平成31年度前期試験 教育原理 問 10
次の文は、「障害者差別解消法【合理的配慮の提供等事例集】」(平成 29 年 11 月 内閣府障害者施策担当)の一部である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 言葉だけでの指示だと、内容を十分に理解できないで混乱してしまうことがある。
→ 小学校へ入学してから苦労しないように、言葉だけで指示を聞けるよう指導を続けた。 →× - 咀嚼することが苦手であり、通常の給食では喉に詰まらせてしまう可能性がある。
→ 大きな食材については、小さく切ったりミキサーで細かくしたりして、食べやすいサイズに加工することとした。 →〇 - 触覚に過敏さがあり、給食で使うステンレスの食器が使用できず、手づかみで食べようとする。
→ 根気強くステンレスの食器を使用することで慣れさせることとした。 →× - 多くの人が集まる場が苦手で、集会活動や儀式的行事に参加することが難しい。
→ 集団から少し離れた場所で本人に負担がないような場所に席を用意したり、聴覚に過敏があるのであれば、イヤーマフなどを用いることとした。 →〇 - 聴覚に過敏さがあり、運動会のピストル音が聞こえると、パニックを起こしてしまうかもしれない。
→ すぐ近くではピストルの音をならさないようにしたが、小学校ではピストルを使うことが多いので、少し離れたところからピストルでスタートの合図をすることとした。 →×
正答:4 × ○ × ○ ×