令和2年度 後期試験 保育原理 問7
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
M保育所の1歳児クラスに通うK君(1歳8か月)は、ごはんやうどんなどの主食は好きでよく食 べるが、野菜やお肉などのおかずはなかなか食べない。また、自分で食べるときもあるが、「ママ! (やって)」と食べさせてもらうことを求めることが多い。K君の保護者は、K君に主食だけではなく おかずもしっかりと食べられるようになってほしい、また自分で食べるようになってほしいと思って いる。しかし、なかなかそうならないK君に保護者はあせりを感じている。そこで連絡帳にK君の家 庭での食事の様子を記入し、担当保育士にアドバイスを求めてきた。 保育所でもK君は食事の際、ごはんなどはスプーンを持って上手に食べるが、おかずになると手を ひざの上において自分で食べようとしないことが続いている。保育士が声をかけると、自分でスプー ンを持っておかずを食べる日もあり、担当保育士はK君を励ましながら食事を進めている。 担当保育士から相談を受けた栄養士は、K君の食事の様子を最近よく見ている。
【設問】
担当保育士がK君の保護者の連絡帳に記入する内容として、「保育所保育指針」第3章「健康及び 安全」の2「食育の推進」及び第4章「子育て支援」に照らして、適切な記述を○、不適切な記述を ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 保育所でのK君の食事に対する担当保育士の対応の様子を伝え、食べることを楽しむことが大切 なので、あせらずにやっていきましょうと伝える。 →〇
- 食事は早くからの自立への援助が大切であるため、何でも自分でスプーンなどを持って食べるように保育所での指導を強めていきますと伝える。 →×
- 子どもの食事は、保育所よりも保護者が指導することが大切なので、家庭でしっかりと指導して くださいと伝える。 →×
- 保護者が希望するならば、栄養士も交えて一緒に相談しましょうと伝える。 →〇
(組み合わせ)
正答:3 ○ × × ○