R5後期:子ども家庭福祉①

R5後期 子ども家庭福祉 問1 次の文は、「児童の権利に関する条約」第 23 条の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
締約国は、精神的又は身体的な障害を有する児童が、その( A  →〇尊厳)を確保し、( B  →〇自立)を促進し及び( C  →〇社会への積極的な参加)を容易にする条件の下で十分かつ相応な生活を享受すべきであることを認める。
(組み合わせ)
AB C
1 尊厳 社会参加 自立
2 幸福 自立 意見表明
3 幸福 意見表明 社会への積極的な参加
4 尊厳 自立 社会への積極的な参加 →〇
5 尊厳 社会参加 意見表明
正当:4


R5後期:子ども家庭福祉②

R5後期 子ども家庭福祉 問2 次のうち、日本の児童福祉の歴史に関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。

  1. 糸賀一雄は、第二次世界大戦後の混乱期に「近江学園」を設立し、園長に就任した。その後「びわこ学園」を設立した。「この子らを世の光に」という言葉を残したことで有名である。 →〇
  2. 野口幽香らは、東京麹町に「二葉幼稚園」を設立し、日本の保育事業の草分けの一つとなった。 →〇
  3. 岩永マキは、1887(明治 20)年に「岡山孤児院」を設立した。 →×
  4. 日本で最初の知的障害児施設は、1891(明治 24)年に石井亮一が設立した「滝乃川学園」である。 →〇
  5. 留岡幸助は、1899(明治 32)年に東京巣鴨に私立の感化院である「家庭学校」を設立した。 →〇

正当:3


R5後期:子ども家庭福祉③

R5後期 子ども家庭福祉 問3 次の図は、「令和3年度福祉行政報告例の概況」(2023(令和5)年 厚生労働省)の 2021(令和3)年度中の児童相談所における相談の種類別対応件数の状況である。( A )・( B )にあてはまる相談種別の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【図】児童相談所における相談の種類別対応件数

(組み合わせ)
A B
1 育成相談 障害相談
2 育成相談 養護相談
3 養護相談 障害相談 →〇
4 養護相談 育成相談
5 養護相談 非行相談
正当:3


R5後期:子ども家庭福祉④

R5後期 子ども家庭福祉 問4 次の文は、「子どもの貧困対策の推進に関する法律」第2条の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 子どもの貧困対策は、社会のあらゆる分野において、子どもの年齢及び発達の程度に応じて、その( A  →〇意見)が尊重され、その最善の利益が優先して考慮され、子どもが心身ともに健やかに育成されることを旨として、推進されなければならない。
  • 子どもの貧困対策は、子ども等に対する( B  →〇教育)の支援、生活の安定に資するための支援、職業生活の安定と向上に資するための就労の支援、経済的支援等の施策を、子どもの現在及び将来がその生まれ育った環境によって左右されることのない社会を実現することを旨として、子ども等の生活及び取り巻く環境の状況に応じて包括的かつ早期に講ずることにより、推進されなければならない。
  • 子どもの貧困対策は、国及び( C  →〇地方公共団体)の関係機関相互の密接な連携の下に、関連分野における総合的な取組として行われなければならない。

(組み合わせ)
AB C
1 権利 教育 地方公共団体
2 権利 自立 地方公共団体
3 意見 教育 保護者
4 意見 教育 地方公共団体 →〇
5 意見 自立 保護者
正当:4


R5後期:子ども家庭福祉⑤

R5後期 子ども家庭福祉 問5 次のA~Eは、子ども家庭福祉に関する法律である。これらを制定年の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 母子保健法
  2. 児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律
  3. 少子化社会対策基本法
  4. 少年法
  5. 児童福祉法

(組み合わせ)
1 A→E→D→C→B
2 D→A→B→E→C
3 D→E→A→B→C
4 E→A→D→C→B
5 E→D→A→B→C →〇
正当:5


R5後期:子ども家庭福祉⑥

R5後期 子ども家庭福祉 問6 次の文は、「男女共同参画白書 令和4年版」(2022(令和4)年 内閣府)の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
家族の姿の変化を見てみると、昭和 55(1980)年時点では、全世帯の6割以上を「( A  →〇夫婦と子供)(42.1%)」と「( B  →〇3世代等)(19.9%)」の家族が占めていた。令和2(2020)年時点では、「( A )」世帯の割合は 25.0%に、「( B )」世帯の割合も 7.7%に低下している一方で、「( C  →〇単独)」世帯の割合が 38.0%と、昭和 55(1980)年時点の 19.8%と比較して2倍近く増加している。また、子供のいる世帯が徐々に減少する中、「( D  →〇ひとり親と子供)」世帯は増加し、令和2(2020)年に「( B )」世帯の数を上回っている
(組み合わせ)
AB C D
1 夫婦と子供 夫婦のみ 単独 3世代等
2 夫婦と子供 3世代等 単独 ひとり親と子供 →〇
3 夫婦と子供 3世代等 ひとり親と子供 夫婦のみ
4 3世代等 夫婦のみ 夫婦と子供 ひとり親と子供
5 3世代等 夫婦と子供 夫婦のみ ひとり親と子供
正当:2


R5後期:子ども家庭福祉⑦

R5後期 子ども家庭福祉 問7 次のうち、「令和4年版 厚生労働白書」(2022(令和4)年9月 厚生労働省)の保育人材に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 2020(令和2)年 10 月1日現在、保育士の登録者数は、150 万人を超えている。 →〇
  2. 保育士資格を有しながら保育所等で働いていない潜在保育士数は、2011(平成 23)年から 2020(令和2)年まで毎年減少している。 →×
  3. 保育士として就業した者が退職した理由として最も多いのは「職場の人間関係」である。 →〇
  4. 潜在保育士が保育士として就業を希望しない理由として最も多いのは「賃金が希望と合わない」
    である。 →〇

正当:3 ○ × ○ ○


R5後期:子ども家庭福祉⑧

R5後期 子ども家庭福祉 問8 次の文は、ある児童福祉施設の目的に関する記述である。該当する児童福祉施設として、正しいものを一つ選びなさい。
不良行為をなし、又はなすおそれのある児童及び家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童を入所させ、又は保護者の下から通わせて、個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い、その自立を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行う。
1 児童自立支援施設 →〇
2 児童養護施設
3 児童厚生施設
4 児童家庭支援センター
5 児童心理治療施設
正当:1


R5後期:子ども家庭福祉⑨

R5後期 子ども家庭福祉 問9 次のうち、「令和3年(2021)人口動態統計(確定数)の概況」(2022(令和4)年 厚生労働省)に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 2021(令和3)年の婚姻件数は、2020(令和2)年に比べて増加している。 →×
  2. 2021(令和3)年の出生数は、2020(令和2)年に比べて減少している。 →〇
  3. 2021(令和3)年の離婚件数は、2020(令和2)年に比べて増加している。 →×

正当:4 × ○ ×


R5後期:子ども家庭福祉⑩

R5後期 子ども家庭福祉 問 10 次のうち、「新子育て安心プラン」(2020(令和2)年 12 月 21 日 厚生労働省発表)に関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。

  1. 2021(令和3)年度から 2024(令和6)年度末までの4年間で約 14 万人分の保育の受け皿を整備する。 →〇
  2. 必要な方に適切に保育が提供されるよう、地域の課題を丁寧に把握しつつ、地域の特性に応じた支援を実施する。 →〇
  3. 保育士が生涯働ける魅力ある職場づくりを推進するとともに、職業の魅力を広く発信する。 →〇
  4. できるだけ早く待機児童の解消を目指すとともに、男性(25 ~ 44 歳)の就業率の上昇に対応する。
  5. 幼稚園・ベビーシッターを含めた地域のあらゆる子育て資源を活用する。 →〇

正当:4


R5後期:子ども家庭福祉⑪

R5後期 子ども家庭福祉 問 11 次のうち、「民法」の一部として、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 親権を行う者は、子の財産を管理し、かつ、その財産に関する法律行為についてその子を代表する。ただし、その子の行為を目的とする債務を生ずべき場合には、本人の同意を得なければならない。 →〇
  2. 親権を行う者は、子の利益のために子の監護及び教育をする権利を有し、義務を負う。 →〇
  3. 親権を行う者は、監護及び教育のため、その子を懲戒することができる。 →×

正当:2 ○ ○ ×


R5後期:子ども家庭福祉⑫

R5後期 子ども家庭福祉 問 12 次のうち、障害児入所施設に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 福祉型障害児入所施設は、入所児童の保護、日常生活の指導及び独立自活に必要な知識技能の付与を目的としている。 →〇
  2. 医療型障害児入所施設には、「医療法」に規定する病院として必要な設備のほか、訓練室及び浴
    室を設けることとされている。 →〇
  3. 「令和3年社会福祉施設等調査の概況」(2022(令和4)年 12 月 厚生労働省)では、2021(令和3)年 10 月1日現在、福祉型障害児入所施設の在所者数(人)は、医療型障害児入所施設の在所者数(人)より多くなっている。 →×

正当:2 ○ ○ ×


R5後期:子ども家庭福祉⑬

R5後期 子ども家庭福祉 問 13 次のうち、外国籍や外国にルーツをもつ家庭の子どもの保育に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育士は、それぞれの文化の多様性を尊重し多文化共生の保育を進めていくことが求められる。 →〇
  2. 保育士は、特別な配慮を必要とする家庭の場合には、状況等に応じて個別の支援を行うよう努めることが求められる。 →〇
  3. 保育士は、子どもの家庭の文化や宗教、生活習慣など、どの家庭にもあるそれぞれの文化を尊重する必要がある。 →〇

正当:1 ○ ○ ○


R5後期:子ども家庭福祉⑭

R5後期 子ども家庭福祉 問 14 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
児童養護施設で勤務するW保育士(女性)は、虐待を受けて入所しているRさん(12 歳、女児)を担当している。施設での生活の中で職員に反抗的な態度をとることもあり、どのように対応していくべきか検討が続いていた。ある日、Rさんから、「絶対に誰にも言わないでほしい」と前置きされた上で、夜間ひとりでいる時にX児童指導員(男性)が、性的な話をしてくると相談された。X児童指導員はW保育士の先輩にあたり、W保育士も頼りにしてきた存在だった。
【設問】
次のうち、W保育士の対応として、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 反抗的な態度をとることもあるRさんの発言は、X児童指導員への嫌がらせであると考え、Rさんの問題行動として記録に残す。 →×
  2. 「誰にも言わないでほしい」というRさんの意向を尊重し、相談内容はW保育士の胸の内にとどめる。 →×
  3. 被措置児童等虐待の疑いがあるため、速やかに児童相談所に通告する。 →〇
  4. 児童養護施設内でのことを外部に話すことは守秘義務違反となるため、施設内での情報共有にとどめる。 →×
  5. X児童指導員は信頼できる先輩であるため、Rさんの発言内容をまずはX児童指導員に確認する。 →×

正当:3


R5後期:子ども家庭福祉⑮

R5後期 子ども家庭福祉 問 15 次のうち、被措置児童等虐待の予防のための取り組み例として、不適切なものを一つ選びなさい。

  1. 職員のメンタルヘルスに対する配慮 →〇
  2. 「子どもの権利ノート」の作成、配布 →〇
  3. ケアの孤立化・密室化の防止 →〇
  4. 第三者による定期的な意見聴取の機会の設定 →〇
  5. 問題行動をとる児童の早期の措置解除 →×

正当:5


R5後期:子ども家庭福祉⑯

R5後期 子ども家庭福祉 問 16 次のうち、「児童福祉法」の保育士に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育士は、専門的知識及び技術をもって、児童の保育のみをおこなう。 →×
  2. 保育士は、正当な理由がなく、業務に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。 →〇
  3. 保育士でない者が保育士の名称を使用することは禁じられている。 →〇
  4. 保育士は、保育士の信用を傷つけるような行為をしてはならない。 →〇

正当:4 × ○ ○ ○


R5後期:子ども家庭福祉⑰

R5後期 子ども家庭福祉 問 17 次のうち、「児童発達支援ガイドライン」(平成 29 年7月 24 日 厚生労働省通知)に盛り込まれた提供すべき支援として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 発達支援 →〇
B 家族支援 →〇
C 地域支援 →〇
正当:1 ○ ○ ○


R5後期:子ども家庭福祉⑱

R5後期 子ども家庭福祉 問 18 次のうち、児童扶養手当制度に関する記述として、不適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 児童扶養手当の目的は、父または母と生計を同じくしていない児童が育成される家庭の生活の安定と自立の促進に寄与するため、当該児童について児童扶養手当を支給し、児童の福祉の増進を図ることである。 →〇
  2. 各年度の福祉行政報告例(厚生労働省)を見ると、児童扶養手当受給者総数は 2012(平成 24)年度末を境に減少に転じている。 →〇
  3. 「令和3年度 全国ひとり親世帯等調査結果報告(令和3年 11 月1日現在)」(2022(令和4)年 厚生労働省)によると、児童扶養手当の受給状況は、母子世帯の母では「受給している」が46.5%、父子世帯の父では 69.3%となっている。 →×
  4. 児童扶養手当は、2か月分ずつ年6回支払われる。 →〇
  5. 児童手当を受給している場合、児童扶養手当を受給することはできない。 →×

(組み合わせ)
1 A B
2 A C
3 B D
4 C D
5 C E →〇
正当:5


R5後期:子ども家庭福祉⑲

R5後期 子ども家庭福祉 問 19 次の【Ⅰ群】の地域子ども・子育て支援事業の概要と【Ⅱ群】の事業名を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】

  1. 子ども及びその保護者が、確実に子ども・子育て支援給付を受け、及び地域子ども・子育て支援事業その他の子ども・子育て支援を円滑に利用できるよう、子ども及びその保護者の身近な場所において、地域の子ども・子育て支援に関する各般の問題につき、子どもまたは子どもの保護者からの相談に応じ、必要な情報の提供及び助言を行うとともに、関係機関との連絡調整等を総合的に行う事業 →〇ウ 利用者支援事業
  2. 養育支援が特に必要であると判断した家庭に対し、保健師・助産師・保育士等がその居宅を訪問し、養育に関する指導、助言等を行うことにより、当該家庭の適切な養育の実施を確保することを目的とする事業 →〇イ 養育支援訪問事業
  3. 保護者の疾病その他の理由により家庭において養育を受けることが一時的に困難となった児童について、児童養護施設その他の施設に入所させ、または里親やその他の者に委託し、当該児童につき必要な保護を行う事業 →〇エ 子育て短期支援事業
  4. 乳児または幼児及びその保護者が相互の交流を行う場所を開設し、子育てについての相談、情報の提供、助言その他の援助を行う事業 →〇ア 地域子育て支援拠点事業
  5. 家庭において保育を受けることが一時的に困難となった乳幼児を、主として昼間において、保育所、認定こども園その他の場所において、一時的に預かり、必要な保護を行う事業 →〇オ 一時預かり事業

【Ⅱ群】
ア 地域子育て支援拠点事業
イ 養育支援訪問事業
ウ 利用者支援事業
エ 子育て短期支援事業
オ 一時預かり事業
(組み合わせ)
  A B C D E
1 ア イ エ オ ウ
2 ア ウ オ イ エ
3 ウ イ ア エ オ
4 ウ イ エ ア オ →〇
5 ウ エ イ ア オ
正当:4


R5後期:子ども家庭福祉⑳

R5後期 子ども家庭福祉 問 20 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
5月中旬の月曜日に、放課後等デイサービスに勤めるK保育士は、Y君(6歳、男児)のランドセルや手提げ袋に、何日も洗濯をしないで汚れたままの給食袋や体操服が入っているのを見かけた。K保育士はこれまでもY君の荷物や身なりについて同様なことがあり気になっていた。今回の件で、不審に思ったK保育士はY君に汚れたままの給食袋や体操服が入っていることを尋ねると、Y君はあまり話したくない様子であった。しかし、しばらくするとY君は「週末はよく家にひとりでいることが多い」と答えた。
【設問】
次のうち、K保育士の対応として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 不衛生なので汚れた給食袋や体操服を廃棄する。 →×
  2. Y君の状況を放課後等デイサービスの管理者に報告し、他の職員と情報を共有する。 →〇
  3. 何日も洗濯していない給食袋や体操服があることについて、Y君を叱責する。 →×
  4. すぐにY君の保護者を呼び出し、給食袋や体操着を洗濯していないことを厳しく指導する。 →×

正当:3 × ○ × ×


R5後期:社会福祉①

R5後期 社会福祉 問1 次のうち、日本の社会福祉の基本的な考え方に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 社会福祉における自立支援は、障害者福祉の分野ばかりでなく、高齢者福祉、子ども家庭福祉の分野にも共通の理念と考えられている。 →〇
  2. 私たち人間の幸福追求について、国が福祉政策によって関与することはない。 →×
  3. 「日本国憲法」では、生存権を保障するため、最低限度の生活に関する基準を示している。 →×
  4. 社会福祉における相談援助は、福祉サービスを必要とする人と社会資源を結びつける役割を果たす。 →〇

正当:3 ○ × × ○


R5後期:社会福祉②

R5後期 社会福祉 問2 次のうち、社会福祉の歴史的な事柄に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ベヴァリッジ報告では、貧困を生みだす5つの要因に対して、新たな社会保障システムを打ち出した。 →〇
  2. 「新救貧法」(1834(天保5)年)では、窮民の援助は、最下層の労働者の生活以下にとどめ、働ける者には強制労働を課した。 →〇
  3. 「恤救規則」(1874(明治7)年)では、血縁や地縁などの無い窮民に対してのみ公的救済を行ったが、救済の責任は、本来血縁や地縁などの人民相互の情誼によって行うべきであるとした。 →〇
  4. 「救護法」(1929(昭和4)年)では、保護の対象を 13 歳以下の幼者のみと規定した。 →×

正当:1 ○ ○ ○ ×


R5後期:社会福祉③

R5後期 社会福祉 問3 次のうち、子育て支援に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「保育所保育指針」には、保護者に対する子育て支援について示されている。 →〇
  2. 保護者に対する支援を行う際の留意点の一つとして、子どもの利益に反しない限りにおいて、保護者や子どものプライバシーの保護、知り得た事柄の秘密保持に留意することが挙げられる。 →〇
  3. 保育所において、日常の保育に関連した様々な機会を活用し子どもの日々の様子の伝達や収集、保育所保育の意図の説明などを通じて、保護者との相互理解を図るように努めることとされている。 →〇
  4. 地域子ども・子育て支援事業の実施は、子ども及びその保護者の身近な場所において行うとされている。 →〇

正当:1 ○ ○ ○ ○


R5後期:社会福祉④

R5後期 社会福祉 問4 次のうち、保護者支援・子育て支援に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子育ての相談にあたっては、保護者の話を頭から否定せずに、気持ちを受け止める姿勢を常に持つべきである。 →〇
  2. 不適切な養育等が疑われる家庭への支援では、保護者の子ども観や、子育て意識・方法などへの介入が必要となることがある。 →〇
  3. 家庭支援・子育て支援においては、親子と地域社会との関係を構築するという視点は、現状の地域社会における人間関係の希薄化現象を考えると、不要である。 →×
  4. 子育て環境の整備に関しては、出産を含む医療保障制度、各種手当、育児休業、保育所や幼稚園、認定こども園の整備など、家庭支援・子育て支援に関する制度環境の改善も重要である。 →〇

正当:2 ○ ○ × ○


R5後期:社会福祉⑤

R5後期 社会福祉 問5 次のうち、生活保護制度に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「生活保護法」では、保護の原則として、申請保護の原則、基準及び程度の原則、必要即応の原則、世帯単位の原則の4つを掲げている。 →〇
  2. 「生活保護法」第 11 条で定めている保護の種類は、生活扶助、教育扶助、住宅扶助、医療扶助、介護扶助、出産扶助、生業扶助、葬祭扶助の8つがある。 →〇
  3. 「生活保護法」による保護施設は、救護施設、更生施設、医療保護施設の3つである。 →×
  4. 令和4年版の「厚生労働白書」によると、生活保護制度の被保護者数は、1995(平成7)年を底に増加し、2015(平成 27)年3月に過去最高を記録し、以降減少に転じたと示されている。 →〇

正当:1 ○ ○ × ○


R5後期:社会福祉⑥

R5後期 社会福祉 問6 次のうち、「社会福祉法」における施設の種別と事業の組み合わせとして、不適切なものを一つ選びなさい。
  <施設>              <事業>  
1 児童自立支援施設 ――――――― 第一種社会福祉事業 →〇
2 特別養護老人ホーム ―――――― 第一種社会福祉事業 →〇
3 授産施設 ――――――――――― 第二種社会福祉事業
4 視聴覚障害者情報提供施設 ――― 第二種社会福祉事業 →〇
5 地域活動支援センター ――――― 第二種社会福祉事業 →〇
正当:3


R5後期:社会福祉⑦

R5後期 社会福祉 問7 次のうち、社会福祉施設の職員について、国が定めているそれぞれの配置基準に照らし、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 障害者支援施設の職員配置基準に、生活支援員が含まれている。 →〇
  2. 母子生活支援施設の職員配置基準に、少年を指導する職員が含まれている。 →〇
  3. 補装具製作施設の職員配置基準に、訓練指導員が含まれている。 →〇
  4. 養護老人ホームの職員配置基準に、生活相談員が含まれている。 →〇

正当:1 ○ ○ ○ ○


R5後期:社会福祉⑧

R5後期 社会福祉 問8 次のうち、社会保険に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 国民年金は、原則として日本国内に住所を有する 18 歳以上 65 歳未満の者が被保険者となる年金制度である。 →×
  2. 雇用保険は、雇用に関する総合的機能を有する保険制度であり、失業等給付、育児休業給付、雇用保険二事業(雇用安定事業及び能力開発事業)から成り立っている。 →〇
  3. 国民健康保険及び健康保険には、保険給付として、高額療養費制度がある。 →〇
  4. 介護保険の被保険者は、第一号被保険者と第二号被保険者と第三号被保険者の3つに大別されている。 →×

正当:4 × ○ ○ ×


R5後期:社会福祉⑨

R5後期 社会福祉 問9 次のうち、相談援助の展開過程の中の「インテーク」に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. インテークでは、相談者から発せられた非言語的表現に左右されることなく、相談者の発言から困っていることを明らかにする。 →×
  2. インテークでは、信頼関係を形成するためにも、話しやすい雰囲気や環境を整える。 →〇
  3. インテークで支援者は、相談者にどのような支援ができるのかを伝える。 →〇

正当:4 × ○ ○


R5後期:社会福祉⑩

R5後期 社会福祉 問 10 次のうち、バイステック(Biestek, F.P.)の7原則の説明として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 利用者を個人として捉える。 →〇
B 利用者を一方的に非難しない。 →〇
C 援助者は自分の感情を自覚して吟味する。 →〇
D 秘密を保持して信頼感を醸成する。 →〇
正当:1 ○ ○ ○ ○