R6前子ども家庭福祉一覧

R6前期:子ども家庭福祉①

R6前期 子ども家庭福祉 問1 次のうち、「児童福祉法」に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 乳児とは、満1歳に満たない者をいう。 →〇
  2. 幼児とは、満1歳から、小学校就学の始期に達するまでの者をいう。 →〇
  3. 少年とは、小学校就学の始期から、満 20 歳に達するまでの者をいう。 →×
  4. 妊産婦とは、妊娠中又は出産後2年以内の女子をいう。 →×

正当:2 ○ ○ × ×


R6前期:子ども家庭福祉②

R6前期 子ども家庭福祉 問2 次のA~Eは、児童の権利に関する歴史的事項である。これらを年代の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 児童の権利に関するジュネーブ宣言の採択
B 国際児童年を宣言
C 世界人権宣言の採択
D 児童の権利に関する条約の採択
E 児童の権利に関する宣言の採択
(組み合わせ)
1 A→B→C→E→D
2 A→C→E→B→D →〇
3 C→A→E→D→B
4 C→E→D→A→B
5 E→A→B→D→C
正当:2


R6前期:子ども家庭福祉③

R6前期 子ども家庭福祉 問3 次のうち、放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)に関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。

  1. 放課後児童健全育成事業者は、運営の内容について、自ら評価を行い、その結果を公表するよう努めなければならない。 →〇
  2. 放課後児童健全育成事業者の職員は、正当な理由がなく、その業務上知り得た利用者又はその家族の秘密を漏らしてはならない。 →〇
  3. 放課後児童健全育成事業に携わる放課後児童支援員は、保育士資格を有していなければならない。 →×
  4. 厚生労働省が公表した「令和4年(2022 年)放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況(令和4年(2022 年)5月1日現在)」によると、登録児童数が 1,392,158 人となり、過去最高値となっている。 →〇
  5. 厚生労働省が公表した「令和4年(2022 年)放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況(令和4年(2022 年)5月1日現在)」によると、当該事業を利用できなかったいわゆる待機児童数は前年に比べ増加したことが報告されている。 →〇

正当:3


R6前期:子ども家庭福祉④

R6前期 子ども家庭福祉 問4 次のうち、人物と関連の深い事項の組み合わせとして、適切なものを一つ選びなさい。

  1. バーナード(Barnardo, T.J.) ――― ハル・ハウス →×
  2. 石井十次 ――――――――――  岡山孤児院 →〇
  3. 留岡幸助 ――――――――――  池上感化院 →×
  4. エレン・ケイ(Key, E.) ――――  『児童の世紀』 →〇

(組み合わせ)
1 A B
2 A C
3 B C
4 B D →〇
5 C D
正当:4


R6前期:子ども家庭福祉⑤

R6前期 子ども家庭福祉 問5 次の文は、「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律」の第1条である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
この法律は、児童に対する性的( A  →〇搾取)及び性的虐待が児童の権利を著しく侵害することの重大性に鑑み、あわせて児童の権利の擁護に関する( B  →〇国際的)動向を踏まえ、児童買春、児童ポルノに係る行為等を規制し、及びこれらの行為等を処罰するとともに、これらの行為等により( C  →〇心身)に有害な影響を受けた児童の保護のための措置等を定めることにより、児童の権利を擁護することを目的とする。
(組み合わせ)
   A    B    C
1 搾取  国際的  心身 →〇
2 強要  教育的  精神
3 暴力  教育的  発達
4 暴力  道徳的  心身
5 搾取  国際的  発達
正当:1


R6前期:子ども家庭福祉⑥

R6前期 子ども家庭福祉 問6 次のうち、子ども家庭福祉の専門職についての記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 家庭相談員は、福祉事務所の家庭児童相談室に配置されている。 →〇
  2. 母子・父子自立支援員は、配偶者のない者で現に児童を扶養しているもの及び寡婦に対して、相談に応じている。 →〇
  3. 児童委員は、児童相談所に配置され、子どもの保護や福祉に関する相談に応じている。 →×
  4. 児童福祉司は、精神保健福祉士や公認心理師からも任用することができる。 →〇

正当:1 ○ ○ × ○


R6前期:子ども家庭福祉⑦

R6前期 子ども家庭福祉 問7 次の文は、「児童虐待の防止等に関する法律」第 14 条の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
児童の( A  →〇親権)を行う者は、児童のしつけに際して、児童の( B  →〇人格)を尊重するとともに、その年齢及び発達の程度に配慮しなければならず、かつ、( C  →〇体罰)その他の児童の心身の健全な発達に有害な影響を及ぼす言動をしてはならない。
(組み合わせ)
   A   B   C
1 親権  権利  体罰
2 親権  人格  懲戒
3 親権  人格  体罰 →〇
4 養育  権利  体罰
5 養育  人格  懲戒
正当:3


R6前期:子ども家庭福祉⑧

R6前期 子ども家庭福祉 問8 次のうち、若者のための支援に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 地域若者サポートステーションは、就労に向けた支援を行う機関であるため、18 歳未満の児童は対象外である。 →×
  2. 「ヤングケアラー」とは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どものことをいう。 →〇
  3. ひきこもり地域支援センターは、ひきこもりに特化した専門的な相談窓口として、都道府県及び指定都市に設置されている。 →〇
  4. 社会的養護自立支援事業は、社会的養護の措置解除後、個々の状況に応じて引き続き必要な支援を提供するものである。 →〇

正当:3 × ○ ○ ○


R6前期:子ども家庭福祉⑨

R6前期 子ども家庭福祉 問9 次のうち、「児童養護施設入所児童等調査の概要(平成 30 年2月1日現在)」(厚生労働省)における児童福祉施設等に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 児童養護施設に入所している児童の入所時の年齢で最も多いのは、6歳である。 →×
  2. 入所(措置)児童数が最も多いのは児童養護施設であるが、次に多いのは乳児院である。 →×
  3. 被虐待経験がある児童が入所している割合が最も高いのは児童心理治療施設である。 →〇
  4. 児童養護施設・児童心理治療施設・児童自立支援施設・自立援助ホーム入所児童の、入所時の保護者の状況が両親又は一人親ありの児童では「実父母有」が最も多いが、乳児院は「実母のみ」が最も多い。 →×

正当:5 × × ○ ×


R6前期:子ども家庭福祉⑩

R6前期 子ども家庭福祉 問 10 次の文は、「児童館ガイドライン」(平成 30 年 10 月1日 厚生労働省)の一部である。
( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
児童館は、子どもの( A  →〇遊び)の拠点と居場所となることを通して、その活動の様子から、必要に応じて家庭や地域の子育て環境の( B  →〇調整)を図ることによって、子どもの安定した日常の生活を支援することが大切である。
児童館が子どもにとって日常の安定した生活の場になるためには、最初に児童館を訪れた子どもが「来てよかった」と思え、利用している子どもがそこに自分の求めている場や活動があって、必要な場合には援助があることを実感できるようになっていることが必要となる。そのため、児童館では、訪れる子どもの( C  →〇心理と状況)に気付き、子どもと信頼関係を築く必要がある。
(組み合わせ)
   A   B      C
1 遊び  構築  衣服の汚れなど
2 遊び  調整   心理と状況 →〇
3 学び  構築  衣服の汚れなど
4 学び  調整   不審な言動
5 遊び  構築   心理と状況
正当:2


R6前期:子ども家庭福祉⑪

R6前期 子ども家庭福祉 問 11 次のうち、「令和3年度雇用均等基本調査」(2022(令和4)年 厚生労働省)の育児休業に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 2021(令和3)年度の女性の育児休業取得率は、90%を超えている。 →×
  2. 2021(令和3)年度の男性の育児休業の取得期間は、「12 か月~ 18 か月未満」が最も多くなっている。 →×
  3. 2021(令和3)年度の女性の有期契約労働者の育児休業取得率は、50%以下である。 →×
  4. 2020(令和2)年4月1日から 2021(令和3)年3月 31 日までの1年間に育児休業を終了し、復職予定であった女性のうち、実際に復職した者の割合は 90%を超えている。 →〇

正当:5 × × × ○


R6前期:子ども家庭福祉⑫

R6前期 子ども家庭福祉 問 12 次のうち、「産前・産後サポート事業ガイドライン 産後ケア事業ガイドライン」(令和2年8月 厚生労働省)の産後ケア事業に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 実施主体は市町村で、産後ケア事業の趣旨を理解し、適切な実施が期待できる団体等に事業の全部又は一部を委託することができる。 →〇
  2. 対象者は、当該自治体に住民票のある産婦に限られる。 →×
  3. 実施担当者は、原則医師を中心とした実施体制とする。 →×
  4. 事業の種類は、短期入所(ショートステイ)型、通所(デイサービス)型、居宅訪問(アウトリーチ)型である。 →〇

正当:3 ○ × × ○


R6前期:子ども家庭福祉⑬

R6前期 子ども家庭福祉 問 13 次のうち、放課後等デイサービス事業に関する記述として、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 放課後等デイサービス事業は、小学校に就学している児童であって、その保護者が労働等により昼間家庭にいないものに、授業の終了後に児童厚生施設等の施設を利用して適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図る事業である。 →×
  2. 放課後等デイサービス事業所数は、2021(令和3)年は、2020(令和2)年から比べて減少している。 →×
  3. 機能訓練を行う場合には機能訓練担当職員を置かなければならない。 →〇
  4. 子どもに必要な支援を行う上で、学校との役割分担を明確にし、連携を積極的に図る必要がある。 →〇

(組み合わせ)
1 A B
2 A C
3 B C
4 B D
5 C D →〇
正当:5


R6前期:子ども家庭福祉⑭

R6前期 子ども家庭福祉 問 14 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
T保育所のS保育士は、N君(5歳、男児)の担当をしている。N君は父親、兄(9歳、小学4年生、男児)、父方祖母と4人で暮らしている。父親は夜遅くまで仕事をしており、父方祖母がN君と兄の面倒を見ている。最近、父方祖母が入院してしまい、父と兄がN君のT保育所への送り迎えをしている。父が仕事の時は、22 時頃まできょうだいだけで留守番をしており、夕飯を食べないで寝てしまうこともあるらしい。S保育士は、兄が迎えに来た時、N君が兄の言うことを聞かないため、兄がN君の腕をつねっている場面を目撃した。
【設問】
次のうち、S保育士の対応として、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 兄にN君の腕をつねるのは虐待行為なのでやめるようにきつく注意をする。 →×
  2. 兄がN君を虐待しているので児童相談所に通告するよう兄の学校に要請する。 →×
  3. 送迎時、兄に声をかけ、N君や家のことで困ったことがないか尋ね、兄の気持ちに寄り添う。 →〇
  4. N君と兄の養育状況が心配であると保育所長に相談し、要保護児童対策地域協議会担当者に連絡する。 →〇
  5. 父親に兄がN君を虐待しているので指導するよう伝える。  →×

(組み合わせ)
1 A B
2 B D
3 B E
4 C D →〇
5 C E
正当:4


R6前期:子ども家庭福祉⑮

R6前期 子ども家庭福祉 問 15 次の文は、「子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第 18 次報告)」(2022(令和4)年9月 厚生労働省)の 2020(令和2)年4月から 2021(令和3)年3月までの1年間の死亡事例についての記述である。適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「心中以外の虐待死」と、「心中による虐待死」を比較すると「心中による虐待死」の方が多い。 →×
  2. 「心中以外の虐待死」で、加害者で最も多いのは「実母」である。 →〇
  3. 「心中以外の虐待死」で、最も多い子どもの年齢は「3歳」である。 →×
  4. 「心中による虐待死」における加害の動機(背景)は、「保護者自身の精神疾患、精神不安」が最も多い。 →〇

(組み合わせ)
1 A B
2 A C
3 B C
4 B D →〇
5 C D
正当:4


R6前期:子ども家庭福祉⑯

R6前期 子ども家庭福祉 問 16 次の図は、令和4年の保育所等の施設・事業数である。( A )~( C )にあてはまる施設名・事業名の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
図 保育所等数

出典:「保育所等関連状況取りまとめ(令和4年4月1日)」(令和4年 厚生労働省)
(組み合わせ)
ABC
1 特定地域型保育事業 幼保連携型認定こども園 幼稚園型認定こども園等 →〇
2 幼稚園型認定こども園等 幼保連携型認定こども園 特定地域型保育事業
3 特定地域型保育事業 幼稚園型認定こども園等 幼保連携型認定こども園
4 幼保連携型認定こども園 特定地域型保育事業 幼稚園型認定こども園等
5 幼保連携型認定こども園 幼稚園型認定こども園等 特定地域型保育事業
正当:1


R6前期:子ども家庭福祉⑰

R6前期 子ども家庭福祉 問 17 次のうち、子育て支援に関する記述として、「保育所保育指針」に照らし、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育所における保護者に対する子育て支援は、子どもの最善の利益を念頭に置きながら、保育と密接に関連して展開されるところに特徴があることを理解して行う必要がある。 →〇
  2. 保護者自身の主体性、自己決定を尊重することが子育て支援の基本となる。 →〇
  3. 子育て支援に当たり保育士等は、保護者に対する指導的態度が求められる。 →×
  4. 保育者と保護者の援助関係は、安心して話をすることができる状態が保障されていること、プライバシーの保護や守秘義務が前提となる。 →〇

正当:2 ○ ○ × ○


R6前期:子ども家庭福祉⑱

R6前期 子ども家庭福祉 問 18 次の文は、「令和3年度 全国ひとり親世帯等調査結果報告」(2022(令和4)年 厚生労働省)に示された 2021(令和3)年 11 月1日現在のひとり親世帯の状況についての記述である。適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 母子世帯になった理由別の構成割合をみると、離婚などの「生別」が全体の約9割を占めている。 →〇
  2. 調査時点の父子世帯の父の 88.1%が就業しており、このうち「正規の職員・従業員」が 48.8%と最も多く、次いで「パート・アルバイト等」が 38.8%となっている。 →×
  3. ひとり親世帯になった時の末子の年齢をみると、母子世帯では平均年齢が 4.6 歳となっている。一方、父子世帯では平均年齢は 7.2 歳となっており、母子世帯の方が末子の年齢が低いうちにひとり親世帯になっている。 →〇
  4. 母子世帯の母自身の 2020(令和2)年の平均年間収入は約 520 万円、母自身の平均年間就労収入は約 500 万円となっている。 →×
  5. 養育費の取り決めについて、ひとり親世帯になってからの年数が短い方が、「取り決めをしている」と回答した世帯の割合が高い傾向となっている。 →〇

正当:3 ○ × ○ × ○


R6前期:子ども家庭福祉⑲

R6前期 子ども家庭福祉 問 19 次のうち、養育支援訪問事業の事業内容として、誤ったものを一つ選びなさい。

  1. 若年の養育者に対する育児相談・支援 →〇
  2. 児童養護施設等の退所後、アフターケアを必要とする児童の家庭等に対する養育相談・支援 →〇
  3. 出産後間もない時期の養育者の育児不安の解消や養育技術に関する相談・支援 →〇
  4. 産褥期の母子に対する育児支援や簡単な家事等の援助 →〇
  5. 障害児に対する療育・栄養指導 →×

正当:5


R6前期:子ども家庭福祉⑳

R6前期 子ども家庭福祉 問 20 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
H保育所では、週に1回園庭開放と子育て相談を実施している。そこに母親のMさんとK君(2歳、男児)が何度かやってきて園庭開放を利用している。園庭開放を担当するN保育士は、K君が他の子どもと関わらずに、園庭の隅で耳を塞いでじっと座っている姿が多いことが気になっていた。
ある日、N保育士がMさんに声をかけ、話を始めた。子育てのことに話が及ぶと、1歳6か月児健診の時に、Mさんが保健師にK君の発達の遅れについて相談すると、保健師に「様子を見ましょう」と言われたことを教えてくれた。
【設問】
次のうち、N保育士の対応として、適切なものを一つ選びなさい。

  1. MさんにK君の発達障害の可能性を伝え、すぐに療育手帳の取得を勧める。 →×
  2. Mさんの話を傾聴し、母親のK君の発達の遅れに対する不安を受け止める。 →〇
  3. 他の子どもと遊ぶよう、K君の手を引っ張って集団の中に連れていく。 →×
  4. 「発達に関することは分からない」と言ってMさんの相談をさえぎる。 →×
  5. 「発達の遅れの心配はないですよ」とMさんを励ます。 →×

正当:2