一つとして、社会的比較によって客観的かつ正確に能力を認識して、自己を評価することが難しいことが挙げられる。 →〇
  5. 向社会的行動とは、他者に利益をもたらす愛他的な動機に基づく行動であり、利己的な動機に基づく行動は含まれない。 →×

正答:4


R7後期:保育の心理学⑪

R7後期 保育の心理学 問 11 次のうち、青年期における発達に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. マーシア(Marcia, J.E.)のアイデンティティ・ステイタスのうち、例えば職業の選択について、自分の関心や特徴をもとにして様々な選択肢を検討した上で一つの職業を選び、その選択にしっかりと関わっている状態を達成といい、職業について検討も選択もまだ経験していない状態をモラトリアムという。 →×
  2. 共通点・類似性だけではなく異質性も認め、互いの意見を率直にぶつけ合えるような関係を特徴とした仲間集団である、チャムグループがみられる。 →×
  3. 時間的展望が発達し、未来や過去への広がりが拡大して長期的な見通しがもてるようになると同時に、未来をより現実に即した形で捉えるようになる。 →〇
  4. 様々な社会的役割を試行錯誤する経験を通して、自分自身がそれに親和的かどうか、価値観や好みなどと照らし合わせるようになる。これを役割実験という。 →〇

(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × ×
2 ○ × ○ ○
3 ○ × × ×
4 × ○ × ○
5 × × ○ ○ →〇
正答:5


R7後期:保育の心理学⑫

R7後期 保育の心理学 問 12 次のうち、高齢期における心理的適応に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. コンボイモデルでは、個人を中心とした同心円によって対人関係を表す。高齢期には、社会的役割の喪失や生活圏の縮小により、同心円の中心付近にある社会的関係の重要性がより高まる。 →〇
  2. フレイルとは、高齢期以降の心身や環境の変化にうまく適応した状態やプロセスを表す概念である。 →×
  3. バルテス(Baltes, P.B.)によれば、人は自分の生理的機能の低下による日常生活への影響を補うために、生活を選択し、そのために自分がもっている機能を最大限に活かした方略をとることで、適応していくことができる。 →〇
  4. エリクソン(Erikson, E.H.)によれば、高齢期における心理社会的危機は「統合 対 孤独」であり、統合の感覚が孤独を上回ると、人生を受容することができ、死の不安から解放される。 →×

(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × ×
2 ○ × ○ ○
3 ○ × ○ × →〇
4 × ○ × ○
5 × × × ○
正答:3


R7後期:保育の心理学⑬

R7後期 保育の心理学 問 13 次のうち、子育て家庭の現状と課題に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 「令和3年社会生活基本調査」(総務省)によると、6歳未満の子どもをもつ世帯においては、過去 20 年間の夫の家事時間および育児時間は減少傾向にある。 →×
  2. 「男女共同参画社会に関する世論調査(令和4年 11 月調査)」(内閣府)によれば、「女性が職業をもつことに対する意識」として、男女問わず全世代において、「こどもができたら職業をやめ、大きくなったら再び職業をもつ方がよい」を選択した割合が最も大きかった。 →×
  3. 「第 16 回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」(2023 年8月 国立社会保障・人口問題研究所)によれば、理想の数の子どもをもたない理由として、最も大きいのは経済的問題である。 →〇
  4. 家庭役割と仕事役割との間で、一方の役割における状況や経験が、他方の役割における状況や経験に影響を及ぼすことを、エンハンシング効果という。 →×

(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ○
3 × ○ × ○
4 × × ○ ○
5 × × ○ × →〇
正答:5


R7後期:保育の心理学⑭

R7後期 保育の心理学 問 14 次のうち、出産後のメンタルヘルスに関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. マタニティ・ブルーズは、出産直後から現れる一過性の精神状態で、産後うつ病は、出産後およそ数週間から数か月以内に発症するといわれる精神疾患である。 →〇
  2. 産後うつ病の症状では、気分が落ち込む、何をしても楽しめない、眠れない、食欲がない、疲れやすいなどの症状のほか、子どもに対して罪悪感をもつ、子どもに興味がもてずかわいく思えないといった症状が出ることもある。 →〇
  3. マタニティ・ブルーズの症状では、妄想、幻覚、興奮、錯乱状態がみられる。 →×
  4. 産後うつ病やマタニティ・ブルーズの症状は、母親のみに生じ、父親に生じることはない。 →×

(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × ○
2 ○ ○ × × →〇
3 ○ × ○ ○
4 × ○ ○ ×
5 × × ○ ○
正答:2


R7後期:保育の心理学⑮

R7後期 保育の心理学 問 15 次の文は、子どもの貧困に関する記述である。(a)~(d)の下線部分が正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
最低限必要とされる食料と食料以外のものが購入できるだけの所得または支出水準に達していない、人間として最低限の生存を維持することが困難な状態を、(a)相対的貧困 →×という。「2022(令和4)年国民生活基礎調査の概況」(厚生労働省)によると、子ども(17 歳以下)がいる現役世帯(世帯主が 18 歳以上 65 歳未満の世帯)のうち、(b)大人が1人の世帯の貧困率は3割に満たない →×。困窮度が高まることによって、親は生活に余裕がなくなり、子どもと向き合ったり触れ合ったりする機会の減少を招きやすい。その結果、(c)子どもの心身の健康状態の悪化につながるリスクが高まる →〇
また、子どもの頃の貧困が大人になっても解消されず、次の世代の子どもも継続して貧困状態におかれることもある。これを、(d)「貧困の世代的再生産(世代間連鎖)」 →〇という。
(組み合わせ)
a b c d
1 ○ ○ × ○
2 ○ × ○ ×
3 × ○ ○ ×
4 × ○ × ○
5 × × ○ ○ →〇
正答:5


R7後期:保育の心理学⑯

R7後期 保育の心理学 問 16 次のうち、幼児期にみられる「さかな」を「チャカナ」と言うなどの発音に関する記述として、適切なものを3つ選びなさい。

  1. 原因として、構音器官の構造上の問題、構音器官の運動機能の問題、聴覚の問題、環境要因などが考えられる。 →〇
  2. 保育士は、発音について指摘をして、正しい発音で話すよう言い直しをさせる。 →×
  3. 保育士は、聞き取れない時に、わかるまで繰り返し聞き直す。 →×
  4. 保育士は、発音についての友達からの指摘の有無や、本人の反応に気をつけて観察する。 →〇
  5. 保育士は、噛む・吹く・吸う・舌を動かすなどの活動を積極的に取り入れるよう工夫する。 →〇

正答:1,4,5


R7後期:保育の心理学⑰

R7後期 保育の心理学 問 17 次のうち、子どもの発達のアセスメントに関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. アセスメントの対象には、子どもの能力や特性のみでなく、子どもを取り巻く環境も含まれる。 →〇
  2. 検査用具を用いて実際に子どもに実施する発達検査には、津守式乳幼児精神発達診断法や、KIDS 乳幼児発達スケールがある。 →×
  3. 子どもの理解にあたっては、聞き取り、行動観察、検査などから得られた多様な情報を統合して解釈することが重要となる。 →〇

(組み合わせ)
A B C
1 ○ ○ ○
2 ○ ○ ×
3 ○ × ○ →〇
4 × ○ ×
5 × × ○
正答:3


R7後期:保育の心理学⑱

R7後期 保育の心理学 問 18 次の文は、子どもの遊びを支える力に関する記述である。A~Dを表す語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 葉っぱをお皿に、砂をごはんに見立てて遊ぶ。 →〇イ 象徴機能
  2. まだ文字を書けない子どもが、自分の名前を書いているつもりで文字のようなものを書く。 →〇ウ プレリテラシー
  3. 友達の立場になって、友達が泣いている理由を考える。 →〇エ 役割取得
  4. 他児が使っているおもちゃを使いたいときに、「貸して」と言う。 →〇ク 自己主張

【語群】
ア 自己中心性        イ 象徴機能  ウ プレリテラシー  エ 役割取得
オ メタコミュニケーション  カ 多重役割  キ 素朴理論     ク 自己主張
(組み合わせ)
A B C D
1 ア ウ エ キ
2 ア オ カ ク
3 イ ウ エ ク →〇
4 イ オ カ キ
5 イ オ カ ク
正答:3


R7後期:保育の心理学⑲

R7後期 保育の心理学 問 19 次のうち、保育における子どもの発達課題や援助に関する記述として、適切なものを2つ選びなさい。

  1. 個人差には、他児と比較したときに明らかになる個人内差と、その子ども自身の能力や興味の差である個人間差があり、いずれも子どもにとっての発達課題として捉えられる。 →×
  2. 乳幼児期を通して育つ「資質・能力」が具体化された、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は、卒園を迎える年度の後半に見られるようになる姿であるものの、到達すべき目標ではない。 →〇
  3. 個別の指導計画においては、各年齢における発達課題を基に保育の内容を考えていくことが基本となる。 →×
  4. 発達期待は文化によって異なるため、外国籍家庭や外国にルーツをもつ家庭に対しては、日本の文化における発達期待を伝え、受け入れてもらうことを重視した関わりが求められる。 →×
  5. 発達の最近接領域は、個人によって異なるため、保育士は一人一人の子どもの発達しつつある過程を捉え、援助を考えていくことが重要である。 →〇

正答:2,5


R7後期:保育の心理学⑳

R7後期 保育の心理学 問 20 次のうち、子どもへの心理的虐待の記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 子どもが大切にしているものを、親が傷つけたり捨てたりするとおどす。 →〇
  2. 子どもの前で父親が母親に暴力をふるう。 →〇
  3. 子どもに自分自身を傷つけるよう強要する。 →〇
  4. 子どもに他者の性的満足をもたらす行為に関わらせる。 →×

(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ ○ × →〇
2 ○ × ○ ×
3 ○ × × ○
4 × ○ × ○
5 × × ○ ×
正答:1