R1後:保育の心理学③

令和元年度 後期試験 保育の心理学問3
次の文は、ヒトの出生時の特徴についての記述である。(A)~(E)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

哺乳類は、生まれた時は未熟で自分の力で動きまわることのできない(A オ 就巣性)のものと、生まれた時からすでに成熟していて自力で移動することのできる(B ウ 離巣性)の二つに分類することもできる。ヒトの場合は、胎児期から音声に反応して母親の声を聞き分けるなど、感覚や知覚の能力を有するが、運動能力が未発達な状態で生まれてくることから、(C カ ポルトマン(Portmann,A.))はこれを二次的(A)と呼び、(D エ 生理的早産)という考え方で説明した。つまり、人間は大脳の発達が著しいため、十分な成熟を待って出産することは体の大きさの問題から難しく、約(E サ 1年)早く未熟な状態で生まれるといわれている。

【語群】
ア ローレンツ(Lorenz,K.)  イ 2年  ウ 離巣性  エ 生理的早産  オ 就巣性  カ ポルトマン(Portmann,A.)  キ 放巣性  ク ハーロウ(Harlow,H.F.)  ケ 帰巣性  コ 身体的早産  サ 1年
正答:2オウカエサ