H27本:子どもの保健⑪発達障害・精神医学的問題とその症状

平成27年度本試験 子どもの保健 問 11 
 次のA~Eのうち、障害名及び疾患名とその症状として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 知的障害      ― 精神の発達不全→
  2. アスペルガー症候群 ― 言語の遅れ→×
  3. AD/HD      ― 興味の限局→×
  4. 学習障害      ― 汚言症→×
  5. チック障害     ― 運動麻痺→×

正答:3 ○ × × × ×


H27本:子どもの保健⑫解離性(転換性)障害

平成27年度本試験 子どもの保健 問 12 
 次の文は、解離性(転換性)障害に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 青年期では、男子より女子で多くみられる。→
  2. 症状の一つとして、無感覚、錯感覚、視力障害などの感覚系の症状がみられる。→
  3. 症状の一つとして、失立、失歩、半側眼瞼下垂、けいれんなどの運動系の症状がみられる。→
  4. 症状の一つとして、急性尿閉塞、想像妊娠、しゃっくりなどの内臓系の症状がみられる。→

正答:1 ○ ○ ○ ○


H27本:子どもの保健⑬【事例】精神医学的問題、会話と言語の特異的発達障害

平成27年度本試験 子どもの保健 問 13 
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
5歳男児。とても人懐っこく、保育所には仲の良い友達がおり、よくヒーローごっこをするなどして遊んでいる。母親との関係は良好であり、言いつけはよく守り、大人の指示をよく聞く。初めて意味のある言葉を話したのは3歳の時で、5歳の現在も二語文程度の発語である。

【設問】
この子どもで最も疑われる精神医学的問題を一つ選びなさい。

  1. 注意欠陥/多動性障害
  2. 母性剥奪
  3. 学習障害
  4. 会話と言語の特異的発達障害 →
  5. 広汎性発達障害

正答:4


H27本:子どもの保健⑭乳幼児の虐待

平成27年度本試験 子どもの保健 問 14 
 次の文は、乳幼児の虐待についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第 10 次報告)」(厚生労働省)によると、平成 24 年度に把握した心中以外の虐待死事例では、3歳未満が6割を超える。→
  2. 「代理人によるミュンヒハウゼン症候群」は、虐待の一つである。→
  3. いわゆる揺さぶられ症候群は、虐待により生じない。→×
  4. 愛着に関わる問題は、被虐待乳幼児に起こり得る精神的問題の一つである。→
  5. 被虐待体験は、乳幼児にとって心的外傷になり得る。→

正答:2 ○ ○ × ○ ○


H27本:子どもの保健⑮吃音症

平成27年度本試験 子どもの保健 問 15 
 次の文は、吃音症に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 音と音節の繰り返しがみられる。→
  2. 対人コミュニケーションの障害はみられない。→×
  3. 正常な会話の流暢さが著しく阻害されている。→
  4. 顔面などの身体部分の運動を伴うことがある。→

正答:2 ○ × ○ ○


H27本:子どもの保健⑯子どもの体のバランスとケガ

平成27年度本試験 子どもの保健 問 16 
 次の文は、子どもの身体のバランスに関する記述である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

子どもの身体のバランスは、成人と異なる。成人は一般に(A 7~8)頭身といわれるが、これは頭部を1としたときに(B 身長)全体がいくつになるかを指している。これに対し、子どもは、新生児期が(C )頭身、2~4歳児が(D )頭身など、成人に比べて頭部の占める割合が高い。そのため低年齢の子どもほど頭部が重く、その頭部を支える体幹や上肢・下肢が小さいため、(E 歩行)が安定せず転倒しやすい。

(組み合わせ)
   A    B   C  D   E
1  8   体重  3  4  歩行 
2  6   身長  4  5  精神
3 7~8  身長  4  5  歩行
4  8   体重  5  6  体重
5 7~8  身長  3  4  精神
正答:3


H27本:子どもの保健⑰予防接種と感染症

平成27年度本試験 子どもの保健 問 17 
 次の文は、わが国で実施されている予防接種に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ポリオワクチンは、不活化ワクチンで皮下注射によって接種する。→
  2. ロタウイルスワクチンは、生ワクチンで経口接種する。→
  3. 4種混合ワクチンとは、破傷風、百日咳、ポリオ、B型肝炎である。→×
  4. MRワクチンは、満1歳までに接種する。→×
  5. ワクチンの同時接種とは、複数のワクチンを混合して接種することである。→×

正答:1 A B


H27本:子どもの保健⑱乳幼児の発達、小児科受診の基準

平成27年度本試験 子どもの保健 問 18 
 次の文のうち、乳幼児の発達に関して異常の疑いがあり、早めに小児科の専門医を受診する方がよいものの正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 生後3か月児で、首が完全にはすわっていない。→×
  2. 生後6か月児で、支えなしにはおすわりできない。→×
  3. 生後 12 か月児で、何かにつかまって立っていられない。→
  4. 2歳児で、意味のある単語を言えない。→
  5. 5歳児で、名前を呼ばれても返事をしない。→

正答:5 C D E


H27本:子どもの保健⑲乳幼児の遊びと安全管理・健康管理・感染症

平成27年度本試験 子どもの保健 問 19 
 次の文は、乳幼児の遊びと健康に関する記述である。最も適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 水いぼにかかっている子どもは、完治するまでプール遊びは避けるようにする。→×
  2. 子どもを激しく揺すると、頭蓋内出血や眼底出血を起こすことがある。これをシャフリングベビーシンドロームという。→×
  3. 粘土や廃材を利用しての制作は子どもの創造性を養い手先の器用さを育てるが、粘土べら、はさみ、竹串、缶やビンは危険なので用いないようにするのがよい。→×
  4. 「長時間のテレビ・ビデオの視聴は、とくに運動発達を遅らせる」という調査結果がある。→×
  5. 金属製の髪飾りなどのアクセサリーはけがの原因になるので、保育の場には持ち込まないのがよい。→

正答:5


H27本:子どもの保健⑳子どものアレルギー疾患

平成27年度本試験 子どもの保健 問 20 
 次の文は、子どものアレルギー疾患に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 幼児はスギ花粉症にかからない。→×
  2. 気管支喘息は、喘鳴を伴う呼吸困難の発作を繰り返すことが特徴である。→
  3. 室内塵中のダニに感作されることがアトピー性皮膚炎の原因である。→×
  4. 乳幼児の食物アレルギーの原因食物は、鶏卵であることが多い。→
  5. 乳幼児の食物アレルギーの主な症状は、アナフィラキシーショックである。→×

正答:3 B D


H27本:子どもの食と栄養①日本人の食事摂取基準

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問1 
 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」の子どもの年代に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. たんぱく質の食事摂取基準は、乳児期では、0~5(月)、6~ 11(月)の2区分で示されている。→×
  2. カルシウムの推奨量(mg/ 日)は、1~2(歳)では、男性のほうが女性よりも多い。→
  3. 鉄は、1~2(歳)および3~5(歳)の年齢区分において、男性女性とも耐容上限量は示されていない。→×
  4. 推定エネルギー必要量(kcal/ 日)は、3~5(歳)では、男性女性とも同じである。→×

正答:4 × ○ × ×


H27本:子どもの食と栄養②【食事バランスガイド】

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問2 
 次の文は、「食事バランスガイド」(平成 17 年:厚生労働省・農林水産省)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. コマの中に示されている料理・食品例を合わせると、おおよそ 1, 500kcal となる。→×
  2. サービング(SV:食事の提供量の単位)数が最も多いのは主食である。→
  3. 副菜は、野菜、きのこ、いも、大豆料理であり、3~5つ(SV)とされている。→×
  4. 「牛乳・乳製品」は、2つ(SV)とされている。→

正答:4 × ○ × ○ 


H27本:子どもの食と栄養③たんぱく質

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問3 
 次の文は、たんぱく質に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. たんぱく質は、アミノ酸が結合した化合物である。→
  2. 体内で合成することができず、食物から摂取しなければならないいアミノ酸を、非必須アミノ酸という。→×
  3. たんぱく質は、体内の酵素、ホルモン、免疫体の成分である。→
  4. たんぱく質は、エネルギー源として利用されない。→×

正答:3 ○ × ○ ×


H27本:子どもの食と栄養④ミネラル

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問4 
 次の文は、ミネラル(無機質)の生理作用に関する記述である。【Ⅰ群】の物質と【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. ナトリウム(Na)
  2. カリウム(K)
  3. カルシウム(Ca)
  4. 鉄(Fe)
  5. 亜鉛(Zn)

【Ⅱ群】
ア ヘモグロビンの成分であり、欠乏すると貧血の原因となる。
 →
イ 神経や筋肉の興奮伝導に関与する。野菜や豆類などに多く含まれる。
 →カリウム
ウ 多くの酵素の構成成分であり、欠乏の症状の一つに味覚障害がある。
 →亜鉛
エ 骨の成分であり、筋肉の収縮にも関与する。
 →カルシウム
オ 体液の浸透圧、酸・塩基平衡の調節に関与する。通常の食事をしていれば不足することはない。
 →ナトリウム
正答:4 オ イ エ ア ウ


H27本:子どもの食と栄養⑤発育と栄養状態の評価

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問5 
 次の文は、発育と栄養状態の評価に関する記述である。【Ⅰ群】の評価方法と【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 乳幼児身体発育値
  2. カウプ指数
  3. ローレル指数
  4. 学校保健統計調査
  5. BMI(body mass index)

【Ⅱ群】
ア 体格を表す方法の一つ。日本肥満学会では 18 . 5 未満を低体重としている。→
イ 学童の栄養状態の評価には、この方法を用いる。→
ウ 乳幼児の栄養状態の評価には、この方法を用いる。→
エ 厚生労働省が 10 年ごとに調査を行い、その結果得られた子どもの体重、身長などの数値をパーセンタイル値で示したものである。→
オ 文部科学省が毎年実施する。身長・体重などが平均値で示されている。→
正答:3 エ ウ イ オ ア


H27本:子どもの食と栄養⑥授乳・離乳の支援ガイド

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問6 
 次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)に示されている離乳に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 離乳の開始とは、果汁や野菜スープを初めて与えた時をいう。→×
  2. 離乳の開始時期は、生後3、4か月頃が適当である。→×
  3. 生後7、8か月頃からは、歯ぐきでつぶせる固さのものを与える。→×
  4. 生後9か月頃から、離乳食は1日2回にし、歯ぐきで噛める固さのものを与える。→×
  5. 離乳の完了とは、母乳または育児用ミルクを飲んでいない状態を意味するものである。→×

正答:5 × × × × ×


H27本:子どもの食と栄養⑦楽しく食べる子どもに 保育所食育

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問7 
 次の文は、「楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~」(平成16 年:厚生労働省)に関する記述である。【Ⅰ群】の3歳以上児の食育のねらいの5つの項目と、【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 「食と健康」
  2. 「食と人間関係」
  3. 「食と文化」
  4. 「いのちの育ちと食」
  5. 「料理と食」

【Ⅱ群】
ア 食材にも旬があることを知り、季節感を感じる。→「食と文化」
イ 食べたいものを考える。→「料理と食」
ウ 調理をしている人に関心を持ち、感謝の気持ちを持つ。→「食と人間関係」
エ 食事の際には、安全に気をつけて行動する。→「食と健康」
オ 食べものを皆で分け、食べる喜びを味わう。→「いのちの育ちと食」
正答:4 エ ウ ア オ イ


H27本:子どもの食と栄養⑧乳幼児期の食生活

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問8 
 次の文は、乳幼児期の食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 幼児期では、間食を食事の一部と考え、間食でエネルギーや栄養素、水分の補給を行うことが望ましい。→
  2. 1歳児は、前歯と第一乳臼歯が生える時期であり、前歯を使って噛み切ることはできても、奥歯が生えそろわないため、硬いものや弾力のあるものをすりつぶすことはまだ難しい。→
  3. むし歯(う歯)は、歯垢の中に生息する細菌が糖分を餌にアルカリを生成し、そのアルカリで歯のエナメル質を溶かすことにより発生する。→×
  4. 「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」において、3~5(歳)のたんぱく質の推奨量(g/ 日)は、男性女性とも 20 である。→×

正答:3 ○ ○ × ×


H27本:子どもの食と栄養⑨【日本人の食事摂取基準】学童期

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問9 
 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」における学童期に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 学童期の年齢区分は6~7(歳)、8~9(歳)、10 ~ 11(歳)の3区分である。→
  2. 学童期の脂質の食事摂取基準(脂質の総エネルギー量に占める割合(脂肪エネルギー比率):%エネルギー)は、男性女性とも目標量として 20 ~ 30 とされている。→
  3. 学童期においては、男性女性とも食物繊維の食事摂取基準は設定されていない。→×
  4. 学童期のナトリウム(食塩相当量)の目標量は、男性女性とも成人(18 歳以上)と同じである。→×

正答:3 ○ ○ × ×


H27本:子どもの食と栄養⑩【学校給食法】第1条

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 10 
 次の文は、「学校給食法」第1条の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

この法律は、学校給食が児童及び生徒の(A 心身の健全な発達)に資するものであり、かつ、児童及び生徒の食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を果たすものであることにかんがみ、学校給食及び学校給食を活用した(B 食に関する指導)の実施に関し必要な事項を定め、もつて学校給食の普及充実及び学校における(C 食育の推進)を図ることを目的とする。

(組み合わせ)
      A        B        C
1 心身の健全な発達 食に関する指導   食育の推進
2 心身の健全な発達   地産地消   健全な食生活の実現
3  健康の保持増進   食育の推進   健全な食生活の実現
4  健全な食生活  食に関する指導  協同の精神涵養
5  健全な食生活    地産地消     食育の推進
正答:1


H27本:子どもの食と栄養⑪思春期の心身の特徴と食生活

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 11 
 次の文は、思春期の心身の特徴と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 学童期に比べ理解力、思考力、判断力もついてくることから、自ら食事内容を選択できるようにしていくことが望まれる。→
  2. 成長期には骨形成(骨へのカルシウムなどの沈着)が骨吸収(骨からのカルシウムなどの溶出)を上回り骨量は増加する。→
  3. 「平成 24 年度児童生徒の健康状態サーベイランス事業報告書」(平成 26 年:公益財団法人日本学校保健会)によると、夕食を1人で食べる割合は、小学生よりも中学生や高校生の方が多い。→
  4. 思春期は、体づくりの時期で、スポーツ活動も活発に行われており、適切な栄養補給の知識も必要である。→

正答:1 ○ ○ ○ ○


H27本:子どもの食と栄養⑫妊産婦のための食生活指針

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 12 
 次の文は、「妊産婦のための食生活指針」(厚生労働省)に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • からだづくりの基礎となる(A 「主菜」)は適量を
  • (B 緑黄色野菜)を積極的に食べて(C 葉酸)などを摂取しましょう。特に妊娠を計画していたり、妊娠初期の人には(D 神経管閉鎖障害)発症リスク低減のために、(C 葉酸)の栄養機能食品を利用することも勧められます。

(組み合わせ)
   A       B     C      D
1 「主食」  赤身の肉や魚  葉酸     貧血
2 「主食」   緑黄色野菜   鉄   神経管閉鎖障害
3 「主菜」  赤身の肉や魚   鉄     貧血
4 「主菜」  赤身の肉や魚  葉酸  神経管閉鎖障害
5  「主菜」   緑黄色野菜   葉酸  神経管閉鎖障害
正答:5


H27本:子どもの食と栄養⑬【食育基本法】基本理念

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 13 
 次のうち、「食育基本法」に掲げられている基本理念として誤ったものを一つ選びなさい。

  1. 国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成→
  2. 食料の生産、流通及び消費についての正しい理解→×
  3. 食に関する感謝の念と理解→
  4. 子どもの食育における保護者、教育関係者等の役割→
  5. 伝統的な食文化、環境と調和した生産等への配意及び農山漁村の活性化と食料自給率の向上への貢献→

正答:2


H27本:子どもの食と栄養⑭保育所における食育

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 14 
 次の文は、保育所における食育に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 体調不良、食物アレルギー、障害のある子どもなど、一人一人の子どもの心身の状態等に応じ、嘱託医、かかりつけ医等の指示や協力の下に適切に対応する。→
  2. 栄養士が配置されている場合は、専門性を生かした対応を図る。→
  3. 自然の恵みとしての食材や調理する人への感謝の気持ちが育つように、子どもと調理員との関わりや、調理室など食に関わる保育環境に配慮する。→
  4. 食育の基本となる目標と内容を保育の場で具体化するには、養護と教育を一体として展開する必要がある。→

正答:1 ○ ○ ○ ○


H27本:子どもの食と栄養⑮楽しく食べる子どもに~食から始まる健やかガイド~

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 15 
 次の文は、「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成 16 年:厚生労働省)に示された、発育・発達過程に応じて育てたい “食べる力” に関する記述である。【Ⅰ群】の時期と、【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 授乳期・離乳期
  2. 幼児期
  3. 学童期
  4. 思春期

【Ⅱ群】
ア 食べたい食事のイメージを描き、それを実現できる→思春期
イ 自然と食べ物との関わり、地域と食べ物の関わりに関心をもつ→学童期
ウ おなかがすくリズムがもてる→幼児期
エ いろいろな食べ物を見て、触って、味わって、自分で進んで食べようとする→授乳期・離乳期

正答:5 エ ウ イ ア


H27本:子どもの食と栄養⑯児童福祉施設における乳汁栄養

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 16 
 次の文は、児童福祉施設における乳汁栄養に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 乳汁の与え方は、集団においても個別対応が大切である。→
  2. 「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」では、「乳児用調製粉乳の調乳に当たっては、使用する湯は 60℃以上を保つこと。」とされている。→×
  3. 「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」では、「調乳後6時間以内に消費されなかった粉ミルクは、全て廃棄すること。」とされている。→×

正答:3 ○ × ×


H27本:子どもの食と栄養⑰子どもの感染症と食生活

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 17 
 次の文は、子どもの感染症と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 母乳育児の利点の一つに、乳児の感染症の発症及び重症度の低下があげられる。→
  2. 腸管出血性大腸菌感染症の予防には、食品と調理器具の十分な加熱と、手洗いが有効である。→
  3. 感染症による下痢、嘔吐が続くと、脱水症状を起こしやすいので、水分補給に留意する。→
  4. 「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)では、「はちみつは乳児ボツリヌス症予防のため満9か月までは使わない。」と示されている。→×

正答:2 ○ ○ ○ ×


H27本:子どもの食と栄養⑱子どもの感染症と食生活

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 18 
 次の文は、栄養摂取不足が原因の疾病に関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

(A ビタミンB1)は、糖質のエネルギー代謝に必要な(B 水溶性)ビタミンである。子どもの食生活において、日常的に、穀類、菓子類や清涼飲料水等を多量に摂取していると、(A ビタミンB1)の消費が高まるので、糖質の過剰摂取にならないよう注意が必要である。(A ビタミンB1)の不足が進むと、倦怠感、しびれ、食欲減退等が現れる。欠乏症は(C 脚気)である。

【語群】
ア ビタミンA  イ ビタミンB1   ウ ビタミンC  エ ビタミンE  
オ 水溶性    カ 脂溶性     キ くる病    ク 壊血病
ケ 脚気  

正答:2 イ オ ケ


H27本:子どもの食と栄養⑲ミネラル(カルシウム)

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 19 
 次の文は、カルシウム摂取とその影響に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. カルシウムは、歯の構成成分の一つである。→
  2. 脂溶性ビタミンであるビタミンDは、カルシウム吸収を促進する。→
  3. 思春期の子どもでは、ダイエットの影響などにより、カルシウムが不足しやすいので、注意が必要である。→
  4. 「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」によると、15 ~ 17(歳)の女性のカルシウムの食事摂取基準(推奨量)は 800mg/ 日とされており、女性のすべての年齢区分のなかで最も多い。→×

正答:2 ○ ○ ○ ×


H27本:子どもの食と栄養⑳障害のある子どもの食生活

平成27年度本試験 子どもの食と栄養 問 20 
 次の文は、障害のある子どもの食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 重症心身障害児では、摂食機能の未発達や不正咬合、まひ等により咀しゃく、嚥下が困難である場合や、上肢、下肢のまひや筋緊張により食べる行為が困難な場合が多い。→
  2. 口唇裂の場合、乳汁を上手に吸うことができないために、むせたり、鼻からもれてしまいやすい。→
  3. 脳性まひの場合、まひの程度によるが、姿勢を保持することが困難で、手指が思いどおりに動かせないため、自分で食べることが困難なことが多い。→
  4. 座位不安定で車椅子などを使用する場合は、誤嚥を防ぐために、頭が後屈しないように配慮する。→

正答:1 ○ ○ ○ ○