子どもの保健一覧

R5前期:子どもの保健①

R5前期 子どもの保健 問1 次の文は、「保育所保育指針」第3章「健康及び安全」の(2)「健康増進」の一部である。
( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
子どもの心身の健康状態や( A  疾病)等の把握のために、( B 嘱託医 )等により定期的に( C 健康診断 )を行い、その結果を記録し、保育に活用するとともに、( D 保護者 )が子どもの状態を理解し、日常生活に活用できるようにすること。
(組み合わせ)
   A    B     C     D
1 疲労  嘱託医  家庭調査  保育者
2 疲労  主治医  家庭調査  保護者
3 疲労  嘱託医  健康診断  保育者
4 疾病  主治医  家庭調査  保護者
5 疾病  嘱託医  健康診断  保護者 →〇
正答:5


R5前期:子どもの保健②

R5前期 子どもの保健 問2 次のうち、糖尿病に関する記述として、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 糖が尿中に出る病気を糖尿病といい、尿検査によって診断される。 →×
  2. 糖尿病は過食が原因であり、子どもには稀な疾患である。 →×
  3. 糖尿病は、ステロイドホルモンの分泌異常が主な原因である。 →×
  4. 糖尿病の原因となっている臓器は、腎臓である。 →×
  5. 糖尿病が悪化すると、失明、腎不全、神経症などを起こす。 →〇

正答:5


R5前期:子どもの保健③

R5前期 子どもの保健 問3 次の文は、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の4「保育の実施に関して留意すべき事項」(3)「家庭及び地域社会との連携」である。(a)~(c)の下線部分が正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
子どもの生活の(a →〇)連続性を踏まえ、家庭及び地域社会と連携して保育が展開されるよう配慮すること。その際、家庭や地域の機関及び団体の協力を得て、地域の(b →〇)自然、高齢者や異年齢の子ども等を含む人材、行事、施設等の地域の資源を積極的に活用し、(c →〇)豊かな生活体験をはじめ保育内容の充実が図られるよう配慮すること。
正答:1 ○ ○ ○


R5前期:子どもの保健④

R5前期 子どもの保健 問4 次の文は、小児期の歯科保健に関する記述である。不適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 乳歯の生える順序は、下あごの前歯が最初に生えることが多いが、上あごからの場合もあり、生える順序で心配する必要はない。 →〇
  2. むし歯予防や永久歯の萌出のために、乳歯の場合は歯と歯の間に多少のすき間が開いている方が望ましい。 →〇
  3. 食物を食べていない時の口中の酸度は pH6.5 ~ 7.0 くらいであるが、pH が上昇することにより、歯が侵されやすい状態になる。 →×
  4. むし歯の発生には、歯垢中の細菌の存在が要因としてあげられるが、咀しゃくや唾液流出の状態も関係している。 →〇
  5. 乳歯の多くは妊娠後期に形成を開始し、続いて石灰化が行われる。 →×

(組み合わせ)
1 A B
2 A E
3 B D
4 C D
5 C E →〇
正答:5


R5前期:子どもの保健⑤

R5前期 子どもの保健 問5 次の文は、乳児に起こりやすい事故に関する記述である。( A )~( F )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
6か月ごろの子どもは、( A  寝返り)をするため、ベッドに一人にしておくと( B  転落事故)が起きる。
8か月ごろになると( C お座り )ができるが、まだ安定していないため( D  後ろに転倒)し、ものに当たって( E  打撲事故)へと発展する。( F 睡眠中 )の事故としては、窒息のリスクに注意をする。
(組み合わせ)
    A     B     C      D      E     F
1  寝返り   打撲事故  ハイハイ  後ろに転倒  転落事故  移動中
2 ハイハイ  打撲事故   お座り   後ろに転倒  打撲事故  睡眠中
3  寝返り   転落事故  ハイハイ   前に転倒   打撲事故  睡眠中
4  寝返り   転落事故   お座り   後ろに転倒  打撲事故  睡眠中 →〇
5 ハイハイ  打撲事故   お座り   前に転倒   転落事故  移動中
正答:4


R5前期:子どもの保健⑥

R5前期 子どもの保健 問6 次のうち、乳幼児突然死症候群(SIDS)に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 生後3か月前後に多い。 →〇
  2. 予防のため、寝かせるときはうつぶせ寝にする。 →×
  3. 予防のため、同居の家族等がたばこを吸わないようにする。 →〇
  4. 保育所では、乳児部屋は保育者が常駐し、定期的に呼吸などをチェックする。 →〇
  5. 予防のためには、乳児の体を冷やさないように、衣類や布団を多めに使用する。 →×

正答:2 ○ × ○ ○ ×


R5前期:子どもの保健⑦

R5前期 子どもの保健 問7 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
発達に問題なく元気な児が6~7か月乳児健診を受けたところ、カウプ指数が 21 だった。自宅に帰り母が保育雑誌を読んでいるうちに、カウプ指数の数値が心配になり入所している保育所の保育士に相談した。ちなみに、母乳栄養の児である。
【設問】
次のうち、保育士の対応として、最も適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 太りすぎていて健康によくないので、1日に与える母乳の回数を制限するように指導した。 →×
  2. 母乳を減らして離乳食を増やし、カウプ指数が正常域内になることを目指すように指導した。 →×
  3. 乳児がやや太っていても、元気で発達も良好なら気にする必要はないと話した。 →〇
  4. 病院に行って栄養指導を受けるように勧めた。 →×
  5. この児のカウプ指数は正常域の中にあり、特に心配する必要がないことを説明した。 →×

正答:3


R5前期:子どもの保健⑧

R5前期 子どもの保健 問8 次の記述のうち、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもは新陳代謝が活発なので、体温は高めである。 →〇
  2. 子どもの血管壁は薄く硬化が少ないため、血圧は大人より高めである。 →×
  3. 体温は睡眠中の早朝が最も低く、夕方が最も高い。 →〇
  4. 体温は測定箇所で異なり、腋窩温は直腸温より高い。 →×

正答:2 ○ × ○ ×


R5前期:子どもの保健⑨

R5前期 子どもの保健 問9 次のうち、「てんかん」に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 乳幼児期から高齢期まで幅広く発症するが、3歳以下の発症が多い。 →〇
  2. 原因が不明なものもあり、ほとんど遺伝しない。 →〇
  3. てんかんは、熱性けいれんと同じくけいれん発作を主症状とするが、意識消失など、けいれんを伴わないものもある。 →〇
  4. 医師の指示があった場合は、保育所の行事への参加を制限する。 →〇
  5. 抗てんかん薬を長期的に服用する場合がある。 →〇

正答:1 ○ ○ ○ ○ ○


R5前期:子どもの保健⑩

R5前期 子どもの保健 問 10 次の文は、乳幼児への薬の飲ませ方の工夫に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 砂糖、シロップ、ココア、バニラなどの甘味料や香料を加えて飲ませる。 →〇
  2. コップ一杯のスポーツドリンクやお茶などの飲料に溶かして飲ませる。 →×
  3. 薬を飲んだ後、ミルクや水を飲ませる。 →〇
  4. 粉薬は少量のぬるま湯で練ってペースト状にし、上あご又は頬の内側にぬる。 →〇
  5. 粉薬はおよそ 10 ml のぬるま湯で溶かし、スポイト等でなるべく口の奥に入れる。 →〇

正答:2


R5前期:子どもの保健⑪

R5前期 子どもの保健 問 11 次のうち、保育施設における衛生管理に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 感染予防の観点から標準予防策は遵守するよう義務づけられている。 →×
  2. 希釈して使用する消毒薬は原液の濃度が異なり換算して作るため、毎週希釈しなおして常備する。 →×
  3. 簡易的砂場消毒法とは、天気の良い日に黒のビニール袋を、砂場を覆うようにシート状に1日中被せておくことである。 →〇
  4. プールの遊離残留塩素濃度を適切に保つため、毎時間水質検査を行う。 →〇
  5. 新しい動物を飼い始めるときには、2週間くらいの観察期間を設けて感染症を防止する。 →〇

正答:4 × × ○ ○ ○


R5前期:子どもの保健⑫

R5前期 子どもの保健 問 12 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
11 月のある朝、保育所に登園してきたW君が何となく元気がないように担当のM保育士は思い、W君の母に様子を聞いた。W君の母は「朝、食欲がなかったので、牛乳だけ飲んできた。でも平熱で、その他はいつも通りなので連れてきた。大丈夫だと思う」と答えたので預かることにした。W君のことに注意を払いながら一人で保育をしていたところ、午前中の室内遊びの途中で突然W君が嘔吐をした。
【設問】
次のうち、担当のM保育士のとる行動として、最も適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 他の児はそのままにしてW君のそばにすぐに行き、W君の介助及び嘔吐処理を行う。 →×
  2. 応援を頼み、他の児をすぐにその部屋から出し、W君の介助を行い他の部屋(保健室など)に連れていく。 →〇
  3. 他児への対応とW君の介助及び嘔吐処理を同時に行う。 →×
  4. すぐに隣の部屋に行き、保育士を呼び、W君の介助と他の児童の対応を分担して行う。 →×
  5. すぐに嘔吐処理用の一式を用意し、嘔吐処理を行ってからW君の介助を行う。 →×

正答:2


R5前期:子どもの保健⑬

R5前期 子どもの保健 問 13 次の文は、世界保健機関(WHO)憲章の前文にある健康の定義(官報訳)である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
健康とは、完全な( A  肉体的)、( B  精神的)及び( C  社会的)福祉の状態であり、単に( D 疾病 )又は病弱の存在しないことではない。
(組み合わせ)
   A    B    C    D
1 経済的  精神的  宗教的  障害
2 肉体的  精神的  社会的  疾病 →〇
3 精神的   霊的   経済的  障害
4 肉体的   霊的   社会的  疾病
5 肉体的  精神的  経済的  障害
正答:2


R5前期:子どもの保健⑭

R5前期 子どもの保健 問 14 次の【Ⅰ群】の病名と、【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
A A型肝炎
B B型肝炎
C ジフテリア
D ポリオ
【Ⅱ群】
ア 糞口感染で伝播する。発熱、倦怠感などに続いて血清トランスアミナーゼが上昇する。典型的な症例では黄疸、肝腫大、濃色尿、灰白色便などが認められる。 →〇A A型肝炎
イ 上気道粘膜疾患のひとつ。灰色がかった偽膜が形成され、気道が閉塞することもある。 →〇C ジフテリア
ウ 血液・体液を介して感染し、感染した時期、感染時の宿主の免疫能によって、一過性感染に終わるものと持続感染するものとに大別される。子どもへの感染は、母子感染が一般的である。 →〇B B型肝炎
エ 脊髄神経前角の運動神経核を侵すことで四肢を中心とする全身の筋肉の運動障害、いわゆる弛緩性麻痺(だらりとした麻痺)を起こす急性ウイルス感染症である。 →〇D ポリオ
(組み合わせ)
  A B C D
1 ア イ ウ エ
2 ア ウ イ エ →〇
3 イ ア ウ エ
4 イ ウ エ ア
5 ウ エ イ ア
正答:2


R5前期:子どもの保健⑮

R5前期 子どもの保健 問 15 次のうち、ワクチンに関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。

  1. 生後2か月になったら、定期接種として Hib(ヒブ)ワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチンの予防接種を受けることが重要であることを周知する。 →〇
  2. BCG は、標準接種期間の生後5か月から8か月までのできるだけ早い時期に接種することが勧められている。 →〇
  3. 水痘ワクチンは、1歳になったら3か月以上の間隔をあけて2回接種するのが重要である。 →〇
  4. 5歳児クラス(年長組)になったら、卒園までに麻しん風しん混合(MR)ワクチンの2回目の予防接種を受けることが重要であることを周知する。 →〇
  5. ロタウイルス感染症の予防接種は、任意接種であるが、感染力が強い疾患のため、発症する前に予防接種を受けることが重要であることを周知する。 →×

正答:5


R5前期:子どもの保健⑯

R5前期 子どもの保健 問 16 次の文は、「保育所保育指針」第3章「健康及び安全」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
保育所保育において、子どもの健康及び( A  安全の確保)は、子どもの( B  生命の保持)と( C  健やかな生活)の基本であり、一人一人の子どもの健康の保持及び増進並びに( A )とともに、保育所全体における健康及び( A )に努めることが重要となる。
(組み合わせ)
    A      B       C
1 安全の確保  道徳の向上   豊かな日常
2 安全の確保  生命の保持  健やかな生活 →〇
3 安心の保証  道徳の向上   豊かな日常
4 安全の確保  道徳の向上  健やかな生活
5 安心の保証  生命の保持  健やかな生活
正答:2


R5前期:子どもの保健⑰

R5前期 子どもの保健 問 17 次の文は、発育に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 出生時には頭囲は胸囲を上回るが、一般的には生後2歳には胸囲が頭囲よりはるかに大きくなる。
  2. 出生時の頭蓋骨は縫合部が閉鎖していないため、大泉門と小泉門が開いた状態であるが、大泉門は生後まもなく閉じる。
  3. 2歳未満の身長計測は仰臥位で行い、足蹠面(足のうらの面)を固定し、頭部に移動板を垂直に当てて目盛りを読み取る。
  4. 妊娠中の母親の喫煙本数が多いと出生体重は軽くなるが、父親や同居人の喫煙と出生体重との間にも同様の関連がみられる。
  5. 出生後に肺呼吸が開始されると、心臓・血管系に、卵円孔やボタロー静脈管の閉鎖などの解剖学的変化が認められる。

(組み合わせ)
1 A C
2 A D
3 B D
4 B E
5 C E
正答:全 選択肢Aに明確さを欠いた表現があるため、受験者全員を正解とします。


R5前期:子どもの保健⑱

R5前期 子どもの保健 問 18 次のうち、乳幼児の身体測定に関する記述として、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 乳幼児の体重測定を行う場合は、授乳時間や食事に関係なく測定する。 →×
  2. 身長については、2歳以上の児は立位で計測し、1mm 単位まで計測する。 →〇
  3. 乳幼児の体重測定の際は、必ず全裸にして測定する。 →×
  4. 頭囲を測定する際は、正確に測定する必要があるため、乳児の場合は必ず寝ているときに測定する。 →×
  5. 胸囲を測定する際は、体軸に垂直な平面内にある巻き尺で計測しなければならないので、仰臥位で測定する。 →×

正答:2


R5前期:子どもの保健⑲

R5前期 子どもの保健 問 19 次のうち、食物アレルギーに関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 免疫が外から体内に入る物質を異物として認識し排除する仕組みの中で、自分自身を攻撃する状態を作り出すことをアレルギー反応と呼ぶ。 →〇
  2. アナフィラキシーショックは、食物アレルギーのある人に起こり、呼吸器や消化器など複数のアレルギー反応が起こるが、血圧低下など循環器の症状は起こらない。 →×
  3. 食物アレルギーのある子どもには、必ずエピペン®が処方されている。 →×
  4. 食物アレルギーの場合、血液検査で特異的及び非特異的 IgE を測定するが、アレルゲンとなる食物摂取制限限の決め手にはならない。 →〇

正答:3 ○ × × ○


R5前期:子どもの保健⑳

R5前期 子どもの保健 問 20 次のうち、児童虐待に関する記述として、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 不適切な養育の兆候が見られる場合には、「児童福祉法」等に基づき適切な対応を図る。 →〇
  2. 地域社会から孤立した家庭は、そうでない場合に比べて、児童虐待が起こりやすい。 →〇
  3. 児童虐待の発生予防のために、都道府県が実施主体となって「乳児家庭全戸訪問事業」が行われている。 →×
  4. 児童虐待の発生予防のためには、産前産後の心身の不調などに対応できるサービスが重要である。 →〇

正答:2 ○ ○ × 〇


R4後期:子どもの保健①

R4後期 子どもの保健 問1
 次のうち、母子保健に関して人口動態統計に用いられている指標の記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 人口千人に対する出生数の割合を出生率という。 →〇
  2. 周産期死亡とは、妊娠満 22 週以後の死産と生後4週未満の新生児死亡を合わせたものをいう。 →×
  3. 乳児死亡は生後1年未満の死亡をいい、乳児死亡率は出生千対で表す。 →〇
  4. 合計特殊出生率とは、15 歳から 49 歳までの女性の年齢別出生率を合計したものである。 →〇

正答:4 ○ × ○ ○


R4後期:子どもの保健②

R4後期 子どもの保健 問2
 次のうち、乳幼児の体調不良時において、保護者に連絡するだけでなく医療機関への緊急搬送が必要な場合として、適切な組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 7月の炎天下の中、散歩中に真っ赤な顔をして気持ち悪そうにしていたので声をかけたが、意識がもうろうとして返事をしなかった。 →〇
  2. 3歳児に 39 度の発熱がみられぐったりして横になっている。 →×
  3. 午前中の保育が終わりお昼ご飯にしようとしたとき、急に目を上転させけいれんが起きた。数分後にけいれんは収まっているようにも見えたが、呼びかけても意識が戻らない。 →〇
  4. 登園時は元気だったが、次第に顔色が悪くなり嘔吐が2回あった。その後は顔色が戻り落ち着いている。 →×
  5. 昨日の保育時から咳が出ていたが、本日は咳がひどくなり、発熱はないが咳込んで嘔吐した。 →×

(組み合わせ)
1 A B
2 A C →〇
3 B C
4 C D
5 D E
正答:2


R4後期:子どもの保健③

R4後期 子どもの保健 問3
 次のうち、「保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版 2021 年一部改訂)」(厚生労働省)に記載されている保育室の衛生管理に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ドアノブや手すり等は、清潔な布でから拭きする。 →×
  2. 嘔吐物や排泄物の処理等は、塩素系消毒薬を用いる。 →〇
  3. 季節を問わず、同じ室温や湿度に保ち、換気を行う。 →×
  4. 加湿器使用時には、水を毎日交換する。 →〇

正答:4 × ○ × ○


R4後期:子どもの保健④

R4後期 子どもの保健 問4
 次のうち、子どものけいれんに関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 発熱時に起こることがある。 →〇
  2. 意識を確かめるために体をゆする。 →×
  3. 唾液等を誤嚥しないように仰向きにする。 →×
  4. 発作の様子と継続時間を記録する。 →〇

正答:3 ○ × × ○


R4後期:子どもの保健⑤

R4後期 子どもの保健 問5
 次のうち、救急蘇生法に関する記述として、適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 市民が行う救急蘇生法では、救命は期待できない。
  2. 一時救命処置とは、心肺蘇生(CPR)、AED を用いた電気ショック、気道異物除去の3つをいう。
  3. 救命の効果を高めるために迅速につなげたい救命の連鎖の4つの輪とは、「心停止の予防―早期認識と通報―ファーストエイド―救急隊による心肺蘇生」である。
  4. 倒れている人のそばに誰もいない場合は、まず誰かを探しにいき、119 番通報を行ってもらう。
  5. 倒れている人を見つけたら、触らずに観察し、呼びかけに応答するかどうかを見て、意識状態の反応を確認する。

正答:全 選択肢2に誤植があったため


R4後期:子どもの保健⑥

R4後期 子どもの保健 問6
 次のうち、「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン(2019 年改訂版)」(厚生労働省)における記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 医師の診断指示に基づき、保護者と連携し、適切に対応する。 →〇
  2. アトピー性皮膚炎の子どもの爪が長く伸びたままである場合、短く切ることを保護者に勧める。 →〇
  3. 食物アレルギー児それぞれのニーズに細かく応えるため、食物除去は様々な除去法に対応する。 →×
  4. アレルギー疾患を有する子どもの対応法に関しては、個人情報の保護を優先し職員間での共有は控える。 →×

正答:1 ○ ○ × ×


R4後期:子どもの保健⑦

R4後期 子どもの保健 問7
 次のうち、乳幼児の感染症についての記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 川崎病は、ヒトパルボウイルスによっておこる感染症である。 →×
  2. 乳児では、結核に感染すると粟粒結核などの重篤な病気になりやすい。 →〇
  3. MRSA 感染症とは、ペニシリン製剤が無効であるブドウ球菌によっておこる感染症である。 →〇
  4. 百日咳に罹患すると、特有の連続性、発作性の咳(スタッカート)がみられ、夜間に特にひどい。 →〇
  5. 突発性発疹は、インフルエンザ菌によっておこる感染症である。 →×

正答:3 × ○ ○ ○ ×


R4後期:子どもの保健⑧

R4後期 子どもの保健 問8
 次のうち、虐待事例への援助に関する記述として、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 虐待事例への援助をする際、保護者の意に反する介入をしてはならない。 →×
  2. プライバシーを守るためには、虐待を発見した保育所のみで対応しなければならない。 →×
  3. 施設入所となったケースでは、保護者のかかえる課題を解決するための家族支援が重要となる。 →〇
  4. 施設入所後は、子どもの家庭復帰を積極的に進めていけるよう援助する。 →×
  5. 在宅での援助を継続する場合、子どものプライバシーを守ることを優先し、関係機関等による連携をしない。 →×

正答:3


R4後期:子どもの保健⑨

R4後期 子どもの保健 問9
 次の文は、睡眠に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 新生児は授乳リズムに応じて睡眠覚醒を繰り返しているが、月齢とともに次第に昼夜の区別が可能になる。 →〇
  2. 乳児は浅い眠りの時に夜泣きしやすい。 →〇
  3. 成長ホルモンは、入眠時、ノンレム睡眠の最も深い時に比較的多く分泌される。 →〇
  4. 睡眠リズムの調節と免疫機能の向上作用をもつメラトニンは、日中に比較的多く分泌される。 →×
  5. 自閉症や情緒障害などで生体リズムが乱れることがあるが、特に睡眠リズムを改善させる必要はない。 →×

正答:1 ○ ○ ○ × ×


R4後期:子どもの保健⑩

R4後期 子どもの保健 問 10
 次の文は、保育所での食中毒予防に関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
食中毒は、その原因となる細菌やウイルスが( A →食べ物)に付着し、体内へ侵入することによって発生します。食中毒を防ぐためには、細菌の場合は、細菌を( A )に「付けない」、( A )に付着した細菌を( B →「増やさない」)、( A )や調理器具に付着した細菌を( C →「やっつける」)という3つのことが原則となります。
(組み合わせ)
AB C
1 手指 「閉じ込める」 「やっつける」
2 食べ物 「増やさない」 「やっつける」 →〇
3 食べ物 「閉じ込める」 「水で洗い流す」
4 手指 「増やさない」 「水で洗い流す」
5 手指 「閉じ込める」 「水で洗い流す」
正答:2