子どもの保健一覧

R4後期:子どもの保健③

R4後期 子どもの保健 問3
 次のうち、「保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版 2021 年一部改訂)」(厚生労働省)に記載されている保育室の衛生管理に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ドアノブや手すり等は、清潔な布でから拭きする。 →×
  2. 嘔吐物や排泄物の処理等は、塩素系消毒薬を用いる。 →〇
  3. 季節を問わず、同じ室温や湿度に保ち、換気を行う。 →×
  4. 加湿器使用時には、水を毎日交換する。 →〇

正答:4 × ○ × ○


R4後期:子どもの保健④

R4後期 子どもの保健 問4
 次のうち、子どものけいれんに関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 発熱時に起こることがある。 →〇
  2. 意識を確かめるために体をゆする。 →×
  3. 唾液等を誤嚥しないように仰向きにする。 →×
  4. 発作の様子と継続時間を記録する。 →〇

正答:3 ○ × × ○


R4後期:子どもの保健⑤

R4後期 子どもの保健 問5
 次のうち、救急蘇生法に関する記述として、適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 市民が行う救急蘇生法では、救命は期待できない。
  2. 一時救命処置とは、心肺蘇生(CPR)、AED を用いた電気ショック、気道異物除去の3つをいう。
  3. 救命の効果を高めるために迅速につなげたい救命の連鎖の4つの輪とは、「心停止の予防―早期認識と通報―ファーストエイド―救急隊による心肺蘇生」である。
  4. 倒れている人のそばに誰もいない場合は、まず誰かを探しにいき、119 番通報を行ってもらう。
  5. 倒れている人を見つけたら、触らずに観察し、呼びかけに応答するかどうかを見て、意識状態の反応を確認する。

正答:全 選択肢2に誤植があったため


R4後期:子どもの保健⑥

R4後期 子どもの保健 問6
 次のうち、「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン(2019 年改訂版)」(厚生労働省)における記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 医師の診断指示に基づき、保護者と連携し、適切に対応する。 →〇
  2. アトピー性皮膚炎の子どもの爪が長く伸びたままである場合、短く切ることを保護者に勧める。 →〇
  3. 食物アレルギー児それぞれのニーズに細かく応えるため、食物除去は様々な除去法に対応する。 →×
  4. アレルギー疾患を有する子どもの対応法に関しては、個人情報の保護を優先し職員間での共有は控える。 →×

正答:1 ○ ○ × ×


R4後期:子どもの保健⑦

R4後期 子どもの保健 問7
 次のうち、乳幼児の感染症についての記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 川崎病は、ヒトパルボウイルスによっておこる感染症である。 →×
  2. 乳児では、結核に感染すると粟粒結核などの重篤な病気になりやすい。 →〇
  3. MRSA 感染症とは、ペニシリン製剤が無効であるブドウ球菌によっておこる感染症である。 →〇
  4. 百日咳に罹患すると、特有の連続性、発作性の咳(スタッカート)がみられ、夜間に特にひどい。 →〇
  5. 突発性発疹は、インフルエンザ菌によっておこる感染症である。 →×

正答:3 × ○ ○ ○ ×


R4後期:子どもの保健⑧

R4後期 子どもの保健 問8
 次のうち、虐待事例への援助に関する記述として、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 虐待事例への援助をする際、保護者の意に反する介入をしてはならない。 →×
  2. プライバシーを守るためには、虐待を発見した保育所のみで対応しなければならない。 →×
  3. 施設入所となったケースでは、保護者のかかえる課題を解決するための家族支援が重要となる。 →〇
  4. 施設入所後は、子どもの家庭復帰を積極的に進めていけるよう援助する。 →×
  5. 在宅での援助を継続する場合、子どものプライバシーを守ることを優先し、関係機関等による連携をしない。 →×

正答:3


R4後期:子どもの保健⑨

R4後期 子どもの保健 問9
 次の文は、睡眠に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 新生児は授乳リズムに応じて睡眠覚醒を繰り返しているが、月齢とともに次第に昼夜の区別が可能になる。 →〇
  2. 乳児は浅い眠りの時に夜泣きしやすい。 →〇
  3. 成長ホルモンは、入眠時、ノンレム睡眠の最も深い時に比較的多く分泌される。 →〇
  4. 睡眠リズムの調節と免疫機能の向上作用をもつメラトニンは、日中に比較的多く分泌される。 →×
  5. 自閉症や情緒障害などで生体リズムが乱れることがあるが、特に睡眠リズムを改善させる必要はない。 →×

正答:1 ○ ○ ○ × ×


R4後期:子どもの保健⑩

R4後期 子どもの保健 問 10
 次の文は、保育所での食中毒予防に関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
食中毒は、その原因となる細菌やウイルスが( A →食べ物)に付着し、体内へ侵入することによって発生します。食中毒を防ぐためには、細菌の場合は、細菌を( A )に「付けない」、( A )に付着した細菌を( B →「増やさない」)、( A )や調理器具に付着した細菌を( C →「やっつける」)という3つのことが原則となります。
(組み合わせ)
AB C
1 手指 「閉じ込める」 「やっつける」
2 食べ物 「増やさない」 「やっつける」 →〇
3 食べ物 「閉じ込める」 「水で洗い流す」
4 手指 「増やさない」 「水で洗い流す」
5 手指 「閉じ込める」 「水で洗い流す」
正答:2


R4後期:子どもの保健⑪

R4後期 子どもの保健 問 11
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Z保育所に通うM君(2歳、男児)の保護者から、「昨夜から熱が出て耳が痛いというので、今朝受診したところ、おたふくかぜと診断された」と電話があった。M君は昨日元気に登園していた。
【設問】
次のうち、Z保育所の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 学校等欠席者・感染症情報システムを活用し感染症流行状況を確認する。  →〇
  2. 他児の流行性耳下腺炎の罹患状況、予防接種状況を確認する。 →〇
  3. 潜伏期間は 10 日前後であるため、その期間は他児たちの健康観察を入念に行う。 →×
  4. 他児の保護者に注意喚起し、1歳以上からの任意予防接種を受けるよう促す。 →〇
  5. M君の保護者には、耳下腺の腫脹がわかった今日から少なくとも5日間は登園できないことを伝える。 →〇

正答:3 ○ ○ × ○ ○


R4後期:子どもの保健⑫

R4後期 子どもの保健 問 12
 次のうち、「保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版 2021 年一部改訂)」(厚生労働省)における感染症対策の実施体制で、医療関係者の役割に関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。

  1. 「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第 63 号)第 33 条第1項では、保育所には嘱託医を置かなければならないこととされている。 →〇
  2. 保育所は、嘱託医に対し、日頃の保育所での感染症対策の取り組みについて情報提供し、また、嘱託医との間で感染症の発生やその対策について情報交換し、助言を得る。 →〇
  3. 保育所全体の保健的対応や健康管理については、嘱託医の役割ではない。 →×
  4. 嘱託医は、年2回以上、子どもの健康診断を行う。 →〇
  5. 保育所は、嘱託医の勤務状況等に配慮し、保育所において作成された記録を活用して的確かつ簡潔に嘱託医に情報提供する。 →〇

正答:3


R4後期:子どもの保健⑬

R4後期 子どもの保健 問 13
 次のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」(2)「養護に関わるねらい及び内容」のア「生命の保持」に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもの生命を守り、子どもが快適に、そして健康で安全に過ごすことができるようにする。 →〇
  2. 子どもの生理的欲求が十分に満たされ、健康増進が積極的に図られるようにする。 →〇
  3. 一人一人の子どもの健康状態や発育及び発達状態を把握する。 →〇
  4. 子どもの生活や発達過程等にふさわしい生活リズムをつくるために、保育所での生活に合わせ、家庭での生活リズムを変えてもらうことが大切である。 →×

正答:2 ○ ○ ○ ×


R4後期:子どもの保健⑭

R4後期 子どもの保健 問 14
 次のうち、精神運動機能発達に関して、ほぼ半数の子どもができるようになる時期についての記述として適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 生後2か月頃には首がしっかりすわる。 →×
  2. 生後3~4か月頃には両手を合わせて遊ぶことができる。 →〇
  3. 生後6~7か月頃には一人座りができる。 →〇
  4. 生後9~ 10 か月頃には親指を使って小さなものをつかむ。 →〇
  5. 生後 12 か月頃には一人で安定した歩きをする。 →×

正答:3 × ○ ○ ○ ×


R4後期:子どもの保健⑮

R4後期 子どもの保健 問 15
 次のうち、保健計画に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「保育所保育指針」では、保健計画の策定が義務付けられている。 →〇
  2. 保健計画の様式は決められており、目標、保健活動内容、留意点、評価等が含まれる。 →×
  3. 保育所全体の保健計画を作成し、全職員がそのねらいや内容を理解する。 →〇
  4. 保健計画には、安全管理や安全教育は含まれない。 →×
  5. 保健計画の評価には、客観的に確認できるよう健康診断に関する法令などを活用する。 →〇

正答:3 ○ × ○ × ○


R4後期:子どもの保健⑯

R4後期 子どもの保健 問 16
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Kちゃん(4歳、女児)が、母親と一緒に保育所に登園してきました。「おはよう」と保育士が声をかけましたが、母親のそばから離れようとせず、いつもの様子と少し違います。確認のために熱を測ったら、腋窩温で 37.3℃でした。Kちゃんの平熱は 36.5℃です。
【設問】
次のうち、保育士の対応として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 母親に昨日の帰宅から今朝までの様子を聞き、連絡帳を確認した。 →〇
  2. 子どもがぐずっていないので、登園時の全身状態の観察は行わなくてよいこととした。 →×
  3. 現段階では発熱の状態とは言えないので、保育を行うこととした。 →〇
  4. 母親から解熱剤を預かり、38℃以上に発熱したら飲ませることを母親と確認した。 →×
  5. 保育を開始する前に緊急時の連絡先を保護者に確認するが、保護者側の事情で連絡を受けにくい状況が起こる場合は保護者から保育所に連絡をいれるよう依頼した。 →〇

正答:2 ○ × ○ × ○


R4後期:子どもの保健⑰

R4後期 子どもの保健 問 17
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
2歳、男児。
某月某日鼻汁、咳嗽など「かぜ」のような症状が出はじめた。その後、次第に咳が強くなってきた。
約3週間たってから、咳がはげしくなり、連続的に咳込み、そのあと息を吸うときにヒューという音が出た。咳の発作は夜間に強く、咳込みに伴い嘔吐もみられた。
【設問】
次のうち、この子どもの症状に最もあてはまる疾患を一つ選びなさい。
1 気管支炎
2 「かぜ」症候群
3 マイコプラズマ肺炎
4 肺結核
5 百日咳 →〇
正答:5


R4後期:子どもの保健⑱

R4後期 子どもの保健 問 18
 次のうち、「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン【事故防止のための取組み】~施設・事業者向け~」(平成 28 年3月 厚生労働省)に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 窒息を防ぐため、やわらかい布団に寝かせる。 →×
  2. 事故の記録は、鉛筆を用い紙に手書きで記録する。 →×
  3. プール活動において、監視者は監視に専念する。 →〇
  4. 食事介助の際には、食べ物を飲み込んだことを確認しながら与える。 →〇

正答:5 × × ○ ○


R4後期:子どもの保健⑲

R4後期 子どもの保健 問 19
 次のうち、「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン【事故防止のための取組み】~施設・事業者向け~」(平成 28 年3月 厚生労働省)に記載されている年齢別の危険対応に関して、不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 【0歳児】オムツの取り替えなどで、子どもを寝かせたままにしてそばを離れない。 →〇
  2. 【1歳児】保育者が見守っている時を除き、椅子の上に立ち上がることのないようにする。 →×
  3. 【2歳児】階段を上り下りする時は、子どもの下側を歩くか、手を繋ぐ。 →〇
  4. 【3歳児】おもちゃの取り合いなどの機会をとらえて安全な遊び方を指導する。 →〇
  5. 【4歳児】ハサミなど正しい使い方を指導し、使用したらすぐに片付ける。 →〇

正答:2


R4後期:子どもの保健⑳

R4後期 子どもの保健 問 20
 次のうち、医療的ケア児に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 医療的ケア児とは、日常生活や社会生活を営むために、恒常的に喀痰吸引や経管栄養などの医療的ケアが必要な児童のことをいう。 →〇
  2. 医療的ケア児には、歩ける児から寝たきりの重症心身障害児まで含まれる。 →〇
  3. 保育所等では、登録認定を受けた保育士等が、医師の指示のもとに特定の医療的ケアを実施することができる。 →〇
  4. 医療的ケア児を保育所で預かる場合は、看護師または研修を受けた保育士を配置しなければならない。 →〇
  5. 医療的ケア児を保育所で預かる場合は、安全を考慮しできるだけ別室保育をすることが望ましいとされている。 →×

正答:1 ○ ○ ○ ○ ×


R4後期:子どもの食と栄養⑥

R4後期 子どもの食と栄養 問6
 次のうち、食品の表示に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 特定保健用食品(トクホ)は、表示されている効果や安全性については都道府県が審査を行い、食品ごとに消費者庁長官が許可している。  →×
  2. 「食品表示法」において、表示が義務付けられている栄養成分は、熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、食物繊維、ナトリウム(食塩相当量で表示)である。 →×
  3. 栄養機能食品は、既に科学的根拠が確認された栄養成分を一定の基準量を含む食品であれば、特に届出などをしなくても、国が定めた表現によって当該栄養成分の機能を表示することができる。 →〇
  4. 機能性表示食品は、事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品であり、消費者庁長官による個別審査を受けたものではない。 →〇

正答:5 × × ○ ○


R4前期:子どもの保健①

R4前期 子どもの保健 問1
 次の文は、「保育所保育指針」第4章「子育て支援」1「保育所における子育て支援に関する基本的事項」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 保護者に対する子育て支援を行う際には、各地域や家庭の実態等を踏まえるとともに、保護者の気持ちを受け止め、相互の( A  エ 信頼関係)を基本に、保護者の( B  イ 自己決定)を尊重すること。
  • 子どもの( C  オ 利益)に反しない限りにおいて、保護者や子どもの( D  キ プライバシー)を保護し、知り得た事柄の( E  ケ 秘密)を保持すること。

【語群】
ア 理解    イ 自己決定    ウ 守秘義務  エ 信頼関係  オ 利益
カ 個人情報  キ プライバシー  ク 主体性   ケ 秘密
(組み合わせ)
A B C D E
1 ア イ オ カ ウ
2 ア オ ク カ ケ
3 ア オ ク キ ウ
4 エ イ オ キ ケ →〇
5 エ イ ク キ ケ
正答:4


R4前期:子どもの保健②

R4前期 子どもの保健 問2
 次のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」2「養護に関する基本的事項」ア「生命の保持」に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもの生命を守り、子どもが快適に、そして健康で安全に過ごすことができるようにする。 →〇
  2. 子どもの生理的欲求が十分に満たされ、健康増進が積極的に図られるようにする。 →〇
  3. 一人一人の子どもの健康状態や発育及び発達状態を把握する。 →〇
  4. 子どもの生活や発達過程等にふさわしい生活リズムをつくるために、保育所での生活に合わせ、家庭での生活リズムを変えるよう指示することが大切である。 →×

正答:2 ○ ○ ○ ×


R4前期:子どもの保健③

R4前期 子どもの保健 問3
 虐待は子どもの心身に深刻な影響を及ぼす。その影響についての記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 身体的影響には、成長ホルモンの抑制による成長不全を呈することもある。 →〇
  2. 知的発達面への影響には、養育者が子どもの知的発達に必要なやりとりを行わない、年齢や発達レベルにそぐわない過大な要求をするなどにより、知的発達を阻害してしまうことがある。 →〇
  3. 心理的影響として、対人関係の障害、低い自己評価、行動コントロールの問題などがある。 →〇

正答:1 ○ ○ ○


R4前期:子どもの保健④

R4前期 子どもの保健 問4
 次のうち、子どもの生理機能の発達に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもの年齢が低いほど、新陳代謝はおだやかであるので、脈拍数は多く体温は高めである。 →×
  2. 乳幼児は成人と比べ、体重あたりの必要水分量や不感蒸泄量が多いため、脱水になりやすい。 →〇
  3. 胎児循環には卵円孔や動脈管が存在するが、肺呼吸の開始とともに心臓・血管系の解剖学的変化が生じる。 →〇
  4. 乳児の呼吸は幼児に比べて深くゆっくりである。 →×
  5. 体温には日内変動があるが、乳幼児期では不鮮明で、年長児になって鮮明となってくる。 →〇

正答:4 × ○ ○ × ○


R4前期:子どもの保健⑤

R4前期 子どもの保健 問5
 次のうち、「保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)」(厚生労働省)における子どもが登園を控えるべき状況として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 今朝の体温が 37.2℃でいつもより高めであるが、食欲があり機嫌も良い。 →×
  2. 昨夜の体温は 38.5℃で解熱剤を1回服用し、今朝の体温は 36.8℃で平熱である。 →〇
  3. 伝染性膿痂疹と診断され、掻き壊して浸出液が多くガーゼで覆いきれずにいる。 →〇
  4. 夜間は咳のために起き、ゼーゼーという音が聞こえていたが、今朝は動いても咳はない。 →×
  5. 昨日から嘔吐と下痢が数回あり、今朝は食欲がなく水分もあまり欲しがらない。 →〇

正答:3 × ○ ○ × ○


R4前期:子どもの保健⑥

R4前期 子どもの保健 問6
 次の【Ⅰ群】の感染症と、【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
A 水痘
B 溶連菌感染症
C 伝染性紅斑
D 風しん
E 咽頭結膜熱
【Ⅱ群】
ア 秋から春にかけて流行し、両頬に赤い発しんがみられ、手足にレース様の紅斑ができる。妊娠前半期に感染すると胎児に影響を及ぼす。 →〇C 伝染性紅斑
イ 軽い発熱とともに発しんが表れ、最初は小紅斑で、やがて丘疹となり水疱ができる。いろいろな状態の発しんが同時にみられる。痂皮になると感染性はないものと考えられる。 →〇A 水痘
ウ 急に 39℃の発熱があり、目の結膜が赤くなり目やにが出て、喉の痛みを訴える。年間を通じて発生するが、夏季に多い。 →〇E 咽頭結膜熱
エ 発熱があり、のどの痛みを訴える。手足、顔に発しんがみられ、舌がイチゴのように赤く腫れる。 →〇B 溶連菌感染症
オ 発熱があり、顔や首のまわりに発しんが表れ、頸部のリンパ節が腫れる。妊娠初期に感染すると胎児に影響を及ぼす。 →〇D 風しん
(組み合わせ)
A B C D E
1 ア ウ オ エ イ
2 イ ウ オ ア エ
3 イ エ ア オ ウ →〇
4 ウ エ ア オ イ
5 オ エ ア イ ウ
正答:3


R4前期:子どもの保健⑦

R4前期 子どもの保健 問7
 次の文は、ノロウイルスに関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
ノロウイルスは、熱や薬品への抵抗性が非常に強いことが予防を困難にしています。活性を失わせるためには、( A 85 )℃以上で 90 秒以上の加熱又は( B  次亜塩素酸ナトリウム)による消毒が有効です。( B )は、揮発性で、( C  塩素ガス)が発生するため、窓を開けて換気します。
(組み合わせ)
AB C
1 85 逆性石鹸 硝酸ガス
2 85 逆性石鹸 塩素ガス
3 85 次亜塩素酸ナトリウム 塩素ガス →〇
4 60 次亜塩素酸ナトリウム 硝酸ガス
5 60 次亜塩素酸ナトリウム 塩素ガス
正答:3


R4前期:子どもの保健⑧

R4前期 子どもの保健 問8
 次のうち、子どもの紫外線対策に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 毎晩その日の汚れを落とすように、日焼け止めも落とす。 →〇
  2. 日焼け止めは、二度塗りすることで終日効果が保たれる。 →×
  3. 子どもは新陳代謝が盛んなので、紫外線の影響は翌年には消える。 →×
  4. 日焼け止めの効果や特徴は、商品によって異なる。 →〇

正答:3 ○ × × ○


R4前期:子どもの保健

R4前期 子どもの保健 問9
 次のうち、子どもたちによく見られる水いぼ(伝染性軟属腫)に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 病原体は伝染性軟属腫菌である。 →×
  2. 水を介して感染するので、プールは禁止とする。 →×
  3. 水いぼを左右から押すと、中央から白色の粥状の物質が排出され、この中に病原体が存在する。 →〇
  4. 自然経過で治癒することもある。 →〇

正答:4 × × ○ ○


R4前期:子どもの保健⑩

R4前期 子どもの保健 問 10
 次のうち、保育所での事故防止対策として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 十分な監視体制の確保ができない場合は、プール活動の中止も選択肢とする。 →〇
  2. 普段食べている食材は、窒息の心配はないので、安心して与えて良い。 →×
  3. 食物アレルギーの子ども用の代替食は、子どもの心情を配慮して、他児のものと見た目が変わらないように工夫する。 →×
  4. 食事介助をする際には、汁物などの水分を適切に与える。 →〇

正答:3 ○ × × ○


R4前期:子どもの保健⑪

R4前期 子どもの保健 問 11
 次のうち、幼児期の言語の問題に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 3歳時点での発話が、単語5~6語で、二語文の表出がみられない場合には、言語発達の遅れを疑う。 →〇
  2. 選択性緘黙は、言語能力が正常であるにもかかわらず、家庭、保育所等どのような場面でも話をしない。 →×
  3. 吃音は、大半は6歳までにみられる。 →〇
  4. 幼児期に吃音がある場合、成人になって言語能力が低い状態が続く。 →×
  5. 音声チック症では、わいせつな言葉や社会的に受け入れられない言葉を発することがある。 →〇

正答:3 ○ × ○ × ○