令和2年度 後期試験 子どもの保健 問7
新生児に普通に見られる反射運動で、ある時期になると消えていくものを原始反射というが、次に示す反射と、その発現から消失時期の組み合わせで不適切なものを一つ選びなさい。
〈原始反射〉 〈発現~消失時期〉
- 大きな音でびっくりしたときや落ちると感じたときに起こる。腕は伸び、さらに抱きしめるような動きがある(モロー反射)
―――― 出生時 ~ 4か月ごろ →〇 - 頬や口のまわりを指で触れるとそちらに顔を向けて探し、口を開けたりする反射(探索反射)
―――― 出生時 ~ 4か月ごろ →〇 - 口唇に触れると乳を吸う動作をする(吸啜反射) ―――― 出生時 ~ 12 か月ごろ →×
- 背臥位のときに頭部を右もしくは左の方向(一つの方向)に向けると、顔の向いた側の手足は伸びて、反対側の手足は曲がっている姿勢(フェンシングの姿勢)をとる(緊張性頸反射)
―――― 出生時 ~ 5か月ごろ →〇 - 足の裏をペンなどで刺激すると、足の指は背屈し扇状にひろがる(バビンスキー反射)
―――― 出生時 ~ 24 か月ごろ →〇
正答:3