平成30年度後期試験 保育原理 問 15
次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Ｊ君は2歳児クラスに進級し、3歳になったばかりである。担当保育士の交替や新しい友達が加わるなどの環境の変化があったが、朝の登園でも落ち着いて母親と保育室に入ってくる。保育室や園庭でも好きな遊びを見つけて遊んでいる。そして、最近は排泄についても意欲的な姿が見られている。
少し前まではトイレに誘ってみても「Ｊちゃん、すわらないの！」とトイレに近づこうとしなかったが、最近はトイレに座り、トイレでうまく排泄できることが増えてきた。うまくできたときに、担当保育士が認めると、Ｊ君も満足そうな表情を見せる。
Ｊ君は保育所でも家庭でも紙おむつを使っている。Ｊ君の母親から、家庭でトイレット・トレーニングを進めるために何かに取り組んでいるといった話はこれまでのところ特にない。担当保育士は、この機会にＪ君の紙おむつを布のパンツに切り替えていきたいと思い、母親と話をすることにした。
【設問】
担当保育士のＪ君の母親への話の内容として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- Ｊ君の保育所での排泄に変化が出てきたことを伝え、家庭でもトイレに誘うなど働きかけてみてはどうかと伝える。 →〇
- 保育所では紙おむつをはずし、布のパンツを使っていきたいことを伝える。 →〇
- Ｊ君のトイレット・トレーニングを、まずは家庭から進めてくださいと伝える。 →×
- クラスの他児の多くが布のパンツに切り替えていることを伝え、家庭で積極的に取り組むように伝える。 →×
- 布のパンツに替えて失敗すると濡れて着替えが必要になるので、しばらくはズボンなどの着替えを多めに用意するようにお願いする。 →〇
正答:2 ○ ○ × × ○