H29後:保育原理⑯

平成29年度後期試験 保育原理 問 16
 次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の人名を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】

  1. 1936(昭和 11)年に「保育問題研究会」を設立し、著書『幼児教育論』において、幼稚園や託児所は「何よりも先ず子供の自然である利己的生活を共同的生活へ指導して行く任務を負わねばならぬ」と述べて、保育案は「社会協力」を指導原理として作成されるべきものであると主張した。 →城戸幡太郎
  2. 1947(昭和 22)年の「学校教育法」の草案作成に携わった人物で、著書『幼児教育の構造』では、当時の「学校教育法」第 77 条の「保育」の語句について、「保育を “保護育成” もしくは “保護教育” の省略と解することにして、条文の中に用いることにした」と説明している。 →坂元彦太郎
  3. 1934(昭和9)年に出された『幼稚園保育法真諦』において「フレーベルの精神を忘れて、その方法の末のみを伝統化した幼稚園を疑う」と述べて、当時普及していた恩物中心の保育を批判し、子どもの生き生きしさや心もちを大切にする保育を提唱した。 →倉橋惣三

【Ⅱ群】
ア 倉橋惣三
イ 坂元彦太郎
ウ 城戸幡太郎
エ 和田実
オ 徳永恕
正答:4 ウ イ ア