R7前期 教育原理 問 10
次のうち、2023(令和5)年 12 月に閣議決定された「こどもの居場所づくりに関する指針」に関する記述として、不適切なものを1つ選びなさい。
- こどもの居場所づくりが目指す理念とは、全てのこどもが、心身の状況や置かれている環境等にかかわらず、その権利の擁護が図られ、将来にわたって幸福な生活を送ることができるようにすることである。 →〇
- こどもの居場所づくりにおいては、こども・若者の視点や子育て当事者の視点に立つこと、全てのこども・若者の健やかな成長や幸せな状態(ウェルビーイング)の向上に資すること、誰一人取り残さず、抜け落ちることのない支援であることが必要である。 →〇
- こども・若者の居場所とは、オンライン空間などではなく、実際に対面して様々な人や物と関わることのできる物理的な「場」のことである。 →×
- その場を居場所と感じるかどうかは、こども・若者本人が決めることであり、そこに行くかどうか、どう過ごすか、その場をどのようにしていきたいかなど、こども・若者が自ら決め、行動する姿勢など、こども・若者の主体性を大切にすることが求められる。 →〇
- 居場所とは、こども・若者本人が決めるものである一方で、居場所をつくることとは、第三者が中心となって行われるものであるため、居場所と感じることと、居場所づくりには隔たりが生じ得る。こどもの居場所づくりを進めるに当たっては、この隔たりを認識することが必要である。 →〇
正答:3