R1後:子どもの保健⑯

令和元年度 後期試験 子どもの保健問16
次の文は、「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」(平成23年3月厚生労働省)の一部である。(A)~(E)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • ・アレルギーという言葉自体は一般用語として広まっているが、その理解は曖昧である。アレルギー疾患を分かりやすい言葉に置き換えて言えば、本来なら反応しなくてもよい無害なものに対する(A →過剰)な(B →免疫)反応と捉えることができる。(B)反応は本来、体の中を外敵から守る働きである。体の外には細菌やカビ、ウイルスなどの「(C →敵)」がたくさんいるので、放っておくと体の中に入ってきて病気を起こしてしまうが、それに対して体を守る働きの重要なものが(B)反応である。
  • ところがアレルギー疾患で問題になるのはダニの糞やダニが死んだ後の粉、つまり生き物としては悪さをしないものへの反応である。それが人間の体の粘膜に付く、または入ってくると、本来、(D →無害)なのにも関わらず、アレルギーの人はそれに対して(A)な(B)反応を起こして、逆に体に(E →不利益)な状態になってしまう、即ちアレルギー反応を起こす。

(組み合わせ)ABCDE

  1. 1精密 免疫 抗原 無害   不利益
  2. 2精密 生体 敵  無害   余分
  3. 3過剰 生体 抗原 非病原体 不利益
  4. 4過剰 免疫 敵  無害   不利益 →〇
  5. 5精密 免疫 敵  非病原体 余分

正答:4