平成29年度後期試験 教育原理 問1
次の文は、「日本国憲法」第 26 条の一部である。(A )・(B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる(A 義務)を負ふ。義務教育は、これを(B 無償)とする。
(組み合わせ)
A B
1 責任 保護者負担
2 責任 無償
3 義務 有償
4 義務 無償
5 義務 保護者負担
正答:4
「教育原理」一覧
H29後:教育原理②
平成29年度後期試験 教育原理 問2
次の文のうち、「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律」の一部として正しいものを○、誤ったものを × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 幼保連携型認定こども園に入園することのできる者は、満3歳以上の子どものみとする。 →×
- 幼保連携型認定こども園には、養護教諭を置かなければならない。 →×
- 幼保連携型認定こども園は、国、地方公共団体、学校法人及び社会福祉法人のみが設置することができる。 →○
4 × × ○
H29後:教育原理③
平成29年度後期試験 教育原理 問3
次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の人名を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- イタリア初の女性医学博士。子どもは自ら発達する力を持っている、という考えに基づき、幼児期には精神的発達の基礎として「感覚の訓練」が特に重要である、との観点から教具を開発した。 →モンテッソーリ
- ドイツの教育者。神と自然と人間を貫く神的統一の理念に基づき、「自己活動」と「労作」の原理を中心とした教育の理論を展開した。生まれたばかりの子どもでもあらゆる能力を本来自分の内にもっている、という思想のもとに恩物を開発した。 →フレーベル
【Ⅱ群】
ア フレーベル(Frӧbel, F.W.)
イ モンテッソーリ(Montessori, M.)
ウ ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.)
正答:3 イ ア
H29後:教育原理④
平成29年度後期試験 教育原理 問4
次の文の著者として、正しいものを一つ選びなさい。自分の生活に或系統をつけた時に、生活興味が起つて来ると云ふ大きな問題であります。
其の意味からしまして、幼児をして断片の生活を或中心へ結び付けさせて行く事が出来るならば、幼児の興味を深からしめ、又幼児の生活を、一層生活として発展させて行く事が出来ます。すなはち此所に誘導の問題が起つて来るのであります。指導だけならば「ああそれかい。それを斯うしようとするのかい。ブランコを漕ぎ度いのかい。絵が書き度いのかい。」と言つてその時その子を指導して居ればいゝのですが、誘導はそれ以上のことです。
- 鈴木三重吉
- 城戸幡太郎
- 橋詰良一
- 倉橋惣三
- 福沢諭吉
正答:4
H29後:教育原理⑤
平成29年度後期試験 教育原理 問5
次の文のうち、正しいものを○、誤ったものを × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- ソクラテス(Sōkratēs)は、古代ギリシャのアテナイにアカデメイヤをつくった。 →×
- ルソー(Rousseau, J.-J.)は、ノイホーフに貧民のための学校をつくった。 →×
- デューイ(Dewey, J.)は、シカゴ大学に実験学校をつくった。 →○
正答:4 × × ○
H29後:教育原理⑥
平成29年度後期試験 教育原理 問6
次の文は、教育職員免許状に関する記述である。(A)~(C)にあては
まる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。教育職員の免許状には、大学や短期大学等で教職課程の単位を満たしたのちに都道府県教育委員会に申請して得ることができる(A 普通)免許状、社会的経験を有する者に教育職員検定を経て授与される(B 特別)免許状、そして(A 普通)免許状を有する者を採用することができない場合に限り、教育職員検定を経て授与される(C 臨時)免許状がある。
【語群】
ア 代用 イ 特任 ウ 臨時 エ 特別 オ 一般 カ 普通
(組み合わせ)
正答:5 カ エ ウ
H29後:教育原理⑦
平成29年度後期試験 教育原理 問7
平成 25 年6月に閣議決定された「第2期 教育振興基本計画」では、学校におけるICT(Information and Communication Technology)の活用を取り上げている。次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 多様で大量の情報を収集、整理・分析することは容易だが、結果をまとめ、表現するには適さない。 →×
- 時間や空間を問わずに、音声・画像・データ等を蓄積・送受信でき、時間的・空間的制約を超える。 →○
- 距離に関わりなく相互に情報の発信・受信のやりとりができるという、双方向性を有する。 →○
- 情報管理が容易なためセキュリティ上の不安はなく、トラブルが発生しにくい。 →×
正答:3 × ○ ○ ×
H29後:教育原理⑧
平成29年度後期試験 教育原理 問8
次の文は、文部科学省による「教育指標の国際比較」(平成 25(2013)年版)に示されたある国の学校制度についての記述である。どの国の記述か、正しいものを一つ選びなさい。就学前教育について、幼稚園は満3歳からの子どもを受け入れる機関であり、保育所は2歳以下の子どもを受け入れている。
初等教育は、基礎学校において4年間(一部の州は6年間)行われる。
中等教育は、生徒の能力・適性に応じて、ハウプトシューレ(卒業後に就職して職業訓練を受ける者が主として進む。5年制)、実科学校(卒業後に職業教育学校に進む者や中級の職につく者が主として進む。6年制)、ギムナジウム(大学進学希望者が主として進む。8年制又は9年制)が設けられている。
- イタリア
- ドイツ
- スウェーデン
- デンマーク
- オランダ
正答:2
H29後:教育原理⑨
平成29年度後期試験 教育原理 問9
次の文のうち、「経験カリキュラム」の説明として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 学ぶ内容をそれぞれの分野に分けて系統的に教えるように編成している。 →×
- 教科ごとに時間割が決められ、学年ごとに習得すべき内容を編成している。 →×
- 学習者の活動や体験を中心としながら学びを進めていくように編成している。 →○
- 子どもの興味関心とのずれが生じやすく、学習意欲を持続しづらい。 →×
正答:5 × × ○ ×
H29後:教育原理⑩
平成29年度後期試験 教育原理 問 10
次の文は、中央教育審議会答申「新しい時代における教養教育の在り方について」(平成 14 年2月)の一部である。(A)~(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。核家族化、少子化、都市化などが進行し、家族の在り方が大きく変わり、また、地域における地縁的なつながりが希薄化する中で、家庭の教育力や地域社会が従来持っていた教育力が低下してきている。従来は家族や他人との日常のかかわりの中で自然にはぐくまれてきた子どもたちの(A 社会性)や規範意識が不足がちになっており、このことが学級崩壊、弱いものに対するいじめや暴力行為などの問題行動の一因とも言われている。
これらの状況に対し、(B 家庭教育)の支援や地域における青少年教育の充実を図る観点から様々な施策が講じられてきたが、現時点では十分な成果があがっているとは言い難い。
(中略)
児童生徒の現状を見ると、数学や理科が好きであるとか、将来これらに関する職業に就きたいと思う者の割合が国際的に低い水準になっているなど、自ら進んで学ぶ意欲や、学ぶことと将来の生き方とを結び付けて考えようとする姿勢に欠ける面が見られるようになった。
このことの背景には、我が国の教育が、形式的な平等を重視する余り、(C 画一的なもの)になりがちで、一人一人の多様な個性や能力の伸長という点に必ずしも十分に意を用いてこなかったこと、自ら学び、自ら考える力や、豊かな人間性をはぐくむ教育がおろそかになってきたことなどがある。(組み合わせ)
A B C
1 積極性 家庭教育 集団主義的なもの
2 社会性 学校教育 到達水準を厳密化するもの
3 社会性 家庭教育 到達水準を厳密化するもの
4 積極性 学校教育 画一的なもの
5 社会性 家庭教育 画一的なもの
正答:5
H29前:教育原理①
平成29年度前期試験 教育原理 問1
次の文は、「教育基本法」第2条の一部である。(A)~(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
一 幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と(A 道徳心)を培うとともに、健やかな身体を養うこと。
二 個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、(B 創造性)を培い、自主及び自律の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うこと。
三 正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、(C 公共)の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。
(組み合わせ)
A B C
1 道徳心 創造性 公共
2 道徳心 探究心 遵法
3 道徳心 探究心 公共
4 感性 探究心 遵法
5 感性 創造性 公共
正答:1
H29前:教育原理②
平成29年度前期試験 教育原理 問2
次の文のうち、「学校教育法」の一部として下線部分が正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- この法律で、学校とは、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び認定こども園とする。 →×
- 経済的理由によつて、就学困難と認められる学齢児童又は学齢生徒の保護者に対しては、市町村は、必要な援助を与えなければならない。 →○
- 幼稚園は、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その身体の成長を助長することを目的とする。 →×
正答:4 × ○ ×
H29前:教育原理③
平成29年度前期試験 教育原理 問3
次の文の著者として、正しいものを一つ選びなさい。
わたしたちは、わたしたちの意志と選択とは無関係に、わたしたちの先祖を通して、わたしたちの生命の一番奥の基礎となる運命が決っているのを知っている。わたしたちが自分でつくる子孫を通して、わたしたちはある程度は自由な存在として、種族の運命を決めることができるのである。
人類がすべて、これを全く新しい見方で認識しはじめ、これを発展の信仰の光のなかに見て、20 世紀は児童の世紀になるのである。これは二重の意味をもっている。一つは、大人が子どもの心を理解することであり、一つは、子どもの心の単純性が大人によって維持されることである。そうなって初めて、古い社会が新しくなる。
1 ルター(Luther, M.)
2 コメニウス(Comenius, J.A.)
3 デューイ(Dewey, J.)
4 エレン・ケイ(Key, E.)
5 ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.)
正答:4
H29前:教育原理④
平成29年度前期試験 教育原理 問4
次の記述にあてはまる人物として、正しいものを一つ選びなさい。
フランス革命時、公教育設置法案を提出した。同案は革命の動乱の中で成立することはなかったが、後世に大きな影響を与えた。それ以前に著した『公教育に関する五つの覚書』は、法案の基礎となっている。そこには、教育の自由が認められるべきであり、公教育は国民に対する社会の義務であると述べられ、学校制度のあり方や教育内容にも言及されている。
1 トマス・モア(More, T.)
2 ロック(Locke, J.)
3 コンドルセ(Condorcet, M.-J.-A.-N. C.)
4 オーエン(Owen, R.)
5 ピアジェ(Piaget, J.)
正答:3
H29前:教育原理⑤
平成29年度前期試験 教育原理 問5
次の文は、「幼稚園教育要領」及び「小学校学習指導要領」に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
- 幼稚園においては、幼稚園教育が、小学校以降の生活や学習の基盤の育成につながることに配慮し、幼児期にふさわしい生活を通して、創造的な思考や主体的な生活態度などの基礎を培うようにすること。 →○
- 国語科、音楽科、図画工作科など他教科等との関連を積極的に図り、指導の効果を高めるようにすること。特に、第1学年入学当初においては、「総合的な学習の時間」を中心とした合科的な指導を行うなどの工夫をすること。 →×
- 幼稚園教育と小学校教育との円滑な接続のため、幼児と児童の交流の機会を設けたり、小学校の教師との意見交換や合同の研究の機会を設けたりするなど、連携を図るようにすること。 →○
- 幼児と児童の交流においては、幼児と児童にとって意義のある交流活動をするために相互のねらいや方法などを踏まえ、継続的・計画的に取り組むことが大切である。 →○
- 小学校への入学を念頭に、修了近い時期には、皆と一緒に教師の話を聞いたり、行動したり、きまりを守ったりすることができるように指導を重ねていくこと。 →○
正答:2
H29前:教育原理⑥
平成29年度前期試験 教育原理 問6
次の【Ⅰ群】の人物と【Ⅱ群】の記述とを結びつけた場合の正しい組み合せを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- 緒方洪庵
- 吉田松陰
- 伊藤仁斎
【Ⅱ群】
ア 萩で儒学・史学・兵学など広い分野から人間教育を行い、維新の志士を多く輩出した。 →○
イ 京都の堀川に古義堂を開き、教育の目的は道の実践にありとして、実行と個性尊重の教育を施した。 →○
ウ 医師を志して修業を行ったのち、大坂(大阪)に蘭学の適塾を開き、学級組織を工夫して多くの門人を輩出した。 →○
正答:5 ウ ア イ
H29前:教育原理⑦
平成29年度前期試験 教育原理 問7
次の文は、「体罰根絶に向けた取組の徹底について(通知)」(平成 25 年8月 文部科学省)の一部である。(A)~(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
体罰は、(A 学校教育法)に違反するのみならず、児童生徒の心身に深刻な悪影響を与え、(B 力)による解決の志向を助長し、いじめや暴力行為などの土壌を生む恐れがあり、いかなる場合でも決して許されません。(中略)厳しい指導の名の下で、若しくは保護者や児童生徒の理解を理由として、体罰や体罰につながりかねない不適切な指導を見過ごしてこなかったか、これまでの取組を検証し、体罰を未然に防止する(C 組織的)な取組、徹底した実態把握、体罰が起きた場合の早期対応及び再発防止策など、体罰防止に関する取組の抜本的な強化を図る必要があります。
(組み合わせ)
A B C
1 学校教育法 話し合い 個別的
2 教育基本法 話し合い 組織的
3 学校教育法 力 組織的
4 教育基本法 力 組織的
5 学校教育法 力 個別的
正答:3
H29前:教育原理⑧
平成29年度前期試験 教育原理 問8
次の文は、形成的評価についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 形成的評価は学習過程における学習の達成状況を評価するものである。 →○
- 学習活動において、即時的な評価活動、たとえば発言・挙手などで学習者の理解度を把握することも形成的評価ととらえることができる。 →○
- ブルーナー(Bruner, J.S.)は、形成的評価を組み込んだ完全習得学習(マスタリー・ラーニング)という授業モデルを提唱した。 →×
正答:2 ○ ○ ×
H29前:教育原理⑨
平成29年度前期試験 教育原理 問9
次の文は、「第2期教育振興基本計画」(平成 25 年6月 14 日 閣議決定)に掲載された「生きる力」についての説明である。(A)~(C)にあてはまる語句の
正しい組み合わせを一つ選びなさい。
生きる力:いかに社会が変化しようと、自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力など、「(A 確かな学力)」、「(B 豊かな心)」、「(C 健やかな体)」から成る力
(組み合わせ)
A B C
1 確かな学力 幅広い教養 健全な精神
2 確かな学力 豊かな心 健やかな体
3 確かな学力 魅力ある個性 健やかな体
4 幅広い教養 魅力ある個性 健全な精神
5 幅広い教養 豊かな心 魅力ある個性
正答:2
H29前:教育原理⑩
平成29年度前期試験 教育原理 問 10
次の文は、「いじめ防止対策推進法」第1条の一部である。(A)~(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
この法律は、いじめが、いじめを受けた児童等の(A 教育を受ける権利)を著しく侵害し、その心身の健全な成長及び(B 人格の形成)に重大な影響を与えるのみならず、その生命又は身体に重大な危険を生じさせるおそれがあるものであることに鑑み、(C 児童等の尊厳)を保持するため、いじめの防止等(いじめの防止、いじめの早期発見及びいじめへの対処をいう。以下同じ。)のための対策に関し、基本理念を定め、(以下略)
(組み合わせ)
A B C
1 教育を受ける権利 その後の生活 児童等の尊厳
2 生存権 人格の形成 安全な学校生活
3 教育を受ける権利 その後の生活 安全な学校生活
4 生存権 その後の生活 児童等の尊厳
5 教育を受ける権利 人格の形成 児童等の尊厳
正答:5
H28後:教育原理①
平成28年度後期試験 教育原理 問1
次の文は、「日本国憲法」の一部である。誤ったものを一つ選びなさい。
- 思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。 →○
- 学問の自由は、これを保障する。 →○
- すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。 →○
- すべて国民は、ひとしく、その能力に応じた教育を受ける機会を与えられなければならず、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によって、教育上差別されない。 →×
- すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。 →○
正答:4
H28後:教育原理②
平成28年度後期試験 教育原理 問2
「学校教育法」第 21 条には、「義務教育として行われる普通教育」の目標が 10 項目掲げられている。次の文は、その一部である。(A )・(B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
一 学校内外における(A 社会的活動)を促進し、自主、自律及び協同の精神、規範意識、公正な判断力並びに公共の精神に基づき主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。
二 学校内外における(B 自然体験活動)を促進し、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと。
(組み合わせ)
A B
1 ボランティア活動 道徳教育
2 ボランティア活動 自然体験活動
3 社会的活動 自然体験活動
4 社会的活動 環境教育
5 道徳教育 環境教育
正答:3
H28後:教育原理③
平成28年度後期試験 教育原理 問3
次の文は、「幼稚園教育要領」第1章「総則」の第2「教育課程の編成」の一部である。(A )・(B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
幼稚園は、(A 家庭)との連携を図りながら、この章の第1に示す幼稚園教育の基本に基づいて展開される幼稚園生活を通して、(B 生きる力)の基礎を育成するよう学校教育法第23 条に規定する幼稚園教育の目標の達成に努めなければならない。幼稚園は、このこと
により、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとする。
(組み合わせ)
A B
1 初等教育 生きる力
2 初等教育 確かな学力
3 家庭 知・徳・体
4 家庭 確かな学力
5 家庭 生きる力
正答:5
H28後:教育原理④
平成28年度後期試験 教育原理 問4
次の文の著者として正しいものを一つ選びなさい。
そこで、活動的な仕事のさまざまな形態を学校に導入することに関して、留意すべき重大な事柄は、これらの形態を通して、学校の全精神が一新されるということである。学校は、将来営まれるべき、ある可能な生活と抽象的で、迂遠な関わりしかもたない学課を学ぶ場所ではなく、自らを生活と関連させ、子供が指導された生活を通じて学ぶ、子供の住みかになる機会をもつものとなる。学校は小型のコミュニティ、胚芽的社会になる機会をもつ。これが基本的事実であり、ここから継続的で、秩序ある教育の流れが生ずる。
1 ロック(Locke, J.)
2 オーエン(Owen, R.)
3 デューイ(Dewey, J.)
4 パーカースト(Parkhurst, H.)
5 キルパトリック(Kilpatrick, W.H.)
正答:3
H28後:教育原理⑤
平成28年度後期試験 教育原理 問5
次の文の著者として正しいものを一つ選びなさい。
子供が日々幼稚園へ来てその日何をするかはあらかじめきめられません。幼稚園として、先ず用意して置けるものは誘導準備だけです。誘導以外のことは、子供が来てからのことであります。子供が来たらば、こういうふうに充実指導をしてやろうと考えて置きましても、幼児自らがどういう活動をするかを見なくてはどう充実してやるべきかわかりません。
ただしどういう活動にはどういうふうな誘導を与えてやるかということは、個々の場合を離れて広く研究しておかれることですから、機会に応じて誘導保育案を実行していくことは、幼稚園の平生の心がけだと思うのであります。
1 松野クララ
2 森有礼
3 倉橋惣三
4 城戸幡太郎
5 澤柳政太郎
正答:3
H28後:教育原理⑥
平成28年度後期試験 教育原理 問6
次のA~Cは、日本の教育についての記述である。これらを年代の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 鈴木三重吉が『赤い鳥』を創刊した。 →○
- 東京女子師範学校附属幼稚園が創設された。 →○
- 「教育ニ関スル勅語」(教育勅語)が発布された。 →○
正答:4 B→C→A
H28後:教育原理⑦
平成28年度後期試験 教育原理 問7
次の文は、「いじめ防止対策推進法」の一部である。(A )・(B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
学校及び学校の教職員は、基本理念にのっとり、当該学校に在籍する児童等の保護者、地域住民、児童相談所その他の関係者との連携を図りつつ、学校全体でいじめの(A 防止及び早期発見)に取り組むとともに、当該学校に在籍する児童等がいじめを受けていると(B 思われる)とき
は、適切かつ迅速にこれに対処する責務を有する。
(組み合わせ)
A B
1 防止及び早期発見 情報提供があった
2 防止及び早期発見 思われる
3 防止及び早期発見 確証を得た
4 根絶のための啓発 情報提供があった
5 根絶のための啓発 思われる
正答:2
H28後:教育原理⑧
平成28年度後期試験 教育原理 問8
次の図は、文部科学省の「諸外国の教育統計」2015(平成 27)年版に示された、ある国の学校系統図であり、下はその説明の一部である。どこの国のものか、正しいものを一つ選びなさい。
【図】
就学前教育:就学前教育は、幼稚園又は小学校付設の幼児学級・幼児部で行われ、2~5歳児を対象とする。
義 務 教 育:義務教育は6~ 16 歳の 10 年である。義務教育は年齢で規定されている。留年等により、義務教育終了時点の教育段階は一定ではない。
初 等 教 育:初等教育は、小学校で5年間行われる。
1 アメリカ
2 イギリス
3 ドイツ
4 フランス
5 フィンランド
正答:4
H28後:教育原理⑨
平成28年度後期試験 教育原理 問9
次の文は、「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)」(平成 24 年7月 文部科学省)の一部である。(A )・(B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
インクルーシブ教育システムにおいては、(A 同じ場で共に)学ぶことを追求するとともに、個別の教育的ニーズのある幼児児童生徒に対して、自立と社会参加を見据えて、その時点で教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できる、多様で柔軟な仕組みを整備すること
が重要である。小・中学校における通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校といった、連続性のある「(B 多様な学びの場)」を用意しておくことが必要である。
(組み合わせ)
A B
1 同じ場で共に 多様な学びの場
2 同じ場で個別に 多様な学びの場
3 適切な場で個別に 多様な学びの場
4 同じ場で共に 専門特化した環境
5 同じ場で個別に 専門特化した環境
正答:1
H28後:教育原理⑩
平成28年度後期試験 教育原理 問 10
次の文は、ESD(Education for Sustainable Development)といわれる教育活動についての説明である。(A )・(B )にあてはまる語句の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
現在、世界には、環境・貧困・人権・平和・開発といった様々な地球規模の課題があります。
ESDとは、地球に存在する人間を含めた命ある生物が、遠い未来までその営みを続けていくために、これらの課題を自らの問題として捉え、一人ひとりが自分にできることを考え、実践していくこと(think globally, act locally)を身につけ、課題解決につながる(A 価値観や行動)を生み出し、(B 持続可能な社会)を創造していくことを目指す学習や活動です。
(組み合わせ)
A B
1 価値観や行動 多様性を尊重する社会
2 成長戦略 高度に経済発展した社会
3 秩序や社会システム 高度に経済発展した社会
4 成長戦略 持続可能な社会
5 価値観や行動 持続可能な社会
正答:5