R6後期:保育の心理学⑨

R6後期 保育の心理学 問9 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
P保育士は、0歳児クラスの担当保育士である。

  • Qちゃんの保護者Rさんが、「ある人から、(a)子どもが泣いたらすぐに抱っこしていると、その子は親から離れることができなくなる →×と聞いて不安になりました。本当でしょうか?」と心配そうな表情でP保育士に質問した。また、保護者Rさんは、「昨日の夜、2歳になるQの姉を一人で部屋に残して、ティッシュを取りに行きました。Qの姉は私が戻るまで、泣かずにその場にいました。(b)私が目の前にいなくても、私のイメージを思い浮かべて、待つことができるようになった →〇ということでしょうか?」とP保育士に質問した。
  • P保育士は、保育を学ぶ実習生Sさんに養護面の大切さを伝えた。実習生Sさんの実習日誌には、「(c)保育の中で心地よさを感じながら育つと、子どもは、担当保育士に対する信頼を形成し、それを基盤として、他の保育士への信頼も形成していく →〇」と書かれていた。また、実習生Sさんは「(d)周囲の人に対する信頼感よりも不信感が強いと、パーソナリティに影響を与える →〇と聞いたことがあるのですが、それは本当ですか?」とP保育士に質問した。

【設問】
(a)~(d)の下線部分が、エリクソン(Erikson, E.H.)による「基本的信頼」の形成の観点から、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
(組み合わせ)
a b c d
1 ○ ○ ○ ○
2 ○ × × ○
3 × ○ ○ ○ →〇
4 × ○ × ×
5 × × ○ ×
正答:3