R7前教育原理一覧

R7前期:教育原理①

R7前期 教育原理 問1
 次のうち、「教育基本法」の条文の一部として、正しいものを2つ選びなさい。

  1. 学問の自由は、これを保障する。 →×
  2. 保育所は、保育を必要とする乳児・幼児を日々保護者の下から通わせて保育を行うことを目的とする施設(利用定員が 20 人以上であるものに限り、幼保連携型認定こども園を除く。)とする。 →×
  3. 幼児期の教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであることにかんがみ、国及び地方公共団体は、幼児の健やかな成長に資する良好な環境の整備その他適当な方法によって、その振興に努めなければならない。 →〇
  4. 教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。 →〇
  5. すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。 →×

正答:34


R7前期:教育原理②

R7前期 教育原理 問2
 次の文は、「学校教育法」の一部である。( A )・( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
第 22 条 幼稚園は、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な( A  →環境)を与えて、その心身の発達を( B  →助長)することを目的とする。
(組み合わせ)
A B
1 環境 援助
2 教材 援助
3 教材 助長
4 環境 助長 →〇
5 環境 支援
正答:4


R7前期:教育原理③

R7前期 教育原理 問3
 次の文は、ある人物の著作の一部である。著者名と(   )にあてはまる記述の組み合わせ
として、正しいものを1つ選びなさい。
(組み合わせ)
1 羽仁もと子 ――――― 生活を生活で生活へ
2 羽仁もと子 ――――― 生活を習慣で教育へ
3 倉橋惣三 ―――――― 生活を生活で生活へ →〇
4 倉橋惣三 ―――――― 生活を習慣で教育へ
5 城戸幡太郎 ――――― 生活を生活で生活へ
正答:3


R7前期:教育原理④

R7前期 教育原理 問4
 次のうち、ヘルバルト(Herbart, J.F.)に関する記述として、適切なものを2つ選びなさい。

  1. 彼は、「生活が陶冶する」という有名な言葉を残した。 →×
  2. 彼は、教育は人間本性に宿る神性を意識し、それを生活のなかで表現することと説いた。 →×
  3. 彼は、教育の究極的な目的は、道徳的品性の陶冶にあると考えた。 →〇
  4. 彼は、教育を経験の再構成であると捉えた。 →×
  5. 彼は、著書『一般教育学』のなかで、「明瞭・連合・系統・方法」という教授段階説を唱えた。 →〇

正答:35


R7前期:教育原理⑤

R7前期 教育原理 問5
 次の説明にあてはまる教育機関として、正しいものを1つ選びなさい。
日本において朱子学の発展に寄与した林羅山は、社会階級や身分制度を認める封建的道徳理念を朱子学によって説明した。彼が設立した林家の私塾は、後に江戸幕府直轄の教育機関となった。
1 金沢文庫
2 足利学校
3 咸宜園
4 昌平坂学問所 →〇
5 綜芸種智院
正答:4


R7前期:教育原理⑥

R7前期 教育原理 問6
 次のうち、「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」第4章「子育ての支援」第2「幼保連携型認定こども園の園児の保護者に対する子育ての支援」の一部として、誤ったものを1つ選びなさい。

  1. 保護者の生活形態が異なることを踏まえ、全ての保護者の相互理解が深まるように配慮すること。その際、保護者同士が子育てに対する新たな考えに出会い気付き合えるよう工夫すること。 →〇
  2. 日常の様々な機会を活用し、園児の日々の様子の伝達や収集、教育及び保育の意図の説明などを通じて、保護者との相互理解を図るよう努めること。 →〇
  3. 保護者の就労と子育ての両立等を支援するため、保護者の多様化した教育及び保育の需要に応じて病児保育事業など多様な事業を実施する場合には、保護者の状況に配慮するとともに、園児の福祉が尊重されるよう努め、園児の生活の連続性を考慮すること。 →〇
  4. 外国籍家庭など、特別な配慮を必要とする家庭の場合には、状況等に応じて個別の支援を行うよう努めること。 →〇
  5. 保護者に育児不安等が見られる場合には、幼保連携型認定こども園における個別の支援を行わず、即座に関係機関に委託すること。 →×

正答:5


R7前期:教育原理⑦

R7前期 教育原理 問7
 次のうち、「幼稚園教育要領」第1章「総則」第4「指導計画の作成と幼児理解に基づいた評価」4「幼児理解に基づいた評価の実施」の一部として、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 指導の過程を振り返りながら幼児の理解を進め、幼児一人一人のよさや可能性などを把握し、指導の改善に生かすようにすること。 →〇
  2. 評価の実施に当たり、他の幼児との比較や、一定の基準に対する達成度についての評定によって捉えるものであることに留意すること。 →×
  3. 評価の妥当性や信頼性が高められるよう創意工夫を行い、組織的かつ計画的な取組を推進するとともに、次年度又は小学校等にその内容が適切に引き継がれるようにすること。 →〇

(組み合わせ)
  A B C
1 ○ ○ ×
2 ○ × ○ →〇
3 × ○ ○
4 × ○ ×
5 × × ○
正答:2


R7前期:教育原理⑧

R7前期 教育原理 問8
 次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の人名を結びつけた場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
【Ⅰ群】

  1. ユネスコ(UNESCO)の成人教育推進国際委員会において、「生涯にわたって統合された教育」を提唱した。 →ウ ラングラン
  2. 成人男女の教育の目的を人間的になることとして、あらゆる制度をその実現のために方向づけるよう、価値の転換に成功した社会を「学習社会」と定義した。 →ア ハッチンス

【Ⅱ群】
ア ハッチンス(Hutchins, R.M.)
イ デューイ(Dewey, J.)
ウ ラングラン(Lengrand, P.)
エ エレン・ケイ(Key, E.)
(組み合わせ)
  A B
1 ア ウ
2 イ ウ
3 イ エ
4 ウ ア →〇
5 ウ エ
正答:4


R7前期:教育原理⑨

R7前期 教育原理 問9
 次のうち、「生徒指導提要」(令和4年 文部科学省)第 12 章「性に関する課題」における「「性的マイノリティ」に関する理解と学校における対応」に関する記述として、不適切なものを1つ選びなさい。

  1. 教職員自身が「性的マイノリティ」への理解を深めるとともに、心ない言動を慎む。 →〇
  2. 教職員は、性についての悩みや不安を抱える児童生徒のよき理解者となるよう努める。 →〇
  3. 「性的マイノリティ」とされる児童生徒への対応においては、教職員間及び当該学級の他の児童生徒と速やかに情報共有をすることが不可欠である。 →×
  4. 最初に相談を受けた者だけで抱え込むことなく、組織的に取り組むことが重要である。 →〇
  5. 学級・ホームルームにおいては、いかなる理由でもいじめや差別を許さない適切な生徒指導・人権教育等を推進する。 →〇

正答:3


R7前期:教育原理⑩

R7前期 教育原理 問 10
 次のうち、2023(令和5)年 12 月に閣議決定された「こどもの居場所づくりに関する指針」に関する記述として、不適切なものを1つ選びなさい。

  1. こどもの居場所づくりが目指す理念とは、全てのこどもが、心身の状況や置かれている環境等にかかわらず、その権利の擁護が図られ、将来にわたって幸福な生活を送ることができるようにすることである。 →〇
  2. こどもの居場所づくりにおいては、こども・若者の視点や子育て当事者の視点に立つこと、全てのこども・若者の健やかな成長や幸せな状態(ウェルビーイング)の向上に資すること、誰一人取り残さず、抜け落ちることのない支援であることが必要である。 →〇
  3. こども・若者の居場所とは、オンライン空間などではなく、実際に対面して様々な人や物と関わることのできる物理的な「場」のことである。 →×
  4. その場を居場所と感じるかどうかは、こども・若者本人が決めることであり、そこに行くかどうか、どう過ごすか、その場をどのようにしていきたいかなど、こども・若者が自ら決め、行動する姿勢など、こども・若者の主体性を大切にすることが求められる。 →〇
  5. 居場所とは、こども・若者本人が決めるものである一方で、居場所をつくることとは、第三者が中心となって行われるものであるため、居場所と感じることと、居場所づくりには隔たりが生じ得る。こどもの居場所づくりを進めるに当たっては、この隔たりを認識することが必要である。 →〇

正答:3