社会的養護一覧

R6前期:社会的養護①

R6前期 社会的養護 問1 次の文は、「児童養護施設運営指針」(平成 24 年3月 厚生労働省)の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 社会的養護は、その始まりから( A  →〇アフターケア)までの継続した支援と、できる限り( B  →〇特定)の養育者による一貫性のある養育が望まれる。
  • 児童相談所等の行政機関、各種の施設、里親等の様々な社会的養護の担い手が、それぞれの専門性を発揮しながら、巧みに( C  →〇連携)し合って、一人一人の子どもの社会的自立や親子の支援を目指していく社会的養護の( C )アプローチが求められる。

(組み合わせ)
A BC
1 リービングケア 複数 連携
2 アフターケア 特定 連携 →〇
3 リービングケア 特定 媒介
4 アフターケア 複数 媒介
5 リービングケア 特定 連携
正当:2


R6前期:社会的養護②

R6前期 社会的養護 問2 次の文は、「社会的養護関係施設における親子関係再構築支援ガイドライン」(平成 26 年 厚生労働省)に示された「親子関係再構築」についての考え方を説明したものである。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
このガイドラインでは、( A  →〇子ども)の回復を支えるという視点で親子関係再構築を捉えている。そのため、その内容は、内的イメージから外的現実まで幅広く、家族形態や問題の程度も様々なものを含む等、多面的で重層的に考える必要がある。ガイドラインでは、親子関係再構築を「子どもと親がその相互の( B  →〇肯定的なつながりを主体的に回復)すること」と定義する。
親子関係再構築支援を家族の状況によって2つに分類すると、分離となった家族に対するものと、( C  →〇ともに暮らす)親子に対するものとがある。
(組み合わせ)
AB C
1 親自身 肯定的なつながりを主体的に回復 代替養育による新たな
2 親自身 親愛の情を自然発生的に醸成 代替養育による新たな
3 子ども 肯定的なつながりを主体的に回復 代替養育による新たな
4 子ども 肯定的なつながりを主体的に回復 ともに暮らす →〇
5 子ども 親愛の情を自然発生的に醸成 ともに暮らす
正当:4


R6前期:社会的養護③

R6前期 社会的養護 問3 次のうち、「新しい社会的養育ビジョン」(平成 29 年 厚生労働省)に示された内容として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 社会的養育の対象は全ての子どもであり、家庭で暮らす子どもから代替養育を受けている子ども、その胎児期から自立までが対象となる。 →〇
  2. 新たな社会的養育という考え方では、そのすべての局面において、子ども・家族の参加と支援者との協働を原則とする。 →〇
  3. 子どもに永続的な家族関係をベースにしたパーマネンシーを保障するために、特別養子縁組や普通養子縁組は実父母の死亡などの場合に限られる。 →×
  4. 施設で培われた豊富な体験による子どもの養育の専門性をもとに、施設が地域支援事業やフォスタリング機関事業等を行う多様化を、乳児院から始め、児童養護施設、児童心理治療施設、児童自立支援施設でも行う。 →〇

正当:1 ○ ○ × ○


R6前期:社会的養護④

R6前期 社会的養護 問4 次の文は、「児童養護施設運営ハンドブック」(平成 26 年3月 厚生労働省)の「地域支援」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 地域住民に対する相談事業を実施すること等を通じて、具体的な( A  →〇)の把握を行う。
  • 施設が有する専門性を活用し、地域の子育ての相談・助言や( B  →〇)の子育て事業の協力をする。
  • 地域の里親支援、子育て支援等に取組など、施設の( C  →〇)機能を活用し、地域の拠点となる取組を行う。

(組み合わせ)
AB C
1 福祉ニーズ 市町村 ソーシャルワーク →〇
2 福祉ニーズ 市町村 マネジメント
3 福祉ニーズ 都道府県 ソーシャルワーク
4 問題 市町村 マネジメント
5 問題 都道府県 マネジメント
正当:1


R6前期:社会的養護⑤

R6前期 社会的養護 問5 次のうち、「児童養護施設運営指針」(平成 24 年3月 厚生労働省)における家族への支援に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 親子が必要な期間を一緒に過ごせるような宿泊設備を施設内に設ける。 →〇
  2. 子どもと家族の関係づくりの支援として、家族に学校行事等への参加を働きかける。 →〇
  3. 家族等との交流の乏しい子どもには、週末里親やボランティア家庭等での家庭生活を体験させるなど配慮する。 →〇
  4. 子どもの一時帰宅は、保護者の意向により決定する。 →×

正当:1 ○ ○ ○ ×


R6前期:社会的養護⑥

R6前期 社会的養護 問6 次のうち、「里親及びファミリーホーム養育指針」(平成 24 年3月 厚生労働省)で示された養育・支援に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 里親及びファミリーホームに委託される子どもは、原則として新生児から義務教育終了までの子どもが対象である。 →×
  2. 児童相談所は、子どもが安定した生活を送ることができるよう自立支援計画を作成し、養育者はその自立支援計画に基づき養育を行う。 →〇
  3. 里親に委託された子どもは、里親の姓を通称として使用することとされている。 →×
  4. 里親やファミリーホームは、特定の養育者が子どもと生活基盤を同じ場におき、子どもと生活を共にする。 →〇

正当:4 × ○ × ○


R6前期:社会的養護⑦

R6前期 社会的養護 問7 次のうち、「被措置児童等虐待対応ガイドライン」(令和4年 厚生労働省)に示された虐待防止のための施設運営に関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。

  1. 組織全体が活性化され、風通しのよい組織づくりを進める。 →〇
  2. 第三者評価の積極的な受審や活用など、外部の目を取り入れる。 →〇
  3. 施設内で生じた被措置児童等虐待に関する情報提供は、当該施設等で生活を送っている他の被措置児童等に対しては行わない。 →×
  4. 自立支援計画の策定や見直しの際には、子どもの意見や意向等を確認し、確実に反映する。 →〇
  5. 経験の浅い職員等に対し、施設内外からスーパービジョンを受けられるようにする。 →〇

正当:3


R6前期:社会的養護⑧

R6前期 社会的養護 問8 次のうち、明治時代以降に、育児救済等を目的として長崎に創設された施設とその創設者の組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。
(組み合わせ)
1 博愛社   ― 松方正義
2 浦上養育院 ― 岩永マキ →〇
3 家庭学校  ― 石井亮一
4 日田養育院 ― 小橋勝之助
5 滝乃川学園 ― 池上雪枝
正当:2


R6前期:社会的養護⑨

R6前期 社会的養護 問9 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
児童養護施設のグループホームに勤務する新任のU保育士は、主任のH児童指導員から、「K君(13 歳、男児)は職員の気を引いて自分を見てほしいときにわざと嘘をつくことがあるから、あまり取り合わないように」と助言を受けた。確かにK君の話には事実でないことが後からわかったこともあったが、U保育士はK君なりの事情があったのだろうと考えていた。H児童指導員は、K君の話に矛盾があると厳しく問いただしたり、無視することがあった。K君はH児童指導員に叱られるとU保育士に助けを求めてくるので、U保育士は対応に困ってしまった。
【設問】
次のうち、U保育士の対応として、適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 職員によって対応が異なるのは周囲の子どもたちにとっても良くないので、U保育士もK君が嘘をついている時には厳しく問いただし、叱責した。 →×
  2. グループホームのホーム会議に心理療法担当職員にも出席してもらい、K君の言動や成育歴について取り上げ、自立支援計画の見直しを提案した。 →〇
  3. K君に対して、「H児童指導員はK君のためを思って言ってくれているのだから、自分の行動を振り返りなさい」とH児童指導員の意図を説明し、反省を促した。 →×
  4. K君と個別に関わる時間を増やし、「K君の話をちゃんと聞いているから、話したいことがあったらいつでも言ってきてね」と繰り返し伝えた。 →〇

(組み合わせ)
1 A B
2 A D
3 B C
4 B D →〇
5 C D
正当:4


R6前期:社会的養護⑩

R6前期 社会的養護 問 10 次の文は、「児童養護施設運営指針」(平成 24 年3月 厚生労働省)に示された「養育のあり方の基本」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
子どもの養育を担う専門性は、養育の場で( A  →〇生きた)過程を通して培われ続けなければならない。
経験によって得られた知識と技能は、現実の養育の場面と過程のなかで絶えず見直しを迫られることになるからである。養育には、子どもの生活を( B  →〇トータル)にとらえ、日常生活に根ざした( C  →〇平凡)な養育のいとなみの質を追求する姿勢が求められる。
(組み合わせ)
A BC
1 相互的な 部分的 平凡
2 相互的な 部分的 特別
3 相互的な トータル 特別
4 生きた トータル 特別
5 生きた トータル 平凡 →〇
正当:5


R5後期:社会的養護①

R5後期 社会的養護 問1 次のうち、「児童福祉法」の一部として、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 国及び地方公共団体は、児童を心身ともに健やかに育成することについて第一義的責任を負う。 →×
  2. 国及び地方公共団体は、児童を家庭において養育することが困難であり又は適当でない場合は、できる限り良好な家庭的環境において継続的に養育されることを優先し、必要な措置を講じなければならない。 →×
  3. 全て国民は、児童の権利に関する条約の精神にのっとり、児童が適切に養育され、その生活を保障し、愛され保護されるよう努めなければならない。 →×
  4. 全て国民は、児童が良好な環境において生まれ、かつ、社会のあらゆる分野において、児童の年齢及び発達の程度に応じて、その意見が尊重され、その最善の利益が優先して考慮され、心身ともに健やかに育成されるよう努めなければならない。 →〇
  5. 都道府県は、児童の身近な場所における児童の福祉に関する支援等に係る業務を適切に行う。 →×

正当:4


R5後期:社会的養護②

R5後期 社会的養護 問2 次のうち、「里親及びファミリーホーム養育指針」(平成 24 年3月 厚生労働省)の一部として、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 社会的養護を必要とする子どもを、養育者の家庭に迎え入れて養育する「家庭的養護」である。 →×
  2. 養育者の個人的な責任に基づいて提供される養育の場である。 →×
  3. 家庭内における養育上の課題や問題を解決し或いは予防するためにも、養育者は協力者を活用し、養育のありかたをできるだけ「ひらく」必要がある。 →〇
  4. 里親制度は、養育里親、専門里親、養子縁組里親、親族里親の4つの類型の特色を生かしながら養育を行う。 →〇

正当:4 × × ○ ○


R5後期:社会的養護③

R5後期 社会的養護 問3 次のうち、社会的養護に関わる専門職に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 児童養護施設、児童心理治療施設、福祉型障害児入所施設には、保育士を置かなければならない。 →〇
  2. 里親支援専門相談員は、里親会等と連携して、里親の新規開拓や里親委託の推進、里親への研修等を行う専門職であり、乳児院、児童養護施設、児童相談所に置かなければならない。 →×
  3. 心理療法を行う必要があると認められる児童が 10 人以上いる児童養護施設、児童自立支援施設には、心理療法担当職員を置かなければならない。 →〇
  4. 虐待を受けた児童が 10 人以上いる乳児院、児童養護施設、児童自立支援施設には個別対応職員を置かなければならないが、虐待を受けた児童が 10 人未満の施設には任意で置くことができる。 →×

正当:3 ○ × ○ ×


R5後期:社会的養護④

R5後期 社会的養護 問4 次のうち、社会的養護の地域支援に関する記述として、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 短期入所生活援助(ショートステイ)事業の対象者は、疾病や疲労などにより家庭において児童を養育することが一時的に困難になった保護者の児童や、経済的問題等により緊急一時的に保護が要になった母子等である。 →〇
  2. 「新しい社会的養育ビジョン」(平成 29 年 厚生労働省)では、入所児童以外の地域の子育て家庭を支援する専門職として、乳児院と児童養護施設に地域支援専門相談員を配置することとされた。 →×
  3. 施設に入所する子どもの早期家庭復帰を支援するため、乳児院、児童養護施設、児童心理治療施設、児童自立支援施設には、児童家庭支援センターを設置する義務がある。 →×
  4. 乳児院、母子生活支援施設、児童養護施設、児童心理治療施設及び児童自立支援施設の長は、その行う児童の保護に支障がない限りにおいて、当該施設の所在する地域の住民につき、児童の養育に関する相談に応じ、及び助言を行うよう努めなければならない。 →〇

(組み合わせ)
1 A B
2 A D →〇
3 B C
4 B D
5 C D
正当:2


R5後期:社会的養護⑤

R5後期 社会的養護 問5 次のうち、「社会的養育の推進に向けて」(令和4年 厚生労働省)における親子関係再構築支援に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 里親は養育の一貫性を担うという意味において、実親との再統合のための支援は行わない。 →×
  2. 親子関係再構築等の家庭環境の調整は、措置の決定・解除を行う市町村及び施設の役割である。 →×
  3. 子どもの生い立ちや親との関係について、自分の心の中で整理をつけられるよう、子どもに対する支援も必要である。 →〇
  4. 里親支援専門相談員は、家庭復帰に向けて、親との面会や宿泊、一時的帰宅等を段階的に行う。 →×
  5. 暴力以外の方法を知らずにしつけと称して虐待をしてしまう親に対し、ペアレントトレーニング等を取り入れる。 →〇

正当:4 × × ○ × ○


R5後期:社会的養護⑥

R5後期 社会的養護 問6 次のうち、「児童養護施設運営指針」(平成 24 年3月 厚生労働省)の自立支援およびアフターケアに関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 退所にあたっては、保護者の申し出を優先し、児童相談所と協議したうえで決定し、子どもに提示する。 →×
  2. 退所者の状況を把握し、退所後の記録を整備する。 →〇
  3. アフターケアは施設の業務であり、退所後も施設に相談できることを伝える。 →〇
  4. 施設退所者が集まれるような機会を設けたり、退所者グループの活動を支援し、参加を促す。 →〇

正当:4 × ○ ○ ○


R5後期:社会的養護⑦

R5後期 社会的養護 問7 次のうち、「児童養護施設運営指針」(平成 24 年3月 厚生労働省)の養育・支援に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 発達段階に応じて居室等の整理整頓、掃除等の習慣が身につくようにする。 →〇
  2. 性についての話題は不安を引き出す可能性があるため、控える。 →×
  3. でき得る限り他児との共有の物をなくし、個人所有とする。 →〇
  4. 行事などの企画・運営は職員が主体的にかかわり、子どもに指示をする。 →×

正当:3 ○ × ○ ×


R5後期:社会的養護⑧

R5後期 社会的養護 問8 次のうち、小規模住居型児童養育事業(ファミリーホーム)に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 養育者は、保育士または児童指導員の資格が必要である。 →×
  2. 里親養育包括支援事業の支援対象である。 →〇
  3. 養育者の他に補助者を配置することとされている。 →〇

正当:4 × ○ ○


R5後期:社会的養護⑨

R5後期 社会的養護 問9 次のうち、「児童福祉法」に基づく要保護児童の措置が採られる委託・入所先として、不適切なものを一つ選びなさい。
1 乳児院 →〇
2 児童養護施設 →〇
3 母子生活支援施設 →×
4 児童自立支援施設 →〇
5 里親 →〇
正当:3


R5後期:社会的養護⑩

R5後期 社会的養護 問 10 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Y君(10 歳)は、乳児院に入所後、現在は児童養護施設で生活をしている。児童養護施設に入所後は、親との面会がない状態が続いている。同じ児童養護施設にいるZ君(9歳)は、親との面会交流があり、その都度、玩具を買ってもらう等、面会交流後、笑顔で居住スペースに戻ってくる。そんなZ君を見たY君は、Z君に対し暴言を吐いたり、いいがかりをつけるなど、Z君を困らせている。
【設問】
次のうち、児童養護施設におけるY君への対応として、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. Z君の、親との面会の回数を減らす。 →×
  2. Z君とY君、どちらかを違う児童養護施設に移動させる。 →×
  3. Y君を厳しく指導する。 →×
  4. Y君へのライフストーリーワークの実施を検討する。 →〇
  5. Y君へのスーパービジョンの実施を検討する。 →×

正当:4


R5前期:社会的養護①

R5前期 社会的養護 問1 次のうち、「児童の権利に関する条約」(国連)に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. この条約において児童とは、20 歳未満のすべての者をいう。 →×
  2. 児童に関するすべての措置を取るにあたっては、児童の最善の利益が主として考慮される。 →〇
  3. 父母の一方または双方から分離されている児童が、定期的に父母のいずれとも人的な関係および直接の接触を維持する権利を尊重する。 →〇
  4. 児童が自身に影響を及ぼすすべての事項について自由に自己の意見を表明する権利を確保する。 →〇

正答:4 × ○ ○ ○


R5前期:社会的養護②

R5前期 社会的養護 問2 次のうち、小規模住居型児童養育事業(ファミリーホーム)に関する記述として、適切なものを一つ選びなさい。

  1. この事業は、家庭養護として養育者が親権者となり、委託児童を養育する取り組みである。 →×
  2. この事業の対象児童は、「児童福祉法」における「要支援児童」である。 →×
  3. この事業は、第一種社会福祉事業である。 →×
  4. この事業は、5人または6人の児童を養育者の家庭において養育を行う取り組みである。 →〇
  5. この事業において委託児童の養育を担う養育者は、保育士資格を有していなければならない。 →×

正答:4


R5前期:社会的養護③

R5前期 社会的養護 問3 次の文は、「児童養護施設運営指針」(平成 24 年3月 厚生労働省)の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
子どもの入所理由の背景は単純ではなく、複雑・重層化している。ひとつの虐待の背景をみても、経済的困難、両親の不仲、精神疾患、( A 養育能力の欠如 )など多くの要因が絡み合っている。そのため、入所に至った直接の要因が改善されても、別の課題が明らかになることも多い。
こうしたことを踏まえ、子どもの背景を十分に把握した上で、必要な( B 心のケア )も含めて養育を行っていくとともに、( C 家庭環境の調整 )も丁寧に行う必要がある。
(組み合わせ)
AB C
1 危機管理能力 心のケア 家庭環境の調整
2 危機管理能力 教育的指導 里親委託への移行
3 養育能力の欠如 心のケア 里親委託への移行
4 養育能力の欠如 教育的指導 里親委託への移行
5 養育能力の欠如 心のケア 家庭環境の調整 →〇
正答:5


R5前期:社会的養護④

R5前期 社会的養護 問4 次のうち、里親支援専門相談員(里親支援ソーシャルワーカー)に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 児童養護施設や乳児院に配置され、里親の支援に関わる職員である。 →〇
  2. 里親の新規開拓や里親委託の推進等を役割としている。 →〇
  3. 業務内容の範囲は里親委託までであり、委託後の里親支援については、児童相談所が担う。 →×
  4. 資格要件は、保育士資格取得者でなければならないと定められている。 →×

正答:2 ○ ○ × ×


R5前期:社会的養護⑤

R5前期 社会的養護 問5 次のうち、「社会的養育の推進に向けて」(令和4年 厚生労働省)に示された「家庭と同様の養育環境」として、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 里親 →〇
B 養子縁組 →〇
C 地域小規模児童養護施設(グループホーム) →×
D 小規模グループケア(分園型) →×
正答:2 ○ ○ × ×


R5前期:社会的養護⑥

R5前期 社会的養護 問6 次のうち、「児童養護施設運営指針」(平成 24 年3月 厚生労働省)に基づく養育・支援に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子ども自身が自分たちの生活について主体的に考えて、自主的に改善していくことができるような活動(施設内の子ども会、ミーティング等)を行うことができるよう支援する。  →〇
  2. 子どもが孤独を感じることがないよう、できるだけ中学生以上においても2人以上の相部屋とする。 →×
  3. 子どもが基本的な信頼感を獲得し、良好な人間関係を築くために、職員と子どもが個別的にふれあう時間を確保する。 →〇
  4. 成長の記録(アルバム)が整理され、成長の過程を振り返ることができるようにする。 →〇

正答:1 ○ × ○ ○


R5前期:社会的養護⑦

R5前期 社会的養護 問7 次のうち、社会的養護に関わる相談援助の専門用語に関する記述として、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ソーシャル・アクションとは、制度やサービスの改善を目指して行政や市民等に働きかけることをいう。 →〇
  2. スーパービジョンとは、異なる分野の専門職と協働して問題解決を図ることをいう。 →×
  3. ネットワーキングとは、家族や社会資源等が連携して支援体制を構築していくことをいう。 →〇
  4. ケースワークとは、入浴の援助や食事場面での援助等、日常生活における支援のことをいう。 →×

(組み合わせ)
1 A B
2 A C →〇
3 A D
4 B C
5 C D
正答:2


R5前期:社会的養護⑧

R5前期 社会的養護 問8 次のうち、社会的養護関係施設における第三者評価事業に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 職員の参画による評価結果の分析・検討する場を設け実行する。 →〇
  2. 施設の利用者を対象とした調査を実施するよう努める。 →×
  3. 毎年第三者評価を受けなければならない。 →×
  4. 第三者評価の基準は施設が独自に決める。 →×

正答:3 ○ × × ×


R5前期:社会的養護⑨

R5前期 社会的養護 問9 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Uちゃん(小学3年生、女児)は、母親と二人でK母子生活支援施設に入所している。Uちゃんの母親は、最近就職した。まだ仕事に慣れない様子で、疲れている様子がその表情にも見られた。ある日、施設内の学習室にUちゃんが来て、「お母さんがイライラしてすぐに怒る。一緒にいると喧嘩になるからこっちに来た。本当はみてもらいたい宿題だってあるのに」とH母子支援員に言った。
【設問】
次のうち、H母子支援員のとるべき対応として、最も不適切なものを一つ選びなさい。

  1. 「宿題をみるのが私でも良いのであれば、一緒にやろうか」とUちゃんに話す。 →〇
  2. Uちゃんの母親を学習室に呼び、Uちゃんの宿題をみるよう指導する。 →×
  3. Uちゃんが母親に言い返したり喧嘩をしたりせずに学習室に来たことをほめ、Uちゃんの話を聴く。 →〇
  4. 「お母さんは、新しい仕事に行くようになって疲れがたまっているのかもしれないね」とUちゃんに話す。 →〇
  5. Uちゃんの母親に、職場の様子や体調、精神的なストレスの様子について話を聴く。 →〇

正答:2


R5前期:社会的養護⑩

R5前期 社会的養護 問 10 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
S児童養護施設のグループホーム(地域小規模児童養護施設)に勤務している新人のL保育士は、中学生のY君(14 歳、男児)を担当している。Y君は、学校以外のほとんどの時間は自室で過ごし、他児とも関わろうとしない。L保育士はY君と話をしようと声掛けするが「お前に話すことなんてない」と返答され、Y君へどのような支援を行えば良いか悩んでいる。
【設問】
次のうち、L保育士がY君の支援を検討するために行うものとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. L保育士が自らの関わりについて日誌を通して振り返る。 →〇
  2. 基幹的職員にスーパービジョンを依頼する。 →〇
  3. Y君の通う学校の先生と連絡をとり、Y君の学校での様子を聴く。 →〇
  4. 今まで Y 君を担当した職員から、入所までの経緯やこれまでの関わりに関する情報を得る。 →〇

正答:1 ○ ○ ○ ○