平成30年度前期試験 児童家庭福祉 問2
次の文は、子ども観の変遷に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
- エレン・ケイ(Key, E.)は、1900 年に著した『児童の世紀』において、子どもが教育を受ける権利を享受することによって主体的に育つ可能性を示した。 →○
- ルソー(Rousseau, J.-J.)は、1762 年に『エミール』において、「子ども期」の重要性を指摘した。 →○
- アリエス(Ariès, P.)は『<子供>の誕生』において、17 世紀までの西欧では、子どもは「小さな大人」として扱われ、労働に従事し、大人との違いは明確に意識されていなかったと主張した。 →○
- 1601 年にイギリスで成立した「エリザベス救貧法」では、子どもは、有能貧民、無能貧民とともに保護の対象であることを示した。 →○
- 1874 年に通達された「恤救規則」では、公的救済の対象を、子どもを除く、家族の扶養を受けられない者とした。 →×
正答:5