H27地:子どもの保健⑯

平成27年度地域限定試験 子どもの保健 問 16
 次の文は、乳幼児の排泄のケアに関する記述である。(A)~(E)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

排泄とは摂取した食べ物の残りかすや老廃物を体外に出すことをいう。尿は(A 腎臓)でつくられ、膀胱に溜められる。また、(B 小腸)で栄養分を吸収された食べ物は大腸で(C 水分)が吸収されて便となる。
乳児期は無意識の反射により尿の排泄をしているが、2~3歳頃になると膀胱に尿が溜まったという刺激が脳に伝わるようになり、自分の意志で排尿の調節ができるようになる。
大腸に便が溜まって便意がおきると、自分の意志では動かせない(D 内肛門括約筋)が弛緩する。通常は、その後、自分の意志で動かすことができる(E 外肛門括約筋)を用いて便を排泄するが、乳児期から1歳の子どもでは排便機能は未熟で、排便が自分の意志で自由に行えるようになるのは、排尿と同じく2~3歳頃である。

(組み合わせ)
   A    B    C     D       E
1 肝臓    胃    塩分  内肛門括約筋  外肛門括約筋
2 腎臓   小腸   塩分  内肛門括約筋  外肛門筋
3 膀胱  十二指腸  水分  外肛門括約筋  内肛門括約筋
4 腎臓   小腸   水分  内肛門括約筋  外肛門括約筋
5 肝臓   小腸   糖分  外肛門括約筋  内肛門括約筋
正答:4