令和元年度 後期試験 保育原理問18
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Mちゃん(1歳11か月、女児)は、この4月にJ保育所の1歳児クラスに入所した。欠席が多く休みがちではあるが、少しずつ保育所の生活に馴染めてきている。7月に入って1歳児クラスでは、水遊びが始まった。Mちゃんは水着に着替え終わっているが、体操の音楽が流れ、保育士や周りの友達がリズムに合わせて身体を動かす中で、座りこんだり寝転んだりしている。みんながテラスに出て、ビニールプールに入ったりじょうろに水を入れたりして水で遊び始めても、Mちゃんは寝転んだままである。担当保育士が「一緒にやろう」と声をかけると、Mちゃんは泣き出したので、ひざに抱き上げて少し落ち着いたところでテラスに行く。友達がビニールプールに入っている様子を見せても、Mちゃんは担当保育士にしがみついて「いや!」と硬い表情で強く言う。その日は、水で遊ばなかった。
【設問】
「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の2「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」、第4章「子育て支援」に照らし、Mちゃんと保護者への担当保育士のこれからの対応として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 安心して遊び始めることができない気持ちを受け止めて、Mちゃんのやりたい遊びを一緒に探す。 →〇
- 遊び始めると気持ちも切り替わるかもしれないので、泣いてもビニールプールにMちゃんを座らせる。 →×
- みんなと同じ活動を経験することが大事なので、友達と一緒に水遊びをするようにMちゃんに働きかける。 →×
- 保護者に、今日のプールでの様子を伝えるとともに、家庭での遊びの様子を聞く。 →〇
- 保護者に、家庭で水に慣れるように指導してくださいと伝える。 →×
正答:1○××○×