R4後期:保育原理⑩

R4後期 保育原理 問 10
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
軽度な発達の遅れがあるTちゃん(4歳、女児)は、3歳の頃から絵本を見たり積み木で遊ぶなど、一人で静かに過ごすことが多く、クラスの活動では楽しそうな様子があまり見られなかった。4歳児クラスになると、PちゃんがTちゃんのことを気にし、なにかと世話をするようになった。しばらくしてPちゃんが「~して」「~してはだめ」とTちゃんに指示することが多くなり、Tちゃんの表情がくもる場面も見られるようになった。ある日、クラスの友達が砂場で遊んでいるところに、Pちゃんに連れられたTちゃんも来て、一緒に遊び始めた。しばらくすると、「いや」とTちゃんにしてはめずらしい大きな声が聞こえ、砂場から一人離れる姿が見られた。担当保育士がPちゃんに「どうしたの?」と聞くと、「Tちゃんが私の言うことを聞いてくれない」と不満そうに話し始めた。
【設問】
担当保育士の今後の対応として、「保育所保育指針」第1章「総則」に照らし、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. Tちゃんのこれまでの発達過程をよりよく理解するために、保護者からTちゃんの家庭での生活や遊びの様子を聞き取る。 →〇
  2. Tちゃんのことをどのように感じているかをPちゃんに聞き、Tちゃんの気持ちや思いにPちゃんが気付けるように援助する。 →〇
  3. PちゃんはTちゃんにとってかけがえのない存在であり、TちゃんからPちゃんに謝るように言い聞かせる。 →×
  4. Tちゃんから思いや願いを聞き取り、状況に応じてTちゃんとクラスの友達との関わりを仲立ちする。 →〇

正答:2 ○ ○ × ○