R3後 教育原理 問1
次の文は、「教育基本法」第 10 条の一部である。( A )・( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な( A →〇習慣 )を身に付けさせるとともに、( B →〇自立心)を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。
(組み合わせ)
A B
1 態度 自立心
2 技能 自立心
3 技能 社会性
4 習慣 社会性
5 習慣 自立心 →〇
正答:5
「教育原理」一覧
R3後期:教育原理②
R3後 教育原理 問2
次の文は、「学校教育法」第 31 条の一部である。( A )・( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
小学校においては、(中略)教育指導を行うに当たり、児童の( A →〇体験的)な学習活動、特にボランティア活動など社会奉仕体験活動、自然体験活動その他の体験活動の充実に努めるものとする。この場合において、( B →〇社会教育)関係団体その他の関係団体及び関係機関との連携に十分配慮しなければならない。
(組み合わせ)
A B
1 体験的 社会教育 →〇
2 体験的 民間教育
3 実践的 社会教育
4 実践的 民間教育
5 抽象的 社会教育
正答:1
R3後期:教育原理③
R3後 教育原理 問3
次の文は、「幼稚園教育要領」第1章「総則」第1「幼稚園教育の基本」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
教師は、幼児との( A →〇信頼関係)を十分に築き、幼児が身近な環境に( B →〇主体的)に関わり、環境との関わり方や意味に気付き、これらを取り込もうとして、試行錯誤したり、考えたりするようになる幼児期の教育における見方・考え方を生かし、( C →〇幼児と共に)よりよい教育環境を創造するように努めるものとする。
(組み合わせ)
AB C
1 人間関係 主体的 家庭や地域と共に
2 人間関係 積極的 幼児と共に
3 信頼関係 積極的 家庭や地域と共に
4 信頼関係 主体的 幼児と共に →〇
5 愛着関係 主体的 幼児と共に
正答:4
R3後期:教育原理④
R3後 教育原理 問4
次の【Ⅰ群】の人物と、【Ⅱ群】の記述を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
A ロック(Locke, J.)
B コメニウス(Comenius, J.A.)
C フレーベル(Fröbel, F.W.)
【Ⅱ群】
ア 「汎知(pansophia)」を確立し、単線型の統一学校の構想を示した。 →〇B コメニウス(Comenius, J.A.)
イ 人間の精神は本来白紙(tabula rasa)のようなものであるとした。 →〇A ロック(Locke, J.)
ウ 遊びの重要性を説き、子どもが使って遊ぶための恩物(Gabe)を考案した。 →〇C フレーベル(Fröbel, F.W.)
(組み合わせ)
A B C
1 ア イ ウ
2 イ ア ウ →〇
3 イ ウ ア
4 ウ ア イ
5 ウ イ ア
正答:2
R3後期:教育原理⑤
R3後 教育原理 問5
次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の人物を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- 愛知県出身。欧州を数年旅した後、1875(明治8)年に東京女子師範学校の創設とともに英語教師として招かれる。翌年、東京女子師範学校附属幼稚園の開設に伴い初代監事に任じられた。 →〇エ 関信三
- 愛媛県出身の心理学者・教育学者。1936(昭和 11)年に保育問題研究会を結成し、その会長に就任。研究者と保育者の共同による幼児保育の実証的研究を推進した。 →〇オ 城戸幡太郎
- 兵庫県出身。東京女子師範学校卒業後、同校附属幼稚園の保母となる。その後、華族女学校附属幼稚園で保母をしながら、1900(明治 33)年に二葉幼稚園を設立した。 →〇イ 野口幽香
【Ⅱ群】
ア 松野クララ
イ 野口幽香
ウ 倉橋惣三
エ 関信三
オ 城戸幡太郎
(組み合わせ)
A B C
1 ア ウ イ
2 ウ エ ア
3 ウ エ イ
4 エ オ ア
5 エ オ イ →〇
正答:5
R3後期:教育原理⑥
R3後 教育原理 問6
次の文章の著者は誰か。正しいものを一つ選びなさい。
1 小原國芳
2 羽仁もと子
3 澤柳政太郎
4 倉橋惣三 →〇
5 城戸幡太郎
著作権の関係により公表できません。
正答:4
R3後期:教育原理⑦
R3後 教育原理 問7
次の文は、ある国の就学前教育についての記述である。どこの国のものか、正しいものを一つ選びなさい。
就学前教育は、3~4歳児を中心に幼稚園やプレイセンター、また、0~4歳児を対象とする多様な就学前教育機関において提供されている。また、マオリの言語・文化を教える機関「コハンガ・レオ」も設置されている。子どもの「今、ここにある生活」を重視し、実践者、研究者、マオリの人々の意見を集めて作られたカリキュラム「テ・ファリキ」により幼児教育が展開されている。
1 イタリア
2 アルゼンチン
3 フィンランド
4 ニュージーランド →〇
5 シンガポール
正答:4
R3後期:教育原理⑧
R3後 教育原理 問8
次の文は、「学校における「いじめ防止」「早期発見」「いじめに対する措置」のポイント」(平成 25 年 10 月 文部科学省)の一部である。( A )・( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
早期発見の観点から、学校の設置者等と連携し、( A →〇学校ネットパトロール)を実施することにより、ネット上のトラブルの早期発見に努める。また、児童生徒が悩みを抱え込まないよう、法務局・地方法務局におけるネット上の人権侵害情報に関する相談の受付など、関係機関の取組についても周知する。
パスワード付きサイトや SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)、携帯電話のメールを利用したいじめなどについては、より大人の目に触れにくく、発見しにくいため、学校における( B →〇情報モラル教育)を進めるとともに、保護者においてもこれらについての理解を求めていくことが必要である。
(組み合わせ)
A B
1 SNS 等の検閲 道徳教育
2 SNS 等の検閲 IT 活用教育
3 SNS 等の検閲 情報モラル教育
4 学校ネットパトロール 道徳教育
5 学校ネットパトロール 情報モラル教育 →〇
正答:5
R3後期:教育原理⑨
R3後 教育原理 問9
次の文は、「教育振興基本計画」(平成 30 年 閣議決定)で示された教育政策の目標を実現するために必要となる施策に関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 地域の多様な関係者(学校、教育委員会、大学、企業、NPO、社会教育施設など)の協働による( A →〇エ ESD )の実践を促進するとともに、学際的な取組などを通じて SDGs(持続可能な開発目標)の達成に資するような( A )の深化を図る。
- 幼児期の教育から高等教育まで各学校段階を通じた体系的・系統的な( B →〇ア キャリア教育)を推進する。初等中等教育段階においては、地域を担う人材育成に資するためにも、地元企業等と連携した起業体験、職場体験、インターンシップの普及促進を図るとともに、特色ある教育内容を展開する専門高校への支援と成果の普及に取り組む。
- 女性が、結婚や出産等の様々な人生の節目も踏まえつつ、個性と能力を十分に発揮できるよう、大学等における( C →〇イ リカレント教育)や各種の認定教育プログラム等を活用した能力開発など、学びを通じた主体的なキャリア形成を推進し、復職や再就職、起業等を円滑に成し遂げられる社会を実現する。
【語群】
ア キャリア教育 イ リカレント教育 ウ ICT 教育
エ ESD オ アクティブ・ラーニング
(組み合わせ)
A B C
1 ア ウ イ
2 イ ア オ
3 イ オ ア
4 エ ア イ →〇
5 エ イ ウ
正答:4
R3後期:教育原理⑩
R3後 教育原理 問 10
次の文は、中央教育審議会答申「子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の在り方について」(平成 17 年)の一部である。( A )・( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 幼稚園等施設において、小学校入学前の主に5歳児を対象として、幼児どうしが、教師の援助の下で、共通の目的・挑戦的な課題など、一つの目標を作り出し、協力工夫して解決していく活動を「( A →〇協同的な学び)」として位置付け、その取組を推奨する必要がある。
- 遊びの中での興味や関心に沿った活動から、興味や関心を生かした学びへ、さらに( B →〇教科)等を中心とした学習へのつながりを踏まえ、幼児期から児童期への教育の流れを意識して、幼児教育における教育内容や方法を充実する必要がある。
(組み合わせ)
A B
1 協同的な学び 教科 →〇
2 協同的な学び 主体的な取組
3 人間性の涵養 教科
4 人間性の涵養 主体的な取組
5 プロジェクト学習 教科
正答:1
R3前期:教育原理①
R3前期 教育原理 問1
次の文は、「教育基本法」第2条の一部である。(A )~(C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
教育は、その目的を実現するため、(A 学問)の自由を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。
一 幅広い知識と教養を身に付け、(B 真理)を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。
二 個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、(C 勤労)を重んずる態度を養うこと。
(組み合わせ)
ABC
- 良心 正義 勤労
- 良心 真理 納税
- 学問 正義 努力
- 学問 真理 勤労 →〇
- 信教 正義 努力
正答:4
R3前期:教育原理②
R3前期 教育原理 問2
次の文は、「学校教育法」第 11 条の一部である。(A)・(B)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、文部科学大臣の定めるところにより、児童、生徒及び学生に(A 懲戒)を加えることができる。ただし、(B 体罰)を加えることはできない。
(組み合わせ)
A B
- 懲戒 差別的行為
- 懲戒 体罰 →〇
- 処罰 体罰
- 制裁 体罰
- 処罰 差別的行為
正答:2
R3前期:教育原理③
R3前期 教育原理 問3
次の文のうち、「幼稚園教育要領」第1章「総則」第4「指導計画の作成と幼児理解に基づいた評価」の一部として、下線部分が正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 長期的に発達を見通した年、学期、月などにわたる長期の指導計画やこれとの関連を保ちながらより具体的な幼児の生活に即した週、日などの短期の指導計画を作成し、適切な指導が行われるようにすること。 →〇
- 幼児が様々な人やものとの関わりを通して、多様な体験をし、心身の調和のとれた発達を促すようにしていくこと。その際、幼児の発達を促進するため教師が中心となって活動を促し、幼児がより高度な学びを実現していくようにすること。 →×
- 言語に関する能力の発達と思考力等の発達が関連していることを踏まえ、幼稚園生活全体を通して、より高度な言語環境を整え、小学校教育との円滑な接続を見据えた言語活動の促進を図ること。 →×
- 行事の指導に当たっては、幼稚園生活の自然の流れの中で生活に変化や潤いを与え、幼児が困難を乗り越えられるようにすること。なお、それぞれの行事については、教師や保護者等に喜びの感情が沸き起こるようなものにすること。 →×
正答:3 ○ × × ×
R3前期:教育原理④
R3前期 教育原理 問4
次の文のうち、「幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続の在り方について(報告)」(平成 22年)に述べられた幼児期の教育に関するものとして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 各教科、道徳、特別活動等といった区別がない。 →〇
- 「~ができるようにする」といった具体的な目標への到達を重視する。 →×
- 経験カリキュラムに基づき展開される。 →〇
正答:3 ○ × ○
R3前期:教育原理⑤
R3前期 教育原理 問5
次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の人物を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- ドイツの教育者。神と自然と人間を貫く神的統一の理念に基づき、「自己活動」と「労作」の原理を中心とした教育の理論を述べた。また、家庭教育の向上を図るため、『母の愛と愛撫の歌』を著した。 →〇
- スイスに生まれ、近代教育に重要な影響を与えた教育思想家・教育者。著書『隠者の夕暮』で、教育の場として家庭を重視した。「生活が陶冶する」という名言でも知られている。 →〇
- スイスで生まれフランスで活躍した思想家。子どもと大人の本質的な差異を認め、「子どもの発見者」と言われる。『エミール』の著者で、人間の本来の性は善であるが、伝統、歴史、社会、政治などにより悪くなっていくと主張した。 →〇
【Ⅱ群】
ア コメニウス(Comenius, J.A.)
イ ルソー(Rousseau, J.-J.)
ウ ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.)
エ フレーベル(Fröbel, F.W.)
正答:5 エ ウ イ
R3前期:教育原理⑥
R3前期 教育原理 問6
次の文は、昭和 16 ~ 22 年にかけて保育者として働いていた女性が当時を思い出して書いた文の一部である。( )に入る人物を一つ選びなさい。
- 関信三
- 倉橋惣三
- 城戸幡太郎 →〇
- 澤柳政太郎
- 中江藤樹
正答:3
R3前期:教育原理⑦
R3前期 教育原理 問7
次の記述にあてはまる人物として、正しいものを一つ選びなさい。
ドイツの哲学者、教育学者。カントの後任としてケーニヒスベルク大学で哲学などの講座を受け持つ。教育の課題とは道徳的品性の陶冶であるとし、多方面への興味を喚起することが必要だと考え「教育(訓育)的教授」という概念を提示した。また、教授の過程は興味の概念に対応しており、「形式的段階」と呼ばれるようになった。この「形式的段階」概念は弟子たちに引き継がれ、「予備・提示・比較・総合・応用」の5段階へと改変された。
- ヘルバルト(Herbart, J.F.) →〇
- ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.)
- キルパトリック(Kilpatrick, W.H.)
- デューイ(Dewey, J.)
- コメニウス(Comenius, J.A.)
正答:1
R3前期:教育原理⑧
R3前期 教育原理 問8
次の文は、ある国の教育制度について述べたものである。正しいものを一つ選びなさい。
州ごとに教育制度が定められている国の一つである。初等教育は、基礎学校で行われる。初等教育修了後、中等教育の進学先としては、ハウプトシューレ、実科学校、ギムナジウム等である。そのうちギムナジウムは、大学進学希望者が主に進む。
- スウェーデン
- イタリア
- フィンランド
- イギリス
- ドイツ →〇
正答:5
R3前期:教育原理⑨
R3前期 教育原理 問9
次の文は、中央教育審議会答申「新しい時代を切り拓く生涯学習の振興方策について~知の循環型社会の構築を目指して~」(平成 20 年)の一部である。(A)・(B)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
変化の激しい社会においては、各個人が「自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」を身に付けるために、生涯にわたって学習を継続できるようにすることが求められている。特に技術の進展等が著しい中で、知識や(A 技能)等は陳腐化しないよう常に更新する必要がある。また、いわゆる狭義の知識・(A 技能)のみならず、他者との関係を築く力等の豊かな人間性を含む総合的な力は、学校教育の期間と場のみならず、ライフステージに応じて多様な場所や方法で学習し、(B 職業生活)やその他の社会における活動においてその成果を発揮することを経て身に付くものでもあり、成人の学習についても、このような国民の継続的な学習へのニーズに応えられる環境整備、すなわち学ぶ機会の充実とその成果を生かせる環境づくりが必要である。
(組み合わせ)
A B
- 判断力 私生活
- 思考力 私生活
- 思考力 職業生活
- 技能 私生活
- 技能 職業生活 →〇
正答:5
R3前期:教育原理⑩
R3前期 教育原理 問 10
次の文は、中央教育審議会答申「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について」(平成 28 年)の一部である。(A)・(B)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
通級による指導を受ける児童生徒及び特別支援学級に在籍する児童生徒については、一人一人の教育的ニーズに応じた指導や支援が組織的・継続的に行われるよう、「個別の教育支援計画」や「個別の指導計画」を(A )作成することが適当である。
(中略)
障害者理解や交流及び共同学習については、グローバル化など社会の急激な変化の中で、多様な人々が共に生きる社会の実現を目指し、一人一人が、多様性を尊重し、協働して生活していくことができるよう、各教科等の特質に応じた「見方・考え方」と関連付けながら、学校の教育活動全体での一層の推進を図ることが求められる。さらに、学校の(B )としての学習活動にとどまらず、地域社会との交流の中で、障害のある子供たちが地域社会の構成員であることをお互いが学ぶという、地域社会の中での交流及び共同学習の推進を図る必要がある。
(組み合わせ)
A B
- 必要に応じて 教育課程上
- 必要に応じて 授業
- 全員 教育課程上 →〇
- 全員 授業
- ある特定の事例に対して 教育課程上
正答:3
R2後期:教育原理①
令和2年度 後期試験 教育原理 問1
次の文は、「日本国憲法」第 13 条の条文である。( A )・( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
すべて国民は、( A 個人)として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、( B 公共の福祉)に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
(組み合わせ)
A B
- 個人 公共の福祉 →〇
- 個人 法の遵守
- 人間 公共の福祉
- 人間 法の遵守
- 社会人 公共の利益
正答:1
R2後期:教育原理②
令和2年度 後期試験 教育原理 問2
次の文は、「学校教育法」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
第 22 条 幼稚園は、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な( A )を与えて、その心身の発達を( B 助長 )することを目的とする。
第 29 条 小学校は、心身の発達に応じて、義務教育として行われる普通教育のうち基礎的なものを( C 施す)ことを目的とする。
(組み合わせ)
AB C
- 環境 援助 施す
- 教材 援助 教授する
- 教材 助長 施す
- 環境 助長 施す →〇
- 環境 援助 教授する
正答:4
R2後期:教育原理③
令和2年度 後期試験 教育原理 問3
次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」に関する記述である。( A )・( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
平成 29(2017)年の改正では、保育所は「( A 幼児教育)を行う施設」として新たに明示され、共有すべき事項として「育みたい資質・能力」が示された。その内容として、「保育所においては、生涯にわたる生きる力の基礎を培うため、資質・能力を( B 一体的)に育むよう努めるものとする」とされた。
(組み合わせ)
A B
- 幼児教育 一体的 →〇
- 幼児教育 領域別
- 幼児教育 総合的
- 養護 一体的
- 養護 領域別
正答:1
R2後期:教育原理④
令和2年度 後期試験 教育原理 問4
次の文は、ある教育方法についての記述である。この教育方法を何というか、正しいものを一つ選びなさい。
18 世紀末から 19 世紀初頭にかけてのイギリスでは、大量の貧しい民衆を相手に教育しなければならなかった。そのため、数百人の生徒を一つの教場に収容できるような大規模校舎の建設が進められ、その上で、生徒集団の中から優秀な生徒を助教(モニター)として任用し、助教が教師の指示を他の生徒に伝えるという方法をとった。この方法が一斉授業の起源ともいわれている。
- シュタイナー教育
- レッジョ・エミリア・アプローチ
- プロジェクト・メソッド
- モンテッソーリ教育
- ベル・ランカスター法 →〇
正答:5
R2後期:教育原理⑤
令和2年度 後期試験 教育原理 問5
次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の人物を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- 江戸時代に幼児教育や家庭教育の大切さを指摘した。『和俗童子訓』を著した。ア 貝原益軒
- 機関紙『教育問題研究』の中で、実践例等を紹介した。成城小学校を創設した。ウ 澤柳政太郎
【Ⅱ群】
ア 貝原益軒
イ 森有礼
ウ 澤柳政太郎
正答:2 ア ウ
R2後期:教育原理⑥
令和2年度 後期試験 教育原理 問6
次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の人物を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- 教育学は、子どもの発達の昨日にではなく、明日に目を向けなければならない。その時にのみ、それは発達の最近接領域にいま横たわっている発達過程を教授の過程において現実によび起こすことができる。 →ウ ヴィゴツキー(Vygotsky, L.S.)
- どの教科でも、知的性格をそのままにたもって、発達のどの段階のどの子どもにも効果的に教えることができる。 →ア ブルーナー(Bruner, J.S.)
【Ⅱ群】
ア ブルーナー(Bruner, J.S.)
イ デューイ(Dewey, J.)
ウ ヴィゴツキー(Vygotsky, L.S.)
エ キルパトリック(Kilpatrick, W.H.)
オ スキナー(Skinner, B.F.)
正答:4 ウ ア
R2後期:教育原理⑦
令和2年度 後期試験 教育原理 問7
次の文のうち、日本の学校教育制度に関するものとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 1945(昭和 20)年、「日本国憲法」と「教育基本法」が施行された。 →×
- 2006(平成 18)年、「教育基本法」が改正され、義務教育は「9年の普通教育」から「12 年の普通教育」へと変更になった。 →×
- 現行の「学校教育法」では、学校を「幼稚園、保育所、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校」と定めている。 →×
正答:5 × × ×
R2後期:教育原理⑧
令和2年度 後期試験 教育原理 問8
次の文の( )にあてはまる語句として、最も適切なものを一つ選びなさい。
( )とは、主として学校において、子どもたちが学校の文化ひいては近代社会の文化としての価値、態度、規範や慣習などを知らず知らず身につけていく一連のはたらきのことである。無意図的に、目に見えない形ではあるが、子どもたちに影響を及ぼし、その発達を方向づけていく。
- 融合カリキュラム
- 経験カリキュラム
- 潜在的カリキュラム →〇
- 顕在的カリキュラム
- コア・カリキュラム
正答:3
R2後期:教育原理⑨
令和2年度 後期試験 教育原理 問9
次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の人物を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- ユネスコ(UNESCO)の成人教育推進国際委員会において、「生涯にわたって統合された教育」(lifelong integrated education)を提唱した。 →ウ ラングラン(Lengrand, P.)
- 成人の教育の目的を、人間的になることとして、すべての制度をその実現のために方向づけるように価値の転換に成功した社会を「学習社会」(learning society)と呼んだ。 →ア ハッチンス(Hutchins, R.M.)
- 子どもに対する教育学である「ペダゴジー」(pedagogy)に対して、成人の学習を支援する教育学として「アンドラゴジー」(andragogy)という造語で成人教育学を提唱した。 →エ ノールズ(Knowles, M.S.)
【Ⅱ群】
ア ハッチンス(Hutchins, R.M.)
イ エリクソン(Erikson, E.H.)
ウ ラングラン(Lengrand, P.)
エ ノールズ(Knowles, M.S.)
オ クラントン(Cranton, P.)
正答:4 ウ ア エ
R2後期:教育原理⑩
令和2年度 後期試験 教育原理 問 10
次の文のうち、「いじめ防止対策推進法」第3条の一部として、下線部分が正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- いじめの防止等のための対策は、いじめが全ての児童等に関係する問題であることに鑑み、児童等が安心して学習その他の活動に取り組むことができるよう、学校内ではいじめが行われなくなるようにすることを旨として行われなければならない。 →×
- いじめの防止等のための対策は、全ての児童等がいじめを行わず、及び他の児童等に対して行われるいじめを認識しながらこれを放置することがないようにするため、いじめが児童等の心身に及ぼす影響その他のいじめの問題に関する児童等の理解を深めることを旨として行われなければならない。 →〇
- いじめの防止等のための対策は、いじめを受けた児童等の生命及び心身を保護することが特に重要であることを認識しつつ、国、地方公共団体、学校、地域住民、家庭その他の関係者の連携の下、いじめの問題を克服することを目指して行われなければならない。 →〇
正答:4 × ○ ○