H27地:保育原理⑰【事例】発達の遅れを抱える子の保護者への支援

平成27年度地域限定試験 保育原理 問 17 
 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
1歳児クラスのH君(1歳8か月)は、まだ歩いておらず、ハイハイをしている。H君は、生後 11 か月からの入所であり、入所時の面談において、首が座るのが生後半年を過ぎてからといったように、運動面の発達はゆっくりであったとの話が母親からあった。これまでの健診でも要観察となり、近くの小児科で定期的に様子をみてもらっていたとのことである。1歳8か月になり、小児科の医師より大学病院での受診を勧められたと、母親より報告があった。

【設問】
「保育所保育指針」第1章「総則」の(2)「保育の方法」、第2章「子どもの発達」、第3章「保育の内容」の2「保育の実施上の配慮事項」、第6章「保護者に対する支援」の2「保育所に入所している子どもの保護者に対する支援」に基づいた保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 母親はこれまでも医療機関と緊密に連携をとっており、特に対応はしない。 →×
  2. 受診への不安を軽減するために、看護師との面談の場を設けることを保育士から提案する。 →
  3. 保護者と相談しながら関係機関と連携を図り、個別の指導内容を検討する。 →
  4. 保育士として、これまでの経過を心配していたことを伝える。 →×
  5. 受診の結果、保育所として取り組むほうがよいことがあれば応じていくことを母親に伝える。 →

正答:3 × ○ ○ × ○