R7前期:保育原理⑭

R7前期 保育原理 問 14
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
夕方の延長保育の時間、0歳児クラスのSちゃん(生後9か月、女児)は1歳児クラスの男児、2歳児クラスの女児のそばで、二人が絵を描く様子をじっと見ている。担当保育士は、Sちゃんが興味をもっていると感じて、Sちゃんの席を用意して紙を渡す。
2歳児クラスの女児は、「こうやって描くんだよ」とSちゃんに描いて見せる。Sちゃんは、クレヨンにも手を伸ばすが、握る力が弱く、紙には薄く点がつく程度だった。
そこに、Sちゃんと同じクラスのMちゃん(生後 11 か月、女児)もやってきて、担当保育士から紙をもらう。Mちゃんは、担当保育士の膝に座るが、みんなが椅子に座っているのを見て、自分も椅子に座ると指を差して訴える。Mちゃんは、椅子に座って笑顔を見せる。
【設問】
次のうち、担当保育士の振り返りとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. Sちゃんには、クレヨンをしっかり握れるよう、もっと指導する必要があった。 →×
  2. Mちゃんは、年上の子どもたちと、一緒に座って満足したようだ。 →〇
  3. SちゃんやMちゃんには、年上の子どもとの交流は良かったが、年上の子どもの活動の展開の妨げになってしまった。 →×
  4. 低年齢児においては、年齢の違う子どもとの関わりは子どもの怪我につながる可能性があるため、関わらせないほうが良かった。 →×
  5. 年齢の違う子ども同士の交流では、生活や遊びの中で、周囲の子どもへの興味や関心をもち、関わる機会をもてるよう、配慮することが必要になる。 →〇

(組み合わせ)
A B C D E
1 ○ ○ ○ × ×
2 ○ × ○ ○ ×
3 × ○ ○ × ○
4 × ○ × × ○ →〇
5 × × × ○ ○
正答:4