R3後 保育の心理学 問 10
次の文は、青年期に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
青年期は、家族以外の人との親密な関係を深めていく中で、青年は( A →〇ア アイデンティティ)の確立という新たな課題に直面する。エリクソン(Erikson, E.H.)は、青年期が、大人としての責任と義務を問われずに、自由に何かに打ち込み、挫折し、さらにまた何かを探し求めるといった経験、あるいは、様々な危機を経ることが重要であるとして、この期間を( B →〇イ モラトリアム)期間であると考えた。
その後、マーシア(Marcia, J.E.)は、( A )の状態を4つの類型に分けて考える( C →〇ウ アイデンティティ・ステイタス)を提唱した。この4類型の中の一つである( D →〇エ 早期完了)は、これまでに危機を経験していることはなく、自分の目標と親との目標の間に不協和がなく、どんな体験も、幼児期以来の信念を補強するだけになっているという、融通のきかなさが特徴的である。
【語群】
ア アイデンティティ イ モラトリアム
ウ アイデンティティ・ステイタス エ 早期完了
オ モダリティ カ 達成
キ 拡散 ク アイデンティティ・クライシス
(組み合わせ)
A B C D
1 ア イ ウ エ →〇
2 ア イ エ カ
3 ア オ ク カ
4 ウ イ エ キ
5 ウ オ ク エ
正答:1