R3前期 保育実習理論 問 19
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
児童養護施設で暮らすNちゃん(3歳、男児)は、母親と2人暮らしであったが、母親がうつ病を発症し、養育ができない状況になったために2年前に入所となった。当初は母親の体調回復を機に家庭引き取りを行うことを個別支援計画(自立支援計画)の支援方針としていて、母親もそれに同意していた。しかし、最近、母親の体調が回復してきたことから家庭引き取りに向けた取り組みをし始めたところ、母親から「つきあっている男性がいて、結婚する予定だ。Nちゃんの引き取りは結婚後、生活が安定してからにしたい。」との発言が児童養護施設のNちゃんの担当保育士にあった。
【設問】
次のうち、この話を聞いた直後にNちゃんの担当保育士が行うべき対応として、最も適切な記述を一つ選びなさい。
- 母親の意向を尊重し、支援方針を「母親の再婚生活が安定した後に家庭引き取り」に変更する。
- 個別支援計画は児童相談所で作成するものであるため、計画見直しの意向があることを担当の児童福祉司に伝えて良いか母親に確認する。
- 結婚予定の男性や今後の見通しについて母親から情報収集を行う。 →〇
- Nちゃんに母親の再婚に対する意見を聞き、Nちゃんの意向に沿った個別支援計画を立案する。
- 当初の個別支援計画の支援方針と異なるため、考え直すように母親に伝える。
正答:3