H27地:児童家庭福祉⑳児童家庭福祉の理念

平成27年度地域限定試験 児童家庭福祉 問20
 次の文は、児童家庭福祉の理念に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 児童家庭福祉では、積極的に人権と自己実現を保障する、ウェルビーイング(well-being)の実現を目指している。 →
  2. 児童は弱く発育途上の存在であることから、保護される権利や生きる権利、育つ権利が重視されるが、権利行使の主体として位置づけることは不適切である。 →×
  3. 「児童福祉法」の基本理念は第1条に規定され、「児童が心身ともに健やかに生まれ、且つ、育成されるよう努めなければならない。」と定められている。 →
  4. 子どもは、小さな大人という認識から、大人と異なる固有な存在であることへの認識の転換を図る上で、ルソー(Rousseau, J.-J.)やフレーベル(Fröbel, F.W.)、オーエン(Owen, R.)などが大きな役割を果たした。 →
  5. 近年の児童虐待の深刻さから考えると、児童の最善の利益を図る公的責任が不可欠である。 →

正答:2