H30前:保育の心理学④

平成30年度前期試験 保育の心理学 問4
 次の説明及び図は、環境閾値説に関するものである。( ア )~( エ )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
説明
ジェンセン(Jensen, A.R.)は、心身の諸特質の( ア 遺伝的可能性)が顕在化するのに必要な( イ 環境条件)の質や量は、その特性によってそれぞれ違いがあり、各特性に固有な一定の水準(閾値)があるという見解を述べている。その見解によると特性Aは、極端に不適切な環境でないかぎり、ほぼ完全に発達の可能性が現れる。特性Bは、( ウ 知能検査の成績)などがこれにあたり、中程度の環境条件が閾値となるものである。特性Cは、環境条件にほぼ比例して発達の可能性が顕在化するもので、( エ 学業成績)などがこれに当たる。特性Dは、きわめて可能性が好適的な環境条件や特別な教育訓練によって、はじめて顕在化するものである。
  
図 ジェンセンの環境閾値説の解説図

(組み合わせ)
     ア      イ       ウ        エ
1 遺伝的可能性  環境条件    学業成績    知能検査の成績
2 遺伝的可能性  相互作用  知能検査の成績    学業成績  
3  環境条件   相互作用  知能検査の成績    学業成績  
4 ○遺伝的可能性  環境条件  知能検査の成績    学業成績 
5  環境条件   相互作用    学業成績    知能検査の成績 
正答:4