平成31年度前期試験 保育実習理論 問 13
次の【事例1】〜【事例4】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例1】
M保育士は、2歳児クラスを担当している。子どもたちは少しずつトイレで排泄することができるようになり、「ひとりでできた!」と生活習慣の自立への自信が育ってきている。Pちゃんは排泄したくなると「おしっこ!」と言ってズボンとおむつを下ろしてもらいトイレに駆けていく。排泄後は、M保育士が他のことに手を取られているとお尻を出したまま遊び始めてしまう。M保育士は、Pちゃんに自分でズボンをはこうとする気持ちが育ってほしいと考え、(A 『はけたよ はけたよ』(文/神沢利子 絵/西巻茅子 ))の絵本の読み聞かせをしてみることにした。
【事例2】
Q保育士は、3歳児クラスを担当している。最近クラスの子ども達は表現遊びに興味をもち、オノマトペや体の動きを使っていろいろな状況を表現して遊んだり、言葉のリズムを楽しんだりしている場面がたくさん見られるようになった。そこで、Q保育士は表現遊びがさらに広がるように(B 『いっぽんばしわたる』(作 五味太郎 ))の絵本の読み聞かせをしてみることにした。
【事例3】
R保育士は、4歳児クラスを担当している。友だちと一緒に遊ぶ姿が増え、友だち関係も広がってきた。クラスの友だちと一緒に遊ぶことの楽しさをさらに感じてほしいと考えている。そのような時期に(C 『ぽんたの じどうはんばいき』(作/加藤ますみ 絵/水野二郎 ))の絵本の読み聞かせをしてみた。その後、子ども達の間で「はっぱを入れてください、欲しいものがでてきますよ」という遊びが始まり、生活発表会に向けてみんなで製作するという活動に広がっていった。
【事例4】
S保育士は、5歳児クラスを担当している。来月から難聴のあるTちゃんを受け入れることになった。そこで子どもたちに日々の生活の中で障害のある子どもに対してどのように関わればよいか、考えて行動する態度が育ってほしいと考え、(D 『ぼくのだいじな あおいふね』(画家 ディック=ブルーナ 作者 ピーター=ジョーンズ訳者 中川健蔵 ))の絵本の読み聞かせを行った。
【設問】
対象児の年齢やねらいを考慮して、(A )〜(D )にあてはまる絵本を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【語群】
ア 『いっぽんばしわたる』(作 五味太郎 )
イ 『はけたよ はけたよ』(文/神沢利子 絵/西巻茅子 )
ウ 『ぼくのだいじな あおいふね』(画家 ディック=ブルーナ 作者 ピーター=ジョーンズ訳者 中川健蔵 )
エ 『ぽんたの じどうはんばいき』(作/加藤ますみ 絵/水野二郎 )
正答:3 イ ア エ ウ