H31前:児童家庭福祉⑱

平成31年度前期試験 児童家庭福祉 問 18 
次の文は、「要保護児童対策地域協議会設置・運営指針」(平成 29 年3月 31 日 厚生労働省)第1章「要保護児童対策地域協議会の基本的な考え方」の1「要保護児童対策地域協議会とは」の一部である。(A )~(D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

虐待を受けている子どもを始めとする支援対象児童等(中略)の(A 早期発見)や適切な保護を図るためには、関係機関等がその子ども等に関する情報や考え方を共有し、適切な連携の下で対応していくことが重要である。
このような多数の関係機関等の円滑な連携・協力を確保するためには、運営の中核となって関係機関相互の連携や役割分担の(B 調整)を行う機関を明確にするなどの(C 責任体制)の明確化や、円滑な情報の提供を図るための個人情報保護の要請と関係機関における情報共有の関係の明確化が必要であり、このような背景を踏まえ、平成 16 年に児童福祉法を改正し、支援対象児童等に関し、関係者間で情報の交換と支援の協議を行う機関として要保護児童対策地域協議会(以下「地域協議会」という。)を法的に位置づけた。
また、平成 19 年改正では、地方公共団体に対し、設置の(D 努力義務)が課され、平成 20 年改正では、支援対象を、養育支援が特に必要である子どもやその保護者、妊婦に拡大するとともに、調整機関に専門職の配置の努力義務が課されるなど、地域協議会の機能強化が順次図られ、更なる強化が平成 28 年改正で行われた。

(組み合わせ)
ABC D

  1. 早期発見 仲介 協力体制 義務
  2. 早期発見 調整 協力体制 努力義務
  3. 早期発見 調整 責任体制 努力義務
  4. 早期支援 仲介 責任体制 義務
  5. 早期支援 調整 責任体制 努力義務

正答:3