子どもの食と栄養一覧

H27地:子どもの食と栄養⑬

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 13
 次の文は、「保育所保育指針」第5章「健康及び安全」の3「食育の推進」の一部である。(A)~(D)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
子どもが生活と(A 遊び)の中で、(B 意欲)を持って食に関わる体験を積み重ね、(C 食べること)を楽しみ、(D 食事)を楽しみ合う子どもに成長していくことを期待するものであること。
(組み合わせ)
     A     B     C     D
1   保育    目的    遊び    食育
2 望ましい環境  意欲    食事    遊び
3   遊び    意欲  食べること  食事
4   保育    意欲    遊び    食事
5   遊び    目的  食べること  食育
正答:3


H27地:子どもの食と栄養⑭

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 14
 次の文は、「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成 16 年:厚生労働省)に示された、「発育・発達過程に応じて育てたい “食べる力”」の思春期に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 一緒に食べる人を気遣い、楽しく食べることができる →
  2. 自分の身体の成長や体調の変化を知り、自分の身体を大切にできる →
  3. 食事のバランスや適量がわかる →×
  4. 1日3回の食事や間食のリズムがもてる →×

2 ○ ○ × ×


H27地:子どもの食と栄養⑮

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 15
 次の文は、保育所における食事の提供に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 児童福祉施設における食事は、施設内で調理するのが原則であるが、保育所においては、満2歳以上の児童に対する食事の提供に限り、公立・私立を問わず全国において、施設外で調理し搬入すること(外部搬入)が認められている。 →×
  2. 外部搬入を実施する保育所においては、調理室として加熱、保存、配膳等のために必要な調理機能を有する設備を有すること。 →
  3. 子どもの年齢、発達の段階や健康状態に応じた食事の提供や、アレルギー、アトピー等への配慮、必要な栄養素量の給与等子どもの食事の内容、回数や時機に適切に応じることができること。 →

正答:4 × ○ ○


H27地:子どもの食と栄養⑯

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 16
 次の文は、「児童福祉施設における食事の提供ガイド」(平成 22 年:厚生労働省)における「食事の提供における食中毒予防のための衛生管理」に関する記述である。(A)~(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

大量調理施設衛生管理マニュアルでは、「調理後直ちに提供される食品以外の食品は病原菌の増殖を抑制するために、(A 10)℃以下又は(B 65)℃以上で管理することが必要である」として手順を示している。
さらに「調理後の食品は、調理終了後から(C )時間以内に喫食することが望ましい」と記述している。

(組み合わせ)
  A  B  C
1 10  55  2
2 10  55  3
3 10  65  2
4 20  55  3
5 20  65  3

正答:3


H27地:子どもの食と栄養⑰

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 17
 次の文は、子どもの食物アレルギーに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. アレルギーの原因となる抗原を特にアレルゲンといい、食物アレルギーは、食物中のアレルゲンによって症状が出る。 →
  2. 食物アレルギーのほとんどは、食物に含まれる糖質が原因で起こる。 →×
  3. 保育所では、乳幼児が食事の自己管理ができないために、除去食品の誤食が発生する可能性があり、保育者は注意が必要である。 →
  4. 幼児期の食物アレルギーは変化するので、食事においては常に見直しが必要である。 →

正答:2 ○ × ○ ○


H27地:子どもの食と栄養⑱

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 18
 次の文は、子どもの貧血と食事に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ヘモグロビンは鉄を含む化合物であり、血液中において酸素を運搬する役割をもつ。 →
  2. 貧血の症状の一つとして、ヘモグロビン量が正常範囲よりも減少することがあげられる。 →
  3. 鉄欠乏性貧血は、急速に成長して鉄需要の多い思春期に発症しやすい。 →
  4. 食品中に含まれる鉄の吸収率を比較すると、ヘム鉄より非ヘム鉄のほうが高いので、非ヘム鉄を豊富に含む魚や赤身の肉などを十分に摂取するとよい。 →×

正答:2 ○ ○ ○ ×


H27地:子どもの食と栄養⑲

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 19 次の文は、食べる機能に障害がある子どもの食事と食事介助に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもの食べる機能の発達を観察し、子どものペースで支援する。 →
  2. 食べものを飲み込みやすくするためには、食べものの大きさ、かたさに配慮し、トロミを加えることなども考慮する。 →
  3. 食べものの形態を整えるには、フードプロセッサーなどの調理器具や、かたくり粉、市販の増粘剤を使用すると便利である。 →
  4. 口唇を閉じる力の弱い子どもには、食べものをのせる部分が平坦で、口の幅より小さいスプーンを使用すると、食べものを口の中に取り込みやすい。 →

正答:1 ○ ○ ○ ○


H27地:子どもの食と栄養⑳

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 20 次の文は、重症心身障害児の特徴と栄養管理に関する記述である。(A)~(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 過敏や心理的不快感から(A 拒食)に陥りやすい。
  • 腹筋の発育不足や抗けいれん剤服用の副作用、食事摂取量の不足、食物繊維や水分量の不足から(B 便秘)になりやすい。
  • 嘔吐、食道・胃逆流、胃・十二指腸の通過障害などにより、栄養摂取量(C 不足)に陥りやすい。

(組み合わせ)
    A     B     C
1 過食   肥満   過剰
2 過食  高血圧  不足
3 拒食   便秘   不足
4 拒食   貧血   過剰
5 拒食   下痢   過剰
正答:3


H27本:子どもの食と栄養①日本人の食事摂取基準

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問1 
 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」の子どもの年代に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. たんぱく質の食事摂取基準は、乳児期では、0~5(月)、6~ 11(月)の2区分で示されている。→×
  2. カルシウムの推奨量(mg/ 日)は、1~2(歳)では、男性のほうが女性よりも多い。→
  3. 鉄は、1~2(歳)および3~5(歳)の年齢区分において、男性女性とも耐容上限量は示されていない。→×
  4. 推定エネルギー必要量(kcal/ 日)は、3~5(歳)では、男性女性とも同じである。→×

正答:4 × ○ × ×


H27本:子どもの食と栄養②【食事バランスガイド】

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問2 
 次の文は、「食事バランスガイド」(平成 17 年:厚生労働省・農林水産省)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. コマの中に示されている料理・食品例を合わせると、おおよそ 1, 500kcal となる。→×
  2. サービング(SV:食事の提供量の単位)数が最も多いのは主食である。→
  3. 副菜は、野菜、きのこ、いも、大豆料理であり、3~5つ(SV)とされている。→×
  4. 「牛乳・乳製品」は、2つ(SV)とされている。→

正答:4 × ○ × ○ 


H27本:子どもの食と栄養③たんぱく質

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問3 
 次の文は、たんぱく質に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. たんぱく質は、アミノ酸が結合した化合物である。→
  2. 体内で合成することができず、食物から摂取しなければならないいアミノ酸を、非必須アミノ酸という。→×
  3. たんぱく質は、体内の酵素、ホルモン、免疫体の成分である。→
  4. たんぱく質は、エネルギー源として利用されない。→×

正答:3 ○ × ○ ×


H27本:子どもの食と栄養④ミネラル

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問4 
 次の文は、ミネラル(無機質)の生理作用に関する記述である。【Ⅰ群】の物質と【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. ナトリウム(Na)
  2. カリウム(K)
  3. カルシウム(Ca)
  4. 鉄(Fe)
  5. 亜鉛(Zn)

【Ⅱ群】
ア ヘモグロビンの成分であり、欠乏すると貧血の原因となる。
 →
イ 神経や筋肉の興奮伝導に関与する。野菜や豆類などに多く含まれる。
 →カリウム
ウ 多くの酵素の構成成分であり、欠乏の症状の一つに味覚障害がある。
 →亜鉛
エ 骨の成分であり、筋肉の収縮にも関与する。
 →カルシウム
オ 体液の浸透圧、酸・塩基平衡の調節に関与する。通常の食事をしていれば不足することはない。
 →ナトリウム
正答:4 オ イ エ ア ウ


H27本:子どもの食と栄養⑤発育と栄養状態の評価

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問5 
 次の文は、発育と栄養状態の評価に関する記述である。【Ⅰ群】の評価方法と【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 乳幼児身体発育値
  2. カウプ指数
  3. ローレル指数
  4. 学校保健統計調査
  5. BMI(body mass index)

【Ⅱ群】
ア 体格を表す方法の一つ。日本肥満学会では 18 . 5 未満を低体重としている。→
イ 学童の栄養状態の評価には、この方法を用いる。→
ウ 乳幼児の栄養状態の評価には、この方法を用いる。→
エ 厚生労働省が 10 年ごとに調査を行い、その結果得られた子どもの体重、身長などの数値をパーセンタイル値で示したものである。→
オ 文部科学省が毎年実施する。身長・体重などが平均値で示されている。→
正答:3 エ ウ イ オ ア


H27本:子どもの食と栄養⑥授乳・離乳の支援ガイド

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問6 
 次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)に示されている離乳に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 離乳の開始とは、果汁や野菜スープを初めて与えた時をいう。→×
  2. 離乳の開始時期は、生後3、4か月頃が適当である。→×
  3. 生後7、8か月頃からは、歯ぐきでつぶせる固さのものを与える。→×
  4. 生後9か月頃から、離乳食は1日2回にし、歯ぐきで噛める固さのものを与える。→×
  5. 離乳の完了とは、母乳または育児用ミルクを飲んでいない状態を意味するものである。→×

正答:5 × × × × ×


H27本:子どもの食と栄養⑦楽しく食べる子どもに 保育所食育

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問7 
 次の文は、「楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~」(平成16 年:厚生労働省)に関する記述である。【Ⅰ群】の3歳以上児の食育のねらいの5つの項目と、【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 「食と健康」
  2. 「食と人間関係」
  3. 「食と文化」
  4. 「いのちの育ちと食」
  5. 「料理と食」

【Ⅱ群】
ア 食材にも旬があることを知り、季節感を感じる。→「食と文化」
イ 食べたいものを考える。→「料理と食」
ウ 調理をしている人に関心を持ち、感謝の気持ちを持つ。→「食と人間関係」
エ 食事の際には、安全に気をつけて行動する。→「食と健康」
オ 食べものを皆で分け、食べる喜びを味わう。→「いのちの育ちと食」
正答:4 エ ウ ア オ イ


H27本:子どもの食と栄養⑧乳幼児期の食生活

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問8 
 次の文は、乳幼児期の食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 幼児期では、間食を食事の一部と考え、間食でエネルギーや栄養素、水分の補給を行うことが望ましい。→
  2. 1歳児は、前歯と第一乳臼歯が生える時期であり、前歯を使って噛み切ることはできても、奥歯が生えそろわないため、硬いものや弾力のあるものをすりつぶすことはまだ難しい。→
  3. むし歯(う歯)は、歯垢の中に生息する細菌が糖分を餌にアルカリを生成し、そのアルカリで歯のエナメル質を溶かすことにより発生する。→×
  4. 「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」において、3~5(歳)のたんぱく質の推奨量(g/ 日)は、男性女性とも 20 である。→×

正答:3 ○ ○ × ×


H27本:子どもの食と栄養⑨【日本人の食事摂取基準】学童期

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問9 
 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」における学童期に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 学童期の年齢区分は6~7(歳)、8~9(歳)、10 ~ 11(歳)の3区分である。→
  2. 学童期の脂質の食事摂取基準(脂質の総エネルギー量に占める割合(脂肪エネルギー比率):%エネルギー)は、男性女性とも目標量として 20 ~ 30 とされている。→
  3. 学童期においては、男性女性とも食物繊維の食事摂取基準は設定されていない。→×
  4. 学童期のナトリウム(食塩相当量)の目標量は、男性女性とも成人(18 歳以上)と同じである。→×

正答:3 ○ ○ × ×


H27本:子どもの食と栄養⑩【学校給食法】第1条

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 10 
 次の文は、「学校給食法」第1条の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

この法律は、学校給食が児童及び生徒の(A 心身の健全な発達)に資するものであり、かつ、児童及び生徒の食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を果たすものであることにかんがみ、学校給食及び学校給食を活用した(B 食に関する指導)の実施に関し必要な事項を定め、もつて学校給食の普及充実及び学校における(C 食育の推進)を図ることを目的とする。

(組み合わせ)
      A        B        C
1 心身の健全な発達 食に関する指導   食育の推進
2 心身の健全な発達   地産地消   健全な食生活の実現
3  健康の保持増進   食育の推進   健全な食生活の実現
4  健全な食生活  食に関する指導  協同の精神涵養
5  健全な食生活    地産地消     食育の推進
正答:1


H27本:子どもの食と栄養⑪思春期の心身の特徴と食生活

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 11 
 次の文は、思春期の心身の特徴と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 学童期に比べ理解力、思考力、判断力もついてくることから、自ら食事内容を選択できるようにしていくことが望まれる。→
  2. 成長期には骨形成(骨へのカルシウムなどの沈着)が骨吸収(骨からのカルシウムなどの溶出)を上回り骨量は増加する。→
  3. 「平成 24 年度児童生徒の健康状態サーベイランス事業報告書」(平成 26 年:公益財団法人日本学校保健会)によると、夕食を1人で食べる割合は、小学生よりも中学生や高校生の方が多い。→
  4. 思春期は、体づくりの時期で、スポーツ活動も活発に行われており、適切な栄養補給の知識も必要である。→

正答:1 ○ ○ ○ ○


H27本:子どもの食と栄養⑫妊産婦のための食生活指針

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 12 
 次の文は、「妊産婦のための食生活指針」(厚生労働省)に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • からだづくりの基礎となる(A 「主菜」)は適量を
  • (B 緑黄色野菜)を積極的に食べて(C 葉酸)などを摂取しましょう。特に妊娠を計画していたり、妊娠初期の人には(D 神経管閉鎖障害)発症リスク低減のために、(C 葉酸)の栄養機能食品を利用することも勧められます。

(組み合わせ)
   A       B     C      D
1 「主食」  赤身の肉や魚  葉酸     貧血
2 「主食」   緑黄色野菜   鉄   神経管閉鎖障害
3 「主菜」  赤身の肉や魚   鉄     貧血
4 「主菜」  赤身の肉や魚  葉酸  神経管閉鎖障害
5  「主菜」   緑黄色野菜   葉酸  神経管閉鎖障害
正答:5


H27本:子どもの食と栄養⑬【食育基本法】基本理念

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 13 
 次のうち、「食育基本法」に掲げられている基本理念として誤ったものを一つ選びなさい。

  1. 国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成→
  2. 食料の生産、流通及び消費についての正しい理解→×
  3. 食に関する感謝の念と理解→
  4. 子どもの食育における保護者、教育関係者等の役割→
  5. 伝統的な食文化、環境と調和した生産等への配意及び農山漁村の活性化と食料自給率の向上への貢献→

正答:2


H27本:子どもの食と栄養⑭保育所における食育

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 14 
 次の文は、保育所における食育に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 体調不良、食物アレルギー、障害のある子どもなど、一人一人の子どもの心身の状態等に応じ、嘱託医、かかりつけ医等の指示や協力の下に適切に対応する。→
  2. 栄養士が配置されている場合は、専門性を生かした対応を図る。→
  3. 自然の恵みとしての食材や調理する人への感謝の気持ちが育つように、子どもと調理員との関わりや、調理室など食に関わる保育環境に配慮する。→
  4. 食育の基本となる目標と内容を保育の場で具体化するには、養護と教育を一体として展開する必要がある。→

正答:1 ○ ○ ○ ○


H27本:子どもの食と栄養⑮楽しく食べる子どもに~食から始まる健やかガイド~

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 15 
 次の文は、「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成 16 年:厚生労働省)に示された、発育・発達過程に応じて育てたい “食べる力” に関する記述である。【Ⅰ群】の時期と、【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 授乳期・離乳期
  2. 幼児期
  3. 学童期
  4. 思春期

【Ⅱ群】
ア 食べたい食事のイメージを描き、それを実現できる→思春期
イ 自然と食べ物との関わり、地域と食べ物の関わりに関心をもつ→学童期
ウ おなかがすくリズムがもてる→幼児期
エ いろいろな食べ物を見て、触って、味わって、自分で進んで食べようとする→授乳期・離乳期

正答:5 エ ウ イ ア


H27本:子どもの食と栄養⑯児童福祉施設における乳汁栄養

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 16 
 次の文は、児童福祉施設における乳汁栄養に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 乳汁の与え方は、集団においても個別対応が大切である。→
  2. 「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」では、「乳児用調製粉乳の調乳に当たっては、使用する湯は 60℃以上を保つこと。」とされている。→×
  3. 「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」では、「調乳後6時間以内に消費されなかった粉ミルクは、全て廃棄すること。」とされている。→×

正答:3 ○ × ×


H27本:子どもの食と栄養⑰子どもの感染症と食生活

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 17 
 次の文は、子どもの感染症と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 母乳育児の利点の一つに、乳児の感染症の発症及び重症度の低下があげられる。→
  2. 腸管出血性大腸菌感染症の予防には、食品と調理器具の十分な加熱と、手洗いが有効である。→
  3. 感染症による下痢、嘔吐が続くと、脱水症状を起こしやすいので、水分補給に留意する。→
  4. 「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)では、「はちみつは乳児ボツリヌス症予防のため満9か月までは使わない。」と示されている。→×

正答:2 ○ ○ ○ ×


H27本:子どもの食と栄養⑱子どもの感染症と食生活

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 18 
 次の文は、栄養摂取不足が原因の疾病に関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

(A ビタミンB1)は、糖質のエネルギー代謝に必要な(B 水溶性)ビタミンである。子どもの食生活において、日常的に、穀類、菓子類や清涼飲料水等を多量に摂取していると、(A ビタミンB1)の消費が高まるので、糖質の過剰摂取にならないよう注意が必要である。(A ビタミンB1)の不足が進むと、倦怠感、しびれ、食欲減退等が現れる。欠乏症は(C 脚気)である。

【語群】
ア ビタミンA  イ ビタミンB1   ウ ビタミンC  エ ビタミンE  
オ 水溶性    カ 脂溶性     キ くる病    ク 壊血病
ケ 脚気  

正答:2 イ オ ケ


H27本:子どもの食と栄養⑲ミネラル(カルシウム)

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 19 
 次の文は、カルシウム摂取とその影響に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. カルシウムは、歯の構成成分の一つである。→
  2. 脂溶性ビタミンであるビタミンDは、カルシウム吸収を促進する。→
  3. 思春期の子どもでは、ダイエットの影響などにより、カルシウムが不足しやすいので、注意が必要である。→
  4. 「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」によると、15 ~ 17(歳)の女性のカルシウムの食事摂取基準(推奨量)は 800mg/ 日とされており、女性のすべての年齢区分のなかで最も多い。→×

正答:2 ○ ○ ○ ×


H27本:子どもの食と栄養⑳障害のある子どもの食生活

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 20 
 次の文は、障害のある子どもの食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 重症心身障害児では、摂食機能の未発達や不正咬合、まひ等により咀しゃく、嚥下が困難である場合や、上肢、下肢のまひや筋緊張により食べる行為が困難な場合が多い。→
  2. 口唇裂の場合、乳汁を上手に吸うことができないために、むせたり、鼻からもれてしまいやすい。→
  3. 脳性まひの場合、まひの程度によるが、姿勢を保持することが困難で、手指が思いどおりに動かせないため、自分で食べることが困難なことが多い。→
  4. 座位不安定で車椅子などを使用する場合は、誤嚥を防ぐために、頭が後屈しないように配慮する。→

正答:1 ○ ○ ○ ○