R3前期 子ども家庭福祉 問 18・問 19
次の【事例】を読んで、問 18・問 19 に答えなさい。
【事例】
X保育所で5歳児クラスを担当しているY保育士は、送迎時にクラスのZ君の母親の表情が暗く、Z君へのきつい対応が気になっていた。母親に何度か声をかけたが「大丈夫です」と答えるばかりだったので、しばらく様子を見守っていた。ある日、改めてZ君の母親に声をかけると、母親は突然泣き出した。Y保育士が別室に案内し、落ち着いた後、主任保育士とともに話を聞いたところ、深刻な表情で「半年ほど前から夫からのひどい暴言が続き、たまに暴力も受けている。子どもに対する暴言・暴力はないが、離婚を考えている。でも、怖くて夫に言い出せない。」と話した。
問 18 次の文のうち、Y保育士の対応として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 公平な判断のためにZ君の父親の話も聞く必要があるので、後日父親を連れて保育所に来るように説得する。 →×
- 今後もいつでも相談に乗る旨を伝え、担当と主任保育士だけでなく保育所全体で支援できるよう、職員間で情報を共有し、職員全員でZ君と母親の支援を図る。 →〇
- Z君には両親が必要なので離婚をするのではなく、夫婦で十分に話し合うことを提案する。 →×
- Z君の母親の不安や夫に対する恐怖などの気持ちを受け止める。 →〇
正答:3 × ○ × ○
R3前期 子ども家庭福祉 問 19
次のうち、保育所がZ君の母親に紹介、あるいは仲介する社会資源として最も適切なものを一つ選びなさい。
- 児童センター
- 地域活動支援センター
- 地域包括支援センター
- 婦人相談所 →〇
- 母子・父子福祉センター
正答:4